2016年07月26日

食べ残した“ピザの耳”を活用!飢えに苦しむ鳥を救う、ドミノ・ピザのCSRキャンペーン【AdGang2016年7月26日】(ロシア)

Case: The house of crust

大手宅配ピザチェーン店のドミノ・ピザが、ロシアでCSRキャンペーンを実施。様々なメディアに取り上げられ話題となっているのでご紹介します。

キャンペーン名は、「The house of crust(ピザの耳のお家)」。



冬になると非常に厳しい寒さが続くロシア。冬の間、鳥たちはろくに食べ物もなく命が危険な状況に置かれています。


しかし人間にとっては、寒い冬でも暖かい家で美味しいピザさえ食べられればそこはもう天国。鳥たちが飢えている中、人間はピザの耳を残す始末です。


そこで同社が考えたのが、人間が残したピザをエサとして鳥に届ける取り組み。ピザの箱に切り込みを入れておき、ピザを食べ終わったら、“鳥のエサ入れ”として箱を再利用できるようにしたのです。



残ったピザを箱に入れて、木に吊るしておくだけ。とても簡単です。


キャンペーンは多くの著名人らにも支持され、この活動は国内各地に広がりました。


SNSでの反響も大きく、ドミノ・ピザのFacebookページのコミュニーケーション率はなんと30%もアップ。キャンペーン開始から数週間で、オンライン・オフライン共に沢山のメディアに取り上げられ、注目を集めました。


パブリシティやSNSなどのアーンドメディアを通じて、700万人もの人々へのリーチに成功した今回のキャンペーン。無駄なものを再利用して社会に役立つ仕組みを作り、自社のPRもしっかり果たしたCSR施策でした。
http://adgang.jp/2016/07/128507.html

http://archive.is/OSM7P

タグ:ロシア
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フラミンゴの餌を奪うEV充電池 チリ北部のアタカマ塩原周辺で懸念【SankeiBiz2016年7月26日】

アタカマ塩原のチャクサ湖でエサを食べるフラミンゴ。周辺の生態系が脅かされている可能性が指摘されている(ブルームバーグ)【拡大】

 テスラ・モーターズやゼネラル・モーターズのシボレーは、2017年にマスマーケット向けの電気自動車(EV)を発売する準備を進めている。しかしチリ北部のアタカマ塩原周辺の住民は、このような自動車を1台買って地球環境の保護に貢献しようと考える人たちに、フラミンゴのことを頭の片隅に置いてほしいと訴えている。

 ◆リチウム採取で取水

 テスラやシボレーの自動車の充電池には、世界で最も乾燥した砂漠であるアタカマ塩原で採取されるリチウムが含まれる。しかしこの塩原は野生のフラミンゴの生息地としても知られており、一部の地元住民は、リチウム採取のための水のくみ上げが原因でフラミンゴが餌不足に陥っていると指摘する。

 オブ・サンペドロ・デ・アタカマ自然主義協会の代表で、チリ国立人権研究所のメンバーである生化学者のロランド・ウミレ・コカ氏は「彼らはとんでもない量の水をくみ上げる。もし現在の取水方法を続ければ悲惨な結果になる。あらゆる生物が死に絶えるだろう」と述べている。

 衛星画像によると、塩原にある干潟や平原の一部が縮小したり完全に干上がったりしている可能性がある。また、チリ森林委員会はフラミンゴの生息数の減少を報告している。

 今年、チリ全体の水資源の減少を調査するための議会委員会が設置されたが、今のところリチウム採取との因果関係は見つかっていない。フラミンゴの運命に関する注意喚起は地元コミュニティーの努力に頼っている状態だ。

 保護活動家らは昔ながらの生活が消えつつあることを踏まえて、議会委員会に対し、水資源に与える影響の調査を徹底することを求めている。一方、リチウムを採取する業者によると、独自の監視システムで確認した結果、影響はない、あるいは軽微なレベルだとしている。

 ただ、業者が猛烈な勢いで操業していることに疑いの余地はない。ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ(SQM)は鹹水(かんすい)を毎秒1500リットルくみ上げる。アルベマール傘下のロックウッド・ホールディングスは毎秒142リットルをくみ上げており、近く同442リットルに増やそうとしている。両社は顧客を開示せず、テスラやシボレーにリチウムを納入しているかどうかは不明だ。

 ロックウッドとSQMによると、アタカマ塩原周辺の少なくとも9カ所の干潟の水位を監視しており、持続的な水位低下は観測されていない。これとは別の森林委員会のデータによると、明確な水位の変化が見られない湖が5カ所、わずかな減少が見られる湖が1カ所である。

 ロックウッドとSQMはエリア一帯に合わせて300以上の測定場所を設け、水位、塩類含有量、植物相と動物相を観測。両社ともに早期警戒システムが作動したことはないとしている。SQMは「わが社の事業は直接的にも間接的にも、フラミンゴの生息数のいかなる面にも影響を与えていない」と述べた。ロックウッドも、フラミンゴの生息数に影響を与えているとの見方を否定。同社は売上高の3%を地元コミュニティーに還元する協定を結んでおり、これが現地環境の観測に貢献する見込みである点を強調した。

 しかし、アタカマ塩原におけるロックウッドの事業拡大計画について環境影響調査を実施したSGAは、SQMのポンプの設置場所や、その一つ一つの取水量が公表されていないことを理由に、環境に与える影響を推計することは困難だとしている。

 アタカマの塩原には、アンデス山脈から流れ込む水に含まれるリチウムが何千年もかけて蓄積している。業者は鹹水をくみ上げてプールに移し、18カ月かけて蒸発させてリチウムを取り出す。ウミレ・コカ氏は「塩原は複雑なパイプ構造のようなもので、一方から水を取れば、もう一方にも影響がある。15年前にはセハル湖でフラミンゴに囲まれながら泳いだものだが、今では1羽でも見られたら幸運だ」と指摘した。

 フラミンゴは食料と温暖な気候を求めて6月になるとこの地域に飛来する。しかし最近の取材でセハル湖で見られたのは、警備員に手渡されたパンフレットに載った写真のフラミンゴだけだった。数キロメートル南にある、セハル湖より大きいテベンキチェ湖では5羽見ることができた。セハル湖とテベンキチェ湖はどちらもロックウッドやSQMの観測対象外である。

 森林委員会によると、2010〜14年の5年間のアタカマ塩原のフラミンゴの平均数は、1995〜99年と比べて28%減少した。この地域でよく見られる3種類のフラミンゴのうち、アンデスフラミンゴは「絶滅危惧II類」、チリーフラミンゴとコバシフラミンゴは「準絶滅危惧種」に指定されている。

 ウミレ・コカ氏によると、テベンキチェ湖で近年フラミンゴが激減したのは、塩分濃度が低くなった影響かもしれない。フラミンゴの餌は甲殻類であり、甲殻類が生息するには塩水が必要だが、鹹水のくみ上げによって塩分濃度が下がっているのだ。

 同地域に住むマヌエル・サルバティエラ氏によると、アタカマ塩原の干潟や平原は、採掘業者が操業を開始し山地の降雨量が減り始めた1980年末から変化し始めた。「かつては1つの干潟に40羽のフラミンゴが見られたものだ。今あるのは違う風景だ」と述べた。(ブルームバーグ Laura Millan Lombrana)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160726/mcb1607260500019-n1.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160726/mcb1607260500019-n2.htm
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160726/mcb1607260500019-n3.htm

http://archive.is/A1sUs
http://archive.is/2pCNK
http://archive.is/oUYa1
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固有種「消えてしまう」 沖縄・高江 生息地破壊に危機感【琉球新報2016年7月26日】(ノグチゲラ/既報関連ソースあり)

沖縄固有亜種のオキナワカブトムシに触れる子どもたち=23日、東村高江の新川川
 「この森にしかいない生き物たちがいる。その貴重な生き物たちを殺すんですか」。ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の工事車両が搬入される前日の21日夜、N1地区ゲート前を訪れていたチョウ類研究者の宮城秋乃さん(37)は警備の機動隊員に詰め寄った。機動隊員は「僕が殺すわけじゃない」と答えた。「ヘリパッドができたらこの生き物たちは消えてしまうんですよ」。宮城さんが訴えると、機動隊員は何も話さなくなった。
 宮城さんはやんばるに希少種のチョウが多く生息していることに着目し、2011年から東村高江の森で生物観察と調査を続けてきた。「やんばるに生息する動物は5千種類以上、高等植物は千種類を超える。ヘリパッドが造られることで、ここに住んでいた生き物が住めなくなることは容易に予想できる」

 亜熱帯地域の照葉樹林が広がり多くの生き物が生息するやんばる地域。やんばる固有種のナミエガエルやノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネなど、もともと数が少なく絶滅の危機にある動植物が生息している。

 14年に完成したN4地区のヘリパッドは、緑の木々が生える中にぽっかりと穴が空いたように見える。ヘリパッド建設のために木々を伐採したのだ。樹木で守られていたはずの土は芝生になった。「これでは生物の交流が困難になる」。宮城さんは眉をひそめる。

 ヘリパッド工事車両搬入の翌日、宮城さんは新たなヘリパッド建設予定地からわずか数キロの距離にある高江の新川川で昆虫観察会を開いた。木漏れ日が差し、透き通った新川川をイタジイなどの照葉樹が覆っていた。時折ノグチゲラが「キュッキュッ」と鳴いた。沖縄固有亜種のオキナワカブトムシ2匹が樹液を巡って格闘した。自然豊かな森の営みが繰り広げられていた。

 初めて新川川を訪れた那覇市の糸洲朝和さん(44)は「ヘリパッドはここじゃなくてもいいのではないか。(自然を失い)取り返しがつかなくなっては何も守れなくなる」と表情を曇らせた。

 国頭村、東村、大宜味村のやんばる3村にまたがる地域は近く国立公園に指定される予定だ。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産登録を見据えている。だが、米軍施設は世界自然遺産推薦候補区域に含めることができない。「沖縄に残されている大自然に気付いていない人が多い。基地と自然が隣合わせにある異常さを、多くの人に考えてほしい」。宮城さんは切実に訴えた。(阪口彩子)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-323666.html

http://archive.is/XwOhJ
ノグチゲラの巣穴29ヵ所 高江ヘリパッド建設地周辺 アセス記載も米軍の運用優先【琉球新報2016年7月26日】
沖縄ヘリパッド移設「工事再開」 反対派と機動隊で騒然【朝日新聞デジタル2016年7月22日】(野鳥営巣時期)
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動物たち「お帰りなさい」 阿蘇ファームランド【くまにちコム2016年7月26日】(フラミンゴ)

島本さんが見守る中、水辺をゆっくりと歩くフラミンゴ=25日、南阿蘇村
 熊本地震被害で休業中の南阿蘇村の「阿蘇ファームランド」で25日、外部に避難させていた動物の搬入が始まった。8月1日に営業を一部再開する。

 同施設によると4月16日の本震で、施設内の水道配管やコンクリート通路などが破損。獣舎ドームハウス(約100平方メートル)にいた全35種約200匹の動物は無事だったが、断水で世話ができず、ストレスなども考慮して県外の動物園に避難させていた。

 この日はトラックで、ヒツジやモルモットなど17種約70匹が到着。フラミンゴは久しぶりの展示スペースに放されると、水辺を確かめるように歩いていた。搬入は26日まで。

 担当職員の島本あかりさん(44)は「動物のたくましさに私たちが力をもらっている」と話した。8月1日から大人900円、3歳〜小学生600円。(福山聡一郎)
http://kumanichi.com/news/local/main/20160726004.xhtml

http://archive.is/JFt4m

野鳥と人が蜂蜜めぐり「共生」、科学的に解明 野鳥ミツオシエによる蜂蜜案内、伝統の声使うと成功率3倍、アフリカ【ナショナルジオグラフィック日本版2016年7月26日】(既報1ソース)

モザンビークのニアッサ国立保護区で、オスのノドグロミツオシエを手に乗せるヤオ族の蜂蜜ハンター、オーランド・ヤセニ氏。ノドグロミツオシエは研究のため一時的に捕獲した。(PHOTOGRAPH BY CLAIRE SPOTTISWOODE)

 ノドグロミツオシエ(学名:Indicator indicator、英名:ハニーガイド)と呼ばれるアフリカの小鳥は、人の声を聞きとり、その意味を理解できることが、最新の研究で初めて確認された。研究結果は科学誌「サイエンス」に掲載された。

 モザンビーク北部。ある男性が声を震わせて特殊な音を出すと、ノドグロミツオシエがそれに気付く。男性は蜂蜜を求めて、ハチの巣を探しそうとしている。ノドグロミツオシエは、彼を巣の場所まで案内し、ごほうびに人間が取り出したハチの巣をもらう。

 飼い慣らされた種が人間とコミュニケーションを取れることはよく知られているが、「野生動物と人間も同じような関係を結べると示した点で、とても興味深い事例です。こうした事実は、これまで科学的に明らかにされたことはありませんでした」と、英アングリア・ラスキン大学の行動生物学者クローディア・ワッシャー氏は言う。同氏はこの研究には関わっていない。(参考記事:「音声学者がネコ語の研究を本格始動」)


ヤオ族の蜂蜜ハンター、オーランド・ヤセニ氏が、切り倒した木の幹を割り、ハチの巣を取り出す。ニアッサ国立保護区にて。(PHOTOGRAPH BY CLAIRE SPOTTISWOODE)

 人間とミツオシエの関係は長い。数百万年とはいかないまでも、数千年にわたり助け合って生きてきた。ノドグロミツオシエは木から木へ飛んで、鳴きながら人を誘導し、ハンターたちをハチの巣に案内する。巣を取り出すという骨の折れる仕事は、人間の役目だ。

 人間とノドグロミツオシエは協力し合うことで、互いの不得手を補っている。ノドグロミツオシエはハチの巣を見つけ出すのが得意だが、エサとする巣の蝋を盗もうとすると、ハチに刺されて死んでしまう危険がある。そこで、人間が斧を振るって木を割り、中からハチの巣を取り出す。さらに火をたいて、煙でハチの攻撃を抑える。人間は「ハチの巣を探すのは得意ではありません」と、英ケンブリッジ大学と南アフリカのケープタウン大学で研究する野外生物学者のクレア・スポッティスウッド氏は語る。

【動画】ミツオシエと人間の蜂蜜探しを追跡する
ノドグロミツオシエと呼ばれるアフリカの野鳥は、その名の通り、人に蜂蜜のありかを教えてくれる。そのコミュニケーションを英国の研究者が追跡した。(音声は英語です)
決まった鳴き声で意思疎通

 以前タンザニアとケニアで行われた研究で、鳥の助けがあると、人間が蜂蜜を入手しやすくなるとわかっていた。だがスポッティスウッド氏らの研究チームが知りたかったのは、鳥と人とのコミュニケーションが一方通行なのか、情報の行き来があるのかという点だった。

 研究チームは、モザンビークのニアッサ国立保護区に住むヤオ族の人々からボランティアの蜂蜜ハンターを募集。ヤオ族は漁業と農業を営み、現金はほとんど持たない。蜂蜜は彼らにとって大きなカロリー源であり、おやつでもある。(参考記事:「ケニアのミツバチ、致死病原体に負けず」)


ニアッサ国立保護区にすむメスのノドグロミツオシエ。(PHOTOGRAPH BY CLAIRE SPOTTISWOODE)

 ノドグロミツオシエを呼ぶとき、ヤオ族の男性は決まった声を出す。それぞれが父親から教わったもので、スポッティスウッド氏はこの声を「ブルルル、フッ」と呼んでいる。鳥について行く間、彼らはこの声を出し続けてノドグロミツオシエにハチの巣を探させる。蜂蜜採りに行く時以外、この声を出すことはない。

 ヤオ族のボランティアによる実験では、ノドグロミツオシエは伝統的な「ブルルル、フッ」という声を聞くと、別の言葉や音を聞いたときよりも、ハンターを誘導する確率が2倍に高まることが判明した。

 また、ハンターが「ブルルル、フッ」という声を出し続けると、別の音を出し続けた場合に比べ、ノドグロミツオシエの助けでハチの巣を見つけられる確率が3倍になった。

 スポッティスウッド氏は、この結果は「人間と、飼育下にない野生動物との間にもコミュニケーションが存在し、動物の側もそれを理解している」ことを示すと話している。


巣から採った巣蜜。(PHOTOGRAPH BY CLAIRE SPOTTISWOODE)

蜜月は長くない?

 他の研究で、野生のイルカが漁師を助けて漁獲量を増やし、イルカがその見返りに魚をもらっているという事例も示されている。しかし、人間とイルカが特別なシグナルをやり取りしているかは明らかになっていない。(参考記事:「クジラやイルカは“歓声”を上げる?」)

「ノドグロミツオシエにはおそらく、他者をハチの巣へと案内する先天的な習性があるのでしょう。しかし、人間と協力し合うためには、地元の人々が使うシグナルを解釈する必要があります」とスポッティスウッド氏。(参考記事:「【動画】賢い鳥、イソップの難題をあっさり解決」)


ニアッサ国立保護区で、ハチの巣から巣蜜を取り出すヤセニ氏。(PHOTOGRAPH BY CLAIRE SPOTTISWOODE)

 米エール大学の進化人類学者のブライアン・ウッド氏は、今回の研究には関わっていないが、鳥と人間との協力に関する「重要な」立証だと評価する。ウッド氏とスポッティスウッド氏は現在、アフリカの別の地域にいる人々も、ハチの巣を採りに行く際、ノドグロミツオシエにシグナルを送っているのか探っている。

 この調査は急いで進める必要がある。アフリカでは、蜂蜜を採る代わりに砂糖を買う人が増えており、鳥とのユニークな関係が薄れていくかもしれないからだ。

 現時点では、人とノドグロミツオシエとの交流にはまだ「豊かな文化的多様性」が見られるとスポッティスウッド氏は言う。「手遅れになる前に、ぜひ解明したいと考えています」

文=Traci Watson/訳=高野夏美
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/a/072500045/

野鳥と人との「親密な関係」 科学的に分析【AFPBB News2016年7月22日】
鳥と人のシルエット。パキスタン・ラホールで(2011年6月14日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Arif Ali
【7月22日 AFP】アフリカの人々は何世代もの間、ハナバチの巣と蜂蜜を見つけるために、ミツオシエと呼ばれる野鳥と手を結んできたが、この珍しい親密関係を世界で初めて科学的に分析したとする研究結果が21日、発表された。

 ミツオシエと人とのこの関係は、両者に恩恵をもたらしてきた。人は煙を使ってハチをおとなしくさせ、蜂蜜を採集する。ミツオシエはその間に、巣の蜜ろうを食べる。

 今回の研究では、この「連携作業」の新たな様相が見事に浮き彫りにされている。研究チームは、モザンビークのヤオ(Yao)族集落のハンターたちが特定の呼び声を使うと、ミツオシエが人を蜂蜜へ誘導するように促される可能性が大幅に上昇することを確認したのだ。

 ミツオシエも人を見つけるために特定の鳴き声を使う。人がこの鳴き声に対して、「ブラララーフン」と音を震わせる高い声と短く低いうなり声を上げる呼び声で応答すると、簡単な言葉や、別種の鳥の鳴き声で応答した場合に比べて、ミツオシエが蜂蜜へと誘導する確率は、はるかに高くなる。

 英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)と南アフリカ・ケープタウン大学(University of Cape Town)の研究者、クレール・スポティスウッド(Claire Spottiswoode)氏は「この伝統的な『ブラララーフン』の呼び声を使うことで、ミツオシエが人を誘導する確率が33%から66%に上昇した」と説明。そして、「誘導に従ってハチの巣が見つかる全体的な確率は、対照実験用の音との比較で、16%から54%に上昇した」ことにも触れた。

 ミツオシエは、サハラ以南アフリカ全域でみられる野鳥で、人々がミツオシエを誘うのに使う呼び声は地域によって異なる。

 ミツオシエはまた、自らの利益のために他種の鳥を利用する。例えば、ミツオシエはカッコウの巣に卵を産み付ける。ミツオシエのひなは、自分たちで巣を独占できるよう、ふ化してから数日以内に、先端がかぎ形になったくちばしを使ってカッコウのひなを殺してしまう。

 スポティスウッド氏は、「ノドグロミツオシエは、他者をだまして利己的に利用すると同時に、他者と協力関係を築くのに長けている。まさに鳥類界の『ジキルとハイド』だ」と指摘する。

「ミツオシエと人との関係に関して特筆すべき点は、おそらく数十万年という長い年月にわたって、人との相互作用を自然淘汰(とうた)を通じて進化させてきた可能性が高いことと、自由生活下の野生動物がその関係に関わっていることだ」(スポティスウッド氏)

 この協力関係を1588年に初めて文書に書き残したのは、ポルトガル人のジョアン・ドスサントス(Joao dos Santos)宣教師だ。同師は、現在のモザンビークにあった教会の中に、ミツオシエがろうそくを食べに入ってくるのを見たと記している。

 ドスサントス師はまた、ミツオシエが木から木へ飛び移りながら鳴き声を上げて、人をハチの巣に導く様子についても書き記しており、人々が蜂蜜を採れれば、ミツオシエは蜜ろうにありつけたとしている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3094878

http://archive.is/wRKxX
http://archive.is/ffU4x
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ひっそりと扉を開けた「池子の森」あの「民主主義の実験場」は今……【WEB RONZA朝日新聞社2016年7月26日】(サシバ/フクロウ)

緑地エリアの中央にある池と背後の山
 神奈川県逗子市の「池子の森」を訪ねた。1982年に、この森を開発して米軍住宅を建設するという国の計画が浮上し、全面返還を求める市民たちが森の保存と住宅建設反対を訴える運動を展開した場所だ。84年に反対派の市長を生みだすなど、地方の民意で国の政策を変えようとした運動は当時、「民主主義の実験場」とも呼ばれ、全国にその名をとどろかせた。あの頃の熱気をご記憶の方も多いことだろう。
今春から一般開放された緑地エリア

 かつて地元の人々が里山として生活に利用していた池子の森は、戦時中に日本軍が使用するようになり、敗戦後は米軍の弾薬庫として使われていた。78年にその弾薬庫も閉鎖され、地元で返還への機運が高まっていた中、住宅建設問題が浮上した。反対運動は活発化していったが、国は87年に建設へ着手。94年には「(住宅地以外の)緑地の現況保全に配慮する」ことを盛り込みつつ、国や県との合意がなされ、逗子市も米軍住宅を受け入れる結果となった。住宅への米軍家族の入居は96年に始まり、20年を経た今も、そこはフェンスに囲まれて市民が自由に立ち入ることはできない。

残されたレールが軍事利用の時代を物語る
拡大残されたレールが軍事利用の時代を物語る
 ただ、返還を求める市の交渉は続き、保全された緑地の一部や運動場などを含む約40haが昨年春、日米共同使用の「池子の森自然公園」となった。そして今春から公園内の緑地エリアが一般開放(土日休日に限定)され、実際に森への立ち入りが可能となった。かつての熱気を知る世代の一人として、節目となる大きな出来事だと受け止めたのだが、全国的な報道はほとんどなされておらず、ひっそりと小さな扉が開いたという感じがする。
 私が訪ねた時、森の池や小川の周囲で整備された草地では子どもたち向けのプレイパークが催されたり、家族連れなどがピクニックや自然観察を楽しんだりしていた。一方、緑地エリアの東西を占める森林には一部を除いて散策路は設けられておらず、基本的には足を踏み入れられない状態になっていた。

(中略)

また哺乳類はノウサギ、タヌキ、ユビナガコウモリなど9種、鳥類はサシバやフクロウなど53種、両生・爬虫類はシュレーゲルアオガエルやアオダイショウなど10種、昆虫類はゲンジボタルやヘイケボタルをはじめとする901種が確認されている。そして、現在の池子の森を特徴付ける自然環境として、@久木川のホタル生息地、Aユビナガコウモリの集団が生息する洞窟B池や久木川周辺の昆虫と水生生物Cシュレーゲルアオガエルの生息地D

・・・続きを読む
(残り:約1340文字/本文:約2158文字)
http://webronza.asahi.com/science/articles/2016072200001.html

http://archive.is/95rzq
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ノグチゲラの巣穴29ヵ所 高江ヘリパッド建設地周辺 アセス記載も米軍の運用優先【琉球新報2016年7月26日】

巣立ち間近のひなに餌を与えるノグチゲラの雄=2014年5月、東村高江の県道70号近く
 米軍北部訓練場(沖縄県国頭村・東村)の部分返還に伴うヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設計画で、ヘリパッド新設候補地の「G地区」周辺の13カ所、南西にある「H地区」周辺の16カ所で、国の特別天然記念物ノグチゲラの巣穴が確認されていたことが、那覇防衛施設局(当時)が2007年にまとめた環境影響評価(アセス)図書で分かった。専門家は「その場所が非常に自然豊かな森であることを示す数字だ」と指摘している。だが同評価図書ではG地区について、米軍が水域訓練のために「必ず必要」と強く要求したことが示されており、日本側が自然環境保護よりも米軍の運用を優先して選定したことが明らかになった。
 G地区、H地区の巣穴の発見場所はアセス図書に図示されているが、一部で発見場所の印が重なっており、実際はさらに多い可能性がある。一方、当時、既存のヘリパッドがあり、さらに2基が新設予定だったN4地区は巣穴は一カ所だけで、既存のヘリパッドの影響も推測される。

 N4は東村高江区に最も近く、区が計画見直しを求めてきたが、図書は騒音などの影響について「現状に比べ、周辺地域の生活環境に著しい影響を及ぼすことはないと判断した」とした。
 北部訓練場はヘリパッド移設を条件にした過半の返還が1996年の日米特別行動委員会(SACO)で合意されたものの、98年にG地区近くの宇嘉川河口部の陸域38ヘクタールと水域121ヘクタールが米側に追加提供された。

 日米両政府がG地区を建設候補地とした理由は「米軍から運用上、特に新規提供された水域における訓練も含め訓練および兵士の救助を支援する目的で必ず必要との強い要望」があったと記載されている。

 北部訓練場のヘリパッド建設は県条例が定めるアセス事業には該当しないとして、国は当時、自主的に調査し、アセス図書を作成。07年2月に閲覧のみ許可され、現在は公表されていない。琉球新報は評価図書全文を入手した。(島袋良太)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-323359.html

http://archive.is/sPAiO
沖縄ヘリパッド移設「工事再開」 反対派と機動隊で騒然【朝日新聞デジタル2016年7月22日】(野鳥営巣時期)
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コウノトリ、雌雄2羽姿消す 定着協「戻る可能性ある」【徳島新聞2016年7月26日】

 鳴門市大麻町に居着いている雌雄のコウノトリ2羽が巣の近くからいなくなっている。23日から2日間、目撃情報がなく、地元住民らが心配している。

 観察者や日本野鳥の会県支部によると、雄(5歳)が大麻町の巣の周辺で最後に確認されたのは22日昼ごろで、巣の近くの田んぼで餌をついばんでいた。雌(2歳)は23日朝に巣の上でいるのが確認されて以降、姿が見えなくなった。雌は24日朝、香川県三豊市の池でいるのが確認されたが、雄は目撃情報がない。

 2羽とも追跡調査用の発信器は付けていない。兵庫県豊岡市の市民団体・コウノトリ湿地ネットはホームページで2羽の飛来情報の提供を呼び掛けているが、25日午後3時半時点で情報はないという。

 雄は4月下旬に2日間、5月中旬にも5日間ほどいなくなったことがある。官民でつくる「コウノトリ定着推進連絡協議会」の担当者は「戻ってくる可能性は十分ある。情報収集しながら、状況を見守りたい」と話している。

 雄は2015年5月、雌は今年1月ごろから鳴門市に定着した。2羽は、雄とペアになっていた別の雌が徳島を離れた5月ごろから、巣の周辺で仲良く過ごす姿が目撃されていた。
【写真説明】姿が見えなくなっているコウノトリの雄(左)と雌=21日、鳴門市大麻町(浅野由美子さん提供)
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2016/07/2016_14694953077255.html

http://archive.is/8Dk9Q
鳴門市がコウノトリでイメージアップポスター(徳島県)【NNNニュース2016年7月14日】
定住のコウノトリ雄に新たな恋? 別の雌と仲良く巣繕い【徳島新聞2016年6月29日】(既報関連ソース多数)
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