2013年06月26日

断熱性抜群、耐用年数100年 鳥たちが作る家は人間の家よりもすごい?【ログミー2016年6月26日】

100戸以上の部屋があり、耐寒性があり断熱性も抜群。もちろん、警備体制も整っていて、100年以上も利用できる家。住宅としてはなかなか好条件に思えますが、実は鳥が作った鳥のための家なのです。主に南部アフリカのカラハリ砂漠で見られるシャカイハタオリは、木に、そして時には電柱に、ものすごく巨大な干し草の山のような集団の巣を作ります。屋根を組み立てるために多数の小枝を、断熱材として枯れ草を、卵を落とさないように青草を使い、精巧な建造物を作り上げてしまうのです。そしてほかにも、名建築家と呼べる鳥たちが存在します。

100年も使われるシャカイハタオリの巣

ハンク・グリーン氏 分譲マンションに興味はおありですか? いいのがありますよ。現在入居可能です。100戸以上の部屋があり、ほかに類を見ないような非常に効率のいい冷暖房装置を兼ね備えています。もちろん、くだらない連中を退けるための巧妙な警備体制も整っていますよ。
ただ、1つだけ問題があります。ここに住むためには……鳥でなくてはいけないのです。厳密に言うと、シャカイハタオリですね。
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動物界のなかでもうまく名付けられた生き物であり、鳥による最高にクールな建造物を作った建築家です。主に南部アフリカのカラハリ砂漠で見られるシャカイハタオリは、木に、そして時には電柱に、ものすごく巨大な干し草の山のような集団の巣を作ります。

巣は最大で6メートルを超える大きさで、100もの巣ごもりの部屋があります。これは、繁殖期には1つの巣の集まりにつき最大400匹の鳥がいるということを意味します。

シャカイハタオリは屋根を組み立てるために多数の小枝を使います。そして断熱材として枯れ草を、卵を落とさないように青草を使うのです。耐寒性のある精巧な構造のおかげで、巣は温度も維持します。科学者は、外部の温度が17度から0度まで下がったとしても、部屋内部の温度は決して16度を下回らないということを発見しています。
そして驚くべきことに、いくつかのシャカイハタオリの巣は100年以上にわたり、継続して使われているのです。でも、私がシャカイハタオリの巣で一番好きなのは、ヘビのような捕食者を撃退するために入り口のいたるところに戦略的に配置されている、鋭くとがった藁です。研究者は、この入り口に手を突っ込むのは痛みを伴う試みだと報告しています。

巣の設計の多くは捕食者の抑止に関するものであり、中央アメリカのオオツリスドリもまた、卵を安全に守るための革新的な方法を考え出しました。
メスを夢中にさせる巣作り

オオツリスドリのぶらさがっているかごのような巣を見逃すことはないでしょう。とくに、彼らは1本の木に20もしくはそれ以上のコロニーで集まる傾向がありますからね。

雌は巣を作るためにつるやほかの植物の繊維を使います。巣作りの過程には約2週間がかかります。最終的な成果は、長さ60〜180センチ程度で、たいていもろい枝の先から吊るされています。
これにより、卵を食べるやっかいなサルを抑止しているのです。それは木の場所にも言えます。オオツリスドリは巣作りの際に孤立した木を選びます。なぜなら、サルはひらけた場所に長時間いることを好まないからです。
オオツリスドリはまた、スズメバチやシガバチが住んでいる木に巣を作る傾向があります。刺す虫と非常に近くにいることによって、捕食者と寄生性昆虫を寄せつけないのです。
最後。ニワシドリの奇妙で魅力的な点をすべて伝えるのには、複数の回が必要でしょう。でもここでは、彼らが作る建造物に焦点を当てることにしましょう。

それらは巣というより、雌を引き寄せるための手段です。ニューギニアとオーストラリアに15種類以上いるニワシドリですが、大人のオスはみんな、一生のうちに一度はこのあずまやを作ります。

デザインは種ごとに異なりますが、多くのあずまやは小枝や木の葉や苔を使って作られます。そして、派手でピカピカしたものなら大体なんでも飾り付けるのです。
あずまやの周りにばらかまれる装飾物には、羽や小石、貝殻はもちろん、人間のゴミが含まれます。ある種のニワシドリは、噛み砕いたベリーや木炭を使って壁を塗ることもあります。
その目的は、交尾が行われるあずまやの内部へとメスを誘い込むことです。しかし競争は激しく、若いオスが年上のオスによってあずまやから飾りを盗まれるのも珍しくありません。
研究者は、ニワシドリが将来配偶者になるかもしれないメスを夢中にさせるために、錯視を使っていると考えています。建物の近くに小さめの飾りを配置し、大きめのものをより遠くに配置しているのです。
ニワシドリは、これが乱雑になってしまった時には、このパターンを元に戻すことが観察されています。ここでの教訓は、よくあることですが、オスというのは配偶者の興味を引くためにはどんな苦労も惜しまないということです。

http://logmi.jp/145959

http://archive.is/rgqdf

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2013年06月22日

札幌開建滝川事務所 雨竜川の護岸工事 アオサギが営巣を放棄【北空知新聞2013年6月22日】

アオサギのコロニー=今回放棄された場所、07年4月、内海さん撮影
【幌加内】町内雨煙別川を流れる石狩川水系雨竜川の護岸工事に伴い、近年個体数が減り続ける野鳥のアオサギが巣を放棄し、国内最寒地のコロニー(集団営巣地)が失われたことが二十一日までに分かった。コロニーがあることを知った事業主体の札幌開発建設部滝川河川事務所は工事を一時中断したが、ヒナは全滅したとみられる。北空知新聞の取材に対し、札開建滝川河川事務所は「事前の調査が不足していた」と工事とコロニー消失の因果関係を認めた。二十一日現在、工事再開のめどは立っていない。町内に住むアオサギの生態に詳しい写真家の内海千樫さんは「今さら工事を中断してもコロニーは戻らない」と話す。自然環境と生態系へのローインパクトが求められる中、工事のあり方があらためて問われそうだ。

「事前の調査が不足していた」
コロニーがあった場所は、国道275号に架かる新雨煙別橋から50メートルほど下流の右岸の河畔林。

内海さんによると、この河畔林で06年(平成18年)からアオサギがコロニーを形成していたという。

今年5月上旬、内海さんはアオサギが例年通り営巣しているのを確認したが、6月3日に行ったときには「まったく姿がなかった」。


札開建滝川河川事務所によると、この工事は川の流れで左岸が削られて堤防が失われるのを防ぐために、コンクリートブロック護岸にするもので、その作業の前段階として対岸の河畔林の樹木を伐採した。

その河畔林のおよそ70平方メートル間に15〜20のアオサギの巣があった。国道から50メートルほど、伐採個所(中断個所)から40メートルほど奥の地点。

工事は、下準備として重機(ユンボ)を使うため大きく迂回して伐採個所の右岸まで250メートルにわたり鉄板を敷いた。

岸から陸地に向かって幅10メートルほど、新雨煙別橋たもとまでのおよそ200メートル区間を伐採する計画だった。コロニーは、その中間にあった。工期は今年3月2日〜12月4日。工事費2億1千万円。

札開建滝川河川事務所によると、黄金週間明けの5月中旬から6月3日まで測量。翌4日に鉄板を敷き、伐採を始めたという。同日、札開建滝川河川事務所が委託する河川巡視員からコロニー確認の報告を受け、事態を重くみて工事を一時中断する措置を取った。


伐採現場、河畔林奥40メートルほどの地点にコロニーがあった
現場を視察した「北海道アオサギ研究会」の松長克利代表は「今回のコロニーの放棄はヒナのいる時期に起きた可能性が高い。工事が直接の原因になったことは疑いを差しはさむ余地はない」と話す。

時期的に見て「20巣と考えて平均1つの巣に3〜4羽のヒナがいることから60羽ほどのヒナがいたと思われる。放棄されればヒナは餓死するかカラスなどの外敵に殺されてしまう」(内海さん)

アオサギは普通種で、体長90センチ前後、翼開長160センチ前後。白と黒のアクセントが目を引く大型の鳥だ。外観は大きいが、マガモ3.0キロ、タンチョウ10.0キロに比べ体重は平均1.5キロほどしかない。

アオサギの巣は、樹木高所にあり、直径50〜100センチほど。

河畔林は、ほとんどが広葉樹で、測量を始めた5月中旬ごろは若葉が茂り始める時期のため発見は容易だった。

動植物に対する環境評価のための事前調査について、札開建滝川河川事務所は「していない。配慮が足りなかった」と話している。

松長代表は、18日付で、札開建滝川河川事務所に対して、抗議文と工事内容を問う質問状を送った。

【当サイト管理人からの補注】記事中、「近年個体数が減り続け」ているとの記載がありますが、道内のアオサギについてそうした事実は確認されていません。
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2013年06月01日

始祖鳥はやっぱり鳥だった?新たな「最古の鳥」発見で系図見直し【AFPBB News2013年6月1日】

1億5000万年前に生息していた始祖鳥(Archaeopteryx)の化石(2010年5月11日提供)。(c)AFP/US Department of Energy's SLAC National Accelerator Laboratory/Pete Larson

【6月1日 AFP】150年もの間、全鳥類の祖先としてあがめられた後、2年前に「翼のある恐竜の一種」に格下げされた始祖鳥(Archaeopteryx)が、進化系統樹上でその地位を回復した。

 英科学誌ネイチャー(Nature)で29日に発表された研究論文によると、中国で新たに発見された化石によって、始祖鳥はやはり現生鳥類の祖先だったことが証明されたという。

 1861年に独バイエルン(Bavaria)地方で最初の化石が発見されて以来、進化生物学者たちの大半は始祖鳥を「アビアラエ(Avialae)」と呼ばれる原始鳥類グループの基礎に分類してきた。

 チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)の「種の起源」出版からわずか2年足らずで発見された始祖鳥は、長年にわたり、進化の過渡期にある種の代表格とみなされてきた。

 しかし2011年に中国の研究チームが、始祖鳥と同じ特徴を多く持つ「恐竜」の化石を発見したと発表し、これを証拠として始祖鳥は鳥類ではなく、デイノニクス(Deinonychus)と呼ばれる近縁の恐竜に属していたと主張し、定説は覆された。

 しかし29日、同じく中国で研究を行った科学者らが、ジュラ紀に生息していた羽毛のある新種を発見したと発表した。

 ベルギー王立自然科学博物館(Royal Belgian Institute of Natural Sciences)のパスカル・ゴドフロワ(Pascal Godefroit)氏率いるチームは、この新種を「アウロルニス・シュイ(Aurornis xui)」と名付け、この時代に生息していた近縁の恐竜の進化系統樹を再検討した。その結果、「始祖鳥は結局、原始的な鳥だったことを示せた。さらに、われわれが見つけたこの小さな動物は、始祖鳥よりも原始的な鳥だった」(ゴドフロワ氏)という。「今のところ、これ(アウロルニス・シュイ)は人類が知る最古の鳥だ」

 ゴドフロワ氏によると、アウロルニス・シュイは1億5000万年前に生息し、体長50センチメートルほどで、「非常に速く走れただろう」という。また、歯が小さいことから、昆虫を食べていたと推測できるという。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/2947164

ttp://archive.is/8pjQR
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