2017年04月22日

鳥類学者だからって鳥が好きとは限らない 研究者が最高に楽しめる本を書いた!【東洋経済オンライン2017年4月22日】

余談だけを読み進めていれば、知らずと鳥の知識もインプットされてくることだろう(撮影:今井康一)
「HONZで紹介する本って、どんな基準で選んでいるんですか?」そう聞かれることは結構多いのだが、いつも歯切れの悪い回答になってしまう。

むろん小説はのぞくとか、いかにもなビジネス書は紹介しないとか、ジャンルとしての縛りは色々あるのだが、それだけが重要なわけではない。要は、難解なサイエンス本や分厚い歴史本ばかりをスラスラ読みこなす小難しい集団、そんな風に思われることは絶対に避けたいのだ。

しかし今なら一冊の本を差し出しながら、「こんな本だよ」と自信を持って伝えることが出来るだろう。それが本書『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』だ。

より一層パワーアップして帰ってきた


上の画像をクリックするとHONZのサイトへジャンプします
無駄に面白い――これ以上の贅沢が考えられるだろうか? 単に鳥類学の普及が目的というだけであれば、ここまで面白くする必要はなかったはずだ。著者の川上和人氏は、森林総合研究所で研究に勤しむ鳥類学者。以前『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』をHONZでもしつこいくらいに紹介したから、もはや説明の必要はないかもしれない。

あの時の完成度の高さから考えると、『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』を上回るものが世に出ることなど想像できるわけもなかった。しかし本書は、より一層パワーアップして帰ってきた印象を受ける。何がパワーアップしているかというと、それは「役に立たない度」だ。

研究に明け暮れる日常を徒然なるままに書き起こし、ある日忽然と調査地が消えてしまったり、耳の中に蛾が入り込んでしまったり、吸血生物と格闘したりもする。そんな多種多様なエピソードが、通常なら研究上の大きな目的を達成する過程の中で、スパイスのようにまぶされるものだが、本書はこの周辺エピソードこそがメイン・ディッシュだ。余談だけを読み進めていれば、知らずのうちに鳥の知識もインプットされてくることだろ

まず「はじめに」の以下の部分を読めば、それだけで笑う準備が出来てしまうはずだ。

“おそらく、一般に名前が知られている鳥類学者は、ジェームズ・ボンドくらいであろう。英国秘密情報部勤務に同姓同名がいるが、彼の名は実在の鳥類学者から命名されたのだ。隠密であるスパイに知名度で負けているというのは、実に由々しき事態である。スパイの名前が有名ということも、英国秘密情報部としては由々しき事態である。”

それ以降どんなに真面目なことが書かれていようと、文体だけで笑えてくる。まるで魔法にでもかけられてしまったかのようだ。

確信犯的常人離れ

面白い研究者とは、研究の対象に没入するあまり一般人では考えられないような行動をとり、それがそのまま天然キャラへと転じるケースが多い。しかし我らが川上 和人は、ひと味違う。一般人と同化したような目線で、計算し尽くされたかのようにボケ倒し、しかもほどよく抑制が利いている。つまりは、確信犯的常人離れだ。

壮大なスケール感を等身大の目線で眺める、そのギャップにどうしようもないくらいのおかしさが生まれ、しかも同じページ内で2度、3度にわたり畳み掛けてくるからタチが悪い。ボケ方のパターンは少なくとも7種類くらいはあるだろうか。念のために今一度付け加えておくが、本書は正真正銘のサイエンス・ノンフィクションだ。

絶海の無人島、過酷な調査の合間にベースキャンプで繰り広げられる、つかの間にひと時に見せる調査隊一行の人間模様など、まさに抱腹絶倒だ。

“常連の色黒調査隊長は、昼も夜もサングラスだ。海辺に用足しに行き大波をかぶり、波間に潜む人魚にネガネを献上したのだ。予備のメガネはサングラスしかなく、夜は暗い暗いと嘆いている。彼は植物学者だが、ヤシガニを見つけてテンションが上がり、実は動物学者になりたかったと無用なカミングアウトを始める。

その隣では、小柄なカタツムリ研究者が海に鋭い視線を向けている。新種4種と引き換えに、やはり大事なメガネを山の神に奉納したため、眼を細めないとよく見えないらしい。視線の先の波打ち際では、水棲動物学者が記録映像を撮っている。落石対策のヘルメットを着用しているのは立派だが、首から下はトランクス1枚だ。彼は一体何を守っているのだろう。”

そうかと思えば、野生動物に回転運動が採用されなかった理由を一節まるごとぶち抜きで考え出したり、森永チョコボールのキョロちゃんの考察に8ページもの分量を割いたりする。

そんなスベり知らずの著者だが、研究の合間には公園でベロンベロンに酔っぱらったあげく、入口のチェーンに足を引っ掛け、空中領域で大スベりする。

“突然の浮遊感の中、川向うで祖母が手招きし、頭にランプを載せて走り去る白馬が視界の端をよぎる。ほほう、これが走馬燈か。(中略)すっかり酔いが醒めた左脳が、流血するなら献血にでも行くべきだったと右脳に語りかけ、私のアゴは10針の縫合という勲章をいただいた。ついでにおばあちゃんが存命だったことも思い出した。”

国際会議などに出席することも多いというが、むろん英会話は大の苦手だ。

“世の中には優秀な研究者がたくさんいる。バンバン論文を書き、英語でジョークを交わしながら、ブロンド淑女とハグをする。そんな先輩の姿を見たら学生はどう思うだろう。ダメだ、自分はああはなれないと研究生活を断念し、鳥学の世界から離れてしまうはずだ。若手が育たなければこの分野は廃れてしまう。”

絶対に茶化さない一面も


『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)
だが、外来生物問題や生態系保全の問題を語るときだけは絶対に茶化さない。これも印象的な一面だ。

“外来生物問題がまだ社会に浸透していなかった時代には、勧善懲悪を喧伝することも必要だった。しかし、社会的に議論が成熟し問題が十分に認識されてきた現代において、善悪二元論的図式を強調するのは一歩間違うと外来種容認につながる諸刃の剣だ。認識の高度化に合わせ、問題の本質についての普及を一歩進める時期に来ていると言えよう。”

この他にも、東京都を代表する「都民の鳥」はユリカモメでなくメグロであるべきとか、最近ウグイスと仲が悪いとか、カタツムリは鳥に乗って移動分散できるとか、おそらく一生披露する機会もないと思われる知識ばかりが大空のように脳内を駆け巡っていく。

そして最も考えさせられるのが、最終章で語られる自身のスタンスと天職について。

“舌先三寸と八方美人を駆使して、私は受け身の達人になることに決めた。新たな仕事を引き受ければ、それだけ経験値が上がる。経験値が上がればまた別の依頼が舞い込んでくる。世の中は積極性至上主義がまかり通り「将来の夢」を描けない小学生は肩身の狭い思いをするが、受動性に後ろめたさを感じる必要は無い。これを処世術にうまく生きていくのも一つの見識である。”

受け身の状態で流されるままに到達した場所が、もし心地良いと思えたなら、それが天職なのだという。受け身であること、それ自体を最高のエンターテインメントとして捉えているのだ。しかし著者はまだ、気付いていないのかもしれない。鳥類学者であることだけでなく、文筆家であることもまた、著者にとっての天職だったかもしれないことを。

2017年のHONZが自信を持ってレコメンドする、この1冊。多くの人にとって、今年最高の読書体験になることは間違いないだろう。全力で脱力し、されるがままに読み進めることを、おススメしたい。
http://toyokeizai.net/articles/-/168562
http://toyokeizai.net/articles/-/168562?page=2
http://toyokeizai.net/articles/-/168562?page=3

http://archive.is/gaoHM
http://archive.is/FNI68
http://archive.is/t1IU9

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。
川上 和人
新潮社
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ペンギン赤ちゃん4羽すくすく 串間・イルカランド【南日本新聞2017年4月22日】

すくすく育っているペンギンの赤ちゃん=串間市の志布志湾海の駅イルカランド
 串間市の志布志湾海の駅イルカランドで、ペンギンの赤ちゃん4羽が相次ぎ誕生し、すくすく育っている。毎日午前9時半、体重測定の様子が公開され、来場者に人気だ。ゴールデンウイーク(GW)期間中は午前と午後の2回、一般公開される。
http://373news.com/_news/?storyid=83810

ペンギン赤ちゃん成長中 串間・イルカランド【読売新聞2017年4月26日】
イルカランドで生まれたペンギンの赤ちゃん
 フンボルトペンギンの赤ちゃん4羽が、串間市の志布志湾海の駅イルカランドで生まれた。まだ灰色の産毛に覆われており、毎日午前9時半の体重測定時に一般公開されている。

 3月の中旬と月末に2羽ずつ孵化ふかした。生まれた直後は体重100グラムほどだったが、今は10倍以上に成長した。大型連休中には、このうちの2羽に公募で名前をつける予定。

 連休の期間中は、生後間もないウサギやヤギの赤ちゃんも見ることができる。イルカステージでは、特別ショーも催し、ビーチではイルカとの触れ合いや餌やり体験も企画している。

 問い合わせはイルカランド(0987・27・3939)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/sightseeing/20170426-OYS1T50017.html

http://archive.is/gs7L8
http://archive.is/Yovah

徳島)コウノトリのヒナ、家系図が完成【朝日新聞デジタル2017年4月22日】

飯泉嘉門知事(左)にコウノトリの系譜を説明する山岸哲園長(中央)=県庁

 兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)の山岸哲園長が21日、県庁で飯泉嘉門知事と面会した。鳴門市内でコウノトリのヒナが誕生したことを受け、巣の周辺の視察のために来県した。山岸園長は、今回生まれたヒナの系譜図を「お土産」として飯泉知事に贈った。

 ヒナ3羽が育っている巣の周辺は、特産のレンコン栽培などで1年を通して水があり、山岸園長は「(餌場として)いかにいい環境かということを、コウノトリ自身が示した。今年は酉(とり)年で、非常におめでたい」とたたえ、「繁殖地が複数できるのは、非常に意義のあることだ」と述べた。一方で、「巣立ちの直後は一番事故が起こる。1〜2週間は気をつけてほしい」と、観察マナーの徹底を呼びかけた。(中村律)
http://www.asahi.com/articles/ASK4P3CM3K4PPUTB003.html

http://archive.is/eZfTs
コウノトリの郷公園の園長 来県(徳島県)【NNNニュース2017年4月22日】
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ペンギンピクニック…とうきょうスカイツリー駅・すみだ水族館【読売新聞2017年4月22日】

 5月7日まで、とうきょうスカイツリー駅・すみだ水族館。ペンギンプールの底面全体にプロジェクションマッピングで、桜の花びらや鳥の群れなどをイメージした映像を投影(時間は問い合わせ)。ペンギンが映像の光の中で泳ぐ様子が見られる。動物の体調などにより中止や時間変更の場合も。館内のペンギンカフェでは、イベントにちなんだ特別メニューの提供も。入場料2050円、高校生1500円、小中学生1000円、3歳以上600円。03・5619・1821。
 【記事の読み方】
価格表記は税込み。開催場所前の駅名は、主な最寄り駅です。料金記載のないものは無料。記事中の〈必要事項〉とは〈〒住所・氏名・年齢〉です。応募は記載要領に従い、各宛先へ。往復はがきは、返信用にも送付先を記入してください。応募多数の場合は抽選となります。個別の問い合わせは、各記事末尾の電話番号へ。

 【投稿規定】
案内記事の掲載は無料です。申し込みは、氏名と日中の連絡先電話番号を明記し、郵送(〒100・8055読売新聞東京本社シティライフ編集室)、FAX(03・6743・2625)、メール(citylife@yomiuri.com)で。受け付けは、掲載希望日の3週間前までの到着分とします。掲載できない場合の連絡や、資料の返却はできません。掲載記事は、ヨミウリ・オンラインや読売新聞地域版、読売新聞が記事配信している媒体などに転載する場合があります。
http://www.yomiuri.co.jp/citylife/go_out/play/20170420-OYT8T50017.html

http://archive.is/yX4nm

北海道・宮島沼 まもなくシベリアへ 羽を休めるマガン【毎日新聞2017年4月22日】

雪が残る山々をバックにエサを求めて一斉に宮島沼を飛び立つマガン=北海道美唄市で、梅村直承撮影
夜明けには「ねぐら立ち」、夕暮れには「ねぐら入り」
 日本各地で越冬し、シベリアなどの繁殖地に向かうマガンの群れが、ラムサール条約に登録されている宮島沼(北海道美唄市)で羽を休めている。今年は1日の観察数として過去最高の8万5820羽が飛来した日もあり、増加傾向にある。

【写真特集】雪山をバックに飛び立つマガンの群れ
 夜明けにはエサを求め一斉に飛び立つ「ねぐら立ち」、夕暮れには次々に沼に帰る「ねぐら入り」が見られる。飛来は3月中旬から始まった。落ち穂などを食べ体力を蓄えたマガンは、例年なら4月下旬に繁殖地に向かって旅立つという。【梅村直承】
https://mainichi.jp/articles/20170422/k00/00e/040/249000c

マガン飛来ピーク 美唄・宮島沼【どうしんウェブ2017年4月17日】
動画はこちらから

あかね色の夕空の下を飛んで宮島沼に戻るマガンの群れ=12日午後6時半
 【美唄】ラムサール条約登録湿地の宮島沼(美唄市西美唄町)で、日本で越冬し繁殖地のシベリアなどに向かう国の天然記念物マガンの飛来がピークを迎えている。7日には、1日の観察数としては過去最多の約8万6千羽を確認。朝夕は群れで飛ぶ姿を岸辺から見ることができ、多くの人でにぎわっている。

 宮島沼水鳥・湿地センターによると、今年の飛来は3月下旬から始まった。ウトナイ湖(苫小牧市)などを経由して訪れているとみられ、沼が全面解氷した今月5日から急増。7日は8万5820羽が確認された。8万羽を超えたのは統計が残る1981年以降、初めて。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0390432.html

朝焼け空、一斉に飛び立つマガン 北海道・宮島沼【朝日新聞デジタル2017年4月11日】
夜明け前、一斉にねぐらから飛び立つマガン=11日午前、北海道美唄市、白井伸洋撮影

 ラムサール条約に登録されている北海道美唄市の宮島沼に、北帰行を控えたマガンが集まっている。11日早朝は天気にも恵まれ、朝焼け空の中を一斉に飛び立つ姿が見られた。宮島沼水鳥・湿地センターによると、今季は最も飛来数の多かった2015年の約7万9千羽に匹敵する数が飛来しているという。宮島沼は渡り鳥の国内最終中継地とされ、周辺で餌を食べて栄養を蓄えた後、4月下旬に繁殖地の極東ロシアに向けて飛び立つという。(白井伸洋)
http://www.asahi.com/articles/ASK4C2HCKK4CUQIP007.html

宮島沼のマガン 飛来がピーク(北海道)【NNNニュース2017年4月13日】
美唄市の宮島沼では、国の天然記念物のマガンの飛来がピークを迎え、一斉に空へ飛び立つ圧巻の光景が見られます。
国内最北の渡り鳥の中継地として知られる美唄市の宮島沼には、本州で冬を越して北上してきたマガンが飛来のピークを迎え、その数は5万羽を超えると見られています。マガンは、日中は水田などで好物の落ちモミを食べ、夕方にはまた沼に戻って行きますが、その時の一斉に飛び立つ様子は圧巻で、多くのカメラマンも撮影に訪れます。宮島沼のマガンは、来月はじめには繁殖地のシベリアに向けて飛び立っていきます。
http://www.news24.jp/nnn/news8816085.html

北海道美唄市の宮島沼でマガンの大群 繁殖地のロシア極東へ旅立ち【産経ニュース2017年4月27日】
夕焼け時にねぐらの宮島沼に帰ってくるマガンの群れ=北海道美唄市(杉浦美香撮影)
 水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関するラムサール条約に登録されている北海道美唄市の宮島沼で、国の天然記念物のマガンの大群が繁殖地のロシア・極東地域に向かうため、羽を休めている。

 宮島沼は全国各地から飛来するマガンが繁殖のためにロシア・極東地域に繁殖のために向かうための国内の最終中継地になっている。

 夜明けには一斉に飛び立って田畑で落ち穂などを食べ、日が沈む頃には群れで戻ってくる。毎朝夕、空に映える群の姿をカメラに収めようと愛好家らが待ち受けている。

 宮島沼水鳥・湿地センターによると今月7日、過去最多の8万5820羽を観測。26日は約6万5000羽に減っており、年によって違うが4月末には同沼を後に旅立つという。
http://www.sankei.com/life/news/170427/lif1704270033-n1.html

http://archive.is/umdsB
http://archive.is/JV1Qw
http://archive.is/kWtJH
http://archive.is/rX57v
http://archive.is/I5der
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コウノトリの郷公園の園長 来県(徳島県)【NNNニュース2017年4月22日】

先月、鳴門市でコウノトリのひなが誕生してからおよそ1か月。21日、兵庫県立コウノトリの郷公園の園長が県庁を訪れ、飯泉知事と面談しました。県庁を訪れたのは、兵庫県立コウノトリの郷公園の山岸 哲園長です。はじめに飯泉知事が兵庫県豊岡市周辺以外で初めてとなる野外繁殖が鳴門市で成功したことについて、コウノトリの郷公園の協力と指導に対し感謝の言葉を述べました。山岸園長からは3羽のひなの祖先を系譜にまとめたものが贈られました。山岸園長は鳴門市は1年中、水とエサが豊富にある自然豊かな環境であることや、官民学がいい関係で協力しあえていることなどがひなの誕生につながったのではないかと話しました。また、ひなは巣立ちの直後に事故にあうことが多く、1、2週間は特に注意が必要であることを訴えました。
http://www.news24.jp/nnn/news8674465.html

<鳴門コウノトリ>快適環境 3羽すくすく【読売新聞2017年4月22日】
 ◇孵化から1か月

 鳴門市に営巣するコウノトリのペアからヒナが誕生し、1か月。3羽のヒナは順調に成長し、巣で立ち上がったり、羽ばたいたりする姿を見せている。巣の周囲には連日、観察者が集まっており、5月下旬〜6月初めとみられる巣立ちに向けて、期待が高まっている。(河合修平)

巣の周辺環境について説明を受ける山岸園長(中央)

ヒナに餌を与える親鳥(鳴門市で)

 21日午前、巣から数百メートル南の農道には、10人ほどがカメラを構えてヒナの様子を観察していた。そのうちの一人、北島町江尻の無職永森繁利さん(65)は「これまで撮った写真を見比べると、ヒナがどんどん成長しているのが分かる」とうれしそうに話した。

 「3月21日までに孵化ふかした」と推定されるヒナ。孵化直後からすくすくと成長し、3月末までには観察者のカメラに姿がうつるようになった。4月中旬には、体が親鳥のおよそ半分ほどになり、白と黒の羽が生え、くちばしもはっきりと分かるようになった。ヒナは食欲が旺盛で、親鳥が巣に戻ると我先にと餌をねだり、両方の親鳥が餌を探して巣を空ける時間が増えた。

 この日は、兵庫県立コウノトリの郷さと公園(豊岡市)の山岸哲園長らが訪れ、望遠鏡で巣や周囲を観察した。周囲のレンコン畑にはコウノトリの餌となる水中の生物が豊富で、山岸園長は「ヒナは餌に恵まれた環境で順調に育っている」と述べた。

 ヒナの巣立ちの時期は「孵化から63〜74日」とされており、誕生が3月21日頃とすれば、5月下旬〜6月初めとみられる。県、鳴門市などで作る「コウノトリ定着推進連絡協議会」は、識別用の足環わを5月2日に装着する予定にしている。

 同協議会の竹村昇会長(64)は「外敵に襲われないか心配していたが、1か月無事に成長してくれて安心している。元気に巣立ってほしい」と願った。

 

 ◇ペア野外営巣 福井や島根でも

 コウノトリのペアによる野外での営巣、産卵は、鳴門市に続いて、福井県や島根県でも確認された。

 福井県越前市では2月末から3月初めに産卵したと推定されるが、2か月近くたった現在でも、親鳥が卵を温めるような姿を見せたまま。同市農政課は「おそらく無精卵」とみる。

 島根県雲南市では3月23日に電柱の上で産卵したとされる。兵庫県立コウノトリの郷公園によると、孵化は4月26日頃とみられるという。
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/news/20170421-OYTNT50214.html

コウノトリのひな3羽、生後1ヵ月 順調に成長【徳島新聞2017年4月21日】
 鳴門市大麻町のコウノトリのひなが誕生したと、官民でつくるコウノトリ定着推進連絡協議会が発表して22日で1カ月を迎える。3羽のひなは、親鳥が吐き戻した餌を勢いよく食べるなどして順調に成長。時折、巣の中で立ち上がって羽を広げるなどしており、巣から400メートル以上離れた観察場所からも望遠レンズ越しに姿を確認できるようになった。

 ひなは16日ごろから足を伸ばして立ち上がる回数が増えた。体長は親の半分ほどで、成鳥に見られる羽の先端の黒さがくっきりと目立つようになった。

 兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)によると、人工的に育てられたひなの体重は生後1カ月で2・5キロ。野外で自然繁殖した個体はそれよりも重いと予想される。

 ひながくちばしを鳴らす「クラッタリング」の音が観察場所にいても聞こえるようになった。クラッタリングは成鳥の求愛行動だが、親鳥の行動をまねて生まれてすぐに始める。音が大きくなることは成長の証しとされる。

 ひなの成長に伴い、交代で巣を守っていた親鳥は2羽とも長時間巣を離れるようになり、19日に1時間、20日には1時間半ほど離れた。同公園は「ひなが成長した分、多くの餌を確保する必要が出てきたのではないか」とみている。

 協議会の竹村昇会長(64)=鳴門市大麻町三俣=は「順調に育っているようで安心している。無事に巣立ってほしい」と話した。

 ひなは3月21日までに誕生したと推定される。県などでつくる「コウノトリ足環(あしわ)装着プロジェクトチーム」は5月2日に個体識別用の足輪を3羽に装着する。性別や体重、足の関節の太さなども調べる。ひなは同月下旬に巣立つ見込み。
【写真説明】コウノトリの雌の隣で羽を広げるひな。羽の先端が黒くなっている=20日午前10時40分、鳴門市大麻町
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/04/2017_14927369411669.html

http://archive.is/L4Gld
http://archive.is/CZsjk
http://archive.is/FnIfO
おしえてコウノトリ 孵化から2か月余り【読売新聞2017年4月21日】
コウノトリ ひな3羽すくすく成長【徳島新聞2017年4月10日】(既報1ソース)
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三重 夜中に怪獣の鳴き声? 熊野でアオサギ被害【中日新聞2017年4月22日】

樹上に複数見られるアオサギ=熊野市井戸町で
写真
 熊野市役所前の要害山(標高五七メートル)にアオサギが目立ち、近隣住民から「夜中に怪獣みたいな声が聞こえてくる」との声が上がっている。

 住宅地に囲まれた要害山の頂上付近は雑木が生い茂り、アオサギは市役所側から確認できるだけで二十羽前後いるよう。六十二歳の女性は「夕方からギャーギャーと首を絞めらたような声が聞こえる」と言い、雨の日はふんの悪臭が漂ってくることもあるという。車や道路をふんで汚す被害も見られる。

 しかし住民の間から行政側に駆除を求める動きはない。八十一歳男性は「自然のもんだから仕方ない。昔みたいに子どもらが山で遊ばんからあの人(アオサギ)らも安心してるだろう」。

 (福永保典)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20170422/CK2017042202000009.html

http://megalodon.jp/2017-0422-1149-22/www.chunichi.co.jp/article/mie/20170422/CK2017042202000009.html
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長良川鵜飼、6隻復活へ 事故当事者の鵜匠と契約【岐阜新聞2017年4月21日】

 鵜舟船頭の死亡事故の影響で昨季、異例の鵜舟5隻体制が続いた岐阜市の長良川鵜飼は、当事者で漁を休んでいた杉山市三郎鵜匠(76)が20日、観覧船乗船客に鵜飼漁を披露する契約を市と結び、今季は5月11日の開幕から本来の6隻体制に戻ることが決まった。

 契約は毎年、鵜匠と市の間で交わしており、ほかの鵜匠5人は4月1日付で締結。その後、市三郎鵜匠が市に救命胴衣の用意など必要な安全対策や、新たな鵜舟船頭の確保といった漁を再開する状況が整ったと申し出たため、契約した。

 鵜匠6人はこの日、市役所へ細江茂光市長を訪問。杉山雅彦鵜匠代表(56)が鵜匠6人がそろって鵜飼漁を行うことを正式に報告。市三郎鵜匠は深々と頭を下げた。細江市長は「観覧船も含め、船頭とお客さまの安全を第一に考えて運営するように」と述べた。

 市三郎鵜匠は取材に「50年近く鵜飼をやらせてもらっている中で昨年は(漁を)休んでさみしかった」と話した。

 長良川鵜飼は、昨年5月23日の漁終了後に市三郎鵜匠の鵜舟に乗る男性船頭=当時(73)=が流されて死亡。事故後の中止期間を経て、市三郎鵜匠を除く鵜匠5人で閉幕まで漁を行った。市によると、鵜匠5人での鵜飼漁は昭和初期までさかのぼっても記録がないという。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20170421/201704210945_29484.shtml

http://archive.is/j44jd
鵜匠を書類送検 長良川鵜飼、船頭死亡事故【岐阜新聞WEB2016年8月17日】
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