2012年03月02日

コハクチョウ:湖から姿消す…撮影クルー爆竹で脅し 滋賀【毎日新聞2012年3月2日】

コハクチョウが姿を消した松ノ木内湖=滋賀県高島市で2012年3月2日午前7時48分、塚原和俊撮影
 琵琶湖西岸の松ノ木内湖(滋賀県高島市)で1日朝、東映京都撮影所(京都市)の撮影クルーが水鳥が飛び立つシーンを撮るため爆竹を鳴らした問題で、約180羽いたコハクチョウが2日朝、姿を消したことが「日本野鳥の会滋賀」の調査で分かった。メンバーは「ねぐらが危険と判断し、逃避した可能性が高い」とみており、秋に戻ってくるか心配している。
 コハクチョウを観察している同会員や地元住民団体によると、コハクチョウは通常、日の出後に餌を求めて松ノ木内湖を飛び立つが、日の出前の2日午前6時20分ごろに既に姿を消していた。天候にかかわらず、普段は周囲の田んぼで餌をついばむ姿が見られるが、確認できなかった。通常、一斉に姿を消すことはないという。
 湖北野鳥センター(同県長浜市)の植田潤さん(42)は「琵琶湖北部の塩津湾一帯(長浜市)ではこの日朝、普段の約6倍の300羽以上が確認された。爆竹で脅された湖西のコハクチョウが逃げてきたと考えられる。秋の飛来も気掛かりだ」と話す。
 撮影所の担当者は「夜明けの空を飛ぶタイミングが大事だったとはいえ、結果的にコハクチョウが帰ってこなくなったとしたら大問題。撮影シーンを映画で使うのは取りやめ、スタッフにも注意を喚起したい」と話した。近く高島市新旭水鳥観察センターを訪れて謝罪するという。【塚原和俊、安部拓輝】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120302k0000e040176000c.html

posted by BNJ at 23:00 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする