2016年06月25日

愛知)瀬戸市長に聞く 太陽光発電問題【朝日新聞デジタル2016年6月25日】

伊藤保徳・瀬戸市長
 瀬戸市の海上(かいしょ)の森隣に太陽光発電施設が設置された問題で、市が設置者のフジ建設(名古屋市)に対応策を求めた回答期限が30日に迫っている。伊藤保徳市長(70)に考えを聞いた。

 ――市は強硬ですね

 大変な憤りを感じる。2013年の中止勧告後、市は(開発済みの敷地内で)利用方法も提案したのに、なしのつぶて。同社は知らないうちに造っていた。道義上の責任は大きい。先月末、「経営が苦しくなるから一部撤去で認めてほしい」と回答してきたが、「ヤリ得」は許せない。

 ――県は調整池などを造れば、事後的に許可する考えを示唆しています

 問題の表面化後、3月4日、大村秀章知事に会いに行った。関係部課長もいる中、「勧告無視なんて……。撤去してもらわないかんな」と言ってくれた。ただ、担当者から「地権者の権利もある」と説明され、「(撤去は)難しいなあ」とも。県とは連絡を取り合っており、県が先に許可することはないはずだ。

 ――市は、同社の入札参加の指名も見合わせた。年約1千万円の道路清掃などを請け負っている。「恣意(しい)的処分」では

 談合行為などで指名から外すのと同じだ。内規にのっとり、市事業の契約にふさわしくないと判断した。匿名にしていた企業名も途中で実名発表に変えた。

 ――この問題へのこだわりを感じます

 瀬戸市民にとって、海上の森は特別な森だ。私も愛知万博を誘致する市民団体の役員だった。地域が大きく変わる機会だったが、自然保護の問題から長久手にメイン会場を譲った。そうまでして守った森の隣で勧告無視の開発なんて市民感情が許さない。

 ――第二の回答期限は30日です

 要求を二つに分けて考えている。敷地内にある市の公道(赤道)は、太陽光パネルをどかし、元通り復活を求める。財産権の法的な主張で、道路の「付け替え」は認めません。

 もう一つは道義的主張です。万博会場の隣で大規模開発が許されるのか。万博テーマだった「自然の叡智(えいち)」にそぐうのかを問いたい。

 同社は、担当課に「どうしたらいいか」と相談に来ているようだ。全面撤去できないなら、どう誠意をみせるか。注目する。

 ――騒動の教訓は

 県と市、市内部でも連携がとれていれば、早く手を打てた。「許可済みと勘違いした」なんてありえない。ワンストップで情報共有できる仕組み作りや関係条例の改正も課題です。(伊藤智章)

     ◇

 太陽光発電問題 瀬戸市の海上の森隣接地が無断開発され、2・3ヘクタールに太陽光発電施設が設置されていることが2月、発覚した。業者は2013年の市の中止勧告を無視し、県の森林法や砂防条例の手続きもしていなかった。県や市の担当者は昨年3〜8月、開発に気づいたが、放置した。

     ◇

 瀬戸市内の電気機器製造販売会社副社長、市教育委員長を経て、昨年4月の市長選で前市長の後継者らを破り、初当選。
http://www.asahi.com/articles/ASJ6Q7D5QJ6QOIPE04B.html

http://archive.is/jNOYI
海上の森隣接の太陽光施設、事後的許可へ 愛知県【朝日新聞デジタル2016年2月27日】
無許可で太陽光施設 「海上の森」隣接地【YOMIURI ONLINE2016年2月18日】
愛知知事「明確な法令違反」 海上の森隣の太陽光施設【朝日新聞デジタル2016年2月23日】(オオタカ/既報関連ソースあり)

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アカツクシガモ飛来 五島 [長崎県]【西日本新聞2016年6月25日】

羽を広げるアカツクシガモ

 国内で観察されるのが珍しいカモの仲間、アカツクシガモ1羽が五島市岐宿町中嶽地区の田んぼに飛来し、愛鳥家たちが双眼鏡やカメラで貴重な姿を追っている。

 同市の日本野鳥の会会員、出口敏也さん(52)によると、アカツクシガモは体長約60センチ。体は赤茶色で翼の一部が白い。西ヨーロッパから中東、アジア大陸温帯部で繁殖し、インドなどの南アジアで越冬する。日本は渡りのルートから外れているため、見られる数は少ないという。

 18日正午ごろ、同市新港町の会社員吉田竜成さん(28)が見つけた。吉田さんは「色がきれいで目を引かれた。五島で元気をつけて無事に旅してほしいですね」と話した。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/254240

http://archive.is/kmR2g
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高知市の「かるぽーと」にフクロウが一時立ち寄り【高知新聞2016年6月25日】

長い翼を広げて飛び立つフクロウ(高知市の「かるぽーと」)
 高知市九反田の高知市文化プラザ「かるぽーと」の8階付近、ビルの中の吹き抜け空間に、フクロウが止まっていた。ぎろりとこちらをにらみ据え、ばさりと飛び去った。

 建物の天窓が開いていて入ったようだ。壁沿いの鉄骨に爪を置き、威風堂々としたたたずまい。

 「4、5日前からすみ着いていますよ」

 施設を管理する高知市文化振興事業団の高橋政明さん(65)から教えていただき、先輩記者が遠くから、私がやや近くからカメラで狙う。

 一瞬の勝負。3、2、1、カメラを向ける。こげ茶色のフクロウが、ゆっくりむくっと首を回す。鋭い眼光とかち合った。「負けた」と思った。

 「今は繁殖が終わって移動する時期。住所不定、移動中の成鳥かもしれません。同じ所にずっといるわけではない。立ち寄ったんでしょう」とは日本野鳥の会高知支部の浜田哲暁さん(57)。

 高知市周辺の一般的なすみかとしては、北山、五台山、筆山、土佐山、秦泉寺、朝倉など。「洞(うろ)の穴が開いている大きな木に暮らし、食べ物があれば、街中にもひょいと飛び降りてくることがあります」

 好物はネズミ。小鳥やモグラなども。さては、なにかおいしいものがありましたか? 

 折しもかるぽーとでは「『フクちゃん』展」を開催中(6月26日まで)。両肩から伸びる、大きなマントのような翼を雄々しく羽ばたかせ、日中の暑さを引きずる外界へ、天窓から飛び去った。
http://www.kochinews.co.jp/article/30910/

http://archive.is/8TAUD
タグ:フクロウ
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日本一のハウスミカン、カラスから守れ 唐津市浜玉町 タカで駆除実証事業【佐賀新聞LiVE2016年6月25日】

カラスからハウスミカンを守るため、ハウス周辺をタカを連れて見回る石橋美里さん=唐津市浜玉町
 日本一のハウスミカン産地をカラスの食害から守ろうと、唐津市浜玉町でタカを使った駆除の実証事業が始まった。害鳥駆除を手がける武雄市の「ファルコンウィング」に依頼し、収穫が続く7月まで週1回のペースで実施していく。

 例年、収穫時期になると、カラスがビニールを破ってハウスに入り込んで実を食べたり、その穴から雨漏りして品質が低下したりと被害が続いている。JAからつ唐津東部ハウスみかん部会の江川豊会長(48)は「網を張ったり、カラスおどしを付けたりしたが駄目だった」と振り返り、“天敵”に期待を寄せる。

 昨年度取り組んだ北波多のナシでは一定の効果があり、市は本年度、80万円の予算を組み、浜玉町のハウスミカンを中心に実証事業を継続することにした。

 今月21日には約40ヘクタールにわたってハウスが並ぶ農地に、鷹匠(たかじょう)の石橋美里さん(21)とタカ1羽が出動した。前の週にタカとドローンで群れを追い払った近くの竹林にカラスの姿はなく、タカに恐れをなしてか、カラスは近づいてこなかった。唐津市の鳥類による農作物被害額(2014年度)は1054万円に上っている。
http://www.saga-s.co.jp/column/economy/22901/326753

http://archive.is/ipwBq
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カープコラボ 鵜飼Tシャツ【中国新聞アルファ2016年6月25日】

鵜飼とカープのコラボTシャツの出来上がりを喜ぶ梵代表(左)と日坂会長
 三次市の若者グループ「344プロジェクト」が、「三次の鵜飼(うかい)」と広島東洋カープのコラボTシャツを作った。鵜匠姿の「カープ坊や」をデザイン。28日にみよし運動公園野球場であるヤクルト戦で344枚を限定販売し、収益金で鵜飼のテレビCMを制作する。
(ここまで 126文字/記事全文 500文字)
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=259274&comment_sub_id=0&category_id=110

http://archive.is/h0ApC
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放鳥コウノトリが縁で日韓交流 げんきくんは「餌食べ元気」と報告【福井新聞ONLINE2016年6月25日】

コウノトリを通じて交流を深める韓国の研究者ら(左の3人)と越前市や若狭町の市民=24日、福井県越前市

 福井県越前市白山地区で放鳥された国の特別天然記念物コウノトリ「げんきくん」の韓国滞在の縁で、同国の鳥類研究家らが24日、同市で開かれた交流会に参加した。げんきくんの現況などを報告し、コウノトリの定着を目指して環境づくりを進める同市の住民らと交流を深めた。

 コウノトリを通した両国の交流を図ろうと県が初めて企画。鳥類研究家の度淵(トヨン)さん(63)や、韓國環境生態研究所の李(イ)時玩(シワン)所長(52)ら8人を招いた。福井県からは同市の「水辺と生き物を守る農家と市民の会(水辺の会)」、「コウノトリの郷づくり推進会」(小浜市)、「鳥羽谷ビオトープクラブ」(若狭町)の会員と、県市町職員ら計40人が参加した。

 げんきくんの動向を調査した度さんは、他のコウノトリに比べて活発に動き回っていると説明。今月3日から滞在している保寧(ポリョン)市について「山に囲まれた小さな田んぼがあり、白山地区の環境と良く似ている」と話した。

 りりしい姿で餌をついばむげんきくんの写真も紹介され、8カ月ぶりに“再会”した住民はほっとした表情を見せた。水辺の会の恒本明勇会長(69)は「韓国各地に昔ながらの豊かな自然環境が残り、げんきくんが生息しやすい場所があると分かった。安心した」と話していた。

 度さんら一行と水辺の会の約20人は25日、兵庫県豊岡市を訪れ、コウノトリが生息する環境づくりに取り組んでいる全国の市民団体の交流会に参加する。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/98467.html

http://archive.is/4KIkX
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栃木)鉱毒で廃村の谷中村 110年ぶりに神輿が復活【朝日新聞デジタル2016年6月25日】(ラムサール条約)

110余年ぶりに里帰りする神輿。譲り受けて保存してきた蔵井自治会の人たちと、遺跡を守る会の会員が組み立てて準備した=18日、栃木市大平町

 足尾鉱毒事件で廃村になった旧谷中村(現栃木市)に7月2日、110余年ぶりに往時の神輿(みこし)が復活する。廃村の際に、村から神輿を譲り受けて保存してきた同市大平町の蔵井自治会が里帰りに協力し、当日は一緒に村跡を練り歩く。関係者は「多くの人に楽しんでもらいたい」と、担ぎ手を募集している。

 村跡を維持する活動をしている「谷中村の遺跡を守る会」(高際澄雄会長)が主催。同村が強制廃村になったのは1906年7月1日で、今夏で110年になるのを記念して行う。

 当日は、重さ約400キロの神輿を組み立てて、現在は渡良瀬遊水地の「史跡保全ゾーン」になっている村役場跡の前の広場に運び入れる。史跡を巡ることも検討したが、神輿が通るには狭いことから、代わりに1周100メートルほどの広場を2周。地元のお囃子(はやし)保存会が村の面影を残す雷電神社や延命院跡、共同墓地などを巡って演奏し、慰霊する。

 谷中村には10基以上の神輿があったとされ、今回の神輿も廃村の際に近隣に譲り渡されたうちの1基。蔵井自治会の白沢正弘会長によると、神輿が無かった同地区では諏訪神社内に神輿舎を建てて大切に保存。夏祭りで地区を練り歩いたり、夏祭りのシンボルとして飾ったりしてきたという。「一日だけお貸しする形になるが、大切な文化遺産であり一緒に祝いたい」と白沢さん。

 30年前に行われた谷中村廃村80年記念の行事では、この神輿とほかの1基が藤岡町内で練り歩いたが、村跡に「里帰り」するのは初めてという。

 高際会長は、「田中正造翁は『鉱毒を止めれば、たちまち天下の美村となる』と語った。谷中村は貧しかったわけではなく、神輿を残せるほど豊かだったのを確認したい」と言う。

 村跡の一帯は渡良瀬遊水地になり、絶滅危惧種の植物や野鳥の宝庫としてラムサール条約湿地に登録された。「普通の町になり損ねたが、逆説的に自然の復元力で豊かな環境がよみがえった。自然も楽しんでほしい」と話す。

 神輿は、東京などからも集まる会員や村ゆかりの人々、蔵井自治会の人らが交代で担ぐほか、一般からも担ぎ手を募集している。

 問い合わせは会事務局長の山口とみ子さん(080・1259・4143)へ。(平井隆昭)

     ◇

 谷中村の廃村 上流の足尾銅山の鉱毒事件による遊水地計画で、1906年に知事が廃村を告示、同年7月1日に藤岡町に合併された。47年のカスリーン台風による被害などを機に貯水池が計画され、村跡が水没するのを防ぐために72年に守る会が設立された。交渉により谷中湖は村跡を避けてハート形になり、史跡保全ゾーンができた。4県にまたがる渡良瀬遊水地は2012年にラムサール条約湿地に登録され、歴史探索や自然観察、陸水空のスポーツに年間約120万人が訪れる。
http://www.asahi.com/articles/ASJ6P5HVYJ6PUUHB00Q.html

旧谷中村強制廃村 まもなく110年 子孫ら神輿の里帰り渡御、担ぎ手を募集 来月2日に渡良瀬遊水地 /栃木【毎日新聞2016年7月2日】

田中正造が守ろうとした歴史感じて
 足尾銅山の鉱毒が流れ込んだ渡良瀬川の下流域にあり、治水対策を名目に遊水池にされた旧谷中村の強制廃村から、7月1日で110年になる。旧村民の子孫らでつくる「谷中村の遺跡を守る会」は2日、渡良瀬遊水地の旧役場周辺で、かつて村にあった神輿(みこし)の里帰り渡御のイベントを計画、担ぎ手を募集している。【太田穣】

 同会によると、神輿は現在、栃木市大平町の蔵井自治会が所有、保管している。明治17(1884)年に作られたと伝えられ、台輪の幅が約90センチ、台輪から屋根の擬宝珠(ぎぼし)までの高さが約1メートル。胴には蔵井地区の諏訪神社の境内社「大杉神社」のお札が張られている。

 同会や蔵井自治会によると、谷中村廃村の1〜2年前、「神輿がもらえる」と聞いた蔵井の若者数人が谷中を訪ね、大八車で持ち帰ったという。かつては地区の夏祭りなどで担がれ、1985年12月、町文化財に指定された。

 高際澄雄会長(67)は「悲劇の村、貧しい村とのイメージが強調される谷中村だが、この立派な神輿を担げば豊かな村だったことが分かる。田中正造が守ろうとした村の歴史を感じてほしい」と話している。

 2日のイベントでは、午前10時から正午まで、この神輿を担ぎ、渡良瀬遊水地の史跡保存ゾーンに残る村役場跡や雷電神社跡、延命院跡などを練り歩く。同市藤岡町太田地区のおはやしグループがにぎわいを添える。

 同会は、担ぎ手を募集しており、興味があれば住所や年齢、性別を問わず、誰でも参加できる。集合は午前9時、遊水地北エントランスレンタサイクル前。申し込みや問い合わせは同会事務局(電話080・1259・4143、ファクス0282・62・5662)。

 ■ことば

旧谷中村
 渡良瀬川や巴波川、赤麻沼などに囲まれた肥沃(ひよく)な輪中地帯にあり、明治初期には約450戸が暮らしていたという。しかし、足尾銅山が精錬を始めると、上流部の森林乱伐などにより洪水が頻発。1896年には鉱毒を含んだ水が村を襲い、その2年後の大洪水で壊滅的な打撃を受けた。政府は銅山規制などの公害対策の代わりに、田中正造が支援に入り、鉱毒被害の象徴だった村を廃村にする遊水池計画を提示。県も全村買収を前提に同村の旧藤岡町(現栃木市)への編入合併を進め、1906年7月、村議会の反対議決にもかかわらず編入された。
http://mainichi.jp/articles/20160621/ddl/k09/040/319000c

http://archive.is/0dnwj
http://archive.is/sPuOa
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ドイツに倣う動物保護 多気に大規模施設計画【中日新聞2016年6月25日】

アルシャー京子さん=多気町相可の多気図書館で
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 温泉・飲食業アクアイグニス(東京)は、多気町で二〇一九年秋、開園を目指す国内最大級の混在型リゾート施設「アクアイグニス多気(仮称)」に、大規模な動物保護譲渡施設「ティアハイム」を造る。ペットの殺処分がほとんどないドイツの民間施設の日本版だ。年間十万匹を超える犬、猫が殺処分される日本で「小さな命を救う光明に」と期待されている。

 「日本では人に選ばれた命が生きているだけ。ティアハイムでは訓練で共生の道を探る」

 ドイツ・ベルリン郊外にある「ティアハイム・ベルリン」の運営に関わる在独十九年目の日本人獣医師アルシャー京子さん(47)は、ペットに対する日独の考え方の違いを嘆く。

 施設は馬やカエルなど、あらゆるペットが保護される、いわば「動物孤児院」。年間収容数は約一万五千。犬なら最低六平方メートル以上など広い飼育スペースが確保されている。運営費のほとんどは企業や個人の寄付金だ。施設では引き取った犬、猫のかみ癖などを直し、新しい飼い主につなぐ。譲渡率は九割を超える。

 日本ではかみ癖、ほえ癖など問題がある犬、猫は捨てられ、もらい手もなく殺処分されることも。しかし、ドイツでの殺処分は重病などに限られる。

広々としたスペースで飼われている「ティアハイム・ベルリン」の犬=ドイツ・ベルリンで(アクアイグニス提供)
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 施設では、トレーナーが原因を探り、訓練する。「原因は飼い主」。アルシャーさんはそう言い切る。例えば、ほえる犬は散歩不足でストレスをためている例が多い。「生活習慣を改善すれば直る」

 アルシャーさんは「ドイツでは犬は古来、猟犬や牧羊犬として繁殖されてきた。使役犬は宝物のように扱われてきた」と語り、愛玩が主の日本とは価値観が異なるという。

 アルシャーさんによると、ティアハイムの大規模施設は、広島にあり、完成すれば国内で二カ所目になる。

 計画では施設の総面積はバレーコート約三十面分に相当する五千平方メートル。千二百平方メートルの木造平屋に、犬、猫二十匹ずつを収容する。犬は一匹ごとに庭付きで、二十二平方メートルの飼育部屋を設ける。猫は八平方メートルにし十部屋を造り、二〜三匹ずつ飼う。ドッグランと動物病院も併設する。

 寄付を募り、運営費に充てる。犬猫の正しい飼い方を啓発するなどイベントも開く。アクアイグニスの立花哲也社長(42)は「日本でもペットへの意識を変えたい。少しずつだが殺処分ゼロを目指したい」と意気込んでいる。

 (吉野淳一)

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20160625/CK2016062502000024.html
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