2015年05月30日

ラムサール条約:涸沼、単独で登録 「価値を再確認」 /茨城【毎日新聞2015年5月30日】(オオワシ/スズガモ/他3ソース)

 国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」に29日、鉾田市▽茨城町▽大洗町にまたがる涸沼(ひぬま)が登録された。2012年に栃木、茨城など4県にまたがる「渡良瀬遊水地」が登録されているが、県単独では初。

 登録を受け、涸沼の3分の2の面積を擁する茨城町の小林宣夫町長は「単独ということで誇りと重みを感じる」と気を引き締め、「観光客だけでなく、周辺住民にも涸沼の価値を再確認してもらうきっかけにしたい」と話した。同町職員は涸沼周辺に、登録を伝えるのぼりを設置した。

 橋本昌知事は「記念シンポジウムなどを開催し、認識を深めたい。地元で進める野鳥の観察施設整備やボランティア養成などについても助成し、PRしたい」と抱負を述べた。

 涸沼で20年以上水質調査を行っている「茨城町水と自然を守る会」の清水澄(きよし)会長(79)は「観光客の印象に残るような涸沼独自の料理や施設が少ない。行政や漁協、住民が一体となって条約登録にふさわしい湿地にしていかなければならない」と指摘した。

 涸沼(面積935ヘクタール、最大水深6・5メートル)は海水と淡水が混じる汽水湖で、絶滅危惧種の野鳥や国の天然記念物が観察できる。4月末に環境省が同条約への推薦を発表していた。【玉腰美那子、蒔田備憲】
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20150530ddlk08040230000c.html

涸沼 ラムサール登録【YOMIURI ONLINE2015年5月30日】
ラムサール条約の登録湿地に選ばれた涸沼。夕暮れ時には美しい夕焼けの写真を撮ろうとアマチュアカメラマンも多数訪れる
 環境省は29日、鉾田、茨城、大洗3市町にまたがる涸沼(面積935ヘクタール)が、国際的に重要な湿地の保全などを目的とするラムサール条約の登録湿地に正式に選ばれたと発表した。締約国会議が開かれるウルグアイで現地時間の6月3日に認定証授与式が行われる予定。地元自治体の首長や涸沼を見守り続けてきた人たちからは喜びの声が上がった。

 涸沼は、海水と淡水が混ざり合う関東唯一の汽水湖。県によると、今回の登録では、東アジア地域の個体群の1%以上のスズガモが毎年飛来している点や、絶滅の恐れがあるオオワシが定期的に越冬している点などが基準を満たしたという。

 登録を受けて県庁で記者会見を開いた橋本知事は「地元を含め関係者の皆様方の尽力に心から敬意を表したい。水鳥の生息地として国際的に重要な湿地という認識を深め、県外にもその素晴らしさを発信していきたい」と話した。

 鉾田市庁舎には、「祝ラムサール条約登録湿地・涸沼」と書かれた垂れ幕がかけられた。鬼沢保平市長は「皆さんが堤防を散策できるよう、駐車場や遊歩道などの環境整備を図り、観光資源として活用していきたい」とコメントを出した。

 涸沼と流入河川の周辺6市町の住民や企業、環境団体などでつくる「クリーンアップひぬまネットワーク」の谷萩八重子会長は「登録で終わらず責任を持って守っていくために、今まで以上に流域の人たちと連携を強めたい」と話した。

 条約は、湿地の保全のみならず、ワイズユース(持続可能な利用)を進めることも目的としている。

 涸沼北側の茨城町広浦地区で3月に設立された「ひろうら田舎暮らし体験推進協議会」は、豊かな自然を地域活性化に生かそうと、子どもたちを招いた農家民泊を始める。7月には小中学生45人を受け入れる予定で、ササや竹を使った昔ながらの漁なども検討中だ。亀山勝男会長は「元々計画していた民泊だが、登録時期が重なり、この場所に興味を持ってもらいやすくなる」と登録を歓迎する。

 喜びの声が広がる一方、課題もある。水の汚れ具合を示す化学的酸素要求量(COD)の最新データ(2013年度)は1リットル当たり5・9ミリ・グラムで、環境基準の同5・0ミリ・グラムを上回っている。化学肥料の削減などの農地対策や、良質な堆肥の使用などの畜産対策を実施しているが、近年は横ばい状態だ。

 条約への登録で観光客の増加も予想されるが、野鳥の観察施設などの整備も課題だ。県では、環境省の水鳥・湿地センターの誘致などを検討し、地元自治体が観察小屋を設ける際に補助を出すなどして整備を図りたい考えだが、見通しは立っていないという。

◆特別保護地区拡大 地元と協議へ

 橋本知事は29日の記者会見で、涸沼周辺部の自然環境の保全を図るため、国指定の特別保護地区の拡大に向けて地元と協議を進めていく方針を明らかにした。

 涸沼周辺は、2072ヘクタールが鳥獣の捕獲を禁止する国指定鳥獣保護区に指定され、その生息に特に重要な区域として、ほぼ湖上と同じ935ヘクタールが特別保護地区に指定されている。

 特別保護地区では、建築物や工作物の設置などの行為について国の許可が必要になるが、特別保護地区外の鳥獣保護区は、こうした行為に対して鳥獣保護法上の制限はなく、涸沼周辺でも太陽光発電施設の建設が進んでいる。

 県では、涸沼の生物や涸沼に飛来する野鳥などにとって、特別保護地区外でも重要な餌場や生息地になっている場所があることから、開発に一定の歯止めをかけるため国に拡大を働きかけたい考えだ。ただ、特別保護地区が拡大されれば、土地利用などの面で財産権が一部制限されることになるため、地元の理解が大前提となる。

 知事は「周辺地域についても(特別保護地区を)拡大していけるか、地元の方とも話し合いを続けていきたい」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/news/20150529-OYTNT50438.html

涸沼のラムサール条約登録、茨城知事「県全体で自治体を支援」【産経ニュース2015年5月30日】
 国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に29日、茨城町と大洗町、鉾田市にまたがる涸沼(ひぬま)が登録されたことを受け、橋本昌知事は「地元ボランティア養成への助成など、県全体として取り組みたい」と地元自治体を積極的に支援していく考えを示した。

 地元自治体が勉強会を開催するなど取り組みを始めて2年での登録に橋本知事は「地元が大変盛り上がってくれた。順調に指定に至った」と振り返った。

 今後は、記念シンポジウムや野鳥の観察会などを行い、県民に涸沼の素晴らしさを認識してもらうとともに、県外にも発信するとしている。地元自治体は野鳥の観察施設の整備などを計画しており、橋本知事は県として支援する考えだ。

 県内でのラムサール条約登録地は古河市などにまたがる渡良瀬遊水地に次いで2カ所目。霞ケ浦・北浦、利根川下流域は潜在的候補地となっている。
http://www.sankei.com/region/news/150530/rgn1505300028-n1.html

涸沼がラムサール条約登録 「すばらしさ県外にも発信」橋本知事【東京新聞2015年5月30日】
ラムサール条約に登録された涸沼(環境省提供)
写真
 鉾田市、茨城町、大洗町にまたがる涸沼(ひぬま)がラムサール条約に登録され、二十九日に地元に伝えられた。県内では栃木など四県境にある渡良瀬遊水地に続いて二カ所目。保全活動が実った結果に、自治体や関係者から喜びの声が上がった。 (妹尾聡太)
 県と三市町は今後、野鳥の観察施設の整備や観察会の開催、涸沼を案内するボランティアの養成などに力を入れ、七月にはシンポジウムを開く。橋本昌知事は「関係者の尽力に敬意を表したい。国際的に重要な場所として認識を深め、素晴らしさを県外にも発信したい」と述べた。
 また、茨城大の三村信男学長は「大学創設以来、研究や教育を通して涸沼に関わってきた本学としても大変、喜ばしい」とコメントを発表。「これからも環境、生態保護につながる調査、研究、子どもたちへの教育などの取り組みを推進し、地域の皆さんと一緒に『世界の涸沼』をはぐくんでいく」とした。
 ラムサール条約は、水鳥が生息する重要な湿地とその動植物の保全などを目的とし、登録湿地は世界に約二千二百カ所(約二億一千万ヘクタール)。国内では、涸沼などを含めて五十カ所(約十四万八千ヘクタール)になった。
 面積九百三十五ヘクタールの涸沼は関東地方で唯一、海水と淡水が混じる天然の汽水湖。スズガモなどのカモ類が一万羽以上渡来し、オオワシもやって来るなど、渡り鳥の重要な越冬地でもある。汽水域のヨシ原では絶滅危惧種のヒヌマイトトンボなども確認されている。
 一方で今月、涸沼岸のヨシ原を、土地を所有する太陽光発電事業者が刈り払ったことが判明。工作物の設置に国の許可が必要な国指定鳥獣保護区特別保護地区内のため、開発の可能性は低いとみられるが、県は希少種や野鳥の営巣への影響を懸念してヨシ原の保全を求めている。
 知事は「今は湖上を中心に(特別保護地区に)指定されている。周辺に拡大できるか地元と話し合いたい」とし、涸沼周辺地域の保全を検討する考えを示した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150530/CK2015053002000134.html

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ttps://archive.is/RM1FO
ttps://archive.is/bCqFO

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トキ:姉妹が新たに巣立ち 佐渡 /新潟【毎日新聞2015年5月30日】

 環境省は29日、佐渡市で、国の特別天然記念物・トキのつがいから今年生まれた姉妹のひな2羽が新たに巣立ったと発表した。巣立ちが確認されたのは今年3、4羽目。

 2羽はいずれも放鳥した6歳雄と5歳の雌から生まれた。28日午前6時15分ごろ、市民ボランティアが巣の観察をしたところ、近くの枝に並んで止まっている姿を確認した。【柳沢亮】
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150530ddlk15040116000c.html

ttps://archive.is/kJqaN
タグ:トキ 佐渡島
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カルガモ:元気にすくすく! 新居浜・東川で「子育て中」 /愛媛【毎日新聞2015年5月30日】

 新居浜市街地を流れる東川にカルガモの親子がすみ着き、愛らしい姿を振りまいている。

 親子は市役所から約1キロ南の市立金栄小(西の土居町1)より上流付近で、仲良く列を作り泳いでいる。ヒナは川の段差なども親鳥に続いて乗り越えるなど元気な姿を見せている。近くの金栄公民館によると、成鳥は付近で姿を見ることは少なくないが、親子連れがすみ着くのは珍しいという。

 日本野鳥の会愛媛代表で西条自然学校の山本貴仁・理事長は「カルガモは渡り鳥だが、県内にとどまったのではないか。成長を温かく見守ってほしい」と話している。【高谷均】
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20150530ddlk38040634000c.html

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タグ:カルガモ
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コウノトリ ひな巣立ち 野田市 今夏放鳥に前進【東京新聞2015年5月30日】

巣立ったコウノトリのひな3羽=野田市で

 国の特別天然記念物のコウノトリの野生復帰に取り組んでいる野田市は二十九日、今年生まれたひな三羽が無事に巣立ったと発表した。市が三羽を対象に今夏に目指している初の放鳥に、さらに前進した。巣立ちは三年連続で成功した。
 市によると、飼育施設「こうのとりの里」で二十三日、メスのひな一羽が巣から地面に降りているのを、飼育員が発見した。残りのオスとメスのひな二羽も二十九日朝、巣から離れているのを飼育員が確認した。
 三羽とも親鳥とほぼ同じ大きさに育ち、巣から降りたり、羽ばたいて巣に戻ったりして元気だという。
 市はコウノトリをシンボルにした多様性のある自然の再生に取り組んでおり、文化庁の許可が得られれば、七月にも関東で初となる放鳥をする。
 親鳥は今年二月に卵を五個産み、三月に三個からひながかえった。現在、ひな三羽は親鳥と大型飼育舎にいて、一般公開している。 (飯田克志)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150530/CK2015053002000123.html

野田・こうのとりの里:妹弟も巣立ち /千葉【毎日新聞2015年5月30日】
 野田市は同市江川地区の「こうのとりの里」で29日、今年誕生した3羽のひな全てが、無事に「巣立ち」したと発表した。巣立ちの遅れていた2羽が、同日午前7時55分ごろ、約1メートル50センチの高さの巣台から降りているのを確認した。3羽が全て巣立ちを迎えたことから、同市では、7月以降の試験放鳥の計画が順調に進むのではないかと期待している。

 最初の1羽が23日に巣立ってから、6日後の巣立ちとなった。昨年は4日間で3羽が巣立った。今年のヒナも元気に育ってはいたが、巣立ちの遅れを心配する声があり、「これで一安心です」と飼育担当者は胸をなで下ろしていた。

 また、3羽のヒナの性別は多摩動物公園の鳥類性別判定で、ふ化順に▽1羽目(3月20日)=雌▽2羽目(同22日)=雌▽3羽目(同24日)=雄=であることが判明した。【橋口正】
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20150530ddlk12040078000c.html

ttps://archive.is/Sa29s
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佐賀)有明海再生に追い風 2干潟がラムサール条約登録【朝日新聞デジタル2015年5月30日】(ズグロカモメ/クロツラヘラサギ)

登録を喜ぶ秀島敏行佐賀市長(左から3人目)と東与賀まちづくり協議会の人たち=佐賀市役所

 佐賀市東与賀町の東よか干潟と、鹿島市常広の肥前鹿島干潟が「ラムサール条約」に登録され、29日、地元から喜びの声が上がった。絶滅危惧種のズグロカモメやクロツラヘラサギも訪れる豊かな環境を有しながら、漁業など人の「生活の海」であることも評価されたという。

 佐賀市役所で記者会見を開いた秀島敏行市長は「登録はスタート。南部地域の発展の活力の一つにしたい」と述べた。

 世界文化遺産への登録を目指す三重津海軍所跡、筑後川昇開橋を含む市南部地域の3カ所を巡るバス路線をつくり、東よか干潟付近にビジターセンターを設ける観光政策に意欲を示した。そのうえで「今、いろいろな状況で(環境的に)きつい状態にある干潟を再生させたい」と話し、環境保全の推進を強調した。

 国内最大の諫早湾の干潟が1997年、干拓事業で消滅して以降、佐賀県沖の干潟では水鳥が一時的に急増したり、二枚貝が減ったりする異変があった。佐賀大学の速水祐一准教授(沿岸海洋学)は「佐賀にとって非常に大切な海だと知ってもらいたい。開発から守られることは意義が大きい」と、今回の登録決定を評価した。

 地元の住民でつくる東与賀まちづくり協議会の東島清司会長は「東与賀の宝と、子どもに教え、外に発信する方法を今から考えたい」と話した。

 鹿島市は、ラムサール条約登録を「有明海再生のための取り組み」と位置付ける。肥前鹿島干潟は年間を通して2万羽以上の渡り鳥が飛来しており、2002年に水鳥の生息地を守る国際的なネットワークに参加し、保全を進めてきた。条約登録を受け、干潟再生のための研究を加速させる考えだ。樋口久俊市長は「これまでの取り組みを継続、発展させたい」との談話を出した。

 山口祥義知事は「今回の登録を契機に、有明海のこの価値を県民ひとりひとりが再認識し、保全に努めること、そして県が誇る『本物』の地域資源として世界へ大いに発信し、多くの方に訪れていただけるよう関係者と連携して取り組んでいく」とコメントを出した。

 佐賀市の秀島市長や鹿島市の藤田洋一郎副市長らは6月3日、ウルグアイである第12回締約国会議でスピーチをし、認定証を受け取ることになっている。(松川希実)
http://www.asahi.com/articles/ASH5Y4ST7H5YTTHB00J.html

ttps://archive.is/0Lxna
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