2014年07月17日

史上最大の翼の鳥、米で発掘 長さ6.4メートル、滑空得意だった?【朝日新聞デジタル2014年7月17日】

予想復元図=米ブルース博物館提供
 米国で発掘された約2500万年前の鳥類の化石が、史上最大級の翼を持っていたことがわかった。グライダーのように滑空していたらしい。米ブルース博物館の研究者が米科学アカデミー紀要に発表した。

 ペラゴルニス・サンデルシと名付けられた鳥類の化石は、1983年にサウスカロライナ州の空港ターミナルの建設現場で見つかった。くちばしに歯のようなギザギザの形があるのが特徴で、世界中で数千万年にわたって繁栄したが、300万年ほど前に絶滅したと考えられている。絶滅の理由は分かっていない。

 残っている骨から推測すると、翼を広げた長さは約6.4メートル、現在最大のシロアホウドリの2倍近かった。実際に飛んでいたことを示す身体的特徴もみられ、その飛行能力を分析したところ、羽ばたいて飛行するには大きすぎるが「離陸」することは可能で、風に乗って長距離を効率よく滑空する能力は高かったことが分かったという。

 研究者は「エサを求めて海上を長距離にわたって旅していた可能性がある」とコメントしている。(須藤大輔)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11247447.html

ttps://archive.is/OfFOe

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2014年07月16日

鵜飼ウミウのひな初公開 京都・宇治市観光協会【京都新聞2014年7月16日】

 京都府宇治市観光協会は16日、「宇治川の鵜飼」のウミウが産んだ卵からかえったひなを初めて報道陣に公開した。生後18日で体重は10倍に増え、「ギャーギャー」と元気に鳴くひなに餌を与える様子も披露した。夏休み中に一般公開する予定。

 飼育下のウミウの産卵は珍しく、人工ふ化の記録は過去にない。ひなは6月29日に体重54グラムで生まれた。現在は小アジやイワシのすり身に加えてキビナゴの切り身も与え、16日時点で体重は538グラム、体長は約4倍の41センチに成長した。

 全身は短く伸びた黒い羽毛で覆われ、鵜匠3人が世話をしている。鵜匠の手のひらに乗ろうとするなど甘えるようなしぐさも見せるという。9月には成鳥になるとみられる。

 澤木万理子鵜匠(40)は「多くの人が見られるようにし、来季の繁殖に向けて環境を整えたい」と話した。ひなを見学した山本正市長は「観光と学術の両面から期待は大きい。宇治の宝を育てるため市も協力する」と支援を約束した。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140716000126

ttps://archive.today/ffVOh
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2014年07月15日

アメリカ、野鳥への餌やりが拡大【ナショナルジオグラフィック日本版ニュース2014年7月15日】

雪をかぶった餌台に集まるフィンチ。このように家の庭に餌台を置く人はアメリカに推定4500万人いる。

Photograph by Wayne Gammon / National Geographic Your Shot
 1980年代、冬に鳥に餌を与えることの危険性が指摘されていた。気高い野鳥が人に依存する物乞いに成り下がり、自分で餌を探さなくなる。その結果、餓死したり、病気にかかりやすくなったりする恐れがあると言われていた。 結果は? そうした指摘は事実ではなかった。

 1984年から1985年にかけての冬、テンプル氏は同僚のマーガレット・C・ブリンガム(Margaret C. Brittingham)氏とともに、デビルズレイク州立公園(Devil's Lake State Park)の自然センターにある餌台を撤去した。この餌台には25年前から冬になると鳥の餌が置かれていた。そして、餌台の常連だったアメリカコガラ49羽と餌台のない地域に暮らす35羽に識別用のバンドを付けた。

 テンプル氏は次のように結果をまとめている。「デビルズレイクの“依存症患者たち”に“荒療治”を施しても悪影響は見られなかった」。つまり、生存率に変化は見られなかった。

 さらに、アメリカコガラが餌台から摂取していたカロリーは全体の20〜25%にすぎないこともわかった。夏から生き延びている昆虫であれ、枯れゆく夏の花の種であれ、1つの餌が尽きれば別の餌を食べるだけの話だ。

 今では不安の声はほとんど聞かれない。裏庭に鳥を呼んでいる人々はうれしそうに冬も夏も餌を置いている。

◆愛好者の増加

 現在、野鳥観察の世界では、裏庭で鳥に餌をやることは満足感を与える行為、さらには崇高な行為とされている。

 コーネル大学鳥類研究所(Cornell Lab of Ornithology)によれば、アメリカでは10年に約8万5000平方キロのペースで住宅地が拡大しているという。8万5000平方キロは、メリーランド州とウェストバージニア州を合わせたくらいの面積だ(北海道の面積に近い)。幸い、そうした新興住宅地では野鳥観察や餌やりを趣味にする人が増えている。釣り、狩猟および野生生物がかかわる娯楽に関する国勢調査(National Survey of Fishing, Hunting, and Wildlife Associated Recreation)によれば、裏庭で野鳥観察や餌やりを楽しむ人は2006年には4200万人だったが、2011年には約4500万人まで増加している。

◆新たなトレンド

 270店舗をフランチャイズ展開するワイルド・バーズ・アンリミテッド(Wild Birds Unlimited)の創業者兼最高経営者(CEO)ジム・カーペンター(Jim Carpenter)氏はさまざまなトレンドを追っている。その一つが夏に餌をやる人の増加だ。 カーペンター氏が1号店を開いた1981年、冬に餌をやることへの不安が話題になっていた。

「われわれは鳥が生き延びるために餌を与えることは推奨していない」とカーペンター氏は話す。「餌を与えるのは鳥を観察するためだ。夏はキツツキの観察に最適な季節だ。小さなひなが巣立つ季節でもある。(冬が終わったときに)餌やりをやめてしまう人は貴重な体験を逃している」。

Photograph by Wayne Gammon / National Geographic Your Shot
文=Martha Hamilton
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9480/

http://archive.is/9cp3U
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2014年07月03日

北海道発 企画・連載 遠望 眺望 ヒナ飼育ラッシュ【YOMIURI ONLINE2014年7月3日】

「助けたい」に最善尽くす


斉藤慶輔
 現在、釧路湿原野生生物保護センターでは例年になくたくさんのヒナを飼育している。この春、20年目にして初めてセンターで誕生したシマフクロウのヒナは、フライングケージ内の巣箱から巣立ち、親鳥に育てられている。両親はともに事故で負傷し、保護された鳥で、シマフクロウ保護増殖事業の両輪として、個体数を「減らさない」「増やす」が機能した事例となった。

 野外で保護されたヒナも多い。巣立った直後にキツネに襲われ、両翼を骨折して保護されたシマフクロウのヒナは、折れた骨を2回の手術で整復して入院中だ。複雑に折れていた骨がしっかりと繋つながれば、リハビリを開始して自然界への復帰を目指すことになる。

 十勝地方の森で、巣ごと落下したオオタカのヒナもいる。白いヒナで、一緒に生まれた兄弟は同じ事故で墜落死してしまった。幸いこのヒナは軽傷で済んだが、本来なら巣の中で、親鳥に抱かれて朝晩の寒さをしのぐ時期。できるだけ人に馴なれさせないよう育てるため、飼育室に針葉樹の枝葉で人工の巣を作り、人の姿を見せずに餌を巣内に投入する仕組みを作った。ようやく、白い綿羽の隙間からタケノコのように風切り羽が顔を出してきた。無事に巣立てば、野生復帰を目指したリハビリを始める予定だ。


針葉樹の人工巣で育つオオタカのヒナ
 釧路空港から運ばれてきたのは、粘着物が体中に付着したハクセキレイのヒナ。野鳥が粘着物に絡み捕られる事故は意外に多く、その原因はネズミ取り用の粘着ワナ、ハエ取り紙、鳥もち、クモの巣など様々だ。今回の原因は不明だったが、体中の羽毛についた粘着物を丁寧に洗い流し、鳥本来の姿を取り戻した。

 様々な原因で傷付き、運び込まれる野生動物と同時に、発見者や運んでくださった方々の「助けたい」という気持ちも私たちに届けられている。個体の救護のみならず、携わった方々の思いに応えられるよう、最善を尽くすつもりだ。今回の体験が、気付かなかった野生動物の現状に目を向けるきっかけとなり、今後も保全活動に力を貸してくださると信じている。

 【斉藤慶輔】 猛禽もうきん類医学研究所代表。獣医師。環境省希少野生動植物種保存推進員を務め、オオワシの保護活動で知られる。釧路市在住。49歳。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/feature/CO003961/20140703-OYTAT50054.html

ttps://archive.is/qhe01
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