2016年08月31日

【進化】島を伝ってオーストラリアを脱出した鳴き鳥【natureasia.com2016年8月31日】

Evolution: Songbirds island-hopped out of Australia

Nature Communications
鳴禽類種の大規模な多様化は、約2300万年前に始まり、数々の島が形成されてオーストラリアを脱出する経路ができたことに関連していたことを報告する論文が、今週、掲載される。これまでの研究からは、鳴禽類が洋上数千キロメートルを分散してオーストラリアを脱出したことが示唆されていた。

鳴禽類(oscine passerines)は、世界中に約5,000種が分布しており、その祖先がオーストラリアに生息していたことが分かっているが、鳴禽類種が多様化した時期とオーストラリアから分散した過程については学説の対立がある。

今回、Robert Moyleたちは、ゲノムデータと化石データと生物地理学データを組み合わせて、鳴禽類の種と地理的放散を再構築した。その結果分かったのは、鳴禽類の放散が起こった約2300万年前には、ウォレシア(オーストラリアとアジアをつなぐ島嶼群)でテクトニックな衝突と隆起が起こっていたことだった。この放散時期は、これまで考えられていたよりも最近のことになる。

今回の研究で得られた知見は、鳴禽類の進化史と生物地理学史を地史と整合させるものといえる。

DOI:10.1038/ncomms12709 | 英語の原文
「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/10950

http://archive.is/5x1jX

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米がハワイの海洋保護区を拡大、日本国土の約4倍に ハワイモンクアザラシやアホウドリなど絶滅の恐れがある動物たちの聖域【ナショナルジオグラフィック日本版2016年8月31日】

 米国立公園局が創立100周年を迎えた8月末、バラク・オバマ大統領は、世界最大の海洋保護区の設立を発表した。太平洋に位置するおよそ151万平方キロのこの海域は、海洋生物の宝庫であり、ハワイの土着文化においても重要な役割を果たしている。(参考記事:「世界初の国立公園イエローストーン」)

「パパハナウモクアケア海洋国立モニュメント」は、2006年にジョージ・W・ブッシュ大統領によって設立された保護区であり、今回の発表以前から、オバマ大統領の出身地であるハワイの北西に浮かぶ無人の島々の周囲36万平方キロをカバーしていた。(参考記事:「ブッシュからオバマへ 知られざる米大統領の日常」)

 オバマ大統領は同保護区をこれまでの4倍以上に拡大した。151万平方キロという規模は、米国の国立公園をすべて合わせた面積を超える広さだ。大統領は遺跡保存法に基づく行政権限を行使して、保護区の境界の大部分を排他的経済水域の限界線である200海里まで広げるとともに、同区域内での商業的漁業を禁止した。(参考記事:「南米チリ、巨大な海洋保護区を新設」)


海洋保護区を大幅に拡大
オバマ大統領は遺跡保存法に基づき、
パパハナウモクアケア海洋国立モニュメントを
およそ115万平方キロ拡大した。これにともない
ハワイ諸島北西部周辺は漁業禁止区域となった。
U.S.
UNITED
STATES
従来の保護区の境界線

拡大後の境界線
ハワイ周辺の米国の排他的経済水域
Hawaii
(U.S.)
Kure Atoll
(Ocean I.)
Pearl and
Hermes Atoll
Midway
Islands
Lisianski Island
Laysan Island
La Perouse
Pinnacle
-
-
パパハナウモクアケア
海洋国立
モニュメント
Niihau
Necker
Island
Nihoa
Kauai
Oahu
Kaula
Molokai
Honolulu
Maui
400 海里
Lanai
Hilo
400 マイル
Kahoolawe
Hawaii
400 キロ
RILEY D. CHAMPINE, NG STAFF
SOURCE: NOAA NATIONAL MARINE PROTECTED AREAS CENTER

 ハワイ州のデービッド・イゲ知事は、地元では保護区と漁業の禁止措置について「激しい」議論が闘わされたと述べている。しかし最終的には、拡大された保護区は「現在のハワイ諸島周辺の海に適度なバランスをもたらし、世界の海が目指すべき持続可能なモデルとなることができる」との結論に達したという。(参考記事:「日本の国土より広い海洋保護区を可決、パラオ」)

 パパハナウモクアケア保護区には、シロナガスクジラ、アホウドリ、ウミガメの他、今では同海域でしか見られないハワイモンクアザラシなど、絶滅の危機に瀕する動物たちが暮らしている。保護区には、世界の北限に位置し、状態も非常に良好なサンゴ礁がいくつかあり、気候変動によって水温が上昇した海でも生き残れる可能性が高いとみられている。深海の海底山脈や海山は、7000種以上の生物のすみかとなっており、中には世界最高齢の動物とも言われる、4000歳を超えるツノサンゴの仲間もいる。(参考記事:「ハワイの海を守る不思議な生き物」、「大洋のオアシス 海山を探る」)


ミッドウェー島の礁湖に集まるコアホウドリの幼鳥。(PHOTOGRAPH BY FRANS LANTING, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)

 保護区内に生息する生物全体の4分の1は、この海域の外では見られない種だ。まだ見つかっていない生物も数多く存在する。たとえば最近では小型の白いタコが発見され、学者たちはこれをテレビアニメに登場するおばけのキャラクターにちなんで通称「キャスパー」と呼んでいる。(参考記事:「【動画】深海で幽霊のようなタコを発見、新種か」)

 ナショナル ジオグラフィック協会付きエクスプローラーである海洋生物学者のシルビア・アール氏は、今回のオバマ大統領の決定により、米国がこの先、海洋の保護と環境回復に十分貢献できるだけの広さをもつ保護区の世界的なネットワークづくりを主導していけるのではないかと期待を寄せている。アール氏は海洋保護区を「ブルーパーク(青い公園)」と呼び、そうした場所を訪れるのは「贅沢なことではありません。気軽に楽しめばいいのです」と語る。「気候変動に対抗する回復力を持てるか否かは、大規模な自然保護区を確保し、生物多様性や、地球を安定させているさまざまな要素を守れるかどうかにかかっています。これは我々の生命を維持しているシステムを保護する上で、きわめて重要なことです」(参考記事:シルビア・アール「ワールド・イズ・ブルー 母なる海に迫る危機」)

 ハワイでは9月、各国代表が地球の保護について話し合う「世界自然保護会議」が開かれる予定だ。


拡大された保護区内にある島のひとつ、ミッドウェー島。(PHOTOGRAPH BY RONEN ZILBERMAN, ASSOCIATED PRESS)

文=Cynthia Barnett/訳=北村京子
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/083000321/?rss

http://archive.is/1j4Vy
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くじゃく園のひなすくすく【長崎新聞2016年8月31日】

飼育器の中で元気に成長しているインドクジャクのひな

 東彼川棚町小串郷の大崎くじゃく園で7月に生まれたクジャクのひな13羽がすくすくと成長中。9月上旬から順次公開される。

 同園では約200羽のクジャクを飼育。4〜6月に約400個の卵が産まれ、産み落とされた卵は人工ふ化させる「ふ卵器」で温められた。現在はインドクジャクのひな12羽が飼育器の中で元気に育っている。約2年で成鳥になるという。

 今年はさらにシロクジャクのひな1羽が自然ふ化。シロクジャクは同園に3羽しかおらず「ひな自体珍しいが、自然ふ化はさらに珍しい」としている。

 インドクジャクのひなは今週末から、シロクジャクのひなは9月中旬ごろから同園の「くじゃくランド」で公開。同園の営業時間は午前9時〜午後5時。
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2016/08/31091248048870.shtml

http://archive.is/VFyZ6

“水族館”なのに鳥かご? オウムやインコも販売【神戸新聞NEXT2016年8月31日】

店頭に並ぶ鳥かご=神戸市兵庫区「東山水族館」
 神戸市兵庫区の東山商店街近くにある「東山水族館」。ずらりと並ぶのはなぜか水槽ではなく鳥かご。オウムやインコがピーピー鳴いている。

 店主の酒井宇一郎さん(83)が40年以上続ける老舗ペットショップ。最初はコイや金魚など観賞魚を販売し、当時は店名に「水族館」と付けることがはやりだったとか。店の奥には金魚やメダカなど70種類ほどを取りそろえている。その後、小鳥やハムスターなど小動物も扱うようになった。

 「魚をゆっくり見てもらおうと店内の奥に置いたら、外に並べた鳥が目立ってしまった」と酒井さん。記者のように店名とのミスマッチにひかれたお客さんも多そうだ。(石川 翠)
http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201608/0009440161.shtml

http://archive.is/KNJ1b
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石川 ツバメどこへ? 児童調査開始以来 成鳥、巣とも最少【中日新聞2016年8月31日】

過去最少を記録したツバメの調査。児童の参加数も最少だったという=金沢市内で(写真は2005年5月)

 県内の児童が愛鳥週間(5月10〜16日)に実施した「ふるさとのツバメ総調査」で、確認できた成鳥数は1万1608羽となり、1972(昭和47)年度の調査開始以来、過去最少を記録した。巣の数も1万1155個で過去最少。要因は不明だが、過去には減少した翌年に増加した例もある。(中平雄大)

 成鳥数は県内二百九校の小学六年生を中心とした一万一千三百九十一人が、巣の近くや電線などに止まっているツバメを目視で確認した。参加児童数も過去最少だったが、県によると調査への影響はなかったという。

 地域別でみると、全八地域で成鳥数と巣の数ともに前年より減少している。市町別の成鳥数では野々市市と津幡町、宝達志水町、志賀町、中能登町が前年を上回った。

 今年はツバメが渡ってくる三〜四月の気候が安定し、調査時の天候も良かった学校が多いことから県は昨年と同水準と予想していた。ところが成鳥確認数は前年比千四百二十一羽減、巣の数は同九百三十三個減だった。県の担当者は「誤差の範囲なのか、特定の減少要因があるのか、調査を継続していく中で見いだしたい」としている。

 県によると、成鳥数は七四年の三万六千七百五十一羽をピークに次第に減少し、二〇〇〇年に初めて二万羽を割った。一一年に一万一千羽台になったが、一二年から昨年までは一万三千羽台を維持していた。

 ツバメは人が住む家に好んで巣を作るが、近年は日中に留守の家が多いことや、住宅事情の変化で巣を作りやすい軒先がない家が増えた。餌場となる水田の減少も要因に挙げられる。
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20160831/CK2016083102000031.html

石川のツバメ調査広める 韓国キャンプに17人参加【北國新聞2016年7月25日】
石川)45年目のツバメ調査 小学生が巣探す 愛鳥週間【朝日新聞デジタル2016年5月15日】
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