2016年09月09日

ダチョウの卵で竜眼 鶏卵の23倍目を引く 平戸市のかまぼこ店 [長崎県]【西日本新聞2016年10月8日】

試行錯誤の末、完成したダチョウの卵の竜眼。鶏卵(右)と比べると大きさが際立つ
写真を見る
ダチョウの卵を手にする宝亀雄希さん(左)と妻綾美さん
ダチョウの卵を手にする宝亀雄希さん(左)と妻綾美さん
写真を見る
 平戸市川内町の宝亀かまぼこ店(宝亀護代表)が地元特産のダチョウの卵を使い、ゆで卵を魚のすり身で包んで揚げた地域の名物「竜眼」を完成させた。普段使う鶏卵の約23倍という巨大な卵だけに試作では失敗の連続。「平戸の新名物に」との思いで、小さなかまぼこ店が大きな挑戦をしている。

 断面が竜の目のように見えることから「竜眼」と呼ばれ、市では「アルマド」として親しまれている。正月や行事などに欠かせない料理で、卵を包み込んで守っている様子から「武装した」という意味のスペイン語に由来したと伝わる。

 市では2007年にダチョウ園「オッ!ダチョウ村」がオープン。地域振興につなげようと肉や卵が出荷されている。今春、店の3代目の宝亀雄希さん(36)が市内の直売所でダチョウ卵を見て、「これをアルマドにしたら面白いかもしれない」と発想した。

 当初、「バカみたい」と素っ気なかった妻の綾美さん(34)が調理に挑戦。ダチョウの卵はゆで卵にするのも難しかったが「必ず形にしてやる」と奮起し、ゆでる前に卵を20日間冷蔵庫内に置くことや、ゆで時間を1時間40分に設定するコツにたどり着いた。

 揚げるのも一苦労だ。卵を包むエソやスケトウダラのすり身は1個で10キログラム。1回揚げただけではすり身がざるの目地に食い込むため、いったん引き上げ、向きを変えて再度揚げる。

 商品は平戸市の特産品をネット販売する「マルクトひらど」(9月中旬開設予定)に並べ、1個1万円を予定。綾美さんは「マイルドな味わいで誕生日ケーキのようにお祝いの場にもぴったり。インパクト満点です」と話している。

=2016/09/09付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/273318

ダチョウの卵で竜眼を開発【長崎新聞2016年9月7日】
重さ約2キロに及ぶダチョウの卵を使った竜眼(左)。右は通常の大きさの物=平戸市、宝亀かまぼこ店

竜眼の断面

 平戸市川内町でかまぼこの製造販売を営む宝亀かまぼこ店が、ダチョウの卵を使った竜眼(アルマド)を開発した。今月中旬から運用が始まる市公認ネットショップで販売を開始する予定で、同店の宝亀綾美さん(34)は「平戸の町おこしのきっかけにしたい」と意気込んでいる。

 川内町は町内に約20のかまぼこ店が密集する全国でも珍しい土地。1955年創業の宝亀かまぼこ店は、同町の名産品「川内かまぼこ」やすり身揚げのほか、同市ふるさと納税の特典向けにウチワエビのかまぼこも製造している。ダチョウの竜眼は同町の新たな名物を作ろうと、市内でダチョウの飼育に取り組む「オッ!ダチョウ村」と協力し、5月ごろから開発を進めてきた。

 竜眼は、平戸ではアルマドとも呼ばれ、通常、ニワトリの卵を魚のすり身で包んだものを揚げて作り、直径5センチ、重さ100グラムほど。ダチョウの卵を使った竜眼は直径約15センチで、重さは20倍の約2キロに及ぶ。「卵のゆで方や揚げ方などを試行錯誤してきた」そうで、通常の卵より濃い味が特徴の竜眼が完成した。

 竜眼は通常サイズの物と合わせ1万円で販売し、食紅でメッセージを入れるサービスも予定している。宝亀さんは「川内町のかまぼこ店には若い後継者が多く帰ってきており、商品開発などに積極的に取り組んでいる。自分たちも伝統の味を守りつつ、さまざまなことに挑戦していきたい」と話した。
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2016/09/07091634048937.shtml

http://archive.is/tRMFM
http://archive.is/rGJuJ

タグ:ダチョウ
posted by BNJ at 23:53 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

守れ絶滅危惧種「ヤイロチョウ」−王子HD、高知の社有林で生息環境保全【日刊工業新聞2016年9月9日】(既報2ソース)

王子ホールディングス(HD)は、高知県四万十町に保有する木屋ケ内(こやがうち)社有林について、同町で絶滅危惧種の渡り鳥であるヤイロチョウの生息環境保全に取り組む...

(残り:139文字/本文:219文字)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00399224

高知)王子HDがヤイロチョウ保護協定【朝日新聞デジタル2016年8月30日】
四万十町の王子HD社有林で撮影されたヤイロチョウ=生態系トラスト協会提供
 絶滅危惧種ヤイロチョウを保護するため、四万十町の公益社団法人生態系トラスト協会は、製紙大手の王子ホールディングス(HD)と保護協定を結んだ。町内に王子HDの社有林がありヤイロチョウの生息が確認された。生態系に影響を与えない伐採方法などを協会が助言するという。

 王子HDは同町木屋ケ内に約260ヘクタールの社有林がある。3年前から協会が断続的に調査し、社有林で6つがいのヤイロチョウを確認した。協会は保護目的で四万十町や黒潮町に約189ヘクタールの森を保有し、一部は社有林と隣接している。

 協定の調印式が23日にあり、王子HDの鎌田和彦常務は「希少生物を守りながら森林をどう持続的に経営していくかは課題。一つのモデルになれば」と話した。

 ヤイロチョウの生息数は全国で推定100〜150羽程度といわれる。山奈村(現宿毛市)で初めて巣が発見されたことから「県の鳥」とされる。(西村奈緒美)
http://www.asahi.com/articles/ASJ8R4JFBJ8RPLPB003.html

ヤイロチョウ 保護協定調印 寄付でポストカード /高知【毎日新聞2016年8月24日】
ヤイロチョウ保護協定を記念したポストカードのパネルを持つ中村滝男・生態系トラスト協会会長=高知県庁で、柴山雄太撮影
 県鳥「ヤイロチョウ」を保護するため、公益社団法人生態系トラスト協会(四万十町大正)と製紙大手の王子ホールディングス(東京都)が協定を結んだ。調印式が23日、四万十町大正の四万十ヤイロチョウの森ネイチャーセンターであり、今後、同社が四万十町に保有する社有林で協会がヤイロチョウの生息状況などを調査し、生態に影響を与えない伐採方法などをアドバイスするという。

 ヤイロチョウは夏場に日本に来て繁殖する渡り鳥で、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧1B類に指定され、生息数は全国で200羽以下と見られている。生態系トラスト協会は、開発による自然環境の破壊からヤイロチョウを守るための活動を続けており、協会が定める「ヤイロチョウの日」の8月16日に協定を締結、発効した。

 23日の調印式では、協会の中村滝男会長と王子ホールディングスの鎌田和彦常務が出席した。協定により、同社の四万十町木屋ケ内にある社有林260ヘクタールで、ヤイロチョウなど動植物の生息環境保全のため、互いに協力する。鎌田常務は「民間事業者で日本最大の山林保有者として、日本の森林をどう持続的に経営していくかは大きな課題。一つのモデルにできれば」と話した。

 協会はこの協定に合わせ、8枚組のヤイロチョウポストカードを作製。1000円以上の寄付をした人に贈る。問い合わせは生態系トラスト協会(050・8800・2816)。【柴山雄太】
http://mainichi.jp/articles/20160824/ddl/k39/040/537000c

http://archive.is/0g1mW
http://archive.is/LJDTG
http://archive.is/IIPBy
野鳥の森の生態体感を 高知県四万十町のセンター2周年【高知新聞2016年7月7日】
高知県四万十町は探鳥に最適 豪在住のプロガイドが太鼓判【高知新聞2016年6月7日】
ヤイロチョウの声を楽しもう!高知県四万十町で6月バスツアー【高知新聞2016年5月20日】
四万十町のネイチャーセンターがヤイロチョウのガイド冊子を作製【高知新聞2016年4月3日】
posted by BNJ at 21:28 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「やんばる国立公園」15日に指定 山本環境相「自然にふれて」【沖縄タイムスプラス2016年9月9日】

 環境省が沖縄本島北部地域(通称・やんばる)を15日に国立公園「やんばる国立公園」として新たに指定することを決めた。山本公一環境相が9日の閣議後会見で発表した。

 政府は15日に官報へ告示。同日付で国内33番目の国立公園が誕生する。山本環境相は会見で「国民のみなさんにぜひ、やんばる国立公園を訪ねていただき、やんばるの自然にふれていただきたい」と述べた。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/61377

http://archive.is/vKSrz
posted by BNJ at 21:22 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鳴門市の認証ブランド名とロゴ決定 「コウノトリおもてなし」【徳島新聞2016年9月9日】

 鳴門市内に飛来している特別天然記念物コウノトリにちなんだ農作物などの認証制度を導入する市は8日、認証した農作物などのブランド名とロゴマークを決めた。いずれも全国公募していた。販路拡大や市のPRなどにつなげる。

 ブランド名に決まったのは、山口県周南市の青木輝男さんが応募した「コウノトリおもてなし」。鳴門を訪れる人を心と味でもてなすとの思いが込められている。応募のあった830件から最優秀賞に選ばれた。

 ロゴマークには252件の応募があった。渦潮とコウノトリを描き、幸せを運ぶコウノトリのイメージをハートで表現した川崎市の重田修さんの作品=写真=が最優秀賞に選ばれた。重田さんの作品のほか、優秀賞の作品も使う。

 鳴門市には昨年からコウノトリが定着しており、市は餌場となっているレンコン畑に着目。自然に配慮した農法で栽培したレンコンなどを認証し、独自ブランドとして売り出すことを決めた。

 審査は、コウノトリ定着推進連絡協議会のブランド部会や市職員が行い、コウノトリのイメージが伝わりやすく、分かりやすいものを選んだ。優秀作品には、名称、ロゴマークの各3点を選んだ。

 鳴門市大麻町の巣の周辺には現在、3歳の雌と2歳の雌が巣の近くの畑で餌をついばむなどして過ごしている。
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2016/09/2016_14733983024281.html

鳴門版コウノトリロゴ【読売新聞2016年9月9日】
鳴門市が発表した「コウノトリおもてなし」のロゴマーク
 ◇特産品ブランド認証へ活用

 昨年から今春にかけてコウノトリの飛来に沸いた鳴門市は8日、この出来事を地域のPRに生かそうと、レンコンなどの特産品を“コウノトリブランド”として認証していくことを決め、目印とするロゴマークを発表した。

 ブランド名は「コウノトリおもてなし」。ロゴマークは、市の代名詞「渦潮」や「幸せを運ぶ」ことをイメージしたハートマークをあしらっており、全国公募252点から選ばれた。

 コウノトリのペアが営巣・産卵したのは、飼育施設がある兵庫県豊岡市と周辺以外では初めてのことで、地元は大いに盛り上がった。「鳴門の豊かな自然を好んで、住み着いたのでは」とされたことから、環境に配慮した農作物などを認証し、ロゴマークをつけて出荷することで、環境保護と地域産業の振興を同時に図ろうと企画された。

 レンコン茶などの加工品も対象とし、来年度にも市場への流通を目指すといい、泉理彦市長は「地域経済に貢献するブランドにしたい」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/news/20160908-OYTNT50120.html

http://archive.is/8Yzs2
http://archive.is/zlPOJ
コウノトリ、2歳の雌 香川から戻る【徳島新聞2016年8月31日】
コウノトリ、雌雄2羽姿消す 定着協「戻る可能性ある」【徳島新聞2016年7月26日】
鳴門市がコウノトリでイメージアップポスター(徳島県)【NNNニュース2016年7月14日】
定住のコウノトリ雄に新たな恋? 別の雌と仲良く巣繕い【徳島新聞2016年6月29日】(既報関連ソース多数)
posted by BNJ at 21:21 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

函館で保護した動物の記録展 道アウトドアガイド・木村さん【どうしんウェブ2016年9月9日】(コノハズク)

「動物たちはみんなかわいくて、よくなついた」と話す木村さん
 【函館】北海道アウトドアガイド木村マサ子さんが、20〜26日の動物愛護週間に先駆け、函館公園の利用者指導員時代に保護した動物の記録展示を市地域交流まちづくりセンター(末広町4)で開いている。

 会場には、木村さんが1984年に保護した地中海カメレオン、2000年に保護したヒナコウモリなどの貴重な保護記録を写真とともにパネルで展示。靴下を切ってコウモリの巣を作ったエピソードや、飼育の難しいカメレオンの餌付けの様子などが紹介されている。

 そのほかに、函館公園の動物施設の歴史についての資料もあり、1935年(昭和10年)に函館公園の管理人だった平泉玄さんの「函館公園動物施設工事報告書」のコピーも展示している。

 木村さんは「2度と手に入らない貴重な資料。子どもたちにも見てもらいたい」と話す。今後、展示は動物愛護週間に向けて充実させる予定で、2002年に保護したコノハズクの資料なども追加するという。入場無料。26日まで。(堺麻那)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0313474.html

http://archive.is/W35tq
posted by BNJ at 21:16 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フラミンゴが呼び覚ました感覚 ある夏の「脱走劇」【NIKKEI STYLE2016年9月3日】

紋別市のコムケ湖上空をアオサギと共に飛ぶ脱走したヨーロッパフラミンゴ(右から3羽目)(桜井省司撮影、提供:株式会社LEGiON)
 朝晩の涼しさに秋の気配を感じる頃になりました。今年も自然の力を思い知らされる夏でした。自然と対峙するのではなく受け流す、自然に優しい技術、発想の転換を急がなければと感じました。人類の発想の根底が自然を荒々しくさせているように感じるのは僕だけでしょうか?


■北海道のアブラゼミ

 さて皆さんの夏の思い出は何だったでしょうか? 僕の今年の第1位は旭山動物園で初めてアブラゼミを発見したことでした。たった1匹1日だけでした。実は数年前からミンミンゼミも数日間だけ鳴き声を確認しています。抜け殻は確認していません。果たして定着しているのかナゾです。

 この時期内地からキャンピングカーなどマイカーで北海道旅行をされる方が旭山動物園にもたくさん訪れます。もしかしたら東北や道南で捕まえたセミを「死んでしまうから放してあげなさい」ということの結果なのかもしれません。

 セミのことが気になって少し調べてみると、北海道ではアブラゼミやミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミなど内地ではおなじみのセミたちが局所的に分布しています。旭川ではニイニイゼミは昔からエゾゼミやアカエゾゼミと同じ夏になると普通に見られます。

 ところがニイニイゼミは道南から道央、旭川に連続して広く分布しているわけではありません。札幌圏は10種類ものセミが確認されていますが、局所的に点在するように生息している種も多いのです。温泉地で地熱の高いところだけに分布する屈斜路湖のミンミンゼミとか……

 北海道は開拓が始まってから多くの人と共に物資が運び込まれました。もしかしたらその物資と共に多くの生きものも運ばれヒトと共にたくましく定着した種がいるのかもしれません。百年たったら在来種、ともいわれますが果たしてあのアブラゼミ、温暖化で北上か、と思いがちですが真相はいかに?

■ヨーロッパフラミンゴの飛翔

 夏の思い出といえば、4年前のフラミンゴの脱走が強烈でした。結局捕獲はできず消息不明で終息宣言となりました。ことのてん末については旭山動物園HPのゲンちゃん日記(園長室から)に詳しくあるので一読していただきたいのですが、とにかくたくましく、美しく、恐ろしくさえ見えたあのフラミンゴのことを書きたいと思います。

 2012年7月18日1羽のヨーロッパフラミンゴが大空に向かって飛んでいきました。

 飛んだことで眠っていた脳の回路に一斉に電源が入り起動した、まさにそんな状態だったのだろうと思います。飛んだ瞬間に、僕たちの知っていたフラミンゴではなくなっていたのです。全く別の生きものになりました。

ヨーロッパフラミンゴはオオフラミンゴとも呼ばれる大型のフラミンゴです(桜井省司撮影、提供:株式会社LEGiON)
 飼育下では飛べない、安全、食べ物は保証されている状態でした。この環境下でフラミンゴは本来の能力のほんの一部のみを使い生きていました。それが負の形で行動に表れていたのだと思い知らされました。

 集団への依存性がとても強く、単独で隔離するだけでも餌を受け付けずに衰弱する、神経質で捕まえたりするとショック状態に陥りやすい……旭山で17年間暮らしていたフラミンゴが単独で全く土地勘のない自然の中で生きていられるはずがない、一刻も早く見つけてあげなければとの思いは全く的を射ない思いでした。

 鳥類は一般的に育児期間が短い種が多く、餌をとる練習すら行わずに親鳥が離れ巣立ちを迎えてしまう種も多くいます。これは本能、あらかじめ組み込まれていた行動や反応の回路が多いことを意味するのでしょう。

 カッコウ、皆さんも鳴き声を聞いたことがあるでしょう。彼らは託卵をすることで有名です。狙いを定めた別種の鳥の巣の中に目を盗んで自分の卵を1卵だけ産み落とします。

 その卵はヒナに孵(かえ)ると機械的な反射でその巣の中にある卵をすべて巣の外に落としてしまいます。育ての親は巣の中にいるものに対しては攻撃の回路が働かないため、その行動を眺めるだけで、巣の中に残ったヒナの菱形に開いた口の中にこれまた反射的に運んできた餌を入れ育ててしまいます。

 やがて別種の鳥に育てられ巣立ったカッコウは、カッコウの姿を一度も見ることなくちゃんとカッコウになります。何十世代何百世代にわたり種をつなぎ続けているのです。

 タカ狩りに使う猛禽(きん)類、飼育下で生まれ育った個体は風を捕まえ舞い上がることができないといわれます。巣立ってからも親と行動を共にする期間の長い猛禽類は生まれつきできることよりも学習でできるようになることの方が多いように思います。

 脱走したフラミンゴは、ピンポイントで汽水湖に舞い降りプランクトンを食べ気流を捕まえ数時間で200キロ以上離れた場所に飛び、アオサギを指標として行動することで、見たこともないキタキツネやオジロワシから身を守りました。

 ヒトはヒトのつくり出した環境、社会、時間の中で縛られながら生きていきます。定年を迎え退職をしてその縛りから解放されます。自然の中に身を置く登山。高齢の方に登山をされる方が多いのは、それまで眠っていた回路が退職を機に起動し、ヒトが本来持っている感性や感覚が覚醒するからなのかもしれませんね。

(撮影・桜井省司、提供:株式会社LEGiON)
坂東元(ばんどう・げん) 1961年旭川市生まれ。酪農学園大学卒業、獣医の資格を得て86年から旭山動物園に勤務。獣医師、飼育展示係として働く。動物の生態を生き生きと見せる「行動展示」のアイデアを次々に実現し、旭山動物園を国内屈指の人気動物園に育てあげた。2009年から旭山動物園長。
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO06488930V20C16A8000000

http://archive.is/phtIl

星野佳路「旅は、幸せな家族の思い出に」【星野佳路「旅は、幸せな家族の思い出に」 【WOMAN SMART NIKKEI STYLE2016年9月9日】(星野リゾート/ピッキオ/野鳥観察)

 こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。今回は家族連れに圧倒的な支持を得る「リゾナーレ」、日本初の温泉ブランド「界」、そしてラグジュアリーリゾート「星のや」と3つのブランドを軸に、国内では34カ所の宿泊施設を運営する、星野リゾートの星野佳路代表にファミリー旅をテーマにインタビュー。「なぜ星野リゾートがファミリーフレンドリーか」の意外な理由や、星野代表ご自身の家族旅行の貴重なエピソードを紹介します。

■社長就任当時、一番困ったのは採用。その経験から家族旅行へ

星野リゾート代表 星野佳路氏(写真:星野リゾート)
 星野佳路氏は1991年に株式会社星野温泉(現星野リゾート)代表取締役社長に就任。その際一番困ったのが「人の採用だった」といいます。星野リゾートといえば観光分野で注目の的。今となっては信じ難い話ですが、星野氏は「人集めが大変なのは観光産業全体の問題で、弊社もまさにその一つでした。今でこそ採用もスムーズですが、社長就任当初は、いい人材を採用できて喜んでいたら、すぐに辞めてしまうことも多かった」と当時を振り返ります。

 「私はリクルーティングのポイントは『仕事が楽しいこと』だと思っています。なぜ辞めてしまうのか?という原因を探っていくうちに、原因はお客様にあるのではないかというところへ行き着きました」(星野氏)

星野リゾートの原点である「星野温泉旅館」(写真:星野リゾート)
 就任当時に運営していた星野温泉旅館は、団体客や社員旅行も多いごく一般的な温泉宿。宴会もあり必然的に酔い潰れるお客様も多く「酔っ払ったお客様への対応は本当に大変。苦労して採用し、長野まで住まいを移して覚悟を決めて入社してくれたスタッフに、そんな仕事をさせるのが嫌で仕方なかった。だって楽しいわけがないじゃないですか」と星野氏。

 社員旅行全盛期、予算が潤沢で効率良く稼げる団体客は、宿にとってはありがたい存在だったはずですが、星野氏は思い切った決断をします。

 「団体客ではなく個人客へ、中でも家族旅行をターゲットにする方向へかじを切りました」(星野氏)

■家族旅行の『幸せな瞬間』を共有、モチベーションが向上

 「家族旅行はスタッフもサービスのやりがいがあるのです。家族旅行ではお父さんは酔っ払わないし、それどころか子どものために一生懸命。親子で様々な体験をする中で、子どもは成長し笑顔を見せる。それを見守りほほ笑むご両親。そんな家族の『幸せな瞬間』を共有できるのはリゾート運営の醍醐味です。スタッフもモチベーション高く、楽しみながら仕事ができる」と星野氏は理由を語ります。

 筆者は息子が生後4カ月から旅をし、47都道府県を訪れ様々な宿に子連れで泊まりました。星野リゾートの宿に滞在したときの心地よさの理由を知り、改めて感心するとともに一つの疑問が湧いてきます。一般に家族旅行といえば、ケアも大変で受け入れを敬遠する宿も多くあります。星野リゾートではどう考えているのでしょうか。

 「家族旅行を敬遠する理由は、他のお客様からのクレームを気にするからでしょう。クレームを気にすれば当然受け入れはできなくなる。弊社もクレームはもちろんありますし、オペレーションで対応できるところは日々改善しています。ただ必要以上にクレームは気にしません」と星野氏。

 「誰のためのリゾートかを考えたとき、星野リゾートで一番大切なのは『スタッフ』です。スタッフが気持ちよく仕事ができる環境でなければ、お客様にも良いサービスは提供できない。そういう観点からいうと、家族旅行のお客さんは、スタッフ側もハッピーになれる良いお客様なのです。だから、星野リゾートでは家族旅行は大歓迎」(星野氏)

リゾナーレ八ヶ岳の「おひさまキッチン」のひとこま。畑から野菜を収穫し自分でピザを作る体験は、パパが張り切る姿も
 事実、星野リゾートでは、ラグジュアリーな宿を含めて、ほとんどの施設(注)で小さな子どもから利用でき、離乳食やグッズなどのサポートも充実しています。家族の幸せな姿はイメージがしやすく、スタッフから様々な魅力づくりやサービスの提案も多くあったといい、星野氏の狙い通りファミリー層から絶大な支持を得るリゾートに成長しています。

 「宴会で訪れる人は、どこに泊まったか翌日には忘れてしまう。でも家族旅行での出来事は、幸せな思い出として記憶に残る。家族で訪れ、大学生になって今度は友人と再訪するなど、家族旅行の思い出が次の世代のお客様へつながっているのも感じます」(星野氏)

■「大人のためのファミリーリゾート」は軽井沢がヒントに

 星野リゾートが宿の再生事業を始めたのは2001年。リゾナーレ八ヶ岳を皮切りにこの15年で施設数は急増し、現在運営を手掛けるのは海外も含めると34施設になります。最初の八ヶ岳の再生事業を決めたとき「ここは絶対ファミリーに向いていると確認した」と星野氏。ただ現場が納得しなければうまくいかないと、1年かけてコンセプト委員会を開き再生の方法をスタッフと検討したとのこと。

親子一緒に過ごすのは大切。でもずっと一緒に過ごす必要性は?
 コンセプト会議で、星野氏は「家族旅行で、親は本当に楽しめているのか」「旅行中に大人と子どもがずっと一緒に過ごす必要性はあるのだろうか」という2つの疑問を投げかけたそうです。

 「軽井沢の星野温泉旅館では、1994年から顧客満足度調査を実施していました。その内容から、家族旅行がいかに大変で手間がかかるか、旅なのに疲れて帰っていくご両親の様子が浮き彫りになっていました」(星野氏)

 加えて軽井沢の星野エリアにある、エコツアーや環境教育など自然体験ツアーを実施するピッキオでの経験も「親子一緒に過ごす必要性」を考えるきっかけになったという。

温泉宿「界 川治」では、里山CANPを開催 。渓流沿いにタープやハンモックなどのキャンプセットを用意。本格ダッチオーブンでの蒸しパン作りなどを家族で体験できる(写真:星野リゾート)
 「ピッキオは1992年にオープンし、野鳥の観察や環境問題、夏休みの宿題から、川遊びやキャンプ、ドラム缶風呂まで、子どもが喜ぶ様々なプログラムを実施しています。軽井沢という土地柄もあって、実はオープン当初から、近くの別荘へ避暑に来た子ども達がプログラムに参加することが多かったのです。その間、親は別荘の手入れをしたり、自分の趣味を満喫したり自由に過ごす……その光景から、こんな家族旅行のスタイルがあってもいいなあと考えていました」(星野氏)

 リゾナーレは八ヶ岳をはじめ、現在北海道トマム、熱海、沖縄の小浜島など全国で4施設を展開しています。リゾナーレのコンセプト「大人のためのファミリーリゾート」のヒントにもなった軽井沢のピッキオは、2016年8月に大きくリニューアル。野鳥の森に隣接した池の周りを散策できるビジターセンターには、カフェや図書スペースも併設、冬には凍った池でスケートも楽しめるとか。

■冒険心あふれる父子旅。世界観や将来を変えるインパクトも

 星野氏ご自身は、仕事を兼ねて、現在中学生の息子さんを連れて「父子の旅」へ多く出かけたといいます。

 「私と一緒の旅のほうが息子は面白かったようです。家内がいると反対されることも、男同士ならできる。大胆で冒険心にあふれているというか……迫力があったのだと思います」(星野氏)

 運動神経抜群の星野親子。旅ではスキー、サーフィン、スキューバとスポーツを一緒に楽しむことが多かったそう。

トマムでは、楽しみながら上達するスキー教室がレベルごとに用意されている。チョッカリ大魔神が参加することも
 「運営をしているトマムに仕事があり当時5、6歳だった息子を連れていったときのこと。私は仕事だったので、息子を一人スキースクールに入れたのですが、夕方迎えに行ったら劇的に上達していて……親がいないところで短時間に成長したことにびっくりしたしうれしかった」と星野氏。今もスキーは息子さんとの共通の趣味だといいます。

 「家族旅行が多い子どもは、旅行好きになるというデータもあります。旅に出るということは、外に出ていく力……最近盛んにいわれるグローバル人材へも通じるものがあるでしょう。旅はぜいたくやレジャーというイメージで語られることも多いが、子ども達にとっては世界が変わり、将来をも変えるインパクトがあるもの。世界的には旅は教育とみるところも多い。ぜひ旅へ出て、色々な体験をさせてあげてほしい」と星野氏は語ります。

(注)設備や過ごし方の観点から「界 熱海 別館ヴィラ・デル・ソル」「星のや京都」については、未就学児の受け入れはしていない。

村田和子
 旅行ジャーナリスト。1969年生まれの一児の母。会社勤務を経て、2001年All Aboutスタート時より旅行ガイドに従事。2006年に独立し、子連れ、女性がテーマの旅をメーンに、各種媒体で情報提供・執筆を行う。全国各地を子連れで旅をした経験から、旅で親子の絆と生きる力を育む「旅育」を推奨し、「家族deたびいく」を運営。

[日経DUAL 2016年7月28日付記事を再構成]
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO06433910U6A820C1000000?channel=DF260120166497

http://archive.is/kMBsv
posted by BNJ at 12:12 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トキ公開 ペアなど5羽…いしかわ動物園◆マジックミラーなどで観覧【読売新聞2016年9月9日】(他2ソース)

一般公開されるトキのペア(いしかわ動物園で)=環境省提供
 ◆マジックミラーなどで観覧

 環境省は8日、能美市徳山町の「いしかわ動物園」で年内に一般公開する国の特別天然記念物トキを雌雄計5羽とすると発表した。今後、公開に向けて展示施設に慣らすための訓練を実施する。石川県は本州最後の野生トキの生息地であり、一般公開を機にトキの繁殖、野生復帰に向けた機運が高まることが期待される。

 公開するトキは、15歳雄と13歳雌のペアと、同園で今年春に生まれた幼鳥3羽。ペアは2010年に新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターから分散飼育で受け入れた。公開する数は、佐渡市のトキふれあいプラザと同数になる。

 環境省によると、ペアは年齢を重ねていて繁殖の確率が低いとみられ、飼育員に慣れていることから選ばれた。幼鳥3羽も同園で生まれて飼育員に慣れており、佐渡トキ保護センターに移送するまで一時的に公開する。今後、2か月かけて施設の環境に慣らし、年内に公開する方針。

 公開は、園内に今春整備した「トキふれあいセンター(仮称)」(510平方メートル)で行う。センターは、トキが自由に飛べるように柱を設けず、開放的な空間となっている。観覧場所は4か所で、トキにストレスを与えないため、3か所はトキから人間が見えないような大型のマジックミラーで、1か所は小窓からのぞくことができる。

 石川県では1970年、本州最後の野生トキ「能里」が繁殖のために穴水町で捕獲されており、トキとの縁は深い。谷本知事は7日、「多くの人にトキを見てもらい、保護への機運をさらに盛り上げたい」と期待を込めた。
http://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20160908-OYTNT50328.html

トキ、佐渡島の外で初公開へ 石川・能美の動物園【朝日新聞デジタル2016年9月9日】
いしかわ動物園で一般公開されるトキ=環境省提供
 環境省は8日、国の特別天然記念物のトキを石川県能美市のいしかわ動物園で一般公開すると発表した。トキは新潟県佐渡市以外に4カ所で分散飼育されているが、佐渡島以外で一般公開されるのは初めて。公開を始める時期は今後決める。トキの保護活動への理解を広めるのがねらい。

 いしかわ動物園では2010年1月からトキが飼育されている。今回公開されるのは、01年生まれのオスと03年生まれのメスのペアなど計5羽。環境省が新潟県の佐渡トキ保護センター、石川県と協議して公開を決めた。

 佐渡島以外でトキを一般公開することについては、観光への影響を心配して佐渡市が以前は反対の意向を示していた。環境省は繁殖に適さないトキなどに限って公開するルールを定め、それに基づいて公開するとして理解を求めてきた。

 国は一度野生で絶滅したトキの野生復帰を目指し、佐渡島で保護や放鳥に取り組んでいる。トキが一斉に鳥インフルエンザなどの病気にかかって全滅するリスクを防ぐため、石川県のほか東京都日野市の多摩動物公園や島根県出雲市、新潟県長岡市の施設の計4カ所で分散飼育されている。

 (小堀龍之)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12550494.html

一般公開のトキは園内飼育の5羽 いしかわ動物園【新潟日報モア2016年9月8日】
 環境省は8日、年内にも実施される「いしかわ動物園(石川県能美市)でのトキの一般公開について、現在園内で飼育されている5羽を公開すると発表した。

...
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20160908278558.html

http://archive.is/ZuamE
http://archive.is/aEIpV
http://archive.is/8gcO2
トキ、佐渡島以外で初めて一般公開へ 石川の動物園【朝日新聞デジタル2016年9月8日】
トキ一般公開施設、石川県で起工…佐渡市は反対【YOMIURI ONLINE2015年5月12日】
トキふれあいセンター:能美・いしかわ動物園 分散飼育地初の公開へ 来春完成へ起工式「里山環境整備も」 /石川【毎日新聞2015年5月12日】
トキ、石川でも一般公開へ=佐渡以外で初−環境省【時事ドットコム2015年5月1日】
【日本の議論】「トキ全国公開案」トキの町・佐渡は「人が来なくなる。ダメ」猛反発 他自治体は「ウチもトキを観光資源にしたい」が本音だが…【産経ニュース2015年4月25日】
トキ公開 佐渡以外でも? 環境省方針に市は反発【日本経済新聞2015年4月1日】

採卵主体の「おおいた烏骨鶏」 食肉用生産目指す【大分合同新聞2016年9月9日】

おおいた烏骨鶏を飼育する工藤健次会長。採卵鶏だけでなく、肉用の鶏生産を目指す=日出町
おおいた冠地どりシャポンを使った料理  県の独自品種「おおいた烏骨鶏(うこっけい)」の生産者でつくる協議会(工藤健次会長)は、卵を販売する採卵鶏の飼育に加えて、食肉向けの肉用鶏の生産を目指している。県が持つ去勢技術を活用して雄鶏を飼育する。消費者の健康志向を背景に一定の需要を見込んでおり、高級品として固定客を持つ卵の販路も生かして農家所得の向上につなげたい考えだ。

 協議会によると、烏骨鶏の肉は鶏特有の臭みがなく、煮込み料理に適した貴重な食材。国内では中国産が主流のため潜在需要があるという。
 本年度中に去勢技術が確立できる見込み。県畜産技術室は「雌鶏より肉量が多く確保でき、脂肪も多く柔らかい。性格がおとなしくなり鶏舎での争いも減る。去勢すれば独自品種の遺伝子が流出してブランド価値を下げる心配はない」とする。
 去勢鶏を食肉で販売する動きは他県でもある。秋田県には、フランス語で去勢鶏を表す「シャポン」の名を冠した「あきたシャポン」がある。シャポンは欧州で年末年始の需要期に高級食材として流通する。既存の鶏に付加価値を付けて高く販売する狙いだ。
 協議会は4月、由布市の旅館「亀の井別荘」で試食会を開いた。松浦英史料理長は「良いだしが取れる」と話し、参加者の評価はおおむね好評だった。
 工藤会長は「採卵用の鶏の開発から10年になり節目を迎えている。さらなる振興に向け、一定規模で飼育し、品質を均一にして出荷できる拠点を整えて生産を始めたいと考えている」としている。

「冠地どり」で実績 柔らかく、うま味増す「シャポン」
 去勢鶏の生産・販売は県産の「おおいた冠地どり」で実績がある。出荷量はまだ年間100羽ほどでわずかだが、大きく成長しても肉の柔らかさを維持でき、うま味も高まる点を強調して県内外の飲食店に出荷している。
 大分市の学食(雨川誠社長)は数年前から「おおいた冠地どりシャポン」と銘打って試験的に取り組み始めた。1羽当たりの重量(内臓などを取り除いた分)は4キロほどあり、年末に完全予約制で限定100羽を販売している。
 出荷先は主に関東、関西と県内。フランス料理で使われる「シャポン」の認知度は高くないものの、フランス料理店や大分市内の飲食店で高価格帯メニューで提供されてきた。今年の出荷数は同程度か少し多くなる見込み。
 雨川社長は「国産はほとんど流通しておらず、フランスの食文化を国内の地鶏で味わえる点をPRする。冠地どりの知名度アップにもつなげたい」としている。
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/09/09/221326486

http://archive.is/lIx8F
posted by BNJ at 12:01 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

繁殖10年 100羽目前 コウノトリの郷公園【日本海新聞2016年9月9日】(既報1ソース)

 兵庫県豊岡市祥雲寺の県立コウノトリの郷公園は8日、コウノトリの繁殖状況と、今年中に欧州の団体にコウノトリを譲渡することを発表した。事業開始から10年が経過し、繁殖も着実に進展していることから「野生復帰事業は、生息域の拡大というセカンドステージに入った」と宣言。国内での野生個体は、大台の100羽にあと1羽に迫った。

福井県で放鳥された公園由来のコウノトリ。生息域は着実に広がっている=2015年10月、福井県越前市(兵庫県立コウノトリの郷公園提供)
 同公園によると、今季は同市の人工巣塔10カ所で、10組のペアで35個の産卵を確認。このうち16羽が誕生し、12羽が巣立った。

 同公園は遺伝的多様性の獲得や個体群の構築に向け、野生復帰に取り組んでいる福井、千葉両県に有精卵を提供している。1日現在、両県の個体を含む野生個体は計97羽。福井県では近々2羽の放鳥が予定されている。

 今季は、生息域の拡大に欠かせない餌環境整備のモデル事業として、同公園付近の堰堤に魚道を整備し、環境評価手法を開発。国内外の研究機関と情報を共有し、コウノトリの生育環境の整備にも力を入れた。

 欧州への移譲は、欧州動物園水族館協会(EAZA)の要請。EAZAの血統登録所によると、2015年9月末時点で欧州6カ国の9施設で、15羽のコウノトリが飼育されている。全体的に高齢化が進み雌雄のバランスが悪いため、日本で最多の個体を保有する同公園に打診があった。

 海外譲渡は4例目となり、同公園の山岸哲園長は「世界的な飼育拡大により、疫病などへの危機分散が図られ、遺伝的多様性の確保にもつながる」と意義を強調する。

 譲渡は、ドイツにある世界有数の鳥類園「バルスローデ世界鳥類園」を窓口に、欧州各国の施設に配分される。(福谷二月)
http://www.nnn.co.jp/news/160909/20160909006.html

全国の野外コウノトリ、来年100羽に【神戸新聞NEXT2016年9月8日】
コウノトリの野生復帰の進ちょくについて話す山岸哲園長=兵庫県立コウノトリの郷公園
 兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺)で8日、会見した山岸哲園長らは、福井県が準備している2羽の放鳥が実現すれば、年内に国内の野外で暮らすコウノトリが99羽となることなどを紹介。「野生復帰の取り組みが、全国さらには世界に広がりつつある」との考えを示した。
http://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201609/0009469415.shtml

http://archive.is/ZOET6
http://archive.is/iwzFf
【千葉】コウノトリ放鳥3カ月 弟「ひかる」野田から旅立ち【東京新聞2016年9月8日】
コウノトリが8カ月半ぶり帰省 げんきくん、韓国から帰国後に北上【福井新聞ONLINE2016年9月2日】
コウノトリをドイツの鳥類施設に無償譲渡へ 兵庫県立コウノトリの郷公園【産経WEST2016年9月8日】
posted by BNJ at 11:59 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鷹匠育て城下町文化発信 松本市、旧町名にちなみ計画【信濃毎日新聞2016年9月9日】

 「鷹(たか)狩り」の文化に触れて、城下町の歴史に思いをはせて―。松本市は、国宝松本城の北西に残る旧町名「鷹匠(たかじょう)町」にちなみ、タカを操る「鷹匠」の育成に乗り出す。かつて鷹匠役の武士が住んだ鷹匠町は、現在は住宅街となり面影はないが、鷹狩りの文化を復活させることで、市民や観光客に城下町の歴史を知ってもらうきっかけにする。

 松本城管理事務所などによると、鷹匠町は松本城の総堀(惣堀)のすぐ外側に位置し、現在の開智1丁目にあった。松本藩主から鷹匠の役目を命じられた武士の邸宅が並んでいたとされる。松本藩が江戸中期にまとめた「信府統記(しんぷとうき)」には、「鷹匠町東西百三間余」(1間は約1・8メートル)との記述もある。

 市は「松本城を中心にしたまちづくり」を掲げて、南・西外堀復元などハード事業を進めている。一方、城下町の歴史と文化を伝える旧町名を生かしたソフト事業の位置付けで、鷹匠の育成を計画。育成プログラムを手掛ける団体の協力を得て、2021年度ごろまでに育てる計画だ。

 タカを飼い、育てる場をどこに設けるかや、人材をどう集めるかといった具体的な育成計画は今後詰める。松本城の関連イベントなどで鷹狩りを披露してもらうため、市職員の立場で育てることも検討する。関連事業として来年秋か冬に、市外の鷹匠に技を披露してもらう観光イベントも企画する。市は「旧町名を生かし、市民や観光客が武家や城下町の文化に触れるきっかけをつくりたい」(シティプロモーション担当)としている。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160909/KT160908GUI090004000.php

http://archive.is/PZuVS
タグ:鷹匠
posted by BNJ at 11:55 | Comment(0) | 鳥獣狩猟ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする