2015年03月31日

ルリカケス:巣立ち待つ 親鳥せっせと餌運ぶ 龍郷の観光レジャー施設 /鹿児島【毎日新聞2015年3月31日】

 奄美大島に生息する国の天然記念物の野鳥・ルリカケスが人家に近い山裾などで子育てに励んでいる。親鳥が巣と山中を何度も往復して、ヒナに餌を運んでいる。

 龍郷町芦徳の観光レジャー施設「アイランドサービス」では、既に1カ所で巣立った。今は2カ所で子育て真っ最中で、施設内のトイレの上部の巣では4羽のヒナが餌を待っている。巣に近づくと、親鳥が「ぎゃー、ぎゃー」と、警戒するように鳴くという。

 荒田政行代表によると、トイレでの営巣は4年目。「2月中旬に卵を確認した。1年目はトイレの使用も控えたが、今は普通に使っている。警戒しているようだが、巣を放棄することはなく、共存共栄できているのでは」という。

 荒田代表は「昨年は何かに襲われたらしく育たなかったが、今年は(トイレでの営巣で)無事巣立ってほしい。そして来年も帰ってきて」と話し、4月中旬までには巣立つと予想しており、温かく見守っている。

 ルリカケスはカラス科。全長約40センチでくちばしが白く、翼や尾は美しい青色。県鳥にも指定されており、島民には身近な野鳥として親しまれている。【神田和明】
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20150331ddlk46040401000c.html

ttps://archive.today/dgcla

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トキ:佐渡でも元気で 10羽移送 いしかわ動物園 /石川【毎日新聞2015年3月31日】

 いしかわ動物園(能美市)で飼育されているトキ10羽が4月6日、佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)に移送される。10羽は自然界に放鳥される候補として同センターで飼育される。

 今回移送されるのは園内で飼育中の20羽のうち、1〜3歳の雌雄各5羽。

 トキは感染症などに伴う絶滅を避けるため、いしかわ動物園を含む全国4カ所で分散して飼育されている。親鳥に育てられ、放鳥に適した個体を中心に選んだ。

 移送当日の4月6日には1羽ずつ木箱に入れられ、専用の車とフェリーで同日中に佐渡に移される。

 移送がスタートした2011年以降、佐渡に移されたのは今回を含めて累計38羽となる。【竹田迅岐】
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20150331ddlk17040376000c.html

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オシドリ:みんな一緒に北へ 津和野・高津川に数百羽 /島根【毎日新聞2015年3月31日】

 益田市や津和野、吉賀両町の高津川流域で越冬し、北海道や本州中部以北への移動を控えたオシドリたちが、津和野町左鐙の高津川に集まり、数百羽の群れをなしているのを日報連会員の吉崎佳慶さん(74)がカメラに収めた。長年、高津川流域の自然を撮影してきた吉崎さんも「1カ所にこれほど多くのオシドリが集まっているのを見たのは初めて」と驚いていた。

 吉崎さんが撮影したのは3月18日。高津川流域のオシドリは毎年、水辺に木陰がある場所ごとに30〜50羽ほどの群れをつくり、ドングリや昆虫などを食べている。今回の撮影現場では、夜明けとともに複数の群れが集まり、夜はそれぞれのねぐらに帰るらしい。

 鳥の生態に詳しい知人らにもいろいろと尋ねた吉崎さんは「北へ帰る準備をしているのではないか。高津川流域が多様な自然に恵まれている表れだが、警戒心が強いのでそっとしておいてあげたい」と話している。【江田将宏】
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20150331ddlk32040578000c.html

ttps://archive.today/UzAxY
タグ:オシドリ
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コハクチョウ:幼鳥2羽、北へ 「来季元気に戻って来て」 長浜 /滋賀【毎日新聞2015年3月31日】

 群れとはぐれ、長浜市の田んぼなどに居残っていたコハクチョウの幼鳥2羽が姿を消した。湖北野鳥センター(湖北町今西)が30日、確認した。北に向かって飛び立ったとみられ、観察を続けてきた愛鳥家らは「仲間たちに早く追いついてほしい」と話している。

 センターによると、コハクチョウは今季、約580羽が飛来。今月18日までにロシア・シベリアに向けて飛び立ったが、幼い2羽だけが長浜市新居(にのい)町の田んぼや早崎内湖ビオトープ(早崎町)などに残っていた。

 地元住民や愛鳥家らが心配しながら見守っていたが、29日朝になって2羽ともいなくなった。センターでは、どこか別の場所に行って湖北に戻ってくる可能性もあるとみて様子を見ていたが、30日になっても姿を確認できず、他の渡り鳥と一緒に飛び立った可能性が高いと判断した。

 センター職員の植田潤さん(45)は「海上か、渡り鳥たちが休憩を取っている中継地で、親鳥たちに合流することを願うばかり。来シーズン、また元気な姿で琵琶湖に戻って来てほしい」と話していた。【桑田潔】

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20150331ddlk25040575000c.html

ttps://archive.today/37MUW
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オオタカの森、生き続ける 愛知万博10年【朝日新聞デジタル2015年3月31日】

30年あまり海上の森を見つめ続け、「森の動植物の生き字引」といわれる山本征弘さん=愛知県瀬戸市、飯塚悟撮影

 愛知県瀬戸市の「海上(かいしょ)の森」。希少なオオタカの営巣が確認されて大規模な保護運動が起こり、当初予定されていた愛知万博(愛・地球博)のメイン会場から変更された。市民が守った森はいま、どうなっているのか――。

あの「冷凍マンモス」は今… 愛知万博10年
 3月12日、NPO法人「海上の森の会」の会員約15人が実施する自然環境調査に参加した。万博翌年の2006年に始まって以来、毎週ほぼ欠かさずに開かれる調査は400回を超えた。主婦や元会社員、元大学教授らシニア層を中心とした会員が、虫を含む森の動植物の生息状況を調査し、記録する。

 晴れた森の空に、ホーホケキョ。ウグイスの澄んださえずりが響き渡った。

 会員の一人が「1週間前よりだいぶうまくなったなあ。海上の森のウグイスは、ほかの所より、きれいに鳴きます」と言う。若鳥は仲間のさえずりをまねて、鳴き方を覚える。だから場所によって、さえずりの美しさに差が出るのだという。

 調査では木に絡まった枯れたツルや枝を刈りながら歩く。貴重な植物はロープで囲い、踏まれないようにした。企業の社員が社会貢献活動の一環で間伐している場所もある。この日の約2時間の調査で確認した野鳥はヤマガラやシジュウカラなど15種類に及んだ。

 調査グループのリーダーで、日本野鳥の会会員の山本征弘(ゆきひろ)さん(73)=愛知県尾張旭市=は「年間を通して歩けば、50〜80種の野鳥が見られます。湧水(ゆうすい)が豊富で、森だけでなく、湿地、田畑、池と多様な自然環境があるから、これだけたくさんの動植物が育まれるのでしょう」と話す。

 森を管理する「あいち海上の森センター」の調査では、オオタカの営巣が確認されたのは08年が最後。しかし、飛ぶ姿は毎月のように確認でき、近くで営巣しているとみられる。森では、それまであまり見られなかった同じ猛禽(もうきん)類のハチクマの営巣が、毎年確認されるようになった。

 山本さんは「森の営巣地の縄張り争いにオオタカが敗れ、ハチクマに軍配が上がっている可能性もある」とする。

 オオタカやハチクマといった生態系ピラミッドの頂点に立つ猛禽類がいる森は、餌となる動物や、その動物が捕食する虫や植物、さらに微生物も含め、豊かな命が育まれていることを示す。山本さんは「生態系が健全であることに変わりはありません」と言う。

     ◇

 木々は刈り取られ、地肌がむき出しになった山がどこまでも連なっている――。海上の森センターに展示された写真は、明治時代の海上の森の姿を伝える。

 センター所長代理の野口博史さんが解き明かす。「一帯では平安時代から、陶器を焼くまきなどとして、森の木が切られ続けてきました。愛知は岡山、滋賀と並んで3大はげ山県と呼ばれていたのです」

 明治の終わりにクロマツやヒメヤシャブシなどを植えた。やがて山地は安定し、豊かな自然が形成されていく。海上の森は、人間の手で造られた森だった。

 近くに住む曽我部紀夫さん(69)は「この森に万博会場をつくるなんて、想像もできない話だった」と振り返る。妻の行子さん(67)は仲間と一緒にパリの博覧会国際事務局まで出かけ、森の保全を訴えた。

 万博をきっかけに海上の森は注目され、人の目と手が届くようになった。かつて車や冷蔵庫が捨てられていた沢は澄んだ流れを取り戻し、森は今、年間約5万人を迎え入れる。

 一方で、貴重な植物が摘み取られる被害も増えたと、山本さんは言う。「人が入ると自然にはいいことも、悪いこともある。人と自然との関係は、簡単に白黒がつくほど単純ではありません。まあ、そんなこと言えるのも、あのとき森が守られたからこそだね」

 山本さんは毎週のように森に足を運ぶ。そのたびに新たな発見があり、動植物は異なる表情を見せる。これからどんな動植物を森が抱き、人間とどう関わりながら変化していくのか。それを見続けるのが山本さんの生きがいでもある。「何度来ても飽きないんだ。この森は」(斎藤健一郎)

     ◇

 〈万博会場の変更〉 当初は、愛知県瀬戸市南東部に広がる約530ヘクタールの「海上の森」を会場にし、閉会後、跡地に6千人規模の大型住宅団地を建設する計画だった。

 しかし、緑に覆われた森を切り崩す計画に、市民や環境保護団体などが反対運動を展開。1999年には絶滅の恐れが指摘されていたオオタカの営巣が確認されて反対の声はさらに高まり、万博中止を求める声も上がった。

 結局、メイン会場は瀬戸市に隣接する長久手町(当時)の愛知青少年公園(現在の愛・地球博記念公園)に変更。海上の森は計画を縮小して15ヘクタールの「瀬戸会場」となり、森を散策する遊歩道などが整備された。
http://www.asahi.com/articles/ASH3Y4VM7H3YOIPE00D.html

ttps://archive.today/JzhLq
タグ:オオタカ
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