2013年11月21日

(273)夜、羽音を立てずに飛ぶ 口からはきだすペリット【共同通信2013年11月21日】

 「オオコノハズクを近くで見てみよう!」というイベントが始まった。 長野 (ながの) 市の 茶臼山 (ちゃうすやま) 動物園。 担当 (たんとう) の 山岸亜矢 (やまぎしあや) さんが広場で1羽を木のぼうにとまらせて、見せている。
昼間は少し眠そうなオオコノハズク=長野市の茶臼山動物園

 フクロウの仲間だけれど、フクロウより小さい。くりっとした目だけど、ちょっとねむそう。「かわいい」と声があがる。
 山岸さんが、ぼうにのせたまま女の子にわたすと、オオコノハズクと女の子がいっしょの写真をお母さんがパチリ。でも女の子の 腰 (こし) が引けている。
 フクロウの仲間は、夜、動きまわる 夜行性 (やこうせい) なので、 視力 (しりょく) が人間の100倍もいい。それに羽音を立てずに飛ぶことができる。だから、えものに気づかれずに空からまいおりて、つかまえる。
 「この子は動物園生まれなので、人になれています」と山岸さん。茶臼山では毎年のようにひながかえっている。いま公開のケージにいるのは8 歳 (さい) から3歳までの5羽のきょうだいたち。オスが1羽で、残りはメスだ。
 「きょうだいでも 性格 (せいかく) はいろいろです。気が強い子もいれば、おとなしい子もいて。けんかはめったにしません。夜行性なので、ほんとのところはわからないけど」
 見ていると口からコロンと何かはきだした。「ペリットと言って、消化できなかった毛や羽なんです。肉を食べる鳥ですから」。たしかにワシやタカと同じ 猛禽 (もうきん) 類なんだ。(文・写真、 佐々木央 )
https://www.47news.jp/culture/education/ikimono/315677.html

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