2010年04月22日

現場発:鳥との闘い、知恵比べ【毎日新聞2010年4月22日】

◇VSアオサギ

倉敷市松島の両児神社境内。こんもりと茂る鎮守の森に、20羽ほどのアオサギが羽を休めていた。周りの木は枯れ、こげ茶色に変色。「5、6本は伐採した。全部枯れたら神社の尊厳にかかわる」と宮司の井上健さん(70)は頭を抱える。

井上さんによると、約5年前、樹齢100年以上といわれるヒノキが枯れ始めた。原因と考えられるのがアオサギだという。カワウやアオサギなど集団営巣した鳥のふんが樹木を覆って呼吸できなくなり土が富栄養化して木が枯れる例は近畿地方などで報告される。

アオサギは10年ほど前、境内に出現した。最初は数ペアで、井上さんも「かわいらしいなあ」と目を細めていた。だがつがいはどんどん増えた。井上さんは竹で木の幹をたたき、バケツで音を出して追い払ったが効果なく、今では30ペア程度が営巣するという。

アオサギは子育てを終える7月始めには姿を消す。井上さんは「アオサギを追い払う方法があったら教えてほしい」と話している。

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2010年04月08日

「サギ被害」を防げ! 鶴岡の寺院で実証実験【山形新聞2010年4月8日】

境内の樹木に掲げる風船=鶴岡市・常念寺
鶴岡市内でサギの鳴き声による騒音やふん害の被害が相次いでいることを受け、同市は9日、サギの集団営巣の防止に向けた実証試験を始める。昨夏に被害が見られた常念寺(睦町・渡辺成就住職)で、農作業で使う風船やテープを樹木に設置するなどし、特効策がないとされるサギ被害防止への有効策を探る。

サギは5〜8月に集団営巣し、繁殖する習性を持つ。繁殖後は群れを解くため被害は一時的だが、営巣個所では夜の鳴き声やふん害に悩ませられているという。大督寺(家中新町)で1998年に被害が発生し、境内の樹木を伐採するなどして対応。2008年に営巣が確認された日枝神社(日枝)ではスギ約70本を切ったほか、昨年被害に遭った常念寺もスギなど17本を伐採し、ほかの樹木も枝打ちなどを行った。

市環境課によると、根本的な解決策は「樹木を根元から切るしかない」という。しかし自然保護や動物愛護の観点から、市街地で集団営巣すること自体を防止する方法を模索することにした。試験では、目玉が描かれた風船や光を反射するテープを常念寺境内の東・西・南側の樹木に掲げて効果を見る。今後、防鳥用のネットで樹木を覆うことなども検討している。

被害に頭を悩ませる渡辺住職は「昨年は泣く泣く樹齢150年ほどの木を切った。鳴き声で眠れずに体調を崩した地域住民もおり、これはもう公害だと考えている。やってみないと分からないが、問題の解決に向けて取り組みたい」と話している。
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