2014年08月28日

リニア環境評価書、工事残土活用7割めど 山梨県知事「おおむね対応」【産経ニュース2014年8月28日】

 JR東海が明らかにしたリニア中央新幹線の建設に向けた最終的な環境影響評価書(アセスメント)では、建設に伴い県内で発生する残土の活用先を「70%以上にめどがついた」とし、活用先を示している。またオオタカ、クマタカ、エビラシダなどの動植物の生息、生育状況調査や南アルプスで実施したボーリングによる地質調査の結果なども記載した。

 トンネル工事に伴い県内で発生する残土は富士川町、早川町などで計約600万立方メートルが予想される。活用先に富士川町高下地区造成工事(240万立方メートル)、早川・芦安連絡道路(160万立方メートル)のほか、リニア駅周辺基盤整備を掲げ、450万立方メートルの活用・処理を見込んでいる。残りについてJR東海は「県を窓口に活用情報を得ながら決定していく」とした。

 動植物調査では早川町のクマタカペアの生息状況を確認する中で、イヌワシの飛行を確認。現地調査によって、イワユキノシタ、エビラシダなどの重要植物を確認したとしている。

 また計画路線周辺の地質データを得るため南アルプス(早川町)で平成20〜23年に実施したボーリング調査結果では、掘削延長約900メートル付近で幅約2メートルの断層が確認でき、この断層が糸魚川静岡構造線と考えられるとしている。評価書では県の要請に基づく騒音予測調査の追加地点や、南アルプスでの資機材運搬車両の通行による影響評価なども記載している。

 横内正明知事は「補正後の評価書については、おおむね県の要請への対応が図られていると考える。事業認可後も十分環境に配慮したものとなるよう求め、環境保全措置の確保に取り組む」とのコメントを発表した。

 JR東海は評価書を県内の計画ルート沿線市町役場など計29カ所で公開する。さらに国土交通省から工事認可が得られると、沿線自治体へ事業説明会を開く予定で、県内では約50カ所を計画しているという。
http://www.sankei.com/region/news/140828/rgn1408280055-n1.html

ttp://archive.is/8jWd6

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2014年08月16日

希少種「カイツブリ」のひな誕生 滋賀の琵琶湖博物館【産経WEST2015年8月16日】

誕生したカイツブリのヒナと親鳥(滋賀県立琵琶湖博物館提供)
 滋賀県草津市の県立琵琶湖博物館で、県鳥「カイツブリ」のヒナ3羽が誕生し、同館・水族展示室で公開されている。ヒナが泳いだり親からエサをもらったりする愛らしい姿が、訪れた人たちを楽しませている。同館でカイツブリのヒナが生まれたのは5年ぶり。

 カイツブリは、全国各地の湖沼に生息する水鳥。古くから琵琶湖周辺でもみられ、県鳥に制定されている。しかし近年は巣の材料となるヨシが減り、ヒナが外来魚に食われるなどして琵琶湖周辺での生息数が減少。県レッドデータブックで希少種となっている。

 同館では平成8年の開館当初からカイツブリの飼育・展示を手がけ、現在は成鳥4羽がいる。このうちのつがい1組が今年5月下旬、水槽内のヨシを使って巣作りを開始。その後、産卵が確認され、7月下旬にヒナ3羽が孵化(ふか)した。現在体長約10センチ。元気に泳ぎ回ったり、親鳥からエサを口移しで食べさせてもらったりしている。埼玉県川口市から訪れた中学1年、鈴木渚彩さん(13)は「ヒナが一生懸命水中に潜ろうとしている姿がかわいい」と話していた。
http://www.sankei.com/west/news/140816/wst1408160026-n1.html

ttps://archive.is/p9DK0
タグ:カイツブリ
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2014年08月12日

鷹匠の巡回、試験導入 バードストライク対策で 成田空港【千葉日報ウェブ2014年8月12日】

航空機に衝突する小鳥を追い払うために試験導入された鷹匠による巡回。タカは専用のひもを付けて取り扱う=11日夕、成田空港B滑走路脇
 離着陸の航空機に小鳥が衝突する「バードストライク」を減らそうと、成田国際空港会社(NAA)は11日、タカを扱う専門家の鷹匠(たかじょう)がタカと共に成田の滑走路周辺を巡回して小鳥を追い払う初の試みを始めた。17日まで、バードストライクが多発する朝夕に2時間ずつ試験的に行い、効果を確かめる。

 NAAによると、昨年1年間に成田空港で報告されたバードストライクの痕跡は113件に上り、過去最多に。今年も7月までに58件と同様のペースで、機体の損傷程度の確認作業や死がいを回収するための滑走路閉鎖が相次いでいる。

 衝突するのはツバメやスズメ、ヒバリで、巣立つ時期と重なるのか7、8月にかけ、周囲に緑が多いB滑走路で多発。猟銃の空砲などで追い払っているが、いたちごっこの面もあり、小鳥が恐れるとされる大型のタカを同滑走路周辺に投入してみることになった。

 鷹匠歴約10年という町田英文さん(46)=旭市=らが連日2羽のタカに専用のひもを付け、小鳥の群れに見えるように飛ばしたり、肩に乗せた状態で、草が茂る滑走路北端や森のようになった防音堤を巡回する。

 NAAの担当者は「生き物同士なので未知な面があり、小鳥側に慣れが生じる可能性もあるが、まずは実際にやってみることで検証、分析したい」と話した。
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/208392

成田空港、鷹匠の協力でバードストライク防止【日本経済新聞2014年8月11日】
離着陸時の航空機に鳥が衝突する「バードストライク」対策のため、鷹匠の協力で鳥の追い払いを試験的に行った(11日、成田空港)=共同
 離着陸時の航空機に鳥が衝突する「バードストライク」を減らそうと、成田国際空港会社(NAA)は11日、空港内にいる鳥を鷹匠(たかじょう)の協力で追い払う試行を始め、報道陣に公開した。タカがいることで鳥が近づかなくなる効果が期待できるという。

 NAAによると、バードストライクは航空機が運航時に鳥に衝突すること。離着陸時に多く、エンジンに巻き込むと停止して大事故につながる危険もある。衝突した鳥の死骸を回収するため、滑走路を閉鎖するなど運用面の影響も大きい。

 この日は鷹匠の男性が左腕にタカを乗せ、滑走路脇を見回った。17日まで試行し、鳥が減少するなど効果があれば本格導入も検討する。

 同空港では「離着陸時にバードストライクが発生した」「点検で鳥がぶつかった形跡があった」とする報告は増加傾向にあり、2013年は113件で、46件だった09年の2倍超だった。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG1103K_R10C14A8CR8000/

http://archive.is/FDUsc
http://archive.is/Baxk4
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2014年08月07日

北海道発 企画・連載 遠望 眺望 ヒナの落下【YOMIURI ONLINE2014年8月7日】

森林伐採 営巣地へ配慮を


斉藤慶輔
 十勝地方の音更町とオホーツク海沿岸の雄武町で、オオタカのヒナが保護された。音更町からの幼い1羽は巣ごと落下、兄弟は墜落死したが、このヒナは奇跡的に生き残った。雄武町から来た巣立ち間際の2羽は、伐採作業中に巣と共に落下してきたとのことだ。

 言うまでもないが、森林の伐採計画を立てる際には事前に現地調査を行い、繁殖に利用されている希少種の巣があれば、十分な配慮を行うべきである。多くのオオタカは針葉樹の大木に営巣する。天然林では道内に自生するトドマツやエゾマツなどを利用するが、造林地のカラマツも広く活用されている。

 本来、カラマツは道内に自生しておらず、かつては炭鉱の坑木や木材として利用したり、防風林として活用したりするために大々的に植林された。それ故、カラマツ林の多くは将来、伐採される運命にある。ここに営巣するオオタカは、例えて言うならばキャベツ畑で卵を産むモンシロチョウのようなものだ。

 カラマツには所有権や財産権があることから、むげに切るなと言い放つわけにもいかない。だが、人工林を伐採する際には、希少種に大きな妨害を与えないことはもちろん、伐採後も近隣地域で引き続き生息できるよう、最大限の心遣いは必要だ。カラマツ林が減少しても、代替の営巣地が確保されるよう、希少種の保全を念頭に置いた造林計画を立ててもらいたいと願う。


無事に育った3羽のオオタカ
 3羽の幼いオオタカは、入院室に作られた人工巣の中に入れられ、人になれさせないように義兄弟として育てられた。先日、無事に巣立ち、近日中に大型のケージに移る。今後、生きた獲物を捕る訓練が必要なことから、ケージ内で飛ぶ練習を行いながら特殊な給餌台を認識させることにした。野生に返した後も屋外に設置した同型の餌台で、必要に応じて一定期間、補助給餌を受けられるようにする。

 巣立ち後しばらくは、親鳥から受けるはずの給餌を餌台で賄うが、基本的には自然界で生まれた他のオオタカと同様、自力で狩りを覚えていくことになる。幼いオオタカとの数か月間は、猛禽もうきん類との共生の難しさを改めて考えさせられる時間となった。

 【斉藤慶輔】 猛禽もうきん類医学研究所代表。獣医師。環境省希少野生動植物種保存推進員を務め、オオワシの保護活動で知られる。釧路市在住。49歳。
http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/feature/CO003961/20140807-OYTAT50033.html

ttps://archive.is/Nmg3U
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