2016年02月25日

国境なき理想郷?南極の魅力 豪に研究拠点や体験施設も【朝日新聞デジタル2016年2月25日】(アデリーペンギン/リトルペンギン)

南極大陸東部で数が増えているとみられるアデリーペンギン=豪州南極局提供、ジェシカ・フィッツパトリック氏撮影

■南十字星の下で

 私は8年前、朝日新聞「GLOBE」創刊号の取材で北極圏へ行ったことがある。カナダ軍が行った軍事演習「オペレーション・ナヌーク(ホッキョクグマ作戦)2008」を従軍取材したのだ。

特集:南十字星の下で
 青白い流氷の美しさとともに、特に陸軍で過ごした際のしんどさが良い思い出になった。海軍には艦船があってベッドで寝られるが、陸軍は野営が基本。8月なのに、指が軽い凍傷になるほど寒かった。北極なのだから、当然ではある。

 今年は南極条約が発効してから55年になる。せっかく南半球のシドニーに住んでいるのだからと、南極について調べてみることにした。

 まず向かったのは、オーストラリアで最南端のタスマニア州だ。オーストラリア政府の機関である南極局をはじめ、南極に関する研究施設などがいくつもある。

 州都ホバートの港にはフランスや中国の砕氷船が寄港することもある。オーストラリアの南極探検家、ダグラス・モーソンがかつて南極につくった小屋を模したレプリカ博物館もあり、「南極に近づいた」と実感できるような気がする。

 実は、北極の取材をしていた当時、南極には「理想の大陸」のようなイメージがあった。地球温暖化などで氷が溶け、新たな航路が開けつつある北極圏はさまざまな利権のにおいがし、周辺国がこぞって領有権を主張していた。

 でも、南極は違う。冷戦のさなかにできた南極条約で、領有権の主張を凍結し、平和利用に限ると定めたのだ。だれのものでもない土地。どの国にも属さないだなんて、なんだか「イマジン」の世界みたいではないか。

 でも、南極について取材をしてみて、そんな理想郷ではないようだとわかってきた。費用対効果を考慮して、今のところは本気で自分のものにしようとする国がない、という方が正確かもしれない。

 ただ、観測基地を設置する国はどんどん増えている。自分のものにはできないが、他の国に取られるのはイヤ。だから、とりあえず基地はつくっておこうということなのだろうか。

 ログイン前の続き確かに石炭や石油などは豊富だが、南極研究者には「厳しい環境、気象のもとで巨額を投じて開発するほどの魅力はない」との見方が強かった。鉱業より漁業、漁場としての魅力の方が将来的には大きいだろうとの声もあった。

 南極といえばペンギンだが、オーストラリア南極局のペンギンの研究者である主任研究員、コリン・サウスウェル博士に話を聞く機会があった。

 博士たちの研究チームは、南極東部にある約百カ所の営巣地でアデリーペンギンの個体数を粘り強く数えた成果を昨年10月、科学雑誌で発表した。改良を重ね、太陽パネルとタイマーなどを組み合わせた無人カメラを使ったという。

 その発表によると、南極半島で激減したとされたアデリーペンギンが、南極東部では逆に30年間で倍近くに増えていたことがわかった。理由としては、えさのオキアミの増加や海氷の減少などが考えられるが、地球温暖化との関係などはわかっていないという。「ペンギンの将来のカギを握るのは、観光、漁業、気象変動の3点だ」と、サウスウェル博士は熱く語った。

 ペンギンといえば、メルボルンから車で1時間半ほどのフィリップ島が有名だ。日没後に野生のリトルペンギンが行進して巣に帰る「ペンギンパレード」を見ることができる。昨年末にはフィリップ島の最西端に、世界自然保護基金(WWF)と共同開発した体験型アトラクション「南極への旅」がオープンした。

 南極に関する取材中、いろいろな人から「あなたは南極へは取材に行かないのか」と聞かれた。高額な南極ツアーに行くお金はないし、南極条約があるので軍事演習に従軍することもない。

 でも、いつか、南極へ行ってペンギンを見てみたいものだ。(郷富佐子@タスマニア州ホバート)
http://www.asahi.com/articles/ASJ223DSBJ22UHBI019.html

ttp://archive.is/ubUDq

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高円宮妃久子さまの写真展始まる 鳥の写真40点 横浜【朝日新聞デジタル2016年2月25日】

久子さまが撮影した野鳥の写真が並ぶ展覧会場=横浜市中区
 高円宮妃久子さまの写真展「鳥たちの煌(きらめ)き」が25日、横浜市中区の三渓園で始まった。昨年に続き2回目で、3月2日まで。

 久子さま自らが国内外で撮影した、生き生きとした鳥の写真40点が並ぶ。三渓園で撮影したカワセミやカモの写真もある。久子さまは「旧姓が『鳥取』で、小さな頃から鳥とは特別な関係にあると信じて育ちました」と言葉を寄せた。

 夫婦で訪れた東京都八王子市の主婦坂井恵子さん(60)は「動きのある鳥を捉えて、自然と一つにした美しい写真ですね」。

 問い合わせは、横浜市MICE振興課(045・671・4233)。
http://www.asahi.com/articles/ASJ2T62D1J2TULOB01R.html

ttp://archive.is/j31AQ
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相次ぐ食の産地偽装 一部業者の不正でブランドに【産経ニュース2016年2月25日】(大山都どり/大山どり/既報関連ソースあり)

鶏肉の産地偽装発覚で謝罪する「都ジャパン」の久後勝巳社長。食の安心に対する消費者の信頼を裏切った=京都市南区
 鶏肉やワカメなど食品の産地偽装が相次いでいる。食品表示は、消費者にとって商品を選ぶための大事な目安。一部の業者の不正のために、業界全体に疑いの目が向けられかねない。ブランドをどう守ればいいのか、販売業者や支援する自治体にとっては頭の痛い問題だ。(平沢裕子)

◆10年前から偽装続く

 「注文に対して何とかまかないたかった」。食肉加工会社、都ジャパン(京都市南区)が、九州で飼育された安価な食肉用若鶏(ブロイラー)を鳥取県産の自社ブランド「大山都どり」と偽装して出荷していたことが発覚し、17日に会見した久後勝巳社長は偽装の動機をそう説明した。

 同社によると、産地偽装は約10年前から行われ、大山都どりとして販売した肉のうち4〜5割の産地を偽装していた。敷地内の別会社の工場で、宮崎県産や鹿児島県産のブロイラーなどを「大山都どり」と記載されたポリ袋に詰め替え、出荷していた。京都府警は不正競争防止法違反の疑いで捜査している。

 そもそも大山都どりは、鳥取県で飼育されている銘柄鶏「大山どり」とは異なる。偽装発覚後、「大山どり」を飼育、加工販売する大山どり(鳥取県米子市)は「当社とはいっさい関係ない」とする見解をホームページで発表。同社広報担当の尾崎正秀さんは「多くの鶏肉業者は真面目に仕事をしているのに、一部の業者が不正をすることで業界全体が疑われてしまう」と憤る。

◆抜き打ち検査で発覚

 昨年11月と今年1月には徳島県で、中国や韓国など外国産のワカメを「鳴門産」として販売していた2業者による偽装が相次いで発覚した。

 鳴門産は、三陸産と並ぶ国産ワカメの2大ブランドの一つで、平成26年の同県の出荷量は6820トン。産地偽装は、商品の抜き打ち検査などをする同県の「食品表示Gメン」の調査で判明した。市販のワカメに含まれる成分を調べ、産地を科学的に分析。「鳴門産」と表示されていたワカメの中に、中国産や韓国産のものが含まれていた。

 鳴門産の産地偽装は以前から繰り返されている。地元加工業者は20年、再発防止のために「鳴門わかめブランド対策部会」を設置、対策に乗り出していた。しかし、1月に偽装が発覚した業者の専務は同部会の会長を務めており、業界内の自浄作用は機能していなかった。同部会は今月10日、解散に追い込まれている。

◆分かりにくい違い

 ウナギやコメ、有機野菜…。さまざまな食品で偽装が行われてきた。農林水産省の食品表示・規格監視室長として食品表示Gメンの指揮官を務めていた「食の安全・安心財団」の中村啓一事務局長は、「一般論だが、食べても違いがそれほど分からず、価格差が大きいものほど偽装が起こりやすい」と指摘する。

 例えば、ウナギは中国産と国産で3倍以上の差があるものも珍しくない。また、国内で流通するワカメは8割が中国や韓国で養殖されたものだが、日本が養殖技術を指導していたこともあり、国産と遜色のない商品も少なくないという。中村事務局長は「産地偽装は外部からは分かりにくく、摘発は難しい」と指摘する。

 徳島県は鳴門産ワカメのブランドを守ろうと26年、トレーサビリティー(加工履歴管理)を備えた加工業者を県が認定する認証制度を開始。制度の信頼性を高めるため昨年4月には、仕入れ関係の書類など記録の保存を条例で義務付けた。同県は制度の活用を呼びかけていたが、摘発された業者は認証制度を利用していなかった。

 同県安全監視課は「不正は一部の業者によるもので、真面目に加工に取り組んでいる業者は多い」としたうえで、「加工履歴を厳しくチェックし、ごまかしができない体制を整えている。認証シールを信用して鳴門産を買ってほしい」と呼びかけている。
http://www.sankei.com/life/news/160225/lif1602250020-n1.html
http://www.sankei.com/life/news/160225/lif1602250020-n2.html
http://www.sankei.com/life/news/160225/lif1602250020-n3.html

ttp://archive.is/nmfTE
ttp://archive.is/JyScz
ttp://archive.is/o8QQG
「大山ブランド守る」 鶏肉偽装で鳥取県が抗議【日本海新聞2016年2月19日】
ブランド鶏偽装10年、差益500万円 京都、廃業へ【京都新聞2016年2月17日】
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地元の魅力再発見!食育のすすめバスツアー【YOMIURI ONLINE2016年2月25日】(群馬県館林市/ハクチョウ観察)

 3月4日午前9時、東武太田駅集合。館林市のうどん工場や製粉ミュージアム、大泉町のレタス栽培工場などを見学。ガバ沼での白鳥観察も行う。午後5時解散予定。参加費6200円。定員20人。申し込みは2月29日まで。県観光物産国際協会027・243・7274。
http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/event/etc/20160225-OYTBT50001.html

ttp://archive.is/83IOi
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交通事故で負傷したサシバ、空へ帰る 骨が折れ神経まひ状態から回復【沖縄タイムスプラス2016年2月25日】

金城獣医の手から飛び立とうとするサシバ=20日、沖縄市胡屋・沖縄こどもの国
 【沖縄】沖縄こどもの国は20日、けがをして保護していた渡り鳥のサシバを放鳥した。サシバは昨年1月、読谷村で交通事故が原因と思われるけがをしているところを保護され、2月から同園で養生していた。

 2年目とみられる若鳥で、性別は不明。保護直後は骨が折れ、神経まひのような状態だったが、今では問題なく空を飛べるまでに回復。あとひと月ほどで北に向かうため、余裕をもって体力をつけられるよう、この時期に放鳥した。

 獣医師の金城輝雄さんと飼育員の山内悦子さんは「人間が絡む事故で傷ついてしまい残念。仲間たちと一緒に無事に渡ってくれれば」と話した。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=155395

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ツクシガモ長〜い行列 佐敷干潟で確認【沖縄タイムスプラス2016年2月25日】

海草をついばむツクシガモ=17日、南城市・佐敷干潟(川崎吉正さん提供)
 【南城】環境省のレッドデータブックで絶滅の危険が増している「絶滅危惧2類」の渡り鳥ツクシガモ10羽が17日、佐敷干潟で確認された。浅瀬で一団となり、海草をついばんでいた。

 自宅近くを散歩中に見つけ、撮影した市佐敷新開の川崎吉正さん(72)は「一度にこれだけたくさん見たのは初めて。見応えがあった」と話した。沖縄野鳥の会の山城正邦会長は「ほぼ毎年沖縄に飛来しているが、確認されているのは通常単独か2〜3羽。10羽の飛来は珍しい」と話した。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=155407

ttp://archive.is/3HVXc
タグ:ツクシガモ
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【神奈川】<かわさき見聞記>多摩川で野生動物に触れる幸せ 干潟ネット・佐川さんと歩く【東京新聞2016年2月25日】(アメリカヒドリ/セイタカシギほか)

飛ぶヒドリガモの群れの中、左端に数の少ないアメリカヒドリが交じっていた

 川崎市川崎区と東京都大田区の境にある多摩川には、東京湾で最も大きい河口干潟がある。自然環境団体の評価は高いが、市民の関心は今ひとつ。それは臨海部にあって生活圏から離れることや、干潟を見られるかどうかは潮の満ち引き次第、といった諸条件からくるのかもしれない。
 そこで楽しみ方として、干潟が見えない時間帯でも楽しめる水鳥たちの姿を、川崎駅に近い六郷橋と、その下流にある大師橋の間で追ってみた。
 案内してくれたのは、NPO法人多摩川干潟ネットワーク理事長の佐川麻理子さん(54)。同法人は、多摩川の自然を紹介する大師河原水防センター干潟館(川崎区大師河原)を拠点に活動している。
 佐川さんの「何十羽といるのはヒドリガモですよ」という言葉に驚いた。カモは水の中にいるもの、と思っていたが、河川敷のグラウンドにいたからだ。
 ヒドリガモの雄は、顔が赤色がかった褐色で頭が白っぽい。雌は全体に褐色。頬が緑色に美しく輝くアメリカヒドリの姿も見つかった。ヒドリに比べて数が少なく、野鳥愛好家同士で「今日はどこにいた」と情報交換する人気の鳥だ。
 ほかに「コウコウ」と鳴くセグロカモメ、ツグミもいた。多様な野生の生き物が暮らす場で同じ空気を吸う幸せが、簡単に手に入った。
 大師橋の上から望遠レンズ越しに、これもカモの仲間のキンクロハジロ、全体に黒色で首を前後に動かして泳ぐオオバンを見る。上空をダイサギが飛ぶ。東京側へ渡り終えて橋の下へ。佐川さんが河原で大きめの流木をどかし、手を入れると、アカテガニに指先を挟まれた。クロベンケイガニも並んで潜んでいた。珍しいそうだ。
 六郷水門(大田区南六郷)近くのアシ原では絶滅が心配されるセイタカシギが三十羽ほど集まっていた。「通常の群れはもっと少ない。渡りに向けて集まっている」と佐川さん。岸近くには尾羽が黒く長いオナガガモのペアが休んでいた。
 カモの多くは冬越しを終えるとシベリア方面へ向かうが、四、五月にはくちばしの長いシギや、小走りする姿の愛らしいチドリが姿を見せるという。
     ◇
 干潟の露出する時間帯ならカニなどの観察も楽しい多摩川河口干潟とその周辺。いま大師橋下流部の干潟を横断して橋を架ける「羽田連絡道路」の構想が東京五輪に向けて進んでいる。
 日本野鳥の会、世界自然保護基金(WWF)ジャパン、日本自然保護協会は、川崎市や東京都、国に対し、市民や非政府組織(NGO)と合意形成できる協議の場、時間を求めた。WWFジャパン自然保護室の前川聡さんは「連絡道路は必要だと市民と合意形成されれば、影響を最小限に、と知恵を出し合う話にも進んでいける」と語る。
 川崎市臨海部国際戦略室はこの要望に「市だけの事業ではなく関係者との調整が必要だ」と前置きしつつも「環境配慮は重要で、対応を検討している」としており、注目される。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201602/CK2016022502000208.html

ttp://archive.is/f5ohT
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白鳥北帰行準備進む【IBC岩手放送ニュース2016年2月25日】

25日朝は厳しい冷え込みが予想されていましたが、各地でほぼ平年並みの気温となりました。盛岡ではハクチョウたちが北へ帰る準備を着々と進めています。県内の最低気温は盛岡市玉山区の藪川が氷点下14.9度、宮古市区界が氷点下9.9度、盛岡市中心部も氷点下4.9度と各地ほぼ平年並みでした。盛岡市の高松の池にいるハクチョウたちは朝早くは白い息を吐きながら縮こまっていたものの、日が昇るにつれて羽を動かし始め、北帰行の準備をする姿が見られました。県環境保健研究センターによりますとハクチョウは1週間から10日ほど前から北上する動きが見られているということです。池の上空を旋回して飛ぶ訓練を重ねるハクチョウたち。シベリアへの長い旅が、間もなく始まります。
http://news.ibc.co.jp/item_26522.html

ttp://archive.is/yIOGK
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“癒しの鳥”パフィンの越冬地がついに判明 ピエロ顔で人気のニシツノメドリの大きな謎がバイオロギングで明らかに【ナショナルジオグラフィック日本版2016年2月25日】

くちばしいっぱいにヘイク(タラの仲間)をくわえたニシツノメドリが、メーン州の小島イースタン・エッグ・ロックにいるひな鳥の元へ戻っていく。この小さな鳥は、繁殖期以外の1年の大半を外洋で過ごす。(Photograph by Robert F. Bukaty, AP)

 英語でパフィンと呼ばれる、黒と白とオレンジ色の羽に覆われたニシツノメドリ(Fratercula arctica)。小さくてかわいらしい見た目からすると、とうてい外洋で暮らせるようなタフな鳥には見えないかもしれないが、それは大きな間違いだ。(参考記事:「癒やしの鳥 パフィン」)

 まず、彼らの体は、完璧な防水性能を持っている。そのうえあの小さな体で、巣立ちをしたばかりのひな鳥と一緒にまるまる2年という長い時を波間で過ごしてから、彼らはようやく陸地に戻ってくる。

 ニシツノメドリの生態については、過去40年間で多くのことがわかってきた。水上での生活に非常によく適応している彼らは、海水を飲み、余分な塩分を鼻孔にある腺から排出することもできる。

 鳥類保護組織「全米オーデュボン協会」で「プロジェクト・パフィン」を立ち上げたスティーブ・クレス氏は、「もし卵を産まずにすむのなら、ニシツノメドリは陸地には一切近づかないでしょう」と述べている。

 ただし、大きな謎がひとつだけ残されていた。それは彼らが陸地から姿を消す間、どこでどう過ごしているかということだ。

 ニシツノメドリの渡りを追跡調査した研究者らが、2月11日に研究結果を発表し、彼らがどのように冬を乗り切っているかを紹介している。ニシツノメドリはたくましい鳥だが、環境の変化によって危険にさらされており、彼らが冬の間、どこで餌を調達しているのかを把握することは、彼らを保護するうえでも大きな意味がある。

誰も知らなかった渡りのルート

 クレス氏は40年間欠かさず、米メーン州に生息するニシツノメドリが毎年8月に沖へ向かって飛び立つのを見送ってきた。彼らが戻ってくるのは翌年の4月だ。陸を離れた鳥たちはどこへ行くのだろう。それは誰も知らなかった。

 2009年、クレス氏は、ウミスズメ科の仲間で体重500グラムというこの小さな鳥たちの体に、ジオロケーター(鳥の渡りに特化した位置記録装置)を装着する実験を開始した。(参考記事:「小鳥が自ら腸を吸収し3日間飛び続けることが判明」)

アイスランドの街で、子どもたちが迷い込んだニシツノメドリのひなを救う。
「でも最初に使ったジオロケーターは少々サイズが大きく、陸上にいるニシツノメドリの行動を見ると、普段通りとはいきませんでした」

 そこで今回、よりコンパクトになった装置を19羽のニシツノメドリに取り付け、その個体が2015年春にメーン州に帰ってきた。

 鳥たちはどうやら2カ所の餌場を渡ってきたようだった。まずは北を目指して魚の豊富なカナダのセントローレンス湾にとどまり、次に南東に向かって、冬の残りを米マサチューセッツ州ケープコッドの沖320キロの外洋で過ごした。ここにはニューイングランド地方に沿ってのびる海底山脈「コーラル・キャニオン」があり、一帯は豊かな生物多様性を誇っている。

 22年間にわたってニシツノメドリの研究をしてきたカナダ、ニューブランズウィック大学の野生生物生態系の研究教授、トニー・ダイアモンド氏もまた、彼らの渡りを追跡すべく挑んでいる。氏が観察しているカナダ、ニューブランズウィック州マチアス・シール島のニシツノメドリは、どうやらまとまって行動するわけではないようだ。追跡した鳥のうち1羽はセントローレンス湾へ向かい、他の8羽はメーン湾、さらにはずっと南の米ノースカロライナ州ハッテラス岬まで飛んでいった。(参考記事:「「バイオロギング」で迫る海洋動物の素顔」)

「この結果は意外でした」とダイアモンド氏は言う。「とはいえ、おそらくこうなるだろうという、明確な予測ができていたわけでもないのですが」

ニシツノメドリを保護区のきっかけに

 国際自然保護連合(IUCN)はニシツノメドリを絶滅危惧種に指定している。その理由のひとつは、気候変動が彼らの餌となる生物に影響を与えていると考えられることだ。(参考記事:「北米の野鳥、気候変動で半数が絶滅危機」)


メーン州イースタン・エッグ・ロック島に設置した観察用の隠れ場所に身を潜めるスティーブ・クレス氏。彼は40年間、ニシツノメドリの研究を続けてきた。「彼らは間違いなく、すばらしい生物です」と彼は言う。(Photograph by Robert F. Bukaty, AP)
[画像のクリックで拡大表示]
 実際のところ、ニシツノメドリの好物であるニシンとホワイトへイク(タラの仲間)は、海面の温度変化に対して敏感であることがわかってきた。

 その結果、ニシツノメドリが越冬するこの場所は、より重要な海域になり始めている。深い海に蓄えられた栄養素は、海底の山脈沿いに海面まで上昇して、小さな樹木ほどの大きさのサンゴ、タラやオヒョウの群れ、クジラの集団、さらには海面で餌をとる海鳥などの、活気あふれる生態系を支えている。

 これらの生きものにさらにニシツノメドリが加わることで、一帯の海を地域初の海洋国定記念物として保護する必要がますます高まったとする意見もある。さもなければ、繊細な生態系は、浚渫工事や海底採鉱、石油採掘などによって破壊されてしまうかもしれない。(参考記事:「【連載】ワールド・イズ・ブルー 母なる海に迫る危機」)

 クレス氏は言う。「重要なのは、ニシツノメドリが生息していると判明したことで、我々がこの場所を守るチャンスを手にできたことです」

【フォトギャラリー】癒しの鳥 パフィン
文=Jason Bittel/訳=北村京子
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/022400065/

ttp://archive.is/m6Yx1
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絶滅危惧種のクロツラヘラサギ 防鳥用糸で死ぬ【佐賀新聞LiVE2016年2月25日】


絶滅危惧種のクロツラヘラサギ 防鳥用糸で死ぬ 佐賀新聞LiVE
2016年2月25日
テグスと呼ばれる糸に絡まり死んだクロツラヘラサギ=白石町福富(提供写真)
 杵島郡白石町福富で、絶滅危惧種の渡り鳥クロツラヘラサギ2羽が相次いで死んでいるのが見つかった。いずれもレンコン畑に張っていた防鳥用の糸に引っかかり、動けなくなったとみられる。

 2羽は別々の畑で糸に絡まっているのを、野鳥観察の愛好家が見つけた。JAさが白石中央支所によると、防鳥用の糸はテグスと呼ばれる釣り糸。カモが水中の種レンコンを食べるのを防ぐため、水面から10〜20センチの高さに約1メートル間隔で張られている。

 日本野鳥の会県支部によると、クロツラヘラサギの生息数は世界で約3千羽。環境省は近い将来、野生での絶滅の恐れがある絶滅危惧1B類に指定。浅い水辺で魚やエビ、カニを食べ、県内では有明海の干潟を餌場とすることが多いという。

 同支部の宮原明幸支部長は「細く透明なテグスを認識できず、引っかかったのではないか。鳥の目につき、かつ畑への侵入を防ぐ方法を探り、農家と協力して絶滅危惧種の保護につなげたい」と話す。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/282670

http://archive.is/YnPlJ
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稚内市ノシャップ寒流水族館 寒がりペンギン繁殖挑戦 室蘭からペア招き 日本最北の水族館 /北海道【毎日新聞2016年2月25日】

 本来は南米に生息する「フンボルトペンギン」はペンギンなのに寒がりだ。その繁殖にノシャップ岬にある日本最北の水族館「稚内市ノシャップ寒流水族館」がチャレンジする。6人の飼育員を束ねるのは高井英徳さん(41)。水族館を訪れる子どもたちに命が育つ過程を教えたいという。

 フンボルトペンギンの故郷は南米のチリやペルー沿岸。気温10〜20度の環境を好む。これに対し、稚内地方気象台によると、稚内の平均気温は年間で6・8度、最も寒い1〜2月で氷点下4・7度だ。寒流水族館にいるフンボルトペンギンは5羽。寒い日は飼育室に運び込まれたファンヒーターの前で暖を取っている。

 日本ではおなじみの種だが、実は絶滅危惧種だ。世界中の飼育施設が繁殖に挑んでおり、寒流水族館も挑戦を決めた。室蘭市の室蘭水族館から適齢期のペアが来る予定だ。

 寒流水族館には苦い過去がある。2004年2月に生まれたひなが寒さで死んでしまった。卵からかえって1週間後のこと。ある晩、飼育室のある建物の窓を開けたままにしたためだった。

 同じ失敗は繰り返さない。繁殖しやすい環境づくりのため、カップル専用の個室を用意することも検討している。春と秋に産卵する場合が多く、約40日後にふかする。高井さんは「都会の水族館のような立派な設備はないが、繁殖を成功させ、命を身近に見守られる場にしたい」と話している。
http://mainichi.jp/articles/20160225/ddl/k01/040/009000c

ttp://archive.is/D1kV2

福井)カスミ網猟追う「鳥の道を越えて」28日上映【朝日新聞デジタル2016年2月25日】

越前町の「織田山ステーション」で、調査用に張ったカスミ網について説明する山階鳥類研究所の佐藤文男さん=映画「鳥の道を越えて」から

 敗戦直後の1947年にGHQ(連合国軍総司令部)が禁じ、いまは調査目的に限って続く「カスミ網」の今昔を追った記録映画「鳥の道を越えて」(2014年、今井友樹監督、93分)が28日、福井市内で上映される。カスミ網で捕らえた野鳥をたんぱく源としていた岐阜の山間部と福井との意外なつながりを、8年間かけて描いた。

 今井監督は79年、岐阜県生まれ。約10年前、同県東白川村で暮らす祖父が「あの山の向こうに鳥の道があった」と語ったのが、取材のきっかけだった。

 禁令以前、故郷の東濃地方は、おとりで渡り鳥の群れを呼び寄せて捕らえるカスミ網の中心地だったことが、老人たちの話から浮かんだ。網を張る、渡り鳥が通る山の稜線(りょうせん)の猟場は「鳥屋(とや)」と呼ばれた。海がないこの地方で、保存用に塩やこうじで漬けた野鳥は貴重なたんぱく源だった。江戸時代、大きな鳥屋は入札で利用者を決め、捕ったツグミなどで年貢を納めた記録があった。故郷の鳥屋の跡には、猟師が詰めていた小屋の残骸が残っていた。

 カスミ網は現在、渡り鳥に足輪をつけて飛行経路をたどる標識調査だけに許可されている。越前町の「織田山ステーション」は、国内でも数少ないそんな元鳥屋の一つだ。今井さんは織田山へ通い、網の使い方や野鳥保護の現場を記録。ここへ出稼ぎに来ていた猟師も東濃の人だと知る。

 世代を超えて自然と人間の関係を追った同作品は、14年のキネマ旬報ベスト・テンの文化映画部門で第1位に選ばれた。今井さんは「伝統文化と鳥類保護、どちらだけでも語り尽くせない先人が伝える営みを撮り続けたい」と語る。

     ◇

 28日午後1時半から、福井市西木田2丁目の福井商工会議所国際ホールで。上映に続き午後3時15分から今井監督を囲むトークタイム。当日1500円、前売り1200円、高校生以下500円。問い合わせは上映委員会の東さん(090・8967・8143)。(永井靖二)
http://www.asahi.com/articles/ASJ2R4JHZJ2RPLZU006.html

ttp://archive.is/oF8PZ
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千葉)迷惑ムクドリ、タカが撃退 我孫子で作戦奏功【朝日新聞デジタル2016年2月25日】

ムクドリを追い払うため活躍したタカと鷹匠。我孫子駅前ロータリーを見下ろすビル6階のベランダから飛ばしたことも=2015年7月、我孫子市本町、市提供

 駅周辺の街路樹などに集まり、ふんや騒音をまき散らすムクドリを追い払うため、我孫子市が天敵のタカを使って効果を上げている。昨年、鷹匠(たかじょう)に依頼してタカを放ち、約1万3千羽いたムクドリが約2カ月間で激減した。ムクドリ対策に悩む隣の印西市も我孫子の取り組みを見学し、タカの活用を検討している。

 ムクドリは農作物の害虫を食べる益鳥だが、近年は外敵が少ない都市部の街路樹にねぐらを移し、けたたましい鳴き声やフン害が問題になっている。

 我孫子では、10年以上前から天王台と我孫子両駅南北周辺の街路樹や電線に群れが現れ始めた。2013年9月に8555羽、14年8月も8400羽を確認。駅前のベンチや道路はフンで汚れ、「悪臭がひどい」「鳴き声がうるさい」と住民の苦情が絶えない。

 ログイン前の続き市は音が出る火薬銃を使って追い払ったこともあったが、ムクドリが慣れてしまい有効な手立ては見つからないまま。5年ほど前から、ムクドリが集まる両駅周辺の十数本のケヤキにネットをかけて防いでいる。

 タカによる追い払い作戦は、「人と鳥の共存」を掲げる市が「本意ではないが、『共存』できる程度に数を減らすしかない」と昨年、NPO法人日本放鷹(ほうよう)協会所属の鷹匠に委託した。

 7月初めから9月末、我孫子駅周辺と天王台駅周辺で延べ22日間、鷹匠がムクドリが集まる木にタカ科のハリスホークを放って追い払いを実施。7月28日には計1万3300羽飛来していたが、8月14日は計4100羽に減り、9月25日には計100羽までに激減した。このため14年度に160万円かかった清掃費用も、15年度は105万円で済んだ。

 市は「予想以上の効果があった」として、新年度予算案に116万円の鳥獣対策委託料を計上。ムクドリが集まり出す5月ごろから、タカによる追い払いに取り組む予定だ。

 印西市も千葉ニュータウン中央駅近くに集まる数千〜1万羽のムクドリ対策に頭を痛めている。職員らが昨年夏、天王台駅周辺でタカによる追い払いの様子を見学した後、秋には4日間鷹匠を頼んで実証実験もした。市は「効果を確認したうえでタカの活用を検討したい」と話している。(佐藤清孝)
http://www.asahi.com/articles/ASJ1N4FCNJ1NUDCB00J.html

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「トラフズク」小諸で確認 県内での目撃例少ない絶滅危惧種【信濃毎日新聞2016年2月25日】

樹木に同化するような羽模様で、周囲を警戒するようにじっとしたまま枝にとまるトラフズク=24日午後3時9分、小諸市内(本社松崎林太郎撮影)
 猛禽(もうきん)類の一種で、県版レッドリストで絶滅の危険性が高い「絶滅危惧1B類」に指定されている「トラフズク」1羽を、信濃毎日新聞記者が24日、長野県小諸市内の事業所敷地内で撮影した。信州大名誉教授で「中村浩志国際鳥類研究所」(長野市)の中村浩志・代表理事(69)によると、「近年はめっきり減っており、目撃例は少ない」という。

 フクロウ科のトラフズクは、国内では本州以北の林に生息。寒冷地にすんでいるものは冬になると暖かな土地に移動する。樹木をねぐらにしており、夜行性で小型の鳥類や哺乳類を捕食している。県版レッドリストでは2015年、絶滅の危険が増大している「絶滅危惧2類」からIB類に格上げされた。

 今回確認されたのは体長40センチほどで、成鳥とみられる。事業所の従業員が今月半ばに天敵のカラスに追いかけられているのを目撃。報告を受けた経営者男性が、知り合いの中村氏に連絡した。

 中村氏自身も「1999年に飯山市で目撃して以来、見掛けていない」といい、北方から冬越しのために南下してきた可能性を指摘している。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160225/KT160224ATI090010000.php

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【探鳥】ハヤブサ(隼) アトリを襲う一瞬【東京新聞2016年2月25日】

 栃木県鹿沼市の黒川で19日朝、冬木立の枝に止まるアトリの大群に襲いかかるハヤブサ。黄色い右足を伸ばし、飛び立つ獲物を捕まえる。他にオオタカやハイタカ、チョウゲンボウ、ノスリもアトリを狙い、その都度アトリは空を黒く染めた。24日、大群は消えていた。水害復旧工事が再開され重機に驚いたのだろう。
 ハヤブサは留鳥として川や農耕地、海岸などに分布。ハトや小鳥、カモを食べる猛きん類だ。全長は雄42センチ、雌49センチ。(写真と文・堀内洋助)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/amuse/bird/CK2016022502000169.html

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