2012年08月29日

サギ大群住宅街移住 騒音、悪臭、ふん害住民困惑 亘理【河北新報2012年8月29日】

夕方、営巣地の雑木林に帰巣し住宅街の上空を飛び交うサギの大群=28日、亘理町桜小路
宮城県亘理町中心部の雑木林にサギの大群が住み着き、大きな鳴き声やふんが住民を悩ませている。営巣地だった沿岸部の雑木林が東日本大震災の津波で壊滅し、移住したとみられる。町や住民によると、その数は数百羽以上と推測されている。思わぬ震災の余波に音を上げる住民は「一日も早く林を伐採して」と町に抜本的な対策を求めている。

町役場近くの住宅街、同町桜小路の数十メートル四方の雑木林。夕方になると、昼間は水田で餌をついばんでいたサギの群れがひっきりなしに帰ってくる。付近の住宅の屋根は、落としていったふんで真っ白。「ガー、ガー」と大きな鳴き声の合唱が明け方まで続く。


林近くに住む男性(65)は「うるさくて寝られないし、ふんだけでなく卵や羽根も落としていく」とうんざりした表情。「以前はカラスがいた程度だったが、最近は日に日に増えている。1000羽はいるのでは」と話す。

吉田地区で被災し、昨年6月に転居してきた女性(72)は「孫が『臭い、臭い』と困っていてかわいそう。ふんで汚れるので洗濯物もなかなか干せない」と避難先での災難に渋い顔だ。

サギは夏になると、集団で営巣する「コロニー」を作る習性がある。町町民生活課によると、以前住み着いていた沿岸部の長瀞浜や阿武隈川下流の河川敷のやぶや雑木が津波で流失。その後、町中心部に集まるようになったという。

一部住民が林で花火を打ち上げるなど駆除を試みたが、一過性の効果しかなかった。捕獲などの有害駆除は、チュウサギなど絶滅危惧種を誤って捕獲する恐れを考えると難しいという。住民からの相次ぐ苦情を受け、町は林の地権者4人ほどに伐採を依頼。町議会9月定例会には伐採費用の3分の1を補助する議案も提出する。

地権者全員の同意はまだ得られていない。町民生活課の鈴木邦彦課長は「解決する唯一の手段は林の伐採しかない」と強調。町はサギが巣立つ秋以降に伐採に着手し、来夏の営巣を未然に食い止めたい考えだ。

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2012年08月14日

石垣に珍鳥ジャワアカガシラサギが飛来−国内観察は一昨年に次ぎ2例目【石垣経済新聞2012年8月14日】

珍鳥「ジャワアカガシラサギ」(写真=小林雅裕さん提供)

 石垣で8月9日、ジャワアカガシラサギが観察された。国内での観察は、2010年の沖縄本島に次いで2例目。

国内での観察は2例目

 発見したのは市内で自然・野鳥観察、シュノーケルツアーなどを行う「フィールドガイドSea Beans(シービーンズ)」(石垣市白保)社長の小林雅裕さん。「野鳥観察ツアーのガイド中に休耕田から飛び立った見かけないサギに気づいた。色合いが薄いアカガシラサギのようだったが、2010年の記録写真を見ていたので、もしかしたらジャワアカガシラサギではないかと思った。沖縄県野鳥研究会に問い合わせして同定をお願いしたところ、正しかった」と話す。

 翌10日には、3カ所で別の2羽を含む3羽の同サギを確認したと小林さん。「1羽でさえ珍しいのに3羽も同日に出会えるとは、。夢のよう」と興奮する。

 このサギは、インドネシアなど東南アジアに分布するコウノトリ目サギ科の鳥。体長は45センチほど。「アカガシラサギの冬羽に似ているが、さらに色が薄く淡いピンク色のような風合い。頭、首の色が薄く、背中の色も薄い赤茶色になる。このサギも冬羽に換羽すると、アカガシラサギと区別することは非常に難しくなるほど似ている。今回の3羽は皆、完全な夏羽ではなく冬羽に換羽中の個体のよう。インドアカガシラサギにも似ている」という。

 「石垣島は年間を通して多種多数の野鳥が渡来する。日々出会う野鳥たちを見続けることによって、新たな出合いに気づくことができる。バードウオッチングをする皆さんには、日常の出合いに興味を持ち大切してほしい。偶然に思える出合いは、実は私たちのすぐそばにある」と小林さんは話す。
http://ishigaki.keizai.biz/headline/1038/

ttp://archive.is/nXe8m
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2012年08月01日

サギ300羽 ふん害・鳴き声【中国新聞2012年8月1日】

サギが大量にすみついてコロニーを作っている山林

広島県世羅町甲山の住宅街そばの山林に、大量のサギがすみついて集団営巣地(コロニー)を形成し、住民がふん害や鳴き声に悩まされている。山林は急傾斜地にある保安林のため伐採できず、町などの関係機関は対応に苦慮している。

町役場の南約350メートルにある城山の北側斜面。住民によると、3月ごろから増え始め、現在はシラサギやアオサギが推定約300羽いる。5年前にも数十羽が集まったが、これほど大量にすみつくのは初めてという。

町は「近くの芦田川や田畑が餌場となる上、山林は人の立ち入りが少なく巣作りに適していたのでは」とみる。

サギは、昼夜を問わず付近にふんを落とし「ギャッギャッ」と鳴く。住民は「洗濯物や車にふんがつく」「鳴き声がうるさくて寝られない」などと困惑している。

近くで印鑑店を営む児玉安雄さん(79)=同町甲山=たち3人は6月、住民を代表して町に対策を要望した。しかし、山林は急傾斜地崩落指定箇所の 保安林に指定されており伐採できない。また民家が近くにあるため猟銃などの発砲許可も下りない。町は現在、県や世羅署、世羅郡森林組合などと協議している が、明確な対策は打ち出せないままだ。

児玉さんは「我慢の限界。みんなで知恵を絞り、早急に解決したい」と話している。
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