2017年03月08日

千羽鶴となったタンチョウ(上)(下)【nippon.com2017年3月8日】

瑞鳥として親しまれているタンチョウ。かつては日本全国で見掛けることができたが、明治時代の乱獲で本州から姿を消し、絶滅が危ぶまれた。しかしタンチョウを愛する人々の保護活動によって、その生息数は33羽から1800羽へと奇跡的な回復を遂げた。
朝の饗宴
釧路市郊外の「阿寒国際ツルセンター分館」。2階の展望台に上がると、眼前には大きな雪原が開けた。ここは11月から3月にかけて餌やり場になる。目の前で50羽ほどのタンチョウが、まかれた餌を忙しげについばんでいる。
そこにオオハクチョウの一群が舞い降りた。10頭ほどのエゾシカも姿を現した。100羽を超えるマガモも群れに加わった。タンチョウの餌を狙って集まってきた。朝の饗宴(きょうえん)のはじまりだ。

タンチョウの餌場にやってきたエゾシカ

雪原の上でタンチョウが優雅に舞う。オスが「クォーッ」と鳴くと、すくにメスが「カッカ」と応える。くちばしから白い息が立ち上る。2羽が同時に雪を蹴って大きく飛び上がった。そろそろ、カップルをつくる準備だ。

雪原を蹴って飛び上がるタンチョウのカップル

1950年、この場所で地主が大きくて白い数羽の鳥がトウモロコシの茎をつついているのに気づいた。絶滅したと思われていたタンチョウだった。そこでタンチョウへの餌まきをはじめたが、すぐには餌付かなかった。52年のある吹雪の朝、タンチョウが初めてまいた餌を食べ、これをきっかけにして、この場所で本格的な給餌が行われるようになった。
その後、調査研究や教育活動のために、このセンターが建てられた。給餌場に300羽を超えるタンチョウが集まる光景は壮観だ。観光の人気スポットになり、外国人も含めて多くの観光客でにぎわう。今や「ハクチョウ」「流氷」とともに「道東三白」、つまり北海道東部の「白い観光の目玉」である。

鶴居村にある餌場には、多くの観光客がやってくる

1800羽を超えた
会館前の展望台では、数人が双眼鏡をのぞきながらカウンターを手にタンチョウを数えている。2017年の1月から2月にかけて、釧路湿原周辺では恒例の「NPO法人タンチョウ保護研究グループ」によるタンチョウの総数調査がつづけられた。今年で32回目。北海道がもっとも寒い時期で、外気温が氷点下20度を下回ることも珍しくない。この時期に調査が行われるのは、タンチョウが餌場に集まってきて数えやすいからだ。
同研究グループの理事長・百瀬邦和のもとに集まったのべ70人のボランティアが、調査にあたる。学生、社会人、獣医、研究者、動物園職員、翻訳家ら19歳から85歳までのタンチョウが好きでたまらない人たちだ。東京都や兵庫県からも参加する。第1回目から参加している人もいる。

タンチョウ総数調査のミーティング風景。中央にいるのが、NPO法人タンチョウ保護研究グループの百瀬邦和理事長。

防寒服や防寒靴で身を固め、携帯カイロをいくつも服に貼り付けて、餌場、飛行ルート、ねぐらなどに分れて待機、二重三重にチェックして数えていく。今回の調査の最終集計はまだでていないが、過去最高の1800羽前後に達する可能性が高いという。

「阿寒国際ツルセンター分館」の餌場にやって来たタンチョウの総数を調べる。

厳冬期の生息数調査の次は、4〜5月の産卵期に軽飛行機をチャーターして空から営巣場所やつがいの成否、環境の変化などをつかむ。初夏に生まれたヒナのリング(足輪)を装着するためだ。トランシーバで連絡を取り合いながら人海作戦でヒナを捕獲。血液を採取しリングをつけて放す。寒さに代わって、蚊やアブやダニとの戦いでもある。

軽飛行機に乗って、営巣場所などの調査を行う(写真提供=百瀬邦和)

リングから個体を識別して、生存率や繁殖成功率、つがいの入れ替わりなど、タンチョウの行動や生態が解き明かされつつある。血液調査で血縁関係も明らかになる。
これだけ長期にわたる野鳥の調査は世界的にも珍しく、調査にはタンチョウが生息する中国、韓国、ロシアの研究者が参加することもある。極寒の中の熱心な調査に、外国勢は「日本人はすごい」と驚きの声を上げる。タンチョウ保護研究グループは、2016年「日韓(韓日)国際環境賞」を受賞した。東アジア地域の環境保全に貢献した団体・個人に贈られる賞だ。
愛されてきたタンチョウ
優雅で気品あふれるタンチョウは、古くから日本や中国で愛されてきた。弥生時代の銅鐸(どうたく)の線画にはカメととともに描かれ、万葉集では46首の「たづ」を詠んだ歌がある。「たづ」はハクチョウなどの白い大きな水鳥の総称だが、その多くはツルとみられる。
大和絵にはタンチョウの傑作がある。仏教画、墨絵、ふすま絵、版画などでも人気のあるモチーフになった。江戸の絵師、伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)は花鳥画に好んでタンチョウを取り上げた。
「鶴ほど広範囲にさまざまな意匠に用いられているモチーフは他に例がない」(※1)といわれるほど身辺にあふれている。縁起のいい鳥として、のし紙や水引、紙幣、家紋、和服の柄、漆器や陶磁器や武具などさまざまな工芸品の意匠に使われてきた。
さらに民話に登場する「鶴の恩返し」は、全国各地に伝わっている。戯曲やオペラにもなった。「鶴は千年、亀は万年」といわれる長寿の代名詞でもある。千羽鶴は佐々木禎子(ささき・さだこ)さんが、原爆症で亡くなる12歳の時に回復を祈りつつ折り紙のツルを折りつづけたことから、平和のシンボルにもなった。
江戸時代は将軍の鳥だった
歌川広重「名所江戸百景 蓑輪金杉三河しま」(アフロ)
江戸末期の浮世絵師、歌川広重は「名所江戸百景」の中で江戸に飛来していたタンチョウを描いている。絵の上の方から、タンチョウの上半身が覆い被さるような構図が斬新だ。この絵が描かれたのは1856〜58年、場所は荒川南岸の湿地帯とみられる。この辺りは、将軍家の御狩場だった。
ツルの肉は、高貴なものとされ捕獲は厳重に管理されていた。鶴御成(つるおなり)は、将軍が鷹狩でツルを捕らえる特別なイベントだった。そのために、タンチョウは手厚く保護されていた。生息地の一帯は竹矢来(たけやらい)で囲まれ、管理責任者の「鳥見名主」、給餌係、野犬を見張る「犬番」などが常駐していた。鳥を驚かさないようにタコ揚げも禁止されていた。
徳川家康はひんぱんに鷹狩りに出かけた。「生類憐れみの令」を定めて生き物の殺生を禁じた5代将軍家綱でさえ、鷹狩りをした。ツルを捕らえて肉として天皇家に献上することは徳川家のつとめだった。献上した残りは宴を開いて大名たちにふるまった。他方、大名からも将軍にツルが献上された。
ツルを捕獲した場所は、葛西、深川、千住、品川、麻布、下谷、大森、中野など、東京湾の沿岸から荒川の流域、さらに内陸の湿地帯にまで広がっている。捕獲されたツルの数は、1611年から1790年までの179年間に183羽、年平均1羽だった。
ツルの肉は薬効があるとされ、1677年、茨城県利根町(現在) で病人を救おうと村人が、1羽のツルを捕まえたことがあった。これは大事件となり、その一家は子どもまで含めて10人が死罪になった。江戸時代の記録に残る「鶴密猟事件」は8件以上あるが、すべて死刑になったわけではなく、武士の場合には閉門や謹慎などの罰に処された。
食べられたツル
ツルを食べる習慣は古くからあった。青森県、岩手県、茨城県などの各地の遺跡や貝塚からはタンチョウの骨が出土する。平安時代にも記録があり、鎌倉時代の『新古今和歌集』の選者、藤原定家の日記『明月記』(1227年)にはツルを食べたことが書かれている。
江戸時代には庶民には手の届かない存在になった。しかし、遠く離れた蝦夷地(北海道)では、さかんに捕獲され塩漬けにして他藩へ輸出していた。幕末から明治にかけて北海道を探検し、「北海道」の地名の名付け親になった松浦武四郎は、石狩川や天塩川沿いの湿地に多くのタンチョウが生息していることを記録している。
その後、明治維新をきっかけに江戸時代の禁鳥制度が廃止され、銃猟の解禁とともに乱獲された。1892年になってツル類の狩猟が禁止されたが、各地で姿を消しており、本州では大正時代には絶滅したと考えられた。
33羽から千羽鶴へ
しかし、1924年に釧路湿原で十数羽の姿が目撃された。35年に繁殖地も含めて国の天然記念物に指定されたものの、タンチョウの消息は途絶えた。「日本野鳥の会」を創設した中西悟堂が39年に北海道を訪ねたときにタンチョウを探したが、「一日探し廻(まわ)って逢(あ)えなかった」と書き記している。
52〜53年に小中学生や社会人ら1万数千人が参加して探したが、確認できたのは33羽だけだった。あわてて国は特別天然記念物に格上げした。国や自治体が保護に乗り出し、すこしずつ回復して62年に178羽、88年に424羽、2000年になって740羽に増えてやっと保護の手応えが出てきた。

自然保護団体は、生息地を買い上げる「ナショナルトラスト運動」を進めた。また、餌となるソバの畑づくりやセリの移植、ドジョウの放流などの保護対策が行われきた。1993年 「希少野生動植物種」に指定された。
2004年には待望の1000羽の大台に乗って、「千羽鶴」を達成した。そして16年には1800羽に達した。この回復にもっとも貢献したのは、冬季の餌やりだった。それまでは、冬季の食糧不足から生息数は思うように伸びなかったからだ。

鶴居村の餌場で取材する筆者

1952年にはじまった餌付けの成功で、各地に給餌場が設けられるようになった。現在では、環境省が管理する3カ所と、北海道庁が管理する中小規模の20カ所の計23カ所がある。
(文中敬称略)

撮影=ニッポンドットコム編集部
バナー写真:「阿寒国際ツルセンター分館」の餌場から飛び立つタンチョウ
(※1)^ 岡登貞治(おかのぼり・ていじ)著『文様の事典』(東京堂出版)より
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環境自然野鳥

石 弘之  ISHI Hiroyuki[ 署名記事数: 9 最終更新日: 2017.04.11 ]
環境ジャーナリスト・環境学者。朝日新聞社編集委員を経て、国連環境計画(UNEP)上級顧問(ナイロビ、バンコク)、東京大学大学院教授、ザンビア特命全権大使、北海道大学大学院教授などを歴任。この間、国際協力機構(JICA)参与、東中欧環境センター理事(ブタペスト)、日本野鳥の会理事などを兼務。主著に『地球環境報告』『キリマンジャロの雪が消えていく』『名作の中の地球環境史』(岩波書店)、『私の地球遍歴―環境破壊の現場を求めて』(講談社)、『鉄条網の歴史』『感染症の世界史』(洋泉社)など。
http://www.nippon.com/ja/features/c03906/

千羽鶴となったタンチョウ(下)【nippon.com2017年3月10日】
北海道は世界最多のタンチョウが暮らす生息地となったが、その一方でさまざまな問題が生じつつある。絶滅の危機は回避されたが、農業被害の苦情も寄せられるようになった。人と鶴は果たして共生できるのだろうか。
気品ある態
ツルの仲間はタンチョウ以外にも、山口県周南市や鹿児島県出水市などに冬鳥として渡来するナベヅル、マナヅルが知られ、この他にもクロヅル、アネハヅル、ソデグロヅル、カナダヅルなどが少数飛来する。
このなかでタンチョウはスターだ。体長は125〜152センチ、翼を広げると240センチもある。体は白いが、眼先から喉と首にかけて黒い。頭頂には羽毛がなく赤い皮膚が裸出する。鶏のトサカと同じものだ。漢字の丹頂の「丹」は「赤い」という意味だ。この白と黒と赤の配色が、何ともいえない気品を漂わせている。

タンチョウ。シベリア南東部、中国東北部、北海道の釧路・根室地方で繁殖。大陸のものは冬期に朝鮮半島、中国東部に渡るが、北海道では留鳥として周年生息する。特別天然記念物(イラスト=井塚 剛)

雑食性で昆虫やその幼虫、エビやカニなどの甲殻類、カタツムリ、タニシなどの貝類、ドジョウ、コイ、ウグイなどの魚類、カエル、鳥類のヒナ、野ネズミなどの哺乳類、セリ、ハコベ、ミズナラなど植物の葉や芽や実などを食べる。
湿地の浅瀬に枯れたヨシなど草や木の枝などを積み上げて、直径150センチほどの皿状の巣をつくり、3月から5月にかけて1〜2個の卵を産む。雌雄が交代で卵を抱き、31〜36日で孵化(ふか)し、約100日で飛べるようになる。
東アジアの分布
日本以外に、ロシア南東部、中国、韓国北部、北朝鮮に分布する。夏季には中国北東部、アムール川やウスリー川中流域で繁殖し、冬季になると朝鮮半島、長江下流域に南下して越冬する。中国、韓国、ロシア3ヵ国にモンゴル、北朝鮮を加えた大陸全体のタンチョウの生息数は約1700羽。これと比べても、日本の生息数は世界最多だ。
大陸産タンチョウの保護は、日本に比べ遅れている。生息数がはっきりしない保護区も多い。アムール川流域では野火による植生の変化や巣材の減少によって、中国では農地開発による繁殖地の破壊によって、生息数が減っている。これ以外にも湿原の干拓、野火、密猟、餌不足など、国ごとにそれぞれ問題を抱えている。
ロシアから中国へ足輪をつけて放したツル類が、ほとんどロシアに戻ってこないと研究者の間で懸念する声がでている。おめでたい瑞鳥とされるタンチョウは中国では人気がある。捕獲されて富裕層のペットにされているという目撃談もある。
タンチョウが集団で登場するショーを、自然保護区内で見世物にしているところもある。2008年の北京オリンピックの開会式では、実際には行われなかったがハトの代わりにタンチョウを飛ばすという計画も一時検討された。
近年、秋田、石川、宮城の各県で、それぞれ1羽のタンチョウが見つかった。遺伝子を調べると、大陸産と判明した。最近の遺伝子レベルの研究では、日本産と大陸産ではかなりの違いがあることがわかってきた。
タンチョウ保護の連携を図るために、「NPO法人タンチョウ保護研究グループ」は、日韓中露米の保護研究に携わる活動家を集め、直面している課題や対策を話し合う「国際ワークショップ」を2007年から3年連続で開催した。2009年には「国際タンチョウネットワーク(IRCN)」を設立、研究者の交流も盛んに行われている。
軍事境界線が楽園に
朝鮮半島で越冬する群れは、朝鮮戦争の混乱で一時は150羽ほどに減少して絶滅が心配された。だが、思いもよらぬ場所にタンチョウのサンクチュアリー(聖域)が出現した。軍事境界線(DMZ)である。
朝鮮戦争後、半島は南北に分断され、幅4キロ、陸上部分だけで長さ約248キロにわたってDMZで隔てられた。907平方キロにおよぶDMZには6本の川が流れ、西側は平野と湿地帯、東側は山岳地帯という豊かな自然環境を有する。
60年余、鉄条網や地雷で守られてきた軍事境界線では、人の影響から解放され、自然が回復するのにつれて動物たちが戻ってきた。韓国の自然保護団体の努力も実って、タンチョウは1970年代には200〜250羽、2006年には850羽、そして最近では1000羽を超えるまでに増えた。
タンチョウだけでなく、絶滅の危機にあるジャコウジカが発見され、ヒョウの亜種のアムールヒョウも目撃された。絶滅した思われたカワウソも繁殖をはじめた。
わずかな期間、人間の干渉がなくなっただけで、これほどまでに自然が回復するのだ。ウクライナのチェルノブイリ原発事故後の立ち入り禁止区域でも、オオカミやクマなど多様な野生生物が戻ってきた。原発事故後の福島でも、イノシシやネズミが急増して、こちらは農作物などを荒らすなど深刻な問題になっている。
増えすぎた悩み
釧路湿原では、生息数が増加する一方で問題も顕在化してきた。繁殖地の不足、生息環境の悪化、過密化による感染症流行のおそれ、そして人間との距離が狭まったことで、農作物の食害、電線に衝突する感電死、交通事故の増加などが増えている。
道路や線路を平気で渡るタンチョウも珍しくなくなった。1964、65、72、73年には生息数の約10%が事故死した。牛舎に餌をとりにきて、スラリー(家畜の汚物溜め) への転落事故などが増えている。

2010〜11年の冬につづいて、16〜17年にはふたたび各地で強毒性の鳥インフルエンザが発生し、野鳥にも被害が広がっている。餌を目当てに集まってきたオジロワシなどから感染する可能性があるとして、一部で行われていた魚の給餌を中止した。

タンチョウの餌場にやってきたオジロワシ

掃きだめに鶴
餌づけによって人を怖れなくなり、牛小屋に居候して家畜の餌をちゃっかり失敬する輩(やから)も現れた。タンチョウの生息地の畜産農家は、どこも「食客」を抱えている。ずらりと並んだ牛が柵越しに首を突き出して外側に置かれた箱から餌を食べていると、反対側からはタンチョウが並んで牛の餌を食べている。つまり向かい合って「同じ箱のメシ」というわけだ。
畜産農家のゴミためや堆肥の山で餌をついばむタンチョウも出てきた。まさに「掃きだめに鶴」とはこのことだ。

畜産農家のゴミためで餌をついばむタンチョウ(撮影=ニッポンドットコム編集部)

農家によっては、餌を奪われるのを覚悟でタンチョウの保護のために「お目こぼし」をしている。当然、厄介者扱いする農家もいる。畑に播(ま)いたトウモロコシをついばみ、収穫前の麦畑に入って踏み荒らす。
牧場では刈り取った干し草を覆っている保存用のビニールに穴を開ける。神経質な若い牛を驚かしてけがをさせる。農家からは「これだけ増えたのに、もっと増やそうというのか」という不満の声も上がる。
給餌の廃止へ
タンチョウにとって好適な営巣環境である湿原は、明治時代以後の開拓や開発により大幅に失われ、北海道東部に残された湿地は1950年代以後約40%も減少した。生息数の増加と生息地の減少の挟み撃ちにあって、タンチョウの住宅難は深刻化している。
タンチョウは北海道東部の湿原を中心に約450つがい以上が営巣し、夏場は各地に広がって暮らす。だが、冬場は生息数の9割余りが釧路地域に集中し、そのうちの半数は3ヵ所の給餌場の餌に頼っている。そこで毎年33トンもの餌が与えられ、冬を生き延びるのだ。
釧路の農家も時代の波にさらされ、後継者難のために離農する人が増えている。畜産家が集まって会社組織にして、畜舎に「通勤」する人も多い。畜舎もきれいに管理されて入り込めなくなり、食客の地位は安泰ではない。
環境省は2013年度に「タンチョウ生息地分散行動計画」を策定して将来的に給餌を全廃し、今後20年間かけて本州で越冬する群れをつくる長期プランを作成した。その第一歩として15年度から5年かけて給餌場にまく量を半減させる計画を開始した。
皮肉なことに、その初年度は台風の直撃で畑のデントコーンがなぎ倒された。これが好物のタンチョウにとっては、思いもかけないごちそうになった。畑に直行するものが続出して、給餌場はがらがらになった。
ジレンマに直面する保護活動
「NPO法人タンチョウ保護研究グループ」の理事長、百瀬邦和もタンチョウに魅せられたひとりだ。もともと野鳥の研究者でトキやアホウドリの保護にも関わっていた。1980年に米国ウィスコンシン州にある研究機関の「国際ツル財団」(ICF)で働いてから、タンチョウの研究や保護にのめり込んだ。
現在大きなジレンマに直面している。タンチョウは過密状態にあり、病気の流行などが心配されている。しかし、これは人間側の餌やりが招いた結果だ。確かに、絶滅の危機は回避され、新たな観光資源も生まれた。一方で、農業被害の苦情も持ち込まれるようになった。
百瀬は心配する。「分散をうながすために給餌を減らしても、安全な湿地が各地にあるわけでもなく、自活できる環境はほとんど整っていない。かえって作物を荒らして、被害を大きくするかもしれない。どう、人と鶴が共生できるのか。科学的データに基づいて30〜50年先でも通用する保護の方法を探っていきたい」
そのためのNPO法人の設立でもあった。基礎研究は地味で、結果が出るまでに時間を要する。絶滅の危機を脱したということで、近年は助成金や補助金も付きづらくなっている。(文中敬称略)

撮影=西岡 秀観
バナー写真:求愛のダンスを踊るタンチョウ
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環境自然野鳥

石 弘之  ISHI Hiroyuki[ 署名記事数: 9 最終更新日: 2017.04.11 ]
環境ジャーナリスト・環境学者。朝日新聞社編集委員を経て、国連環境計画(UNEP)上級顧問(ナイロビ、バンコク)、東京大学大学院教授、ザンビア特命全権大使、北海道大学大学院教授などを歴任。この間、国際協力機構(JICA)参与、東中欧環境センター理事(ブタペスト)、日本野鳥の会理事などを兼務。主著に『地球環境報告』『キリマンジャロの雪が消えていく』『名作の中の地球環境史』(岩波書店)、『私の地球遍歴―環境破壊の現場を求めて』(講談社)、『鉄条網の歴史』『感染症の世界史』(洋泉社)など。
http://www.nippon.com/ja/features/c03907/

http://archive.is/Sv62J
http://archive.is/MHlQy

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《安全》香港市民がH7N9型感染、5人目【NNA ASIA2017年3月8日】

 香港政府衛生署衛生防護センター(CHP)は7日夜、76歳の香港人男性が域外で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染したことを確認したと発表した。域外での感染は今冬5人目。 男性は2月11日から今月1…
http://www.nna.jp/news/show/1580786

http://archive.is/9u0TM
中国 鳥インフルエンザで先月79人死亡【NHKニュース2017年2月15日】(H7N9型/他1ソース)
鳥インフル被害拡大 新たに台南でシチメンチョウ3000羽が感染/台湾【中央社フォーカス台湾2017年2月13日】
中国・北京で60代男性が鳥インフル感染、重体【TBS News i 2017年2月12日】(H7N9型)
鳥インフルで21人死亡、中国 江蘇省、1月に【共同通信2017年2月10日】(H7N9型)
感染研、リスクアセスメントを更新 鳥インフルエンザH7N9、患者流入の可能性も【日経メディカル2017年2月10日】
台湾でも輸入感染例が確認 鳥インフルエンザH7N9感染者が300人超える【日経メディカル2017年2月9日】
鳥インフル「H5N6型」検出 台湾で初【中央社フォーカス台湾2017年2月7日】
台湾でも鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)感染【SankeiBiz2017年2月5日】

マカオ南粤卸売市場で前週に続きH7亜型鳥インフル見つかる=生きた食用家禽類の売買を3日間停止、全量殺処分【マカオ新聞2017年2月4日】
中国の責任か? 鳥インフル蔓延で新型インフル“パンデミック”の現実味【dot.ドット朝日新聞出版2017年1月31日】
マカオ南粤卸売市場でH7亜型鳥インフル見つかる=食用家禽類売買を3日間停止、1万8千羽殺処分【マカオ新聞2017年1月27日】(既報関連ソースあり)
【中国春節】連休控え、中国で鳥インフル警戒 昨年12月に20人死亡、上海周辺で多発【産経ニュース2017年1月27日】
《安全》鳥インフル、広東省で2人死亡【NNA ASIA2017年1月19日】(H7N9型)
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奄美群島 国立公園指定 誇れる故郷に 垂れ幕掲げ祝福 観光に大きな節目、地域振興へ希望 /鹿児島【毎日新聞2017年3月8日】

奄美市役所での記念セレモニーで国立公園指定を喜ぶ地元児童ら
 「奄美群島国立公園」が7日、誕生した。国立公園としては34番目で、県内では4カ所目。群島内の各地では祝福の垂れ幕などが掲げられ、多くの人が節目を祝った。

 政府が2018年夏の世界自然遺産登録を目指す奄美大島と徳之島に喜界島、沖永良部島、与論島を合わせた陸・海域7万5263ヘクタールが指定された。奄美市役所や県大島支庁などではこの日、「祝奄美群島国立公園指定」と書かれた垂れ幕がさげられた。

 観光業者らでつくる奄美大島観光協会の越間得晴会長(49)は「国立公園も世界自然遺産も大歓迎」と喜ぶ一方で、「おもてなしの気持ちでリピーターを増やしたい」と観光客の受け入れ態勢強化に気を引き締めた。

 高岡秀規・徳之島町長は「国立公園指定で世界自然遺産が現実のものとなったと確信している。世界でここにしかない自然があって誇れる故郷になった。今まで以上に地域振興に希望を抱ける」とコメントした。【神田和明】

巨木が散在する森、自然の豊かさ実感 龍郷町市理原
 奄美群島が国立公園に指定され、このエリアを含む「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の2018年の世界自然遺産登録に一歩前進した。希少種の動植物が生息し、島を覆うように原生林が広がる、手つかずの魅力にあふれた奄美の森に入った。

 奄美大島から琉球列島にかけて自生する固有種で、板状の根を持つオキナワウラジロガシの群落がある龍郷町市理原(いちりばる)の自然探索会に同行した。国立公園の指定区域の外ながら、山の斜面に根を張り、枝が見上げた空を覆い尽くす巨木に圧倒された。道中のありのままの自然と合わせ、一帯の自然の豊かさを実感した。

 市理原の森は、龍郷町屋入の山あいに広がる。ウラジロガシが約190本あるといわれる。探索会は自然と共生できる町づくりを進める町内のNPO法人「HUG奄美」(里井つとよ会長)が呼び掛け、約30人が参加。奄美自然研究会の常田守会長がガイドした。

 山中のけもの道を進む参加者に、まず姿を見せたのは幹の中が空洞のアコウの大木。他の木に宿り、成長して宿り主の木を覆って枯らし、空洞をつくるアコウの生態に驚く。幹回りは5メートルを超え、樹齢は100年以上と推定されるという。

 さらに、樹木に覆われた古道と小さな渓流沿いに進んだ。国の天然記念物の野鳥、アカヒゲが鳴き、足元には南九州から南西諸島に分布するヘツカリンドウがかれんな花を咲かせていた。小規模ながら趣のある「ジョウゴ」の滝で一休みしてウラジロガシの群落地に入った。

 高さが1メートル近い板根に支えられるように立つ木や、幹回りが5メートルを超える重量感あふれる巨木が点在する。伸びた枝が四方に広がり、根回りは年月を感じさせる迫力に満ちている。樹齢ははっきりしないものの百年単位とみられる。常田会長は「数年ぶりにここに入ったが、またウラジロガシにあえた」と表情を崩した。

 山あいの斜面で巨木を数本確認できたが、一本一本が存在感を示していることに驚いた。常田会長は、巨木は地域の宝と強調し、「比較的若い森だが、守ることで将来生かされる時が必ず来る」と話した。【神田和明】
http://mainichi.jp/articles/20170308/ddl/k46/040/278000c

http://archive.is/9mw59
「奄美群島国立公園」7日に誕生 自然保護態勢には課題【朝日新聞デジタル2017年3月7日】
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【浪速風】「梅にメジロ」で春が来た(3月8日)【産経WEST2017年3月8日】

 豊中市にある服部緑地を散歩していると、満開になった梅林にメジロが群がっていた。「チー、チー」と鳴いて競うように花の蜜を求める姿は、まさに「目白押し」だ。淡いピンクの花びらに、黄緑色の可憐(かれん)な鳥のコントラストが春を感じさせる。以前はメジロをウグイスと勘違いしていた。

 ▼公園内の池では、カワセミを狙って望遠レンズのカメラを構える人が多い。冬を越した渡り鳥はそろそろ北へ旅立つ時期だ。数えたわけではないが、いろんな鳴き声が聞こえて、鳥の種類も数も増えたような気がする。ルナールの「博物誌」(岸田国士訳)の1章「鳥のいない鳥籠(とりかご)」が思い浮かぶ。

 ▼鳥を籠に閉じ込めておく気持ちがわからないというフェリックスが鳥籠を買う。中には毛綿で作った巣と、草の実を入れた皿と、いつも水を取り替えているコップが。「鳥を1羽入れたっていいわけだ。それをこうして空っぽにしとく。少なくとも1羽だけは自由の身でいられるんだ」
http://www.sankei.com/west/news/170308/wst1703080046-n1.html

http://archive.is/EOCHG
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野生下トキ、今季初の営巣確認 佐渡 50組がペア行動【新潟日報モア2017年3月8日】(他1ソース)

野生下で今季初めて営巣が確認されたトキのペア=8日、佐渡市(環境省提供)

 環境省は8日、佐渡市で野生下のトキの営巣を今季初めて確認したと発表した。営巣の初確認は昨季とほぼ同時期。ほかにも約50組がペアになって行動しており、トキの繁殖期が本格的に始まった。

 環境省によると、巣を作ったのは6歳雄の放鳥トキと野生下で生まれた足輪のない雌のトキ。この2羽がペアになるのは今季初めて。

 ぺアは2月中旬から一緒に枝を運ぶ姿が観察されており、8日朝に2羽が高さ約10メートルのスギの上で巣作りしている様子が確認された。

 昨季は53組が営巣。そのうち19組から39羽が巣立った。ことしは繁殖に参加できる2歳以上のトキが雄、雌ともに70羽前後おり、昨季を上回る巣立ちが期待されている。環境省の広野行男首席自然保護官は「安定して巣立つトキの数を増やしていきたい」と話した。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/toki/habatake/20170308311705.html

野生トキのペアが巣作り ことし初めて確認(新潟県)【NNNニュース2017年3月8日】
 環境省は8日、野生のトキのペアが巣作りを始めたと発表した。巣作りが確認されたのはことし初めてだ。

 巣作りが確認されたのは、3年前に放鳥された6歳オスと、野生下で生まれたメスのペアだ。環境省によると、この2羽は、先月中旬から佐渡市内のスギの木の上で巣を作る様子が確認されていて、8日、枝などがある程度積み重なっているのが確認できたという。
 トキの巣作りが確認されたのはことし初めてだ。
 佐渡では現在、およそ50組のトキがペアで行動する様子が観察されているという。
http://www.news24.jp/nnn/news88211193.html

http://archive.is/4tIz8
http://archive.is/vAUSa
トキ、ドキドキつがい繁殖期に いしかわ動物園【北國新聞2017年3月5日】
新潟)人工飼育のトキ、今年初の産卵【朝日新聞デジタル2017年3月5日】(他1ソース/既報1ソース)
タグ:トキ 佐渡島
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鶴、首長くして春を待つ―SL歳時記【日刊スポーツ2017年3月8日】(タンチョウ)

山崎哲司撮影
 3月。東京はひな祭り、啓蟄(けいちつ)と春に浮かれる時節だろうが、ここ北海道はご覧のような風景である。


 「タンチョウツルは国の天然記念物です。遠くから暖・か・く・見守って下さい。くれぐれも脅かしたりホームから降りないように御願いします。標茶町(しべちゃちょう)」


 釧網線茅沼(かやぬま)駅の、寒寒として屹立(きつりつ)する駅名標のもとに、こんな横看板が立っている。「温かく」を「暖かく」と書いてしまうあたり、やはりここは厳寒の地、恋しいのは「暖」なのであろう。春の遠い土地柄なのだ。


 釧路湿原の東端。釧路から網走へ向かう6つ目の無人駅である。有人駅時代、駅長が自腹で餌付けしたのがきっかけで、ここは「タンチョウツルの来る駅」として旅人に知られるようになる。閉ざされた、寂寥(せきりょう)たる雪景色の中に場違いな? ログハウス風の駅舎はそれはそれで観光地として認められた証しであろう。


 近接するシラルトロ湖に架かる「冷泉橋」付近は真冬でも不凍で、白漠とした大地にタンチョウツルの、頭部の赤がふと紅を引いたようであちこちに浮遊し、その脇を真っ黒なSLが車体を軋(きし)ませ、ごう音とともに行き過ぎる。


 赤、白、黒の三原色世界だが、そのうち本格的な春ともなればヒグマもやって来て、さらに色を添えることにもなるのであろう。

                    ◆

 そういえば歌川広重は「名所江戸百景」の中で江戸に飛来していたタンチョウを描いている。例によって手前に羽を広げたツルを大書し、遠近法よろしく遠景を配す独特の手法。葉題は「蓑輪(三ノ輪)金杉三河しま」。鶴は江戸で冬を越したのである。


 今ではとても信じられないが、江戸時代の三河島付近、現荒川区町屋界わいは、鶴の飛来地で、農閑期には鶴の餌付けが行われていた。徳川将軍家の鷹狩りが頻繁に行われ、とりわけ鶴は珍重され、これを目的とする将軍放鷹は「鶴御成(おなり)」と称され、捕らえられた鶴は京都の天皇に献上する習わしであった。内臓を取り出したものははく製に、その肉は正月三が日の吸い物になる、逸品であったという。


 明治通り沿いの、真言宗豊山派の観音寺(荒川4の5の1)がこの折の「御膳所」となった。つまり鷹狩りに訪れた将軍のお休み所で茶や食事が供された。余談ながら、昭和初期に絶滅したご当地・三河島菜(青茎)は将軍お気に入りの土産でもあった。

                    ◆

 「昔、鶴は首長鳥と言ってな」と訳知りだったのが長屋のご隠居。江戸小噺(こばなし)「つる」にある。八五郎に鶴の語源を問われると、ご隠居いわく、


 「はるか昔、一人の白髪の翁が、海辺に立って、こう沖の方を見ている。するとな、はるかもろこしの方から、一羽の雄の首長鳥がつーっと飛んで来て、浜辺の松へぷいっと止まった、後から、雌の首長鳥がるーっと飛んで来て、浜辺の松へぷいっと止まったから、鶴になったんだよ」


 「鶴亀」という落語もあった。文無しの八五郎が富くじ、鶴の富札で一獲千金800両。その使い道をめぐって夫婦がアタフタする。それよりもまず、


 「このお金何処(どこ)にしまう?」「俺の褌(ふんどし)に入れて持ち歩くよ」、「それじゃダメだから、瓶(かめ)に入れて床下に隠しておこう」、「何で瓶なんだ」、「アンタは鶴で当たったんだから、瓶(亀)に入れれば、鶴亀でめでたいだろう」、「鶴で800両」、「鶴、鶴って、大きな声を出すんじゃないよ。長屋の者がクチバシを入れるよ」−これがオチ。

 鶴は千年、亀は万年。おめでたい、おめでたいでお後がよろしいようで。


【文化社会部編集委員・石井秀一】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「新聞に載らない内緒話」2017年3月)
http://www.nikkansports.com/general/column/naisyo/news/1789256.html

http://archive.is/vK98T
タグ:タンチョウ
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米ウィスコンシン州の七面鳥から鳥インフル、テネシー州とは別型【ロイター2017年3月7日】(他2ソース)

[パリ 7日 ロイター] - 国際獣疫事務局(OIE)は7日、米ウィスコンシン州の農場で飼育している七面鳥からH5N2型の低病原性鳥インフルエンザの検出されたと発表した。

米国では米食肉加工大手タイソン・フーズ(TSN.N)が契約しているテネシー州の養鶏場で、高病原性のH7型鳥インフル感染が確認されたばかり。

米国では2014年と15年の高病原性鳥インフルエンザ発生時に採卵鶏を中心に5000万羽近くが殺処分され、鶏卵価格が高騰したほか、多くの貿易相手国が米国産鶏肉の輸入を禁止した。
http://jp.reuters.com/article/health-birdflu-usa-idJPKBN16E1E1

アジア諸国、米家禽類の輸入制限 鳥インフル検出で【ロイター2017年3月8日】
[ソウル/シカゴ 6日 ロイター] - 米テネシー州の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受け、韓国と日本、台湾、香港は米国からの家禽類の輸入を制限する措置を取った。米家禽鶏卵輸出協会(USAPEEC)などが発表した。

韓国は6日付で米国からの家禽と卵の輸入を禁止。ただし、禁輸するのは生の家禽と卵で、加熱処理した肉や卵製品の輸入は可能という。

日本と台湾はテネシー州からの家禽輸入を停止。香港は、鳥インフルエンザウイルスが検出された養鶏場がある郡からの輸入を制限する。
http://jp.reuters.com/article/health-birdflu-southkorea-idJPKBN16E0W4

<米国>タイソン・フーズが反落 米養鶏場で鳥インフルエンザ検出【日本経済新聞2017年3月8日】
【NQNニューヨーク=横内理恵】(米東部時間10時30分、コード@TSN/U)6日午前の米株式市場で食肉大手タイソン・フーズが反落して始まった。前週末比2.54ドル(4.0%)安の61.06ドル前後で推移している。6日までに提携している米テネシー州の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことが明らかになった。輸出を含めた鶏肉事業の落ち込みにつながるとの警戒感から売りが出た。

 6日付の…
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL06HN9_W7A300C1000000/

http://archive.is/vpccy
http://archive.is/nu6YZ
http://archive.is/i1JRR
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【動画】七面鳥の集団がネコの周りをぐるぐる 鳥たちの儀式?意外な行動について専門家に聞いた【ナショナルジオグラフィック日本版ニュース2017年3月8日】

動画】ネコの周りを回るシチメンチョウの群れ
 米マサチューセッツ州の住人が、仕事に出かける途中で奇妙な光景に出くわした。野生のシチメンチョウ(七面鳥)の集団が、死んだネコを囲んでぐるぐると回っているのだ。(参考記事:「動物大図鑑 シチメンチョウ」)

「うちではイヌを3匹飼ってますし、魚の水槽も4つあります。自然が好きで、野生動物と触れ合うのを楽しんでいます」と話すのは撮影者のジョナサン・デイビス氏。2017年3月2日、携帯電話でこの動画を撮影した。「こんな光景には、滅多にお目にかかれません」

 デイビス氏がツイッターに投稿したこの動画は、あっという間に拡散。まるで儀式をしているみたいと、いろんな人がコメントした。

 とは言え、これはシチメンチョウたちの信仰活動というわけではなく、おびえているだけのようだ。好奇心と恐怖心とがないまぜになって、このような行動に結びついたのだろう、と米野生七面鳥協会(the National Wild Turkey Federation)の野生生物学者トム・ヒューズ氏が、ナショナル ジオグラフィックの取材に電話で答えてくれた。

「おそらく、死んだか死にかけているネコの態度を不思議に思ったのでしょう。もっとよく見たいのだけど、さりとてあまり近寄りたくもなかったのです」とヒューズ氏。その結果、シチメンチョウたち(ほとんどがメスだった)は輪になってネコの死骸をまじまじと眺めだしたが、相手がとびかかって来るかもしれないので、近寄りはしなかったのだ。(参考記事:「カラスが仲間の葬式をするって本当?」)

 シチメンチョウには群れに従う習性があり、円を描いていたのは、これと関係があると思われる。ミシシッピ大学の生物学者リチャード・バックホルツ氏は、シチメンチョウ、キジ、ニワトリが属するキジ科の鳥がこのような行動をするのを見たことがある、とニュースサイト「The Verge」で述べている。これらの鳥は、自分の前にいる鳥の尾を追うことでひとつの群れとしてまとまる。(参考記事:「特集:群れのセオリー」)

崖っぷちからの復活

 ヒューズ氏によると、野生のシチメンチョウが群れるのは珍しいことではない。秋から冬にかけて、この大型の鳥は何百羽も集まって群れをなす。(参考記事:「慎重な性格の鳥は似た者同士で集まる」)

 しかし、そう遠くない昔のマサチューセッツ州なら、野生のシチメンチョウが集まって輪になるどころか、1羽でもいれば驚くべきことだったそうだ。

 植民地となる以前の北米大陸には、少なくとも1000万羽の野生のシチメンチョウが生息していたと考えられている。ところがヨーロッパからの植民がはじまると、鳥たちは乱獲され、生息地を奪われ、その結果、生息数が激減した。18世紀後半には、野生のシチメンチョウはニューイングランドから事実上いなくなり、マサチューセッツ州では1874年までに絶滅した、とヒューズ氏は言う。(参考記事:「特集:植民地建設当時のアメリカ」)

 1930年代、シチメンチョウの生息数はどん底まで落ちた。全米における生息数はわずか20万羽となり、植民前の2%にまで低下した。国としてはもうこれ以上、在来種の鳥を絶滅させるわけにはいかなかった。1918年、確認されているなかで最後のカロライナインコがオハイオ州のシンシナティ動物園で死んだ。その4年前には、同じケージで、確認されているなかで最後のリョコウバトが死んでいる。(参考記事:「リョコウバト、100年ぶりの復活へ」、「絶滅した動物は復活させるべきか?」)

 シチメンチョウの生息数を増やすため、ハンターや自然保護主義者、州や国の野生生物保護当局が一丸となって、何十年にもわたり努力を重ねた。主に、条例による狩猟の制限、生活の手段としての狩猟を減らす、そして野生のシチメンチョウを罠で捕獲して新しい生息地に移動させるなどの対策が取られた。(参考記事:「動物600頭の狩猟権オークション始まる」)

 ヒューズ氏によると、現在、全米には600万羽以上の野生のシチメンチョウがおり、アラスカを除く全米各州で今後も生息していけると思われる。「驚異的な復活を遂げてくれました」と彼はつけ加えた。

 とりわけマサチューセッツ州での回復は見事だった。州のシチメンチョウが死に絶えてから140年後となる2014年時点で、同州の野生のシチメンチョウの生息数は3万羽となった。そのなかに、ネットで一躍有名になったあの群れがいる。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/030700064/

http://archive.is/uFggd
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ラブラブ「クルマサカオウム」つがい、来園者に人気 神戸どうぶつ王国【産経ニュース2017年3月8日】

神戸どうぶつ王国で飼育されている「クルマサカオウム」のつがい=神戸市中央区
 神戸市中央区の神戸どうぶつ王国で、オーストラリアの固有種でオウムの仲間「クルマサカオウム」のつがいが来園者の人気を集めている。

 同園によると、国内での飼育は南あわじ市の「淡路ファームパーク イングランドの丘」に続いて2園目という。クルマサカオウムはオーストラリアの水辺で生息。全体が淡いピンク色で、トサカは赤や黄色のしま模様が特徴だ。

 飼育される2羽は雄の「ビンゴ」と雌の「サンゴ」で全長約40センチ。同園は現在繁殖に取り組んでいるといい、互いに羽づくろいをしたりする仲むつまじい様子が楽しめる。

 同園の担当者は「来年にはひなと家族3羽になれば。日本でもめったに見られない珍しい鳥なので、ぜひ2羽に会いにきて」とアピールしている。
http://www.sankei.com/region/news/170308/rgn1703080003-n1.html

http://archive.is/CzltM
神戸どうぶつ王国『クルマサカオウム〜世界で最も美しいオウム〜』仲間入り 神戸市中央区【プレスリリース2017年3月3日】

AWSと近大、遺伝子研究で連携協定【読売新聞2017年3月8日】(アドベンチャーワールド)

協定書を手に握手するAWSの山本社長(左)と近畿大の塩崎学長(白浜町で)
 白浜町のアドベンチャーワールドを運営する「アワーズ(AWS)」(大阪府松原市、山本雅史社長)と近畿大(同府東大阪市、塩崎均学長)は7日、産学連携協定を結んだ。世界最多のジャイアントパンダ繁殖実績(中国除く)があるAWSと、クロマグロの完全養殖に世界で初めて成功した近大が、希少動物の遺伝子に関する共同研究などを通じて、効率的な繁殖に貢献するのが狙い。

 協定では、当面の連携事業として▽飼育動物の遺伝子の凍結保存▽希少動物の人工授精、体外受精の技術開発▽飼育廃棄物活用の研究▽人材の育成と交流――などを挙げている。

 両者は2012年から、鳥類の性別判定やペンギンの繁殖、インコのカップリング研究などを共同で進めてきたが、協力関係を更に強化することに。「種の保存」を巡る連携協定はAWS、近大とも初めて。

 この日、アドベンチャーワールドで、山本社長と塩崎学長が協定書に調印し、記者会見。山本社長は「絶滅の危機にある動物を未来につなぐには、遺伝子情報をいかに生かしていくかが課題。高度な技術を持つ近大との連携は、その未来を救う第一歩」と強調。塩崎学長は「アドベンチャーワールドには種の保存に関する最高の材料があり、知見が山ほど得られると信じている。学生の育成にも協力してもらえたら」と期待を込めた。
http://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20170307-OYTNT50287.html

希少動物の繁殖で提携 パンダのアドベンチャーWと近大【AGARA紀伊民報2017年3月8日】
 和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドを経営するアワーズ(大阪府松原市)と近畿大学(同府東大阪市)が7日、産学連携の協定を結んだ。ジャイアントパンダの繁殖やクロマグロの養殖などで実績のある両者が協力し、絶滅の恐れがある動物を繁殖させるために細胞や遺伝子の研究を進める。

 アドベンチャーワールドは、ジャイアントパンダやペンギンの繁殖に数多く成功している。昨年9月に生まれた「結浜(ゆいひん)」など、これまでにジャイアントパンダ15頭が生まれ育っている。

 近畿大学は、白浜町にある水産研究所で養殖魚研究などに取り組む。2002年には、世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した。紀の川市には生物理工学部がある。

 提携後は、希少動物の精子や卵子、細胞を回収することで「遺伝資源」の保存や利用体制の確立を目指す。ほかに、繁殖力の低下した動物の人工授精や体外受精、胚移植などの技術を開発したり、園内で生じる廃棄物を活用したりする。学生によるオリジナルグッズの開発や来園者の動向調査もしたいという。

 7日は、アドベンチャーワールド内の希少動物繁殖センター「パンダラブ」で協定の締結式があり、アワーズの山本雅史社長と近大の塩崎均学長がそれぞれ協定書に署名した。


【産学連携の協定を結んだアワーズの山本雅史社長(左)と近畿大学の塩崎均学長。後ろはジャイアントパンダの優浜(ゆうひん)=7日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで】
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=330215

http://archive.is/hH7fU
http://archive.is/RiNmU
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強い絆、ペンギンにあやかれ 美浜に神社【読売新聞2017年3月8日】(南知多ビーチランド)

◆愛や友情結ぶ

 フンボルトペンギンの羽根をご神体とした「ハナレナイ神社」が7日、美浜町の「南知多ビーチランド」に誕生した。

 フンボルトペンギンは一度ペアになると生涯添い遂げると言われており、ペンギンの中でも強い絆で知られている。その強い絆にあやかって、縁結びの神社として、恋愛成就や永遠の友情など「ハナレナイ祈願」をしてもらおうと、同ランドが昨年から準備を進めてきた。

 神社は、フンボルトペンギンの飼育プールの前に設置。ご神体のペンギンの羽根に触って願い事をする。また、神社横に巨大なペンギンの相合い傘ボードを設けて記念撮影ができるほか、ペンギンの羽根が入ったキーホルダー(1個400円)も作った。

 現在は約90羽を飼育しているといい、担当者は「卒業式など出会いや別れがあり、この季節にぴったりな神社。多くの人に足を運んでもらい、恋愛の聖地になってほしい」と話している。問い合わせは同ランド(0569・87・2000)。
http://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20170307-OYTNT50168.html

http://archive.is/PfwSP

(eco活プラス)庭にチョウを呼ぼう 好む草花植え、幼虫・成虫観察【朝日新聞デジタル2017年3月7日】

足立区生物園のバタフライガーデン。チョウの食草や花が植えてある=東京都足立区

 都市部では小さな庭やベランダの鉢植えでも、生き物にとっては貴重な緑地だ。チョウが蜜を吸う花や幼虫が葉を食べる草木を用意して、訪れるチョウを観察することで、生き物のことを考えるきっかけにもなる。

 「3月でも暖かい日にはキタキチョウなどが飛んでいますよ」。東京都の足立区生物園のチョウ類飼育担当、清水…

在来種の植物を植えて、チョウや野鳥を庭に呼ぶ活動もある。積水ハウスは01年、在来種の植物を緑化に使う「5本の樹」事業を始めた。「3本は鳥のため、2本はチョウのために」との思いで提案した。 いまでは、同社が手がける住宅に植える年間100万本の6割が約120種の在来種だという。同社環境推進部の佐々木正顕部長は「日本の気候にあった在来種の植物のほうが病気に強い面もあります」と言う。(小堀龍之)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12830188.html

http://archive.is/43HjX
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茨城)千波湖などのハクチョウ、数を減らして管理へ【朝日新聞デジタル2017年3月8日】(既報関連ソースあり)

コブハクチョウ(左)とコクチョウ=昨年12月、水戸市の千波湖
 水戸市の千波湖で野鳥の鳥インフルエンザ感染が相次いだことを受けて、水戸市が新年度から、千波湖のコブハクチョウなどの数を減らすために繁殖抑制策をとる方針であることが7日、市関係者への取材で分かった。今後、鳥インフルエンザの感染例が報告された際に、ウイルスの拡散を防ぐ狙いがあるという。

 市公園緑地課によると、4月以降、千波湖のコブハクチョウやコクチョウが産んだ卵を、市が委託する専門家らが「偽卵」と取り換え、繁殖しないようにする方針だ。今後、コブハクチョウなどの繁殖状況や個体数の調査をする。同様の対策は市内の大塚池でも取る予定という。

 昨年12月、水戸市内で野鳥による鳥インフルエンザの感染例が報告された。市は、ウイルスに感染したコブハクチョウなどが移動できないように、羽根の一部を切るなどの対策を検討したが、千波湖はコブハクチョウを含め野鳥の数が多すぎて断念した経緯がある。千波湖でハクチョウを管理する場合は「10羽以下が適正」とする専門家もおり、繁殖を抑えることを決めた。

 市内では昨年11月〜今年1月、鳥インフルエンザで計56羽の野鳥が死んだり、死骸で見つかった。千波湖の感染例が最多で、昨年3月時点で44羽いたコブハクチョウは、30羽が死んだと報告された。

 水戸市では現在、鳥インフルエンザに感染した野鳥が回収された千波湖から半径10キロ圏が「野鳥監視重点区域」となっているが、新たな感染例がなければ11日に解除される見込みだ。(箱谷真司)
http://www.asahi.com/articles/ASK37547ZK37UJHB00H.html

http://archive.is/bMDJc
鳥インフルエンザ 対策の「羽切り」を断念 水戸市 /茨城【毎日新聞2017年1月7日】
和解の白鳥、水戸の変 彦根から贈られ繁殖 鳥インフル猛威、44羽の7割死ぬ【朝日新聞デジタル2016年12月29日】
拡散防止へ羽切り検討 鳥インフルで水戸市【茨城新聞クロスアイ2016年12月21日】
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旭山動物園、ボルネオオランウータンとボルネオカワガメの共生展示エリアを新設【どうしんウェブ2017年3月8日】(ととりの村)

ボルネオオランウータンと共生展示するボルネオカワガメ
 旭川市は2017年度、旭山動物園が野生動物保護に取り組むなど関係の深いマレーシア・ボルネオ島の自然を再現するため、同園内にボルネオオランウータンとボルネオカワガメの共生展示エリアを新設する。また、鳥を放し飼いする「ととりの村」で初の改修を行い、水面下の鳥を観察できる潜望鏡を設置する。さらに、18年度以降に子どもたちが動物の生態を体感できる遊具の設計にも着手する。市は同園の施設整備の費用として、動物園事業特別会計予算案に3億2800万円を計上した。

 ボルネオカワガメは昨年春から半年間、「おらんうーたん館」の横で試験的に展示されていた。今年夏の営業終了後、同館の屋外にあるおりの内部に広さ約18平方メートル、深さ80センチの池を造成。18年の夏の営業から、同じボルネオ島に生息する両者の暮らしを見学できるようにする。池の一部をガラス製にして、水中を泳いだり眠ったりするカメを観察できるという。予算案には整備費用3500万円を計上した。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0376336.html

http://archive.is/hBoVn
タグ:旭山動物園