2015年09月11日

北大、猛禽類の保全が他の鳥類の保全にも繋がることを明らかに【財経新聞2015年9月11日】

北海道大学は、チュウヒという湿地性の猛禽類の繁殖成功度が高い湿地を保全すれば、その他の小鳥の繁殖成功度の高い地域も保全できることを明らかにした。(写真:北海道大学の発表資料より)
小鳥10種の親鳥個体数とチュウヒの繁殖成功度の関係を示す図。横軸は値が大きいほどチュウヒの繁殖成功度が高いことを示す。各黒丸は,一つの湿地の単位面積あたりの生息個体数を示す。曲線は,個体数がチュウヒの繁殖成功度と統計的に有意な関係にあったことを示す。(北海道大学の発表資料より)
小鳥7種の巣立ち雛個体数とチュウヒの繁殖成功度の関係を示す図。横軸は値が大きいほどチュウヒの繁殖成功度が高いことを示す。各黒丸は一つの湿地の単位面積あたりの生息個体数を示す。曲線は個体数がチュウヒの繁殖成功度と統計的に有意な関係にあったことを示す。ノゴマ、ベニマシコ、クイナの3種は調査での確認個体数が少なかったため、解析できなかった。(北海道大学の発表資料より)

 北海道大学の先崎理之氏らによる研究グループは、北海道苫小牧地方の湿帯で、チュウヒという湿地性の猛禽類の繁殖成功度を3年間調べ、チュウヒの繁殖成功度が高い湿地を保全すれば、その他の小鳥の繁殖成功度の高い地域も保全できることを明らかにした。

 猛禽類の生息地の保全は、最も頻繁に行われる生物多様性保全手法の一つであるが、猛禽類の保全が他種の保全に繋がるのかあまり調べられていないこと、この手法が猛禽類の親鳥にのみに着目し、その繁殖成功度を無視してきたことが問題点となっていた。

 今回の研究では、北海道苫小牧地方の分断化された湿地景観で、2012〜2014年にかけてチュウヒの繁殖成功度を調べ、2014年に3年間のチュウヒの繁殖成功度が様々な26の湿地で、その他の小鳥の親鳥と巣立ち雛の個体数を調べた。

 その結果、チュウヒの巣立ち雛数の多い湿地ほど、10種中4種の小鳥の親鳥と7種中5種の巣立ち雛の個体数が多いことと、残りの種の親鳥と巣立ち雛の個体数はチュウヒの巣立ち雛数との相関は見られないことが明らかになった。

 その結果から、チュウヒの巣立ち雛数を基に小鳥の巣立ち雛数を広域的に予測するモデルを作ることができ、チュウヒの繁殖成功度が高い湿地を保全すれば、いくつかの種の小鳥の繁殖成功度の高い地域も保全できることが明らかになった。また、今回の研究の手法によって、短期間で広域的に多種の巣立ち雛数を調べることが出来るようになった。

 猛禽類の中には鳥類を専門に食べる種もあり、そのような猛禽類の生息地の周辺では餌となる鳥類の個体数が少なくなることもある。また、同じチュウヒでも生態は地域によって異なる。このため研究グループは、猛禽類を利用した生物多様性保全を進めるために、様々な地域で様々な猛禽類を用いて今回の研究の一般性を検証することが必要になるとしている。

 なお、この内容は「Biological Conservation」に掲載された。論文タイトルは、「The usefulness of top predators as biodiversity surrogates indicated by the relationship between the reproductive outputs of raptors and other bird species」(猛禽類と他の鳥類種の繁殖成功度の関係から示された頂点捕食者の生物多様性の代理としての有効性)。
http://www.zaikei.co.jp/article/20150911/268277.html

ttps://archive.is/HEbiS

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韓国でコウノトリまた確認 兵庫県巣立ち、3例目【産経フォト2015年9月11日】(既報3ソース)

韓国南東部の蔚山市内で目撃された、兵庫県豊岡市を昨年6月に巣立ったコウノトリ=9日(聯合=共同)
韓国南東部の蔚山市内で目撃された、兵庫県豊岡市を昨年6月に巣立ったコウノトリ=9日(聯合=共同)
【ソウル共同】韓国南東部蔚山市は10日、兵庫県豊岡市を昨年6月に巣立ったコウノトリ1羽が、今月7日に蔚山市内の川で目撃されたと明らかにした。豊岡市生まれのコウノトリが韓国で確認されたのは3例目。
 蔚山市内を流れる太和江を観察していた愛鳥家が発見、個体識別用の足輪に「J0094」とあるのを確認した。兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、1歳の雄で、昨年12月に鳥取県大山町と島根県出雲市、長崎県佐世保市で目撃された後、情報が途絶えていた。
http://www.sankei.com/photo/story/news/150911/sty1509110003-n1.html

兵庫)渡韓コウノトリを確認 試験放鳥以来3例目【朝日新聞デジタル2015年9月10日】
 県立コウノトリの郷公園は9日、豊岡市で生まれたコウノトリが韓国南部の川に飛来しているのを確認したと発表した。2005年の試験放鳥以来、韓国に渡ったコウノトリが確認されたのは3例目。今回の個体を含め2羽が現在、韓国にとどまっている。

 郷公園によると、韓国・蔚山(ウルサン)の川にコウノトリがいるのを7日、地元の記者が見つけた。韓国教員大の関係者を通じて郷公園に連絡があった。個体識別の脚輪から、豊岡市で生まれたコウノトリと確認した。

 昨年4月に豊岡市出石町伊豆地区の人工巣塔で孵化(ふか)したオスで、昨年3月に最初に韓国に渡ったメスのコウノトリのきょうだいに当たる。昨年12月に島根県出雲市や長崎県佐世保市で目撃された後、行方が分からなくなっていた。

 郷公園の山岸哲園長は「長期間、行方が分からなくなっているコウノトリは他にもいる。その中から中国やロシアに渡っていて現地で今後確認されるケースが出てくるのではないか」と期待する。(藤本久格)
http://www.asahi.com/articles/ASH995D0YH99PIHB028.html

コウノトリ:韓国で発見 豊岡生まれ3羽目か 昨年12月不明の可能性 /兵庫【毎日新聞2015年9月9日】
 県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は8日、2014年4月22日に豊岡市で生まれたとみられるコウノトリが、韓国で発見されたと発表した。

 郷公園によると、今月7日に韓国の蔚山市で見つかり、韓国教員大学の研究者から郷公園に連絡があったという。撮影された足輪の画像が不鮮明なため断定できないが、断定できれば韓国へ飛んだ豊岡生まれのコウノトリとしては3羽目になるという。郷公園では引き続き韓国教員大学を通じて情報収集する。

 14年4月22日に豊岡で生まれたコウノトリ(雄)は、14年12月15日に長崎県佐世保市で確認されて以降、行方が分からなくなっており、韓国へ飛んだ可能性があるという。【柴崎達矢】

〔但馬版〕
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20150909ddlk28040425000c.html

豊岡生まれのコウノトリ、韓国で3羽目確認 福井の2羽も来月3日放鳥【YOMIURI ONLINE2015年9月8日】
 兵庫県豊岡市で昨年4月に生まれた国の特別天然記念物コウノトリの雄の1羽が7日、韓国南東部の蔚山ウルサンの湿地にいるのが確認された。2005年に同県が野生に戻す取り組みを始めて以降、韓国に渡ったのは昨年3月と今年2月に次いで3羽目。

 見つかったコウノトリは昨年に初めて韓国に渡った雌の弟にあたる。7日に同国でコウノトリの観察を続ける愛鳥家の僧侶・度淵トヨンさん(61)が、個体識別用の脚輪で確認した。

 コウノトリはかつて朝鮮半島と日本の間を行き来していたとされるが、日本では1971年に姿を消し、韓国でも同時期に絶滅。韓国では今月3日、忠清南道チュンチョンナムド礼山イエサン郡で8羽を初放鳥したばかりで、度淵さんは「うれしい飛来だ。韓国で放たれたコウノトリと出会ってほしい」と、繁殖に期待していた。

福井の2羽も来月3日放鳥

 福井県は7日、同県越前市で飼育する国特別天然記念物のコウノトリ5羽のうち、昨年誕生した雄と雌の計2羽を10月3日に放鳥すると発表した。

 2羽は8月15日まで3か月間、兵庫県立コウノトリの郷さと公園(豊岡市)で自然環境に慣れさせる訓練を受けていた。今月16日に越前市に戻した後に放鳥する。

 福井県は、コウノトリが生息する環境の再生を目指し、同公園から2011年にペア1組を借りて飼育しているほか、昨年6月には有精卵3個の提供を受け、3羽が生まれていた。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20150908-OYO1T50003.html

ttps://archive.is/NPqqb
ttps://archive.is/46wFR
ttps://archive.is/1DyRm
ttps://archive.is/2sNSY
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震災4年半:とうほくの今 地元米で夢の卵 周囲の反対押し切り 相馬、逆風に挑む菊地さん夫妻 /福島【毎日新聞2015年9月11日】(養鶏)

放し飼いにされたニワトリにエサを与える長男松陰ちゃんを見つめる菊地さん夫妻=相馬市大坪で

 震災から11日で4年半。風評被害による農業への逆風がいまだに続く福島で、周囲の反対を押し切り養鶏に飛び込んだ若い夫婦がいる。相馬市大坪の菊地将兵さん(29)と陽子さん(30)。エサ作りから飼育環境まで徹底した自然農法にこだわり、収入は不安定だ。それでも「全国に古里を発信する特産品に」と夢を追う2人の意思は固い。【大塚卓也】

 ぬかるむ田んぼのあぜ道を下り、ビニールハウスの戸をくぐると、地面を覆うもみ殻の上を119羽のニワトリが歩き回っていた。

 「4月にヒヨコから育て始め、8月にやっと卵を産んだんです。今日は10個。まだ量が安定しなくて」。身おもの陽子さんが腰をかがめて産卵箱をのぞき込んだ。長男の松陰ちゃん(2)が小さなバケツを傾けると、トリが一斉にエサの受け皿に群がってきた。

 エサは地元の農家から買った玄米や、煮込んだ魚のアラを乾燥させて混ぜた特製だ。使うコメは1日7キロ。毎日ヨーグルトも食べさせ、乳酸菌を補う。トリのフンを観察し、健康状態を把握する。

 「大量生産の大手業者が使う飼料はカロリーが高過ぎ、健康にいいはずがない。液状のフンはトリが下痢をしている表れ」と将兵さんは言う。暑さで元気がないトリには、自分で育てたスイカを食べさせた。病気を防ぐ抗生物質も一切使う必要がないという。

 将兵さんが野菜の無農薬栽培を始めるために古里に戻ったのは2011年5月だった。東京でホテルマンをしながら資金をため始めたときに起きた3月の大震災と原発事故。「小さい頃遊んだ田んぼと畑が消えてしまう」という焦りと「4年近く全国の農家に住み込みで有機農法を見てきた自分なら立て直せる」という漠然とした思いに駆り立てられた。

 だが、周囲の反対は予想以上だった。結婚を意識していた高松出身の陽子さんの親族からは「何で福島で。大学院まで行かせた娘にはもっと安定した仕事があるはず」「子どもに食べさせられないでしょう」と諭されたという。

 まず一人で相馬に戻り、集落の会合で「土地を使わせてほしい」と祖父母と同じ世代の人たちに頼み込んだ。夏に収穫した野菜から放射性物質は検出されなかった。

 「ヨメと子どもに安心して食べさせられる肉と卵を自分で作りたい」と今年春から始めた養鶏は、ようやく来月出荷できるめどが立った。「SOMA・MILKY・EGG」と名付けた平飼い自然卵は1パック(10個)930円(送料別)。市販の卵の5倍近い価格だが「たぶん原価割れ」だ。将兵さんは「スーパーで買う普通の卵とは黄身も白身も弾力が全く違う。まずは地元の料理屋などで使ってもらえれば」と品質に太鼓判を押す。

 「朝、『エサやりに行くか』って聞くと、喜んでついてくるんですよ」。トリを指さす松陰ちゃんを将兵さんが抱き上げた。「仕事に打ち込む親を子どもが側で見て、自然と覚えていく。昔の農家では当たり前でしたよね」。幼少期に両親と離散し、兼業農家の祖父母に育てられたという将兵さん。ずっと抱いてきた「理想の家族」の姿が今、目の前にある。

 菊地さん夫妻が販売する卵の注文は、夫妻の経営する「大野村農園」のホームページ(http://oonomuranouen.wix.com/soma/)で受け付けている。
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20150911ddlk07040068000c.html

ttps://archive.is/nwPxH
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目を引く小鳥や猛禽類、室蘭の熊谷さんが写真展【室蘭民報2015年9月11日】

 室蘭市港南町の写真家・熊谷勝さんと仲間たちによる写真展「野の鳥の四季9」が9日から、室蘭市祝津町の白鳥大橋記念館・道の駅「みたら室蘭」で始まった。かわいらしい小鳥や力強く飛ぶ猛禽(もうきん)類などの写真が展示され、訪れた市民や観光客を魅了している。

 写真展は2007年(平成19年)から毎年開催している。今回は熊谷さんと熊谷さんから指導を受ける仲間たち合わせて9人が出品。室蘭や登別、苫小牧など胆振周辺で撮影したハヤブサやヤブサメ、メジロ、ノスリといった野鳥約40種類の写真35点を展示している。

 出品者同士の投票で決める最優秀賞は、細川晴喜さん=苫小牧市=の作品に。朝露にぬれたメスのベニマシコが低木の枝に止まっているシーンを撮影。熊谷さんは「枝や赤い実とのバランスが取れている」と評価した。佐藤明子さん=登別市=は、ネコヤナギの枝に止まる、白くふわふわとした“雪の妖精”シマエナガのかわいらしい姿をとらえた。

 13日まで。入場無料。時間は午前9時半〜午後6時(最終日は同5時まで)。
(石川綾子)

【写真=熊谷さんと仲間たちの9人の力作が展示されている「野の鳥の四季9」】
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/09/11/20150911m_03.html

ttps://archive.is/LnyZ1
タグ:写真展
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タンチョウ幼鳥、シブノツナイ湖周辺で初確認【どうしんウェブ2015年9月11日】

シブノツナイ湖周辺で確認されたタンチョウの幼鳥(写真中央)
 【紋別】紋別市とオホーツク管内湧別町にまたがるシブノツナイ湖周辺で、国の特別天然記念物タンチョウの幼鳥が初めて確認された。親鳥と一緒に仲良く餌をついばんでいる。

 同市内のアマチュアカメラマン大山時治さん(79)が9日朝に撮影した。幼鳥は生後3カ月程度とみられる。大山さんは3月から、つがいを見守り続け「成長に立ち会えてうれしい」と話す。

 絶滅危惧種のタンチョウは徐々に生息数が増え、繁殖地も広がりつつある。縁起が良いとされるタンチョウの繁殖地となって、市民は「幸せも居着いてくれれば」。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0178332.html

ttps://archive.is/i6XCW
タグ:タンチョウ
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