2015年08月14日

(葦)平和な日常を慈しむ 加戸靖史【朝日新聞デジタル2015年8月14日】(ツバメ/野鳥)

加戸靖史論説委員
 大阪市天王寺区で塗料店を営む吉岡武さん(77)の軒下から、この夏もツバメたちが巣立った。この20年間、ほぼ毎年欠かさず繁殖が続いている。

 1945年6月、一帯は空襲で焼け野原になった。吉岡さんの家も焼け、両親と炎の中を逃げた。防火水槽に飛び込んだまま死んでいた遺体の記憶は鮮明だ。

 70年後の今、通りがかりの人たちとツバメの話に花を咲かせるのが吉岡さんの楽しみだ。「昔、屋内に巣を作られて困った」という人、観察日記を書いて届けてくれた子たち……。「まあとにかく平和ですわ。あたりまえのようだけど、大事なんですね」との言葉にはっとした。

 4年前に広島で取材した男性も、自宅の庭で野鳥にえさをやり続けていた。原爆で家族を失い、孤児になった。生きるため、野鳥の卵を探して食べたという。さえずる鳥たちを見ながら、「せめてもの罪滅ぼしなんです」と男性は言った。

 吉岡さんも男性も何かを声高に説いたわけではない。ただ、戦争の惨禍を知る世代が何げない日常を慈しむ姿を、私は「平和の原点」と感じた。明日で終戦70年、そのありがたみをかみしめたい。

(論説委員)
http://www.asahi.com/articles/ASH8742BBH87USPT00B.html

ttps://archive.is/Vqq3r

タグ:ツバメ
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札幌カラス研究会:カラスと共存の道を 札幌のNPO法人、活動10年目 観察の成果紹介 /北海道【毎日新聞2015年8月14日】

 カラスって実はスズメの仲間。夫婦で子育てする。町中でよく見かける「ハシブトガラス」はずうずうしく、「ハシボソガラス」はおとなしい−−。札幌市豊平区の「札幌カラス研究会」は2006年4月の設立以来、カラスの素顔を市民に紹介してきた。カラスへの理解を深め、心地よい共存関係を築くのが目標だ。

 研究会の代表は中村真樹子さん(49)。趣味の野鳥観察を続けるうち、カラスの巣が突然なくなることに気がついた。どうも市役所が撤去しているらしい。理由を尋ねる中村さんに担当者は悪びれもせず答えた。「人を襲って危険ですから」

 ヒトがカラスと無理なく共存する方法を探れば、巣を守ることができるのに−−。中村さんが研究会の設立を決意した瞬間だった。

 とはいえ、活動内容はシンプル。ひたすら観察を続けるのだ。縄張りが受け継がれることや、カラスの古巣をチゴハヤブサが再利用していることも分かってきた。

 カラスに襲われて困るという苦情も多いそう。しかし傘を差したり、帽子をかぶったりすれば襲われにくい。中村さんは「翼を守るため、障害物を避けている」とみている。まさに観察の成果。子育て中の巣の近くでは腕をまっすぐ上げて歩くのも効果があるという。

 「より賢いヒトが少し気を使うだけで、問題なく過ごせるんです」と中村さん。つぶらな瞳。何でもおもちゃにして遊ぶ姿。よく眺めてみるとかわいい存在なのだ。

 研究会は12年10月4日にNPO法人になった。
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150814ddlk01040091000c.html

ttps://archive.is/3VYpI
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家の中にツバメ、うるさいが和む 民家の台所で子育て進行中【福井新聞2015年8月14日】

台所の棚に置かれた仮の巣で親鳥からえさをもらうツバメのひな=12日、福井県坂井市丸岡町玄女

 福井県坂井市丸岡町玄女の木戸隆則さん(65)宅の台所で、ツバメの子育てが進行中だ。巣から落ちた2羽のひなのため、棚の上に設置したプラスチックトレーの“仮の巣”に、親鳥がせっせとえさを運んでいる。

 6月ごろ、木戸さん宅の台所にある蛍光灯カバーにツバメが巣を作った。「45年ここにいて、家の中に巣を作られたのは初めて」だったが、巣を壊してはかわいそうと、窓の一部を開けっ放しにして子育てを見守った。ひと月ほどでひなは巣立ったが、数日後に新たな巣作りが始まった。

 2度目の子育てが進んでいた7月末、巣からひなが落ち、2羽が死んだ。無事だった2羽も巣に戻せなかったため、台所の棚に“仮の巣”を設置。無事に育つか不安もあったが、親鳥は変わらずえさを与えに来た。

 2羽のひなは体長10センチほどに成長。親鳥が家の中に飛んでくるたびに、くちばしを大きく開け、元気にえさを食べている。

 木戸さんはひなの近くで寝ているため、「午前4時ごろから鳴き始めるのでうるさい。巣立つまではどうしようもない」とあきらめ顔。一方で「見ていると心が和む。元気に巣立ってほしい」と成長を見守っている。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/pickup_photo/77617.html

ttps://archive.is/tildO
タグ:ツバメ
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ストップ鳥獣害(18) 青森・弘前市【全国農業新聞2015年8月14日】(フクロウ/リンゴ園)

 猛禽類の一種、フクロウを利用して野ネズミを駆除する研究が青森県弘前市で進んでいる。営巣し、ヒナを育てる頃になると巣の周囲の畑などの野ネズミの生息密度が明らかに低下する。青森市浪岡地区のリンゴ園に生息するフクロウについて、弘前大学農学生命科学部の東信行准教授のグループが生態研究した結果、明らかになった効果だ。

写真説明=ふくろうの会製の巣箱とフクロウのつがい
http://www.nca.or.jp/shinbun/about.php?aid=7231

ttps://archive.is/8KK4A
タグ:フクロウ
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秩父ネイチャークラブ:秩父の森再現、自然学ぶ教室 /埼玉【毎日新聞2015年8月14日】(鳥類剥製)

 秩父の自然を学ぶ「夏休み みんなの自然教室」が秩父市の矢尾百貨店5階催事場で開かれている。自然保護団体「秩父ネイチャークラブ」(清水孝資代表)が「秩父愛鳥会」や「ほたるの里の会」と同百貨店の協力を得ての催し。16日まで。

 会場には秩父の山から切り出したスギやクヌギ、竹で森を再現。剥製のクマやシカ、野鳥などが出迎える。

 初日の12日は小鹿野町長若、農業、坂本袈裟男さん(75)が講師となり「竹とんぼ」や「バランスとんぼ」作りに挑戦する「竹細工教室」や、同市近戸で「ふみさん工房」を主宰する坂本文雄さん(70)が指導した「藍の絞り締め教室」があり、多くの親子連れが楽しんでいた。

 14日は「ウッドバーミング」や「まが玉作り」、15日は「野鳥の巣箱作り」と「折り紙・切り紙」、16日は「小鳥のモビール」や「魚のネックレス作り」などが体験できる。どの教室も150〜1000円の材料費が必要。問い合わせは同百貨店(電話0494・24・8233)。【岡崎博】
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20150814ddlk11040082000c.html

ttps://archive.is/ls4az
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秋田)クマタカのひなが巣立つ 秋田の山林から【朝日新聞デジタル2015年8月14日】

巣立ったクマタカのひな=7月18日、秋田市仁別、佐藤良美さん撮影

 絶滅の危険がある希少な猛禽類(もうきんるい)のクマタカが、秋田市の山林で営巣しているのを秋田市手形山西町の障害者施設支援員、佐藤良美さん(60)が見つけた。繁殖活動とひなの巣立ちも確認したという。

 佐藤さんは約10年間、秋田市内でオオタカ、ハヤブサなどの希少な猛禽類を調査していて、クマタカが営巣するスギの木を見つけた2005年以来、同じ木を観察している。佐藤さんによると、今年7月に繁殖を確認し、ひなは体の大きさや活発な動きなどから、オスとみられるという。8月2日に再び確認に行ったが、すでに巣にいなかったという。

 この木で繁殖に成功したのは2年ぶりという。佐藤さんは「去年は繁殖に失敗していた。親鳥も年をとっていたので、もう限界だと思っていた」と話す。クマタカは、環境省のレッドリストで絶滅の危険性が高いとされる「絶滅危惧TB類」に分類されている。
http://www.asahi.com/articles/ASH8F3VXQH8FUBUB006.html

ttps://archive.is/BheBH
タグ:クマタカ
posted by BNJ at 11:43 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする