人は子宮の中にいるときから声を聞き分けられるが、そのような能力を持つ種がほかにもいた。ルリオーストラリアムシクイという鳴き声の美しい小さな鳥も卵の中にいるときから同じ種の個体ごとに異なる声を識別できることがわかった。
10月28日付で「Proceedings of the Royal Society B」誌に発表された論文によれば、ルリオーストラリアムシクイの胚は周囲の音に耳を澄ませ、聞こえてくる音が同じ種のまだ聞いたことがない声かどうかを識別できるという。人以外の種が胚の段階で個体ごとの違いを区別できることが示されたのはこれが初めてだ。(全文はリンク先で)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141030003
ブログ開設直前の記事だったので掲載を見送っていたものです。
これからも面白い記事については折を見て「管理人選!過去の鳥ニュース」カテゴリで扱っていきます。
この記事、要約すると、ルリオーストラリアムシクイの胚に同種のある個体の鳴き声を聞かせると心拍数が低下する=集中している。
同じ個体の鳴き声を聞かせ続けても、やがて慣れて心拍数が下がらなくなる。
同種の別の個体の鳴き声を聞かせると再び心拍数が下がる。
つまり鳴き声を区別している、ということだそうです。
人間の胚なら32〜34週で獲得される能力が、この鳥の場合受胎2週以内に獲得されるということです。
すごい話です。
ttps://archive.today/yFaP4