2016年08月20日

ニュージーランド首相、ネズミ根絶を宣言 “飛べない鳥”激減で【デイリー新潮2016年8月20日】(カカポ/キーウィ/既報1ソース)

 ニュージーランド南北両島は、かつて海面下に没していたとする説がある。

 太古の地殻変動で両島は超大陸ゴンドワナの一部から約6000万年前に分離、後に沈没し、約2400万年前に再浮上したという。

 この説なら、なぜ独自の進化を遂げた生物が両島に多数存在するか説明できる。元の種の絶滅後、かつては飛行できたであろう“飛べない鳥”キーウィや“飛べないオウム”カカポ、“歩くコウモリ”といった種が飛来、捕食者のいない“楽園”でやがて彼らは飛ぶことをやめた、というわけだが、


キーウィ(写真・ゼータイメージ)

「世界的に貴重な固有種の減少にニュージーランドのジョン・キー首相は、2050年までにネズミなど外来害獣の国内根絶を宣言。世界初の試みに驚きが広がっています」(現地記者)

 ネズミの他に対象となるのはオコジョ、ポッサムなどニュージーランドには元来生息していなかった種だ。

「これら“害獣”が外敵に弱い鳥たちを年2500万羽も殺し、卵や雛が狙われたキーウィは週20羽のペースで減少、7万羽を割り込みました。カカポに到っては14年に126羽まで激減、絶滅寸前です」(同)

カカポ(写真・ゼータイメージ)

 農業などの経済損失も年約2500億円に及ぶ。

 動物行動学研究家の竹内久美子氏は言う。

「15年に生物学者のチームが南大西洋の島でネズミ駆除に成功した例はあります。が、その面積は3900平方キロ。今回のプロジェクトは27万平方キロという国土全体が対象で、現在の技術だけでは相当に困難な道のりです」

 日本の4分の3の面積に、あの繁殖力が広がるのだ。

「成功は祈りますが、“害獣”だってそもそもは人が持ち込んだ種です」(同)

 人間がネズミ退治のため導入したネコが同国の稀少な鳥を絶滅させた例もある。

 チュウ害ゼロはなるか。
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/08200550/?all=1

ニュージーランド、2050年までに外来種を根絶へ かなり大胆な計画、実現手法に課題【ナショナルジオグラフィック日本版2016年7月28日】(カカポ/キーウィ)
ニュージーランド政府は、絶滅寸前に追い込まれた飛べないオウム、カカポなどの固有種を守るため、外来の捕食動物を一掃するという大胆な計画を発表した。(PHOTOGRAPH BY TUI DE ROY, MINDEN PICTURES)

 ニュージーランドは、ネズミ、オコジョ、ポッサムといった外来の動物たちを2050年までに根絶するという、史上初となる大胆な計画を発表した。同国に固有の動植物を襲う厄介者を追い払うことが目的だ。

「ニュージーランドに固有の動植物は、我々の国民としてのアイデンティティの中核をなすものです」。先日発表された声明の中で、同国のマギー・バリー環境保全相はそう述べている。「彼らは数百万年の間、哺乳類のいない世界で進化をしてきました。その結果、外部から持ち込まれた捕食者に対して極めて脆弱です。外来種は毎年およそ2500万羽にのぼる我が国自生の鳥を殺しています」

 ニュージーランド政府は、2025年までに、新たに100万ヘクタールの土地で外来種の増加を抑圧、あるいは排除すること、さらに沖合の島にある自然保護区で外来種を根絶することを目指している。政府は2050年までに計画を完了したい考えで、哺乳類の駆除には主に罠や毒入りの餌を使用するということだが、その他にも世界に先駆けて、外来種根絶のための新たな手法を開発していくとしている。(参考記事:「遺伝子工学で外来種を駆除」)

「今こそ力を合わせ、長期的、全国的な努力のもとに、我が国の自然遺産の多くを危機にさらしている外来哺乳類を国内から一掃するときです」と環境保全相は言う。

 米ノーザン・イリノイ大学の保全生物学者、ホリー・ジョーンズ氏は、「これは非常に大規模かつ思い切った政策」だと述べている。「もしニュージーランドが目標に向けて事態を進展させられれば、それだけでも固有種を取り巻く状況は大きく改善されるでしょう」

小さな哺乳類、大きな挑戦

 今回の計画は、同国を象徴するキーウィなどの鳥たちにとって大きな恩恵となる。野生のキーウィの数は7万羽を割っており、また絶滅寸前とされる飛べないオウム、カカポ(別名フクロウオウム)の数は、2014年時点で126羽であった。

 過去数世紀の間、外来の哺乳類はニュージーランドの鳥やツギホコウモリ――森の地面を“歩く”ことで知られる――を好き放題に捕食してきた。とりわけ悲惨な事例として知られるのが、1890年代、灯台守が飼っていたネコが1匹だけで、固有種のスティーブンイワサザイを、その発見から数年のうちに絶滅させてしまったというものだ。

【動画】ふわふわキーウィ。(解説は英語です): 小さな翼と毛皮のようにふわふわとした羽を持つノースアイランド・ブラウン・キーウィは一見、哺乳類のようにも見える。米バージニア州のスミソニアン保全生物学研究所では、絶滅が危惧されるこの奇妙な鳥を観察し、動物園での居住環境の改善や適切な飼育に役立てようとしている。2013年12月18日撮影。
「本来は彼らが属さない土地に我々人間が持ち込んだこうした動物たちは、自生の動植物に多大な被害をもたらします」と英ケンブリッジ大学動物学博物館の鳥類キュレーターで、島にすむ鳥を外来のネズミ類から守る方法に詳しいマイケル・ブルック氏は言う。「適切な環境を取り戻すためにできるかぎりの努力をするのが、我々の責任です」

 とはいえ、国土全体から外来哺乳類を一掃するというのは容易なことではない。まずひとつには、哺乳類を絶滅に近い状態に追いやるだけでは十分ではないという問題がある。哺乳類、なかでも特にネズミは驚くべき速さで数を回復する。たとえばブルック氏はかつて同僚らとともに、南太平洋のピトケアン諸島で外来のネズミを最後の80匹まで減らしたが、すぐに繁殖し、瞬く間に10万匹以上まで増加したという。(参考記事:「パナマ運河拡張で外来生物リスク2〜3倍に」)

 ふたつ目の問題点は、ニュージーランド政府も認めている通り、計画を遂行するために必要な技術がまだ完全には整っていないことだ。しかし政府は研究のための資金提供に前向きであり、ブルック氏は技術進歩の見込みは十分にあると見ている。

「2016年現在、これは達成可能な目標ではありません。政府が2050年までには確立したいとしている専門的な技術が、今の時点では揃っていないからです」とブルック氏は言う。「しかしながら、技術は驚くべきスピードで進歩しており、今から20〜30年後には、彼らの提案は必ずや実行できるようになっているでしょう。もしこの計画が成功すれば、それは実にすばらしいことです」

 最後の問題点は、過去に類を見ないほどの規模の大きさだ。たとえば2015年には、南大西洋のサウスジョージア島で生物学者らがネズミを一掃し、歴史上最大規模の全島でのネズミ駆除を成し遂げた。とはいえサウスジョージア島の大きさはわずか3900平方キロほどであり、これはニュージーランド南島の3パーセントにも満たない。また住民の数もはるかに少ない。

「政府の発表は賞賛に値しますが、これだけの規模の計画をどのように実行するのか、私には想像がつきません」とジョーンズ氏は言う。「それでもこれを実現できる人間がいるとすれば、それは間違いなくニュージーランドの人々でしょう」(参考記事:「ニュージーランド 復活した豊かな海」)

文=Michael Greshko/訳=北村京子
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/072700278/http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/072700278/

http://archive.is/8nTK8
http://archive.is/W8C2b

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福井)20年来の珍客 きょうも来店【朝日新聞デジタル2016年8月20日】

 「きょうのご飯は何かな?」。坂井市丸岡町の市街地にある鮮魚店「中川魚店」の店先にアオサギが訪れ、近所の人たちを和ませている。

 店主の中川一さん(88)によると、この“珍客”が最初に訪れたのは20年も前。ごみ集積場のごみ袋をカラスがあさるのを防ごうと、魚の切れ端を与えたところ、アオサギも来るようになった。

 悪天候の日を除き、早朝に息子の浩次さん(57)が仕込みをしている時間帯を中心に、1〜4羽がほぼ毎日現れる。野生の同じ個体が20年も来るとは考えにくいが、足の指が曲がった1羽はずいぶん前から来ている。「やはり現れない日は寂しいですね」と一さん。(堀川敬部)
http://www.asahi.com/articles/ASJ8L65QGJ8LPGJB00B.html

鮮魚店の意外な常連さん 店主も歓迎「来ない日寂しい」【朝日新聞デジタル2016年8月20日】
鮮魚店の中をうかがうアオサギ=福井県坂井市丸岡町

 「きょうのご飯は何かな?」。福井県坂井市丸岡町の市街地にある鮮魚店「中川魚店」の店先にアオサギが訪れ、近所の人たちを和ませている。

 店主の中川一さん(88)によると、この“珍客”が最初に訪れたのは20年も前。ごみ集積場のごみ袋をカラスがあさるのを防ごうと、魚の切れ端を与えたところ、アオサギも来るようになった。

 悪天候の日を除き、早朝に息子の浩次さん(57)が仕込みをしている時間帯を中心に、1〜4羽がほぼ毎日現れる。野生の同じ個体が20年も来るとは考えにくいが、足の指が曲がった1羽はずいぶん前から来ている。「やはり現れない日は寂しいですね」と一さん。(堀川敬部)
http://www.asahi.com/articles/ASJ8L65QGJ8LPGJB00B.html

http://archive.is/OEQ80
http://archive.is/CpChy
タグ:アオサギ
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秋田)比内地鶏、復権を うまみ成分PRや海外進出計画【朝日新聞デジタル2016年8月20日】

出荷前の比内地鶏=大館市比内町八木橋

 秋田の誇る食のブランド「比内地鶏」の復権なるか――。最盛期に80万羽近くあった比内地鶏の出荷数が今年、50万羽を切る可能性が出てきた。県は「うまみ成分」などで比内地鶏の優位性をアピールするほか、首都圏での販路拡大、県内小学校の給食に提供するなどの事業で巻き返しを狙う。

 「以前は地鶏を生産したいという人がたくさんいたけど、今はいない。若い人にはお金の面で魅力がないのが一番の問題」。大館市比内町八木橋で比内地鶏を育成、出荷している高橋浩司さん(56)はため息をつく。

 JAあきた北の比内地鶏生産部会長を務める高橋さんが、養鶏を始めたのは13年ほど前。寒さや音に敏感でパニックになると圧死するなどの難しさもあるが、肥えた地鶏にする工夫をこらし、出荷数を伸ばした。部会全体の出荷量は、2008年には年間30万羽に達した。

 だが翌年、部会の出荷数は約4万羽も減り、県内全体では約20万羽も落ち込んだ。

 原因は、07年秋に発覚した比内地鶏の偽装事件といわれる。県内の鶏肉加工会社が、比内地鶏と偽って別の鶏肉や卵を使った商品を売っていたことが判明。ブランドとしての信用が失墜し、急激な落ち込みを招いたと指摘されている。

 出荷量は12年からやや持ち直したものの、かつての勢いはない。「1羽あたりの利益はピーク時の半分以下」と高橋さんは言う。

 比内地鶏は名古屋コーチン、さつま地鶏と並ぶ「日本三大地鶏」。ところが、近年は全国各地でブランド地鶏が誕生。独立行政法人家畜改良センターによると、13年に10万羽以上生産された地鶏は、200万羽の阿波尾鶏(徳島)を筆頭に全国で8銘柄もある。

 県内の生産農家数の減少も深刻だ。08年の149戸をピークに15年は112戸に。生産者の高齢化が先細りに拍車をかけている。

 こうした現状に、県は5千万円の予算をつけ、対策を進めている。比内地鶏のコリコリとした食感だけではなく、含有する「うまみ成分」などを分析し、他の地鶏に対する優位性をアピールするほか、東京事務所に販路開拓員を配置。9月から11月にかけ、県内約200の小学校の給食に比内地鶏を提供し、「地元産への誇りを持ってもらいたい」(県担当者)という。

 海外輸出による販路拡大の計画も進行中だ。県の委託を受けた県内最大手の鶏肉処理会社「本家比内地鶏」(大館市比内町)は今月11〜13日に、香港で開かれたアジア最大級の食肉見本市に、比内地鶏の焼き鳥などを出品した。

 販売店の確保はこれからだが、同社の阿部健二専務(32)は「試食した現地の業者や一般の人が『これだけ鶏肉の味がするなんて驚いた』と喜んでくれた」と手応えを感じている。(山田佳毅)
http://www.asahi.com/articles/ASJ8L61DVJ8LUBUB007.html

http://archive.is/tmp29
クマが飼料500キロ食い荒らす…大館◆タンク開閉レバー操作か【読売新聞2016年8月14日】
クマ食害か、比内地鶏ひな姿消す 大館市十二所【秋田魁新報電子版2016年8月6日】
比内地鶏、クマに驚き圧死? ひな93羽が被害、大館市【秋田魁新報電子版2016年7月28日】
タグ:比内地鶏
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福井 コウノトリ、野生復帰の歩み紹介 越前市で企画展【中日新聞2016年8月20日】

兵庫県豊岡市に移送後の「武生」の飼育記録(中央)などを紹介する日和さん=越前市のしらやまいこい館で

 兵庫県豊岡市のコウノトリの郷(さと)公園を中心に、国の特別天然記念物「コウノトリ」の野生復帰の歩みを紹介する特別企画展が、越前市都辺町のしらやまいこい館で開かれている。九月四日まで。

 会場にはパネル九枚をはじめ、越前市白山地区で一九七一(昭和四十六)年に保護された、下のくちばしが折れた「武生」(地元の愛称はコウちゃん)が、豊岡市に移送された後の飼育状況を知ることができる業務日誌のコピーなどが並ぶ。

 パネルは、武生も飼育されたケージを中心に構成している。このケージは老朽化により現在は使われていないが、コウノトリの郷公園内のコウノトリ保護増殖センターに残されており、職員たちの「いつかコウノトリを増やし、野生復帰させる」という決意のシンボルとして「約束のケージ」と呼ばれていることなどを解説。職員たちがコウノトリの飼育や産卵、ふ化の技術を確立し、放鳥を続ける現在までの歩みが分かる内容となっている。

 企画を担当した越前市農政課の日和(ひより)佳政さん(37)は「武生が豊岡市でどういう思いで飼育されていたのかが分かる。飼育員らの苦労や越前市のコウノトリのルーツを知ってほしい」と話している。

 (山内道朗)
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20160820/CK2016082002000016.html

福井 5月誕生のコウノトリ、ひなは雄と雌 県が愛称募集【中日新聞2016年7月20日】
コウノトリ 卵、3羽目かえらず 越前市 /福井【毎日新聞2016年6月7日】
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本町公民館で23日まで 秦野の自然を紹介【タウンニュース秦野版2016年8月20日】

展示する手作りのパネル
 自然観察施設くずはの家(秦野市曽屋1137)で自然観察ボランティアとして活動している「えのきの会(比内護会長)」が、市立本町公民館(入船町12の2)1階展示スペースで企画展「身近な秦野の自然〜くずはの広場」を8月23日(火)まで開催している。時間は午前9時から午後4時30分。入場無料。

 えのきの会の中にある7つの分科会(植物・昆虫・野鳥・岩石・水辺・自然と遊ぶ・動物)が、クイズ形式のパネルや実物、模型などを展示。来場者が楽しみながら見られるように工夫している。

日替わり体験コーナーも

 会場には、夏休みの宿題にも役立つ日替わり体験コーナーも用意されている。

 ▽水辺の生き物と遊ぶ(20日・21日)=午前10時30分から11時30分、午後1時30分から2時30分▽鉱物に触れる(22日・23日)=午前9時から午後4時30分。

 問い合わせは、くずはの家【電話】0463・84・7874へ。

企画展「身近な秦野の自然〜くずはの広場」
2016年8月18日〜2016年8月18日
9:00開始 〜 16:30終了
神奈川県秦野市入船町12−2
費用:無料
問い合わせ先:くずはの家
TEL:0463-84-7874
http://www.townnews.co.jp/0610/2016/08/20/344947.html

http://archive.is/F4mVi
ノスリ 営巣放棄 「原因究明」要望 秦野市長に5団体 /神奈川【毎日新聞2016年6月11日】
『秦野の野鳥』24年ぶり「新訂版」刊行 110種 写真入りで解説【タウンニュース2016年5月5日】
タグ:イベント
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