2014年07月29日

虻が島を清掃、自然観察 灘浦小・中【北日本新聞2014年7月29日】

自然保護員の関さん(手前左)から島内の植物の説明を受ける子どもたち

出発式で扇谷館長(手前)から激励を受ける児童や生徒

漂着したペットボトルを岩場から拾い上げる灘浦中の生徒
氷見市の女良公民館(清水孝則館長)と宇波公民館(扇谷寛之館長)は28日、中田海岸の沖合約1.5キロにある虻が島で島内清掃と自然観察を行い、参加した灘浦小学校の児童18人、灘浦中学校の3年生16人と教員、住民が地元の貴重な自然を守る意識を高めた。

虻が島は男島と女島からなる富山湾で最大の島。北方、南方系の植物が混生し、周辺海域を合わせて県名勝・天然記念物に指定されている。

28日は約50人が大境漁港からボートで島に渡った。児童や生徒は岩場に漂着したペットボトルや漁具などを拾い集めた。中にはポリバケツのふた、工事現場などで使う三角コーン、ハングル文字で書かれた飴の袋もあった。

自然観察では市自然保護員の関一朗さんが、貴重な植物が自生する島の植生を解説。同保護員の清水館長は、外来植物の増加やアオサギのふん害が在来植物を保護する上で課題になっていると訴えた。氷見高校海洋科学科の生徒らが海中で採取した生物も観察した。

虻が島のSOS【北日本新聞2014年7月25日】
想像を超える光景にがく然とした。先月末、氷見市の県指定天然記念物・虻が島に、取材で約20年ぶりに訪れた時のことだ。アオサギの営巣が問題となる島では、樹木や草花がふんで真っ白に覆われ、鼻を突く臭いが漂っていた。

市北部の灘浦地区の沖合にある虻が島は、北方系と南方系の希少な植物が自生する。小学生のころ、当時はまだ遊覧船で渡ることができ、海水浴に出掛けた。無人島を散策し、海に入って魚を探す。冒険気分を味わえ、楽しかった思い出として強く印象に残っている。

近年はアオサギの被害が深刻だ。ふんは樹木と草花を枯らし、巣作りで枝も折られる。巣を除去するなど対策は講じられてきたが、十分な成果は出ていない。そんな中、エゾヒナノウスツボやハマウドといった珍しい植物が力強く茎を伸ばしていたのは救いだった。

市や県は根本的な解決に向けて協議を進めるものの、早急な対応が求められる。立山連峰を背景に富山湾に浮かぶ風景も知られるが、枝の減少で陸から見た景観が変化したという住民の声もある。島がSOSを出していることを多くの人に知ってほしい。(氷見総局 七瀬智幸)

虻が島のふん害深刻 氷見・巣除去いたちごっこ【北日本新聞2014年3月10日】

posted by BNJ at 23:00 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする