1964年03月09日

大空を追われ 「鳥の天国」つくろう “トキ”守る佐渡の中学生が提唱【毎日新聞1964年3月9日】

<1964(昭和39)年3月9日朝刊社会面>

 【相川】国際保護鳥“トキ”のすむ新潟県佐渡郡新穂村の中学校と特別天然記念物“タンチョウヅル”のすむ北海道阿寒町の布伏内(ふぷしゅない)中学校の生徒たちの文通がきっかけになって、全国の友だちに「鳥の天国を作ろう」と呼びかける運動が起こっている。

 佐渡新穂中三年生、仙田哲夫君(15)ら二十三人は、三年前からトキの保護に乗り出し、わずか八羽に減ってしまったトキを五十羽にふやそうとがんばっている。この一月、みぞれの降る街頭に立って二回募金を行い三千九十四円を集め、村のトキ愛護会にえさ代として寄付した。

 このことが毎日中学生新聞(一月三十一日付)で報道されると、全国の小、中学生から、古新聞を売ったり小づかいをためたお金が百円、二百円と送られてきた。

 とくにタンチョウヅルが飛来してくる阿寒町の布伏内中学生からは「阿寒のタンチョウヅルも一時は二、三羽に減ってしまったが、各地から暖かい援助をうけ、いまでは二百数十羽にふえました」というたよりとともに、同校生徒会が募金した千二百六十二円のえさ代が同封されてきた。この激励の手紙に新穂中は大喜び。鳥の資料交換、文通などを続けるとともに、全国の友だちにも呼びかけて「鳥の天国をつくる運動」をはじめようと申し合わせた。近くコウノトリがすむ兵庫県豊岡やハクチョウの飛んでくる新潟県水原町の各中学校などへも同じ資料や手紙を送る。
http://mainichi.jp/articles/20160712/org/00m/040/013000d

http://archive.is/Jc5jm
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posted by BNJ at 23:00 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする