2016年08月19日

卵にさえずりかける鳥、外の暑さを伝達か 研究【AFPBB News2016年8月19日】(キンカチョウ)

エレキギターに止まったキンカチョウ。英ロンドンで公開された仏アーティスト、セレスト・ブルシエムジュノ氏のインスタレーションの一部(2010年2月26日撮影、資料写真)

【8月19日 AFP】ある種の鳥は、まるで人間の親たちが妊娠中の母親のおなかに語りかけるように、ふ化する前の自分の卵にさえずりかける習性があるとの研究報告が18日、発表された。卵からかえるひなに外の世界の気温上昇への備えをさせることが、その理由として考えられるという。

 米科学誌サイエンス(Science)に発表された今回の研究では、キンカチョウの奇妙な習性を調査した。キンカチョウは抱卵期間の終わり近く、特に気温が26度を上回る暑さになると自分の卵に向かってさえずりかける。

 卵は親鳥が上に座って温めている間は外部の気温には影響を受けず、一定温度の37度に保たれる。親鳥は一体何を伝えたいのだろうか。外部の気温と関係があることなのだろうか。

 このさえずり声が卵にどのような影響を及ぼしている可能性があるかを調べるため、オーストラリア・ディーキン大学(Deakin University)のミレーヌ・マリエット(Mylene Mariette)氏とキャサリン・ブキャナン(Katherine Buchanan)氏の研究チームはキンカチョウの鳴き声を録音し、それを孵卵器(ふらんき)の中の卵に向けて再生する実験を行った。

 一部の卵には成鳥のキンカチョウが普段交わし合う鳴き声を再生した一方、別の卵には、気温が上昇した時に抱卵中の親鳥がふ化する前の自分の卵にさえずりかける時の鳴き声を聞かせた。

 暑さを知らせるこの鳴き声、いわゆる「ホットコール」を聞かせた卵は、そうでないものに比べて成長のペースが遅く、ふ化したひなも体が小さかった。

 小さい体で生まれると暑い気候の中で体を冷やすのが容易になるため、生存する上で有利になると考えられる。

 研究チームによる長期の追跡調査の結果、ふ化する前にホットコールを聞かされていた鳥はそうでなかった鳥より暑い気候が続く間に多くの子孫を残したことが分かった。

 ホットコールは卵の中のひなの成長に何らかの影響を与えていると研究チームは考えている。この知らせが伝えられるタイミングが、ひなの体温調節系の発達が始まる抱卵期間の最後の3分の1に相当するからだ。

「キンカチョウの親鳥は、ふ化する前のひなに周辺環境の気温が高いことを音響信号で伝えることで、子孫の発達過程をあらかじめプログラムしている可能性がある」と論文は説明している。

 このような戦略が他の動物にもあることが判明すれば、生物の地球温暖化への適応を助けるこれまで知られていなかった生存メカニズムの存在が示唆されると研究チームは指摘している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3098073

http://archive.is/7NzKD

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2016.08.18 トキと共生する佐渡市で全国棚田サミット (1)(2)(3)【JAcom農業協同組合新聞2016年8月18日】

棚田には夢がある!
−棚田の価値を知り・活かし・継承するために−
 第22回全国棚田(千枚田)サミットは7月14〜15日、離島では初の新潟県佐渡市で行われた。大会テーマは見出しのとおりで、全国から棚田保全活動にかかわる関係者約700人(うち島内から200人)が参集。高齢化や担い手不足によって全国的には危機的な状況に直面する中で、農業的・環境的・文化的な価値を持つ棚田の活用と幅広い交流による未来継承方策などについて、六つの分野から暑い議論を展開した。(長野県小谷村/吉田忠文)

かつて最大5haあった小倉千枚田、急斜面の狭い棚田50aをオーナー製で腹田(※1〜3は大会プログラムより)、オープニングで伝統舞曲を舞う羽茂高校郷土芸能部員 全国棚田(千枚田)連絡協議会は、棚田を有する市町村、各種団体および農業生産者・消費者・研究者など個人が、棚田保全活動を通じてネットワーク化を図り、地域の活性化をめざすことを目的に平成7年に発足、高知県梼原町で全国サミットをスタートさせた。
 新潟では第4回の安塚町、第15回の十日町市に次いで3度目の開催となる。
 会場のアミューズメント佐渡大ホールでは、14日午後1時30分からオープニングセレモニーが行われた。秋の全国高校文化祭に新潟県代表として出場する羽茂(はもち)高校郷士芸能部員30人が「佐渡おけさ」など伝統的な舞曲を四曲舞い、金井小学校五・六年生全員125人が合唱曲「おそすぎないうちに」(第22回全国棚田サミットバージョン)を披露し、参加者に感銘を与えた。
開会式で挨拶する岸本会長(佐賀県玄海町長) 大会は午後2時から始まり、昨年度のサミット開催地である佐賀県玄海町長・岸本英雄協議会会長の挨拶に続いてサミッ卜実行委員長の三浦基祐佐渡市長が「島で初の大会であり、トキと共生する佐渡での体験交流を通じて、夢のある棚田の無限の価値を追究し、各地域での具体的な活動に活かしてほしい」と述べた。


◆里山資本主義の藻谷さんが基調講演

 佐渡総合(農業)高校の女生徒4人による「世界農業遺産」に関する事例発表のあと、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんが「日本を変える里山のチカラ」と題して基調講演。一極集中が続く首都4都県の現状と将来、小さな自治体で若年層の減少に歯止めがかかっている田園回帰の例を示しながら、「長期にわたって少子高齢化が避けられないわが国では、東京よりも食料やエネルギーが自給できる地方にこそ、永続の可能性がある」と里山資本主義の持論を展開、棚田保全への努力と幅広い交流への期待を強調した。


◆六班に分かれて多彩な事例発表と活発な意見交換

 その後、三分科会・「棚田のまもりびとミーティング」・首長会議・初めての「U30(アンダーサーティ)棚田サミット」の六班に別れ、活発な意見交換を行った。その概要は次のとおりである。

○第一分科会 テーマ 「棚田には米がある」
 佐渡JAファーム代表取締役・板垣徹さんを座長に、コメンテーターは斉藤真一郎(佐篦トキの田んぼを守る会)さん、パネリストに金子真人(農事組合法人達者農産)・山本亮(輪島市地域おこし協力隊)・西山京子(料理家)さんの三人が事例報告を行い、棚田米や農産物の付加価値化など、棚田の資源を活かす方策を協議した。

○第二分科会 テーマ 「棚田には命がある」
 座長は豊田光世(新潟大学朱鷺・自然再生学研究センター准教授)さん、コメンテーター佐々木邦基(佐渡生きもの語り研究所)さん、パネリストの中村浩二(金沢大学特認教授)・本間太郎(海利用研究会)・竹田和夫(新発田高校教諭)・大野広幸(埼玉県未来保有会理事長)さんらを中心に、世界農業遺産を守る事例を紹介するなど、人と自然が共生する価値やこれからのライフスタイルのあり方等を議諭した。

○第三分科会 テーマ 「棚田には温(ぬくもり)がある」
 座長は守山明能(七尾自動車学校副社長)さん、コメンテーター南雲純子(元佐渡市観光戦略官)さん、多田寛子(農家民宿女将)・連河健仁(ドリームアイランド小豆島)・斉藤倫子(岩首集落)・千田倫子(佐渡芸能伝承機構副理事長)さんをパネリストに、棚田らしい体験・交流の創出、棚田が持つ人を癒すヒーリング効果やその活かし方、集落の祭りや伝統文化を切り口にした交流促進などを話し合った。

(写真)かつて最大5haあった小倉千枚田、急斜面の狭い棚田50aをオーナー製で腹田(※1〜3は大会プログラムより)、オープニングで伝統舞曲を舞う羽茂高校郷土芸能部員、開会式で挨拶する岸本会長(佐賀県玄海町長)

◆棚田のまもりびとミーティング(棚田保全活動団体の意見交換会)

「棚田のまもりびとミーティング」での協議風景 コーディネーターはNPO法人棚田ネットワーク代表の中島峰広(早稲田大学名誉教授)さん。
 第19回サミットの山形県上山市から始まったこのセクションでは、東日本ブロック(近畿・中部・関東・東北地区)から17団体が参加。山本浩史(NPO法人十日町市地域おこし実行委員会代表)・田口譲(NpO法人恵那市坂折棚田保存会理事長)・檳田将司(NPO法人明日香の未来を創る会事務局長)さんら三人が活動報告を行ったのち地域や規模、棚田オーナー制度の取り組み状況によってA・B・Cの三グループに分かれ、同じ問題の議論を深めた。
 オーナー制を始めて20年以上の地域もあり、後継者問題やオーナーの募集方法等を含めて、積極的なリニューアルを図ることなどを確認した。


◆首長会議 テーマ「自然共生社会の構築に向けて」

 座長は棚田学会会長の千賀祐太郎(東京農工大学名誉教授)さん、アドバイザーに農水省農村振興局農村政策部の圓山満久地域振興課長と同課の中村弘さんが同席した。出席は19自治体。
 近年、これまでの大量消費社会の反省から、持続可能な自然共生社会への転換が期待されている。とくにお金に換算できない価値を持つ棚田など里山の価値が見直されつつある。今回の首長会議では、自然共生型社会の構築に向け「外貨獲得」と「学校教育」という二つのサブテーマを設定し、現状や課題について意見交換した。

「外貨獲得に向けた取り組みとルールづくり」
 次世代の担い手が不足する中、棚田等の里山景観を保全していくために「外貨獲得」の重要性が指摘されている。「お金を払っても里山を支援したい」という外部の人から、地域の商品・サービスに対して対価を払ってもらう仕組みづくりを行政がサポートすることが求められる。一方、地域住民との間に軋轢が発生することもあり、行政が介入するルールづくりも大切。各自治体から取り組み事例を発表した。

「学校教育を通じた人材育成」
 里山保全に地域住民が主体的にかかわっていくためには、住民が里山を地域の宝であると考え、その価値を再確認することが必要。そのためには学校教育を通じた人材育成が重要である。会議では地域内外の子供たちに、各自治体が行っている多彩な教育の事例を共有できた。

○U30(アンダーサーティ)棚田サミット テーマ「棚田の未来を共有する〜夢のある企画を考え実行しよう」
 座長は高桑智雄(NPO法人棚田ネットワーク事務局長)さん、コメンテーターに基調報告の藻谷さんが同席した。
 棚田の夢を広げ、具体的な行動を促すため、棚田・里山で活動する若手農家・地域おこし協力隊・自治体担当者など40人が、全員参加型の車座討論会を行った。
 ここでは棚田を「日常」「学び」「イベント交流」の場ととらえ活発に発言。日常に近づけていく大切さを確認した。
 各分科会終了後、大会参加者は「サンテラ佐渡スーパーアリーナ」に移動して午後6時半から全体交流会。地元の棚田米や郷土料理、地酒を味わいながら、佐渡の伝統芸能や佐賀県玄海町・佐渡市・次年度開催地である長崎県波佐見町の特産品抽選会などで疲れを癒した。

○佐渡の棚田視察と充実した交流プログラム
 15日は8時半から4コースに分かれて棚田の現地視察を行う。集落の状況は省略するが、特長を概観すると――
 「岩首棚田コース」
 平成23年に佐渡が月本で初めて世界農業遺産に認定された要素のひとつとなった象徴的な棚田である。市から提供された廃校を利用して岩首談義所を設け、島外の大学や都市住民との交流を積極的に行っている。

○「小倉千枚田コース」
 江戸時代から金銀山の発展によって開墾された急傾斜の棚田。最大5haほどあった水田は、大部分が放棄されていたが、平成20年に地域の管理組合が設立され、島で唯一オーナー制を取り入れて50aほど復田している。用水は天水のみ。

○「北田辺棚田コース」
 今回の視察では唯一の北部の棚田だ。過去の地盤隆起により形成された海岸段丘をうまく活用したイネ作が行われている。トキをシンボルにしたブランド米や世界遺産米など、付加価値をつけた販売に力を入れている。

○「バスで巡る佐渡の里山・里海コース」
 小倉千枚田と、トキーブランド米(里山米)の限定販売に取り組む丸山地区の棚田とともに、里海の資源である海洋深層水の施設を見学。深層水で炊いた棚田米のおにぎりを味わったが、参加者には好評だった。

(写真)「棚田のまもりびとミーティング」での協議風景

◆学校教育による人材育成や「棚田未来予想図」の実現も ―「大会宣言」で採択―

「大会宣言」案を提案する佐渡・輪島の協力隊員 午後からはアミューズメント佐渡大ホールで、分科会のまとめが各座長から報告された。そして共に世界農業遺産に認定されている佐渡市の地域おこし協力隊員・岩崎貴大君と近藤千扇さん、輪島市の協力隊員である山本亮君の三人で、分科会での討議を集約した大会宣言案を提案、満場の拍手で採択された。(別掲参照)
 大会が閉幕してからも参加者との交流プログラムは続けられた。
 15日は午後2時半から(1)相川中学生のガイドによる佐渡金山近代化遺産、(2)尖閣湾見学と民話語り、(3)行谷小学生ガイドによるトキの森公園・トキ野生復帰ステーション見学。さらに16日午前中も6コースの交流案内が行われた。
 なお次回のサミットは長崎県波佐見町で平成29年9月27〜28日に開催される。さらに平成30年夏には長野県小谷村で行われる。


【第22回全国棚田(千枚田)サミット「共同宣言」】

 私たち全国の農産物生産者、消費者、棚田保全団体、行政職員など、さまざまな立場から棚田にかかわる人々は、今回新潟県佐渡市に集い、第22回全国棚田(千枚田)サミットを開催しました。
 棚田は、先人たちが多大な努力と長い年月をかけて築き上げてきた農業的・環境的・文化的な価値を持つ、私たちのかけがえのない財産です。しかし高齢化、農業の担い手不足などにより、全国の棚田は危機的な状況に直面しています。
 そこで今回のサミットでは、棚田の魅力や可能性を再発見し、夢を持ってどう未来に継承していくか、議論を深めました。
 ここに、私たちの議論の成果を共同で宣言します。

1.私たちは、かけがえのない里山の農業を支えるため、棚田米の価値を消費者と共有し、交流活動を積極的に進めます。
2.私たちは、豊かな命をはぐくむ里山を舞台に食と農の原体験の機会をつくり、棚田の多様な可能性と夢を追求しながら、果敢に挑戦し続ける姿勢を通して「共感」と「協働」のスパイラルを生み出します。
3.私たちは、過去から受け継いできた棚田地域の環境とコミュニティを次世代につなぐため。外部との交流を通じて、自分たちが誇りと楽しみを持てる地域資源の発掘・発信に努めます。
4.私たちは、棚田保全活動を持続的に続けていくため、取り組みの事業化を行い、新たな地域資源を発見・創造することにより、内外から担い手が集まるような仕組みづくりに取り組みます。
5.私たちは、棚田が発信する自然共生社会という価値観を世の中に広め、地域外からの"外貧"獲得に向けた仕組みづくりや学校教育を通じた人材育成に積極的に取り組みます。
6.私たち棚田の未来を担う若手は、棚田を「日常」「学び」「イベント交流」の3つの場と捉え、地域の特性に合った3つのバランスを考えながら、自らの考えた「棚田の未来予想図」の実現に取り組みます。

平成28年7月15日 第22回全国棚田(千枚田)サミット 参加者一同


(写真)「大会宣言」案を提案する佐渡・輪島の協力隊員
http://www.jacom.or.jp/nousei/news/2016/08/160818-30650.php
http://www.jacom.or.jp/nousei/news/2016/08/160818-30649.php
http://www.jacom.or.jp/nousei/news/2016/08/160819-30654.php

http://archive.is/7XO1m
http://archive.is/gi66U
http://archive.is/lwqan
タグ:トキ 佐渡島
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すみだ水族館 赤ちゃんペンギン、デビューに向け泳ぐ練習【毎日新聞2016年8月19日】(マゼランペンギン)

展示プールでのデビューを目指し、泳ぐ訓練を繰り返すペンギンの「ふうりん」=東京都墨田区押上のすみだ水族館で2016年8月19日午後2時38分、柳澤一男撮影
 すみだ水族館(東京都墨田区押上1)で6月に生まれたマゼランペンギンの赤ちゃんが、展示用のプール型水槽でのデビューに向けて、泳ぐ練習を始めた。

 赤ちゃんは、同館で生まれた5羽目のペンギン。一般公募の中から下町の夏の風物詩をイメージした「ふうりん」と名付けられた。ふ化したばかりの頃は体重約100グラムだったが、19日現在で3100グラム、体高45センチにまで成長した。

 飼育スタッフの高嶋悠加里さん(29)によると、ふうりんは6月16日にふ化。2カ月がたって産毛がある程度抜けたため、簡易プールでの練習を始めた。

 当初は水面でうまくバランスが取れず両羽をバタバタさせていたが、徐々に慣れて次第に水中に潜るように。高嶋さんは「ふうりんは甘えん坊で人懐っこい。昨年までに生まれたペンギンたちより泳ぎは下手だが、デビューまでに毎日30分ずつくらい練習し、泳げるようになってほしい」と、目を細める。

 ふうりんは27日、48羽がいる展示用水槽での遊泳に初挑戦する予定だ。【柳澤一男】
http://mainichi.jp/articles/20160820/k00/00m/040/033000c
http://japan.cnet.com/release/30154500/
http://resemom.jp/article/2016/08/19/33285.html

http://archive.is/uDpFm
http://archive.is/zQIIP
http://archive.is/G9lNG

休憩【産経フォト2016年8月19日】

 ベラルーシを流れる川の近くにいたコウノトリ。一休みしたら次はどこへ行く?(タス=共同)
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160819/dly1608190001-n1.html

http://archive.is/kvwCM
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うみの杜の夏 「夜の海」一生の思い出に【読売新聞2016年8月19日】(ペンギン/仙台うみの杜水族館)

広報・販売促進担当 高倉亮祐さん28

お泊まりイベント「夜の生物観察会」。大水槽の前に寝ころび、親子で魚たちを思い思いに観察した

 大水槽の前に寝ころび、つぶっていた目を開けると、キラキラと輝く青い海が広がっていた。その美しく幻想的な光景は、子どもたちにとって忘れられない一生の思い出となるに違いない。

 この夏、仙台うみの杜水族館では1周年を記念し、お泊まり体験ができるイベントを企画した。3回目となった8月5日には、38人の親子が参加。子どもたちは我先にと大水槽の前に陣取り、マイワシの群れなどを思い思いに観察しながら、午後10時、興奮も冷めやらぬまま眠りについた。

 母の真弓さん(36)と訪れた柴田町の小学4年忠村優衣さん(9)は「イワシが夜になるとゆっくり動いていて、びっくりした。図鑑には書いていないことが分かって楽しかった」と目を輝かせた。

 「復興を象徴する水族館として何ができるか」。1周年の特別イベントは、広報・販売促進を担当する高倉亮祐さん(28)が中心になり、3月下旬から検討を進めた。

 お泊まりイベント「夜の生物観察会」は、飼育員も含めた担当者6人が通常業務を終えた後、夜遅くまで残って企画を練り上げていった。観察ツアーでは、飼育員から生き物の候補として20種近くが提案された。しかし、「多すぎると一つに割ける時間が短くなる」との意見が出て、夜になると砂に潜るチンアナゴなど、興味深い行動を見せる8種に絞り込んだ。どう館内を巡ったら面白いか、リハーサルも重ねた。

 子どもたちに配る「観察のしおり」は、イロワケイルカやペンギンが、どうやって眠るかなどをクイズ形式で紹介。登場する生き物たちのイラストはスタッフ自らが描いた。「水族館に泊まるなんて、めったにできない経験。大人になったとき、自分の子どもにも誇れるようなものにしたかった」。企画には、高倉さんのそんな思いが込められている。

 2015年5月に閉館したマリンピア松島水族館(松島町)は長年にわたり、多くのファンに愛され続けた。生き物たちを引き継いだ仙台うみの杜水族館も地域密着を目指し、1周年イベントでは、仙台市を拠点に活動するアーティストとコラボレーションしたイルカのジャンプを披露。東日本大震災で被害の大きかった気仙沼市の観光協会などと連携してワークショップも開いた。

 高倉さんは「マリンピアが88年続いたように、次の世代にも愛される水族館にしていきたい」と夢を膨らませている。
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/feature/CO025311/20160819-OYTAT50018.html

http://archive.is/12luE

サイエンスBOX {探る} 「ペンギンの人工繁殖」 凍結精子 慎重に解凍【読売新聞2016年8月19日】(ミナミイワトビペンギン/海遊館/既報関連ソースまとめあり)

 国内有数の規模を持つ水族館「海遊館」(大阪市港区)が今年6月、絶滅の恐れがあるミナミイワトビペンギン(体長約50センチ)の人工繁殖に世界で初めて成功した。人工授精によるもので、繁殖技術の確立へ向けて、同館が大型のキングペンギン(体長約90センチ)で同様の取り組みを始めたと聞き、一部を体験した。(浜中伸之)

 記者は動物園や水族館に子供を連れて行くと必ずペンギンを見学する。だが、愛らしいミナミイワトビペンギンが国際自然保護連合(IUCN)から「絶滅危惧2類」(絶滅の危険が増大している種)に指定されているとは知らず、海遊館の希少動物保護への取り組みに参加したいという思いが募った。


 同館には、ミナミイワトビペンギンが20羽おり、動物の人工授精に詳しい神戸大准教授の楠比呂志さん(当時54歳)と共同で、2011年から人工繁殖の研究を進めている。人工授精では、オスから取り出した精子をメスの排卵前に生殖器官にいれる。一見簡単そうに思えたが、楠さんは「精子を抽出する技術や排卵時期などがわかっていないとうまくいかない」と教えてくれた。

 楠さんによると、ペンギンの人工授精の成功例は米国のマゼランペンギン、山口県下関市のフンボルトペンギンなどわずか。

 同館では、血液検査から、ミナミイワトビのメスの体に蓄える中性脂肪やカルシウムの値が上昇すると排卵が近くなることを突き止め、産卵日を推定。5年かけて人工授精に成功した。

 ■□■

 7月11日、キングペンギンの人工授精に立ち会った。ミナミイワトビペンギンの場合は採取した精子をすぐに人工授精させたが、今回は凍結保存した精子を使う。キングペンギンでは初めての試みだ。同館飼育担当の林成幸さん(31)は「種類によって性状が異なるかもしれない。ゼロからのスタートだ」と気を引き締めた。

 記者は精子の解凍を行った。マイナス196度の液体窒素の中で5月末から約40日間凍結保存した精子を取り出し解凍する。

 保存容器からは空気中の水蒸気が冷やされてできた白煙が上がる。低温やけどを防ぐため分厚い手袋とエプロンを着用し、精子が入ったストロー状の容器を取り出した。楠さんから「5秒間空気に触れさせて」と助言を受けながら、慎重に氷水につけ解凍させた。

 もし精子が動かなければ研究がストップする。祈るような思いで電子顕微鏡の画面を見ると、無数の精子が元気よく動いていた。

 解凍した精子は体長約70マイクロ・メートル(1マイクロは100万分の1)、約1億4400万個。楠さんは「凍結前に比べると動きは鈍いが、約4割は元気で受精は十分可能だ」と指摘した。

 その後、排卵前と推定したメスの卵管までチューブを通して精子を注入。メスは暴れることなく、数分で終わった。成功すれば、約2か月後に孵化ふかする。楠さんは「今回の血液や超音波検査の結果を検証し、来年には産卵のメカニズムを解明したい」と話した。

 ■□■

 野生のペンギンは、体重20キロ以上の大型のコウテイペンギンやオーストラリアなどにいる体重約1キロのコガタペンギンなど南半球を中心に18種類が生息する。

 このうちIUCNが絶滅危惧種に指定するペンギンはミナミイワトビを含め、半数以上の10種類にのぼる。IUCN日本委員会によると、近年、環境汚染や地球温暖化などが原因で、個体数や生息面積が減少傾向にあるという。

 本来の生息域ではない動物園や水族館での保全、繁殖の重要性は高まっている。水族館の数が世界で最も多い日本が、今後も人工繁殖技術の分野で、世界をリードしてほしい。

* 

 楠比呂志さんは、7日亡くなりました。記者は先月11日に取材し、その後も記事の確認などでお世話になりました。ご冥福をお祈りします。

 ◇183種精子・卵子保存

 凍結保存はペンギン以外の動物でも行われている。楠さんの研究室では、国の特別天然記念物アマミノクロウサギや国指定天然記念物のトゲネズミ、アフリカゾウなど183種類の希少動物の精子や卵子が凍結保存されている。

 動物園や環境省の現地事務所などから、病気や交通事故で死亡した直後の精巣や卵巣が送られてくる。理論上は2000年間保存が可能という。国内外では生息数を減らしているパンダやイルカなどで人工授精による繁殖研究が進む。

 楠さんは「絶滅間際になって動くのでは遅い。自然繁殖が前提だが、それが困難な場合を考えて準備をしておくべきだ」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO022791/20160817-OYTAT50020.html

http://archive.is/ez254
おくやみ 【訃報】楠比呂志氏=神戸大准教授【読売新聞2016年8月10日】
海遊館 ペンギンとアシカの赤ちゃん次々誕生 /大阪【毎日新聞2016年7月5日】

大学倶楽部・神戸大 ミナミイワトビペンギン人工繁殖に初成功 大阪の水族館が楠准教授と共同研究【毎日新聞2016年6月24日】

ペンギンのひな3羽が世界初? 人工授精ベビーか 大阪【朝日新聞デジタル2016年6月15日】
ニュース交差点 ぴよぴよNEWS ミナミイワトビペンギン ひな3羽、6年ぶりにふ化 大阪 毎日小学生新聞【毎日新聞2016年6月8日】
ミナミイワトビペンギン ひな3羽6年ぶりふ化 海遊館【毎日新聞2016年6月6日】
海遊館 絶滅危機のペンギン、人工繁殖に挑戦 成功すれば世界初【毎日新聞2016年5月19日】

「来年こそ誕生」海遊館の挑戦 ペンギン人工繁殖【YOMIURI ONLINE2015年7月9日】
ミナミイワトビペンギン:人工授精、分かれば世界初 夢膨らむ海遊館 2組が有精卵抱く /大阪【毎日新聞2015年6月14日】

小笠原諸島・西之島、「研究目的以外の上陸自粛を」 専門家【日本経済新聞2016年8月19日】(海鳥)

 気象庁が小笠原諸島・西之島(東京)の警戒範囲を縮小し、島の一部への上陸が可能となった。研究機関などが調査を予定しているが、専門家は「新たな生態系が築かれる重要な時期」として、研究目的以外の上陸自粛を呼び掛けている。

 東京から南へ約千キロ離れた西之島は、世界遺産の小笠原諸島に含まれる。国立公園の一部でもあるため、以前から工作物の設置などには環境省の許可が必要だった。

 一連の火山活動で大部分が溶岩に覆われ、従来の生態系は一掃されたとみられており、島の関係者は「海鳥などがどのような動植物を新たに運んでくるか、非常に興味深い」と話す。

 しかし新たに広がった陸地部分などへの立ち入りを禁じる法的根拠はなく、一般人の上陸を懸念する声も上がる。環境省や研究者らは6月「上陸は調査に必要な最小限の人員で」などとしたルールを策定。同省の担当者は「不要不急の上陸は外来種の持ち込みにつながりかねず、控えてほしい」と話している。

 海上保安庁も気象庁の対応を受け、周辺海域に出していた航行警報を取り消した。ただこれまでの火山活動で海底地形は激変しており、新たな海図も作製されていないため、同庁は「航行には十分な注意が必要」としている。〔共同〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG18H7U_Z10C16A8CR0000/

http://archive.is/AEbBm
タグ:海鳥一般
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ウトナイ湖、ラムサール条約登録25年 秋に記念シンポジウム開催【苫小牧民報2016年8月19日】

ラムサール条約の登録湿地となって今年で25年になるウトナイ湖
 苫小牧市のウトナイ湖は今年、湿地環境保全の国際条約・ラムサール条約の登録湿地となって25年の節目を迎える。これまでに260種以上の野鳥が確認され、多様な動植物が生息する国内有数の自然環境を誇るウトナイ湖。日本野鳥の会が同湖を国内第1号のサンクチュアリ(野鳥の聖域)に位置付けてから35年の年にも当たり、同会は秋にシンポジウムを開くなど記念事業を計画している。

 ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)は、湿地の保全や適正な利用、水鳥の保護などを目的に、1971年にイランのラムサールで採択された条約。ウトナイ湖は1991年12月、釧路湿原、伊豆沼・内沼(宮城県)、クッチャロ湖(宗谷管内浜頓別町)に続く国内4番目に登録され、現在は全国50カ所の湖や沼などが登録湿地として保護されている。

 ウトナイ湖はハクチョウやガンなど野鳥の重要な渡り中継地として知られ、多様な動植物も生息。豊かな生態系を誇る環境を守るため、日本野鳥の会は81年5月、日本で最初の「野鳥の聖域(サンクチュアリ)」に位置付け、湖畔に開設したネイチャーセンターを拠点に市民と連携しながら保全や環境教育などを展開。そうした活動も下地になってラムサール条約の登録につながった。

 同会は、同湖の節目の年を記念して今年11月、ネイチャーセンターで環境保全などをテーマにした記念シンポジウムを開く計画。同センターの改修工事も予定し、視聴覚室に可動式書庫を設置し野鳥関連書籍などを増やす他、照明のLED(発光ダイオード)化やトイレの改修、身体障害者用駐車スペースの設置なども行う。

 また、サンクチュアリ開設までの経緯や、その後のウトナイ湖の保全の歩みなどをまとめたブックレットも発行する考えだ。

 豊かな自然を誇る一方、同湖の周辺開発の進行や水位の低下、湿地環境の乾燥化に伴う植生変化、外来植物の侵入などさまざまな懸念も浮上し、対策が求められている。

 節目の年に当たり同会ウトナイ湖サンクチュアリの中村聡チーフレンジャーは「ウトナイの自然を守り、今後も人々に長く愛されるサンクチュアリにしていきたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/20160841749

http://archive.is/hShoS
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三機工業株式会社 ビオトープ 来場1万人に 「カルガモ」効果で訪問者増【タウンニュース2016年8月19日】

ビオトープの管理をする樫村さん
 三機工業株式会社大和事業所(下鶴間1742の7)にあるビオトープ「三機自然環境園」の総来場者数が1万人を突破した。2005年に造成された同園は自然本来の環境を再現しており、地域の穴場スポットになっている。

 国内外の空調・電気設備などを手がける三機工業株式会社。大和事業所では主にコンベヤーの組み立てなどを行っており、近隣小学校の社会科見学の場にもなっている。

 「三機自然環境園」は、会社設立80周年を記念して2005年に造成された。面積は約1000平方メートル。もともと駐車場であったが、人の手が加わっていない「あるがまま」の自然を再現するため、約100平方メートルの大池を中心に、せせらぎ、小川、湿地帯、小池などを造り上げた。池の水は、園に降る雨水をそのまま利用し、ポンプで循環している。

カルガモが間近に

 環境園への来園者数は、ここ数年で急激に増加。その背景に、春から夏にかけて野生のカルガモが園内で子育てをしていることや、四季折々に表情を変える自然の美しさが口コミで広がったことがある。特に、カルガモは間近に見られるとあって、近隣保育園の定番散歩コースになっている。

 同園の管理を担当している樫村喜代高さんは、「子どもから大人まで自然を楽しめる場所。もっと地域の方に来てほしい」と話す。

 開園時間は平日午前9時から午後5時。入場無料で予約不要。小学生以下は保護者同伴。問合せは、同事業所管理課【電話】046・274・4111へ。カルガモは9月頃飛び立つので姿を見たい人は早目に来園を。
http://www.townnews.co.jp/0401/2016/08/19/344799.html

http://archive.is/aSnon
タグ:カルガモ
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横浜市繁殖センター ミゾゴイで繁殖賞 国内初の成功で【タウンニュース2016年8月18日】(既報関連ソースあり)

 横浜市繁殖センター(川井宿町/市川典良所長)がこのほど、昨年国内初となるミゾゴイの繁殖に成功したことに対して、繁殖賞を受賞した。また、同センターでは今年もミゾゴイとカグーの繁殖に成功。両種とも元気に成長しているという。

 繁殖賞は日本動物園水族館協会が飼育下の動物で、国内初の繁殖に成功した動物園や水族館に授与する賞。同センターは今回で4回目の受賞となった。

 ミゾゴイはサギ科の夏鳥で、4月頃に日本に渡来して繁殖し、10月頃に台湾や中国南東部、フィリピンなどへ渡り越冬する。しかし、生息環境の変化などにより近年個体数は減少しており絶滅の危機にある。

 同センターではミゾゴイを2013年から飼育を開始。2年後からペアリングを始めた。飼育担当の白石利郎さんは「例がないので、手探り状態だった」と振り返る。実態のわからない状態ではあったが、長年の飼育経験を生かし、繁殖は成功。国内2例目となった、5月14日にふ化したミゾゴイも現在、順調に育っているという。

 ミゾゴイの繁殖は全国的に取り組まれてはいなかったが、今年から環境省が保護活動を進めている。市川所長は「繁殖センターでの成功例がこれからのミゾゴイ保護活動に貢献できると思っている。種の保存の役割を果たしていきたい」と話した。

カグー 元気に成長

 同センターでは今年5月24日、カグーの繁殖にも成功。カグーはニューカレドニアの固有種で、ほとんど飛行せずに地面を歩いて生活する。市では1989年から野毛山動物園で飼育を始め、同センターではこれまでに11羽の繁殖に成功している。
http://www.townnews.co.jp/0105/2016/08/18/344531.html

http://archive.is/GDb4g
【神奈川】「ミゾゴイ」「カグー」の仲間増えたよ 横浜市繁殖センターで繁殖成功【東京新聞2016年7月20日】
横浜市繁殖センターでミゾゴイふ化 国内初の成功【東京新聞2015年7月9日】

地元の動物写真で紹介 相模原市立博物館【神奈川新聞ニュース2016年8月19日】(カワセミ)

相模原市内で撮影された生き物を紹介する写真展=相模原市立博物館
 相模原市内に生息する哺乳類や両生類、鳥、昆虫などさまざまな生き物を紹介する写真展が、同市中央区高根の市立博物館で開かれている。9月4日まで。

 同市緑区在住のカメラマン松橋利光さんが市内で撮影したカエルやトンボ、リス、カワセミなどの生き物のパネル写真を、「田んぼ」「人里」「水辺」などの生息場所ごとに分けて館内の3カ所に計22点を展示している。

 入館無料。開館は午前9時半から午後5時まで。月曜休館。問い合わせは、同博物館電話042(750)8030。
http://www.kanaloco.jp/article/193716/

http://archive.is/32IEB
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ダニ媒介脳炎は「日本脳炎」の仲間? 日本脳炎ウイルスとは【All About NEWS2016年8月18日】(>サギなどの野鳥)

野山などマダニや蚊には十分注意を払いたい
厚生労働省は、北海道内に住む40代男性が7月中旬、ウイルスを持ったマダニにかまれ「ダニ媒介脳炎」を発症したと明らかにした。北海道新聞などによると、男性は8月に死亡したという。ダニ媒介脳炎の国内における感染確認は1993年に北海道で見つかって以来2例目で、死亡したのは今回が初めてという。

厚生労働省によると、病原体は日本脳炎と同じ分類(属)のフラビウイルスで、ウイルスを保有したマダニがいない地域では感染しない。

厚生労働省は、ダニ媒介感染症にはダニ媒介脳炎のほかに重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などもあり、ダニにかまれない予防措置を講じると共に、もし発症した場合には、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることを厚生労働省が呼び掛けている。

ダニ媒介感染症は日本脳炎と同じ分類(属)のフラビウイルスが原因となるようだが、日本脳炎はどのようなものなのだろうか。医学博士の清益功浩氏がAll Aboutで以下のように解説している。

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日本脳炎とは

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスに感染することで起きる。清益氏によると日本脳炎ウイルスはフラビウイルス科フラビウイルス属で、豚やサギなどの野鳥の体内で無症状のまま増えていくという。ウイルス感染した動物を刺した蚊(特に水田で発生するコガタアカイエカ)に刺されることで、ヒトに感染することが多いと清益氏は説明している。

ヒトからヒトへの感染はなく、日本脳炎のヒトを刺した蚊に刺されても、蚊を媒介して感染することもないという。

ヒトの体内に侵入した日本脳炎ウイルスはリンパ節で増殖し、血中を流れていく。清益氏によると、ほとんどの人はこの時点で日本脳炎ウイルスに対する抗体を体内で作れるため、自然治癒できるといい、このような症状が出ない感染のことを「不顕性感染(ふけんせいかんせん)」と呼ぶと説明している。

しかし、約300人に1人はウイルスが脳に侵入し、神経細胞で増殖して脳炎を起こすのだという。患者の多くは高齢者だが、発症例は少ない。子どもの発症も見られるという。


日本脳炎の潜伏期間・症状

ウイルスが侵入して発症するまでの潜伏期間は6〜16日。発症時は、以下のような症状が突然起こると清益氏は述べている。

頭痛
発熱や寒気
食欲不振
嘔気、嘔吐、腹痛、下痢
めまい

脳炎の症状には以下のようなものがある。

まぶしがる(羞明)
意識がなくなる(意識障害)
表情がなくなる(仮面様顔貌)
筋肉が硬くなる(筋強直)
眼の動きが震える(眼振)
手足が動かない(運動麻痺)
意識していない動きがみられる(不随意運動)
けいれん
呼吸が難しくなる(呼吸困難)
日本脳炎の治療法

日本脳炎ウイルスに対する抗ウイルス薬はなく、それぞれの症状に応じた対症治療が中心となるという。けいれんがある場合は抗けいれん薬、脳が腫れている場合は腫れを抑える薬を使うようだ。

治療方法がなく、一度脳炎になってしまうとかなりの割合で後遺症が残ってしまうため、ワクチンによる予防が第一という。

日本脳炎の予後・後遺症

日本脳炎の死亡率は5〜40%と言われており、子どもと老人で高くなると清益氏は指摘している。命を落とさずに治療できた場合も、歩行障害、手足の震え、けいれん発作、麻痺、知能障害、情緒不安定などの神経的な後遺症が、45〜70%に見られるという。清益氏は「日本脳炎は予防が大切。特に豚の多い地域や蚊の多い地域に行く場合は、予防接種を行うようにしましょう」と呼び掛けている。
http://news.allabout.co.jp/articles/c/465299/

http://archive.is/qLnJE
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ムクドリのフン害に憤慨、新都心でいたちごっこ【読売新聞2016年8月19日】

ケヤキ並木にねぐらをつくるムクドリ(11日夕、さいたま新都心駅東口で)
ムクドリのフンで汚れるケヤキ並木の歩道(さいたま市提供)

 さいたま市大宮区のJRさいたま新都心駅周辺に、ムクドリの大群が現れ、フンや鳴き声が市民を悩ませている。

 市は、ムクドリがねぐらにするケヤキ並木の枝を刈り込んで追い払うなど手を打っているが、ムクドリは別の場所に移りすみ、いたちごっこが続いている。

 「キュルルル」。夕方、同駅東口周辺の旧中山道で、けたたましい鳴き声が響く。周囲の歩道には大量の白いフンがこびりついている。見上げると、ケヤキ並木の一角の一本ずつに100羽を超える灰色のムクドリがびっしり止まっている。

 ケヤキ並木の前にある居酒屋では、ドアを開けるたびにムクドリの羽根が店の中に舞い込む。店では数日に一度、店先のフンを掃除する。店長の松尾悠佑さん(23)は「フンを避けて店の前を足早に通り過ぎる人も多い」と嘆く。

 市環境総務課によると、「フンの臭いがひどい」「鳴き声がうるさい」といった苦情は市の各部署に6年前から寄せられ、今年も十数件あるという。

 ムクドリはスズメ目で体長25センチ程度。春先から初夏に繁殖し、夏から秋にかけて若鳥を加えて集団でねぐらを作る習性がある。駅周辺に現れる理由について、日本野鳥の会(東京)は「ビルが立ち並んで人が多い場所で、天敵の猛禽もうきん類などが寄りつかず、身を守るのに適しているのでは」と分析する。

 苦情を受けた市道路維持課は6月、ケヤキ並木の枝を刈り込んでねぐらを作れないようにした。7月には5日間、民間の植栽管理業者と協力してムクドリがねぐらに戻る夜に、ムクドリが嫌う音を発する機器を使用。その結果、ムクドリは姿を消した。

 ところが今月、舞い戻ったムクドリが100メートルほど南のケヤキにねぐらを作っていた。同課は「対策を講じても、また繰り返しになる」と頭を抱える。

 ムクドリのフンや騒音の問題は各地で発生している。福井県は鷹匠たかじょうに依頼し、福井市中心部でケヤキの木にタカを放ってムクドリを追い払う試みを行っている。木を伐採した自治体もある。だが、旧中山道のケヤキ並木は1967年の埼玉国体の記念に植えられ、市民に親しまれている。ケヤキの枝を刈り込んだ駅の北側では「景観が悪くなった」という声も寄せられている。

 ムクドリは元々、畑の害虫を食べる益鳥として親しまれてきた。「排除して自然のバランスを崩すのではなく、共生の道を探ってほしい」(日本野鳥の会)という意見もある。(植村信介)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160819-OYT1T50012.html

http://archive.is/3GlGL
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男鹿水族館で一日飼育係体験…参加募集【読売新聞2016年8月19日】(ペンギン)

 男鹿水族館GAO(男鹿市)は19日、普段は入ることができないバックヤードで裏方として動物の世話を体験できるイベント「チャレンジ! GAOで1日飼育係!」の募集を始める。

 参加者は「飼育係」として専用の作業服を身に着け、ペンギン、アザラシ、アシカ、ホッキョクグマや魚類を対象に餌作りと餌やり、水槽の掃除などを体験する。期間は10月の土、日曜と祝日の計11日間で、各日とも午前10時〜午後3時30分。

 参加条件は小学4年生以上で、2人1組で申し込む。ただし、小学生は必ず保護者と2人1組。参加費は1人当たり1500円(入館料と昼食代は別)。定員は1日2組程度で、応募が多数の場合は抽選で決める。

 男鹿水族館GAOのホームページにある同イベントの特設フォームから申し込む。募集は9月15日まで。

 問い合わせは、男鹿水族館GAO(0185・32・2221)。
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20160818-OYTNT50242.html

http://archive.is/oo560