2017年07月09日

【江藤詩文の世界鉄道旅】タイエリ峡谷鉄道(1)絶滅寸前のペンギンより見ておきたい!? フレミッシュ・ルネッサンス様式の豪華な駅舎【産経ニュース2017年7月9日】

ダニーデン鉄道駅のプラットフォームで出発準備を進めるタイエリ峡谷鉄道
 ニュージーランド南島の南東部、オタゴ地方に位置する都市ダニーデンにやって来た。スコットランド移民が開拓した往年の歴史をしのばせる街並みは、“ニュージーランドのエジンバラ”と呼ばれている。

 日本ではまだ知名度が高いとは言えないが、野生動物を観察したり、他に類を見ない絶景を満喫したりと多彩な魅力を持つ土地で、ニュージーランド固有種の「イエローアイドペンギン」や、世界一急坂の公道といわれる「ボールドウィンストリート」などが必見だが、もうひとつ鉄道ファンならけして見逃せないものがある。「ダニーデン鉄道駅」だ。

 現在も街のランドマークとしてその壮麗な姿を保ち続けているダニーデン鉄道駅が完成したのは1906年のこと。ダニーデンは1900年代初頭にニュージーランドの商業の中心都市として繁栄し、それを象徴する建築物のひとつとして建造された。ダニーデンから車で1時間40分ほどに位置するオタゴ地方北部の「オアマル」という街でとれる「オアマルストーン」という白い石灰石と、現地では“ブルーストーン”と表現される青みがかった黒色の玄武岩を組み合わせたフレミッシュ・ルネッサンス様式の豪華な装飾が特徴だ。ちなみにオアマルというところは、オアマルストーンで建造された白い建造物が並ぶ美しい街だ。南島最大の都市クライストチャーチなどから鉄道でもアクセスできるので、時間があればこちらにもぜひ足を伸ばしたい。

 美しいダニーデン鉄道駅は現在、私鉄の「タイエリ峡谷鉄道」という観光列車のみが発着している。外周は風情ある回廊が取り囲み、駅舎内待ち合いホールのモザイク床には、英国王室御用達であるロイヤル・ドルトン製の磁器タイルが75万枚も敷き詰められている。しかし現役で使われている駅舎の宿命で傷みがあり、修復には日本の技術も貢献したそうだ。

「こちらは創業当時からのタイル。イギリスらしく不揃いですね(笑)」「こちらは日本が敷いたもの。ぴったり並んですき間がありません」。券売窓口の女性はそう言ってウィンクした。

■取材協力:ニュージーランド航空/ニュージーランド政府観光局

江藤詩文
江藤詩文(えとう・しふみ)
旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた 食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプ レ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら
http://www.sankei.com/premium/news/170709/prm1707090024-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/170709/prm1707090024-n2.html

http://archive.is/oixMI
http://archive.is/qnRN6

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台湾、交通機関への飼い鳥持ち込み可否を検討 飼い主からの声受け【中央社フォーカス台湾2017年7月9日】

(台北 9日 中央社)公共交通機関への飼い鳥の乗車が禁止されているのに対し、飼い主らはこのほど犬猫などと同様の乗車権利を飼い鳥にも与えるよう交通部(交通省)に働きかけている。交通部は解禁の可否を検討するとしている。

台湾では、ケージやキャリーバッグなど適当な容器に入れられた犬や猫、兎、魚などのペットの持ち込みが台湾鉄道(台鉄)や台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)で認められている。その一方、鳥類の交通機関への持ち込みは鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐため2005年10月から禁止となり、違反者には過料が科される。

政府が公共政策について一般市民から意見を募るサイト「公共政策網路参与平台」に飼い鳥が鳥インフルエンザに感染する確率は低いとし、飼い犬・猫などと同等の乗車権利を求める提案が寄せられ、所管機関の正式回答を受けられる基準である5000人を超える賛同を得た。

これに対し交通部は、既に関連省庁の意見を集め、バスや長距離バス、電車、鉄道への飼い鳥の乗車制限解除を検討する姿勢を示している。

飼い鳥の車内持ち込みに対する現在の処置について、台鉄は人と鳥が共に乗車するのは認めないが、輸送の必要がある場合は貨物専用列車の利用が可能だとしており、高鉄は違反した乗客に対し降車を求めているとそれぞれ説明している。

(陳葦庭/編集:荘麗玲)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201707090004.aspx

http://archive.is/r1YXv
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ご当地ウズラ肉、全国区に飛躍 鳥インフル…災い転じて【朝日新聞デジタル2017年7月9日】(既報1ソース)

飼育するウズラと、内田ファーム社長の内田貴士さん=愛知県豊橋市、小川智撮影

名古屋観光ホテルでの宴会でメイン料理に出されたウズラのロースト

 愛知県豊橋市はウズラ卵の年間産出額が約15億円で、全国トップを誇ることで知られる。だが、同市の「うずらの里・内田ファーム」は、全国でも珍しいウズラ肉の専業農家だ。「ミシュランガイド」で星を獲得したレストラン、東京都心にあって日本を代表する高級ホテル……。ウズラ肉を求める飲食店から年2万羽を超す注文が入る。

 「転機は、あの一件だった。当時は何が何だか分からなかった」。農場を営む内田貴士さん(41)が振り返るのは8年前の痛恨の事態だ。父の代からウズラの採卵業を手がけていたが、2009年に飼育していたウズラが鳥インフルエンザに感染。全20万羽超が殺処分され、飼育棟は空っぽになった。ウズラは農場の裏手に埋められ、約20人いた従業員は一部を解雇した。

 卵を缶詰加工会社に卸していたが、安価な海外産が台頭して商売は苦しかった。そこに惨禍が追い打ちをかけた。本業の収入が途絶えては生活もままならない。「誰もやっていないことをやろう。鮮度の良い国産ウズラ肉をブランド化すれば売れるはずだ」

 国内の高級レストランが海外産ウズラ肉を使っていることを知り、肉で再起を図ることにした。胴体の長い雄と体の大きな雌を交配し、改良を繰り返した。高たんぱくのエサに大葉を加え、生後60日かけて飼育するシステムを確立。今は「三河山吹きウズラ」のブランドで年5万羽を育てる。

■肉は臭みなく柔らか

 その肉を全国区に押し上げるきっかけを作ったのが、名古屋観光ホテルの森繁夫・総料理長(67)だ。

 「地元にウズラ肉の肥育農家が…

残り:1249文字/全文:1886文字
http://www.asahi.com/articles/ASK6D7HD2K6DOIPE03L.html

ひと@あいち 豊橋でウズラ肉生産 内田貴士さん /愛知【毎日新聞2017年6月19日】
内田貴士さん
高級食材で売り出し 内田貴士さん(41)
 ウズラの卵の生産で全国7割のシェアを誇る豊橋市で、ウズラ肉に特化して生産している。「卵に加え、肉も新たな名物に」と意気込む。有名レストランからの注文が増え、JR西日本が17日から運行を始めた高級観光列車「瑞風(みずかぜ)」でも使われている。知名度アップに期待がかかる。

 得意先のレストランが持つミシュランガイドの星を集めると、20を超す。近年のジビエブームにも乗り、現在は月平均約2万羽を出荷する。

 最初から順風満帆ではなかった。祖父が創立した飼料会社「東海有機」(豊橋市高塚町)はウズラ用の餌を扱っていたが、原料用穀物の高騰で2007年に飼料の販売をやめた。ウズラ卵で巻き返しを狙うが09年2月、鳥インフルエンザが発生し、20万4000羽を処分した。1年後に再開できたものの、他地域産に押され、3割減で再スタート。そこで「自社資源の活用」としてウズラ肉に目を付けたという。

 最初は販売先も分からなかった。「B級グルメ狙い」で各種イベントに屋台を出し、焼き鳥として売り出した。野趣あふれる味は評判になったが、売り上げはうまく伸びなかった。

 そんな時、知り合いの問屋が、フランス料理などに使う高級食材として、ウズラ肉を大手ホテルなどに売り込んでくれた。B級グルメからの大転換が功を奏し、徐々に一流店から注文が入るようになった。自身も高級店にダイレクトメールを送り、時にはセールスに足を運んだ。「ようやく営業の仕方が分かってきた」と振り返る。

 昨年9〜11月、全日空の国際線ファーストクラスで使われたのも「自信になった」といい、評価を高めた。

 ウズラは平飼いにし、地元特産の大葉を餌に混ぜ、ハーブの香りがする肉に仕上げる。通常はふ化から約30日で出荷だが、あえて倍の60日まで育てる。餌代などコストがかかるが、肉が締まって良い歯ごたえを生む。「三河山吹きウズラ」とブランド名も付けた。

 豊橋で店を持ちたいと、2年後を目標に準備を進めている。高級店ではなく、気軽に入れる店にするつもりだ。「やはり地元の人に食べてもらいたい」【黒尾透】

 ■人物略歴

うちだ・たかし
 1975年生まれ。米サンノゼ州立大卒。現地でコンピューター関連会社に就職したが、父親の入院を機に26歳で帰国。東海有機に入り、5年前に社長就任。昨年10月に社名を「うずらの里・内田ファーム」に変更した。
https://mainichi.jp/articles/20170619/ddl/k23/040/092000c

http://archive.is/k14W0
http://archive.is/x1mev
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ライチョウひな2羽目死ぬ 長野、大町山岳博物館【産経ニュース2017年7月9日】

上野動物園から移送された「ニホンライチョウ」の卵2個=8日午後、石川県能美市のいしかわ動物園(同園提供)
 国の特別天然記念物で絶滅危惧種の「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む長野県大町市の大町山岳博物館は9日、2日にふ化したひな4羽のうち1羽が8日午後に死んだと発表した。

 同館によると、ひなは8日午前から翼が垂れ、眠る時間が多くなり、午後7時ごろ死んだ。体重が増えなかったためブドウ糖などを与えていた。研究機関に依頼し、死因を調べる方針。同日午前にも既に1羽死んでいる。

 残る2羽は順調に体重が増加しているが、ふ化から10日間は死ぬ率が高いため、注意深く観察を続けていく。

 環境省などが進める人工繁殖事業では、6月にも上野動物園(東京)から受け入れた卵からひなが2羽生まれ、順調に育っている。2日にふ化した4羽は、大町山岳博物館で飼育する個体が産卵した。
http://www.sankei.com/life/news/170709/lif1707090024-n1.html

http://archive.is/B6GBK
富山)長野の博物館から富山へ ライチョウ卵3個搬入【朝日新聞デジタル2017年7月9日】
ライチョウ 人工繁殖ひな1羽死ぬ 長野・大町山岳博物館【共同通信2017年7月8日】

ライチョウ人工繁殖19年ぶり成功…13羽育つ【読売新聞2017年7月9日】

 環境省は、乗鞍岳で採取したニホンライチョウの卵を使った人工繁殖にも力を入れている。

 6月には、1998年の大町山岳博物館(長野県大町市)以来という19年ぶりの人工繁殖に成功した。

 同省は乗鞍岳で2015〜16年度、計22個を採卵。上野動物園(東京都台東区)、富山市ファミリーパーク、同博物館の3施設で孵化ふかに取り組み、計14羽が育っている。今年4月以降、この14羽のうち6羽でつがいを作ったところ、計56個を産卵。卵は6月中旬以降、次々とかえり、今月5日までに15羽の人工繁殖に成功して、うち13羽が元気に育っているという。

 環境省と連携し、人工繁殖に取り組む日本動物園水族館協会の広報担当者は「これを機に、ライチョウの人工繁殖と飼育の技術を確立したい」と意気込む。同省長野自然環境事務所は「順調に進めば、ライチョウを動物園などで展示できるようになる日も近い」と期待している。
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20170709-OYT1T50032.html

http://archive.is/bJqf3

鳥たちの“聖域”、アジサシ3千羽が繁殖する沖縄の無人島 「最長寿」の1羽を発見【沖縄タイムスプラス2017年7月9日】(他1ソース/既報関連ソースあり)

 夏の渡り鳥ベニアジサシ約3千羽が沖縄県・渡嘉敷(とかしき)村の通称チービシのナガンヌ島で繁殖している。県環境部自然保護課と沖縄野鳥の会、山階鳥類研究所の調査チームが7日、現地で確認した。県はレジャー客や釣り人らに対し、繁殖地に近づかないよう呼び掛けている。

無人島の集団繁殖地を飛び交うベニアジサシ=7日午前、渡嘉敷村・神山島(渡邊奈々撮影)
 調査は県のチービシ鳥獣保護区の3島で実施。ナガンヌ島ではエリグロアジサシ約40羽、マミジロアジサシ約12羽も確認。神山島とクエフ島でもベニアジサシ、エリグロアジサシの繁殖が確認された。また、24年前にナガンヌ島で生まれたベニアジサシ1羽が同島で見つかった。沖縄野鳥の会によると、これまで調査してきた中では「最長寿」という。

 沖縄野鳥の会の山城正邦会長は「ベニアジサシの繁殖が順調。繁殖数も近年で最多。立ち入り防止柵の設置など、保護区指定の効果が見られる」と話した。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/110406

アジサシ繁殖確認 チービシ 県など調査【琉球新報2017年7月9日】
水辺を群れで飛ぶベニアジサシ=7日、渡嘉敷村ナガンヌ島(具志堅千恵子撮影)
 県自然保護課と山階鳥類研究所(千葉県)は7日、県の鳥獣保護区の渡嘉敷村チービシで、渡り鳥で絶滅危惧種のアジサシ類の調査をした。調査でナガンヌやクエフ、神山の3島で構成するチービシ全体で昨年の約2・6倍の推定約3300羽が見られ、順調な繁殖が確認された。

 山階鳥類研究所の調査では、24年前にナガンヌで生まれ個体識別標識が付けられたベニアジサシとエリグロアジサシが同島で確認された。これまであった21年の長寿記録を3年更新した。

 調査した県鳥獣保護管理員で沖縄野鳥の会会長の山城正邦さんは「夏本番になり、マリンレジャーを楽しむ人が増える。繁殖は少しの期間なので、アジサシ類がいない場所でレジャーを楽しんでほしい」と注意を呼び掛けた
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-531170.html

http://archive.is/AaRhJ
http://archive.is/66OLW
楽園で子育て中 アジサシ、繁殖倍増【琉球新報2016年8月17日】
夏本番を告げるエリグロアジサシ 石垣で確認【沖縄タイムスプラス2016年6月17日】
アジサシ類650羽チービシで繁殖 渡嘉敷、NPOが確認【琉球新報2015年8月4日】
ラムサール登録湿地 慶良間全域に拡大【琉球新報2015年4月23日】
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ライチョウの卵2個到着 いしかわ動物園、人工飼育に再挑戦【北國新聞2017年7月9日】

 石川県は8日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種の「ニホンライチョウ」の受精卵2個が、いしかわ動物園(能美市)に到着したと発表した。同園では6月に初めて受け入れた卵2個がいずれも死んでおり、再度人工飼育に挑戦する。

 いしかわ動物園の職員2人が8日午後1時、上野動物園(東京)で卵を受け取り、北陸新幹線で石川まで運んだ。午後5時35分に動物園に着き、検査をした後、ふ卵器に移した。順調にいけば14日ごろ、ふ化する。

 飼育責任者の竹田伸一さんは「ひなの具合が悪くなった時の対応が重要だ。上野動物園では回復したひなもいるので、情報を共有して飼育したい」と話した。

 環境省などの保護増殖事業で、国内5施設がライチョウの人工繁殖、飼育に取り組んでいる。いしかわ動物園では6月28日に1羽がふ化したが、7月2日に死んだ。もう一つの卵はふ化しなかった。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20170709102.htm

http://archive.is/1siQu
石川)ライチョウの受精卵再び、いしかわ動物園へ【朝日新聞デジタル2017年7月6日】

富山)長野の博物館から富山へ ライチョウ卵3個搬入【朝日新聞デジタル2017年7月9日】

ニホンライチョウの卵の入った携帯型孵卵器を運ぶ富山市ファミリーパークの職員=富山市古沢

 ニホンライチョウの人工繁殖に取り組む富山市ファミリーパークに8日、大町山岳博物館(長野県大町市)から受精卵3個が搬入された。同館で6月に産まれた卵で、今月13日ごろ孵化(ふか)する予定という。

 同じ親をもつヒナを固めないための対応で、ライチョウの飼育を担当している同パークの職員が携帯型孵卵(ふらん)器に入れて運び込んだ。卵は順調に生育が進んでいるといい、同パークの石原祐司園長は「大町から富山へ命のバトンタッチがされた。無事ヒナを孵化させたい」と話している。

 環境省などが行っているニホンライチョウの人工繁殖事業は今年度、この2施設と上野動物園(東京都)で実施。ほかに、いしかわ動物園(石川県能美市)と那須どうぶつ王国(栃木県那須町)に上野動物園から受精卵を運び、飼育を始めた。5施設でヒナが計15羽孵化したが、これまでに4羽が死んだ。(江向彩也夏)
http://www.asahi.com/articles/ASK785SBXK78PUZB00B.html

ライチョウ卵3個受け入れ 長野から富山に【北國新聞2017年7月9日】
国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む富山市ファミリーパークは8日、大町山岳博物館(長野県)で産まれた卵3個を受け入れた。13日にふ化する見込み。

 卵は6月13日、17日、21日に産まれ、21日から雌の抱卵温度に近い37・6度に保った「ふ卵器」に入れられていた。市ファミリーパーク動物課の村井仁志課長、堀口政治主査が車で大町山岳博物館を訪れ、「携帯型ふ卵器」に入れて持ち帰った。

 市ファミリーパーク内のライチョウ舎で、微量な心音を確認する「デジタル検卵器」と強い光を当てて成長を確かめる「光学検卵器」で卵の状態を確認したところ、3個とも異常はなかった。

 石原祐司園長は「命のバトンが引き渡された。大町の職員の思いも引き継ぎ、しっかりとひなをふ化、育成させたい」と話した。

 卵の交換は近親交配を避け、多様な遺伝子を残す目的で実施されており、市ファミリーパークの卵3個は6月22日に上野動物園(東京)に送られ、1個がふ化した。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20170709201.htm

富山に受精卵3個 ライチョウ 13日ごろふ化か【中日新聞2017年7月9日】
ふ卵器に入れたニホンライチョウの受精卵をライチョウ舎へ運び込む職員(右)ら=8日、富山市ファミリーパークで
写真
 国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウの人工繁殖に取り組む富山市ファミリーパークは八日、同じく人工繁殖を進める大町山岳博物館(長野県大町市)から受精卵三個を受け入れた。いずれも十三日ごろにふ化する見通し。

 卵の移動は、来年以降の人工繁殖で近親交配を避けるのが目的。パークの職員が卵をふ卵器に入れて大町から移送し、受精卵とひなを育てるライチョウ舎の「孵化(ふか)・育雛(いくすう)室」に運び込んだ。検卵した結果、どの卵にも異常はなかったという。石原祐司園長(57)は「大町からバトンタッチされた命を無事にふ化させたい。六月のひなの死を無駄にせず、これからの育成につなげていく」と語った。

 パークは環境省の保護繁殖事業として、今春からニホンライチョウの人工繁殖を開始。これまでに二羽が生まれ、うち一羽は六月二十一日に死亡したが、残る一羽は順調に育っている。パークからは受精卵三個が上野動物園(東京都台東区)に搬送され、うち一個が六月二十七日にふ化した。

 人工繁殖で生まれたひなは八日現在、パークのほか大町山岳博物館で五羽、上野動物園で三羽、那須どうぶつ王国(栃木県那須町)で二羽が育っている。

  (杉原雄介)
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2017070902100021.html

http://archive.is/jXfrI
http://archive.is/oy6mt
https://megalodon.jp/2017-0710-0018-23/www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2017070902100021.html
ライチョウ 羽しっかり ファミリーパーク ひな順調【中日新聞2017年7月4日】

ライチョウ卵食べたのは…乗鞍岳カラス捕獲作戦【読売新聞2017年7月9日】(既報関連ソースあり)

 岐阜・長野県境の乗鞍岳(3026メートル)に生息する国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」を守るため、環境省は今月からカラスの試験捕獲に乗り出した。国内初の試みで、ライチョウの卵を食べるカラスを減らし、日本アルプスの自然のシンボルを増やしたい考えだ。

 現地を調査している同省は昨年度、山頂付近で卵を食べるカラスを初めてカメラで撮影した。一方、山頂方向へ向かう観光バスを追いかけるように山麓から飛ぶカラスが2、3羽いるのを確認。カラスが登山者や観光客が出す食べこぼしや生ごみを目当てに移動し、ライチョウの巣を見つけて中の卵を食べているとみている。

 ライチョウは同省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されており、乗鞍岳ではこの10年間、130〜140羽で推移。一方、カラスは1970年代後半以降、標高2400メートル以上の高山帯にも現れるようになり、現在は長野県側の標高500メートルの山麓周辺に10〜20羽がいるという。

 このため、同省は「本来は人里にすむカラスが高山帯に現れるようになると、生態系に悪影響を与える恐れがある」と判断して、この夏、ハンターら5人でつくる対策チームを結成。山頂に向かうカラスが含まれるとみられる山麓の数羽を散弾銃で撃ち、ライチョウの被害防止に効果があるかを見極める。

 チームは今月6日、活動を開始。長野県松本市のスキー場周辺で録音したカラスの鳴き声を流し、カラスを誘い出そうとしたが、猛禽もうきん類のノスリが反応し、カラスは寄りつかなかったため引き揚げた。近く、改めて出動するという。

 同省長野自然環境事務所の福田真・自然保護官は「乗鞍岳は、国内有数のニホンライチョウの生息地。カラスを減らして卵が捕食されなくなれば、一層の繁殖が期待できる」と強調している。

 環境省は、乗鞍岳で採取したニホンライチョウの卵を使った人工繁殖にも力を入れている。6月には、1998年の大町山岳博物館(長野県大町市)以来という19年ぶりの人工繁殖に成功した。

 同省は乗鞍岳で2015〜16年度、計22個を採卵。上野動物園(東京都台東区)、富山市ファミリーパーク、同博物館の3施設で孵化ふかに取り組み、計14羽が育っている。今年4月以降、この14羽のうち6羽でつがいを作ったところ、計56個を産卵。卵は6月中旬以降、次々とかえり、今月5日までに15羽の人工繁殖に成功して、うち13羽が元気に育っているという。

 環境省と連携し、人工繁殖に取り組む日本動物園水族館協会の広報担当者は「これを機に、ライチョウの人工繁殖と飼育の技術を確立したい」と意気込む。同省長野自然環境事務所は「順調に進めば、ライチョウを動物園などで展示できるようになる日も近い」と期待している。
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20170708-OYTNT50132.html

http://archive.is/R57dl
乗鞍にセンサーカメラ設置 環境省、ライチョウ保護狙い【中日新聞2016年10月4日】
山梨)ライチョウ守れ テンとキツネを試験捕獲【朝日新聞デジタル2017年7月7日】
タグ:ライチョウ
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【東京】都会の空舞うペンギン サンシャイン水族館 12日から5つの新展示【東京新聞2017年7月9日】

高層マンションの間をケープペンギンが泳いでいるように見える展示施設「天空のペンギン」=豊島区で

 都会で自然を感じられる「天空のオアシス」をテーマに昨年九月からリニューアル工事を進めていた「サンシャイン水族館」(豊島区東池袋)の屋外エリアが十二日、オープンする。水槽越しに近くの高層マンションが見える「天空のペンギン」など五つの新しい展示施設がお目見えする。
 同水族館は、商業施設「ワールドインポートマートビル」の十、十一階にあり、リニューアルしたのは、十階屋外エリアの半分の千五十平方メートル。今年三月のオープンを予定していたが、冬に鳥インフルエンザが拡大し、鳥類への感染を防ぐため延期していた。
 地上四十メートルに設けられた「天空のペンギン」は幅十二メートル、高さ二・八メートル、奥行き七メートル。水槽の一部は透明のアクリル製で、南アフリカ原産のケープペンギンが高層マンションの間を泳いでいるように見える。
 草地と岩場、落差五・五メートルの滝を設けた「草原のペンギン」では、ケープペンギンを約一メートルの近さで見られる。モモイロペリカンが歩く姿を下から確認できる全長約三十メートルの透明の通路「天空パス」や、アマゾン川の魚の水槽、カワウソがすむ水辺もある。
 同水族館の丸山克志館長(53)は「都会の空を背景にした展示は他館では見られない。水や緑、光などの自然を感じてほしい」と話した。 (増井のぞみ)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201707/CK2017070902000106.html

サンシャイン水族館 ペンギンが空を飛ぶ!? 展示刷新【毎日新聞2017年7月5日】
リニューアルされた屋外エリアの水槽で、頭上を飛び交うように泳ぐペンギン=東京都豊島区のサンシャイン水族館で2017年7月5日午前10時5分、宮間俊樹撮影
 サンシャイン水族館(東京都豊島区)は5日、リニューアルした屋外エリア(約1050平方メートル)を報道陣に公開した。ケープペンギンがビル群を飛んでいるように見える水槽「天空のペンギン」など、地上から約40メートルにある水族館の高さを生かした展示に刷新した。

 「天空のペンギン」は壁の一部に透明なアクリルを用い、外の景色を水槽に溶け込ませた。約40羽のペンギンは幅12メートルの水槽の中で、高層マンションをバックに気持ちよさそうに泳いだり、小魚を食べたりしていた。

 屋外エリアの一般公開は12日から。同館は「今まで以上に生き生きとした姿を感じてほしい」とPRしている。【成田有佳】
https://mainichi.jp/articles/20170705/k00/00e/040/155000c

“空飛ぶ”ペンギンも=サンシャイン水族館の新展示【時事ドットコム2017年7月6日】
サンシャイン水族館(東京都豊島区)の屋外エリアがリニューアルされ、12日のオープンを前に関係者らに公開された。新展示「天空のペンギン」は大きくオーバーハングした幅約12メートルの水槽で、ケープペンギンが都会のビルの上空を飛ぶように泳ぐ姿が見られる。「草原のペンギン」は南アフリカのケープタウンに広がる草原をイメージし、ケープペンギンが暮らす本来の環境を再現した。
 「天空のペンギン」水槽ではモモイロペリカンが水中でエサをとる姿を見上げて観察することもできる。コツメカワウソやアロワナの展示も新しくなり、空・光・水・緑に包まれた空間を楽しむことができる。【時事通信映像センター】
http://www.jiji.com/jc/pm?id=20170705194058-0024411357

サンシャイン水族館リニューアル「天空のペンギン」【日刊スポーツ2017年7月5日】
高層ビルをバックにまるで空を泳ぎ回るような演出が施されているサンシャイン水族館の「天空のペンギン」
 東京・池袋にある「サンシャイン水族館」が12日、リニューアルオープンする。その内覧会が5日、行われた。

 今回改装されたのは屋外エリアの「マリンガーデン」。世界初の「天空のペンギン」というコーナーでは、幅約12メートルのアクリル水槽の中をケープペンギンが泳ぐ。背景には周辺の高層ビル群があり、まるで都会の空を羽ばたくような演出となっている。もう一つの世界初は、「草原のペンギン」。約85平方メートルの草原でケープペンギンが暮らす様子が眺められる。ほかにも、高層ビルをバックに気ままに泳ぐモモイロペリカンなど、5つの新しい展示がある。

 同水族館は2011年に屋内部分を改装した。屋外部分は当初、今年3月の改装オープンを予定していたが、鳥インフルエンザによる安全面を配慮してここまで延期していた。丸山克志館長(53)は、「都会の中で自然を感じてもらえるエリアができた」と話した。また、今回のエリアを企画・演出した水族館プロデューサーの中村元(はじめ)氏(61)は、「ビルの屋上にある水族館という特徴を生かし、空につながるようにした。中には本当に空へ向かって飛ぼうとするペンギンもいるので探してください」と笑った。

 10月までの営業時間は通常午前10時から午後8時。料金は高校生以上2200円、小・中学生1200円、4歳以上の幼児700円。問い合わせ電話03・3989・3466。http://www.sunshinecity.co.jp
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1850503.html

ペンギン宙を飛ぶ? サンシャイン水族館「世界初」展示【朝日新聞デジタル2017年7月6日】
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【動画】ペンギンが宙を舞うように見える展示施設=角野貴之撮影

空を飛ぶように泳ぐペンギン=5日午前11時52分、東京都豊島区、角野貴之撮影

 飛べないはずのペンギンが宙を舞うように見える展示施設が、サンシャイン水族館(東京都豊島区)にでき、12日に公開される。世界初の展示手法という。

 水槽は正面の壁を透明にして館外の高層ビルを望め、観覧者の頭上にもせり出している。そのため、ペンギンがビルの合間や頭上を飛ぶように見える。

 飼育員の上田睦さん(36)は「来場者と話すと、ペンギンは鳥類と知らない人もいる。空は飛べないけれど、都会の空を飛ぶように泳ぐ姿を見て欲しい」。(角野貴之)
http://www.asahi.com/articles/ASK752VL0K75UQIP003.html

毎小ニュース ぴよぴよNEWS 空とぶ?ペンギン【毎日新聞2017年7月7日】
 サンシャイン水族館すいぞくかん(東京都豊島区とうきょうととしまく)のおく外がいエリアに12日にち、ケープペンギンがビルのあいまをとんでいるように見みえる水すいそう「天空てんくうのペンギン」=写真しゃしん=がお目見めみえします。地上ちじょうからやく40メートルにある水族館すいぞくかんの高たかさを生いかしました。

 「天空てんくうのペンギン」は、やく40羽わのペンギンがはば12メートルの水すいそうの中なかで、マンションをバックに気持きもちよさそうに泳およいでいます。
https://mainichi.jp/articles/20170707/kei/00s/00s/007000c

ペンギン 空を泳ぐ…池袋【読売新聞2017年7月13日】
高層ビルを背にして空を飛ぶように泳ぐペンギン(12日、サンシャイン水族館で)
 サンシャイン水族館(豊島区東池袋)の屋上エリアが12日、改装オープンし、ペンギンたちが高層ビル街の空を飛ぶように泳ぐ姿が楽しめる水槽が登場した。

 水槽はアクリル製の半アーチ状で、奥の壁が透明になっており、来場客からは高層ビル群を背にして泳ぐペンギンが空を飛ぶように見える。この水槽で、約40羽のペンギンが泳いでいる。

 このほか、草木を植えた約85平方メートルのエリアでもペンギン20羽が飼育されているほか、モモイロペリカンを頭上に見ることができるスペースなども新たに設けられた。

 家族で訪れた豊島区の会社員遠藤純聡さん(41)は「のびのびと泳ぐペンギンが気持ちよさそうだった。飛ぶように泳ぐ姿を見て、鳥だったと気付かされた」と話していた。

 入場料金は、高校生以上2200円、小・中学生1200円、4歳以上700円。
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20170713-OYTNT50135.html

HOT TOPICS 東京・新水槽でペンギン展示【毎日新聞2017年7月14日】
音声を聞いてみよう

聞き方の詳細はこちら
WHEN PENGUINS FLY   
Penguins appear to fly overhead as they swim in a tank, part of a recently renovated outdoor area at Sunshine Aquarium in Tokyo's Toshima Ward, on July 5. (Mainichi)

週刊英語学習紙 毎日ウィークリー7月15日号
https://mainichi.jp/weekly/articles/20170714/wek/00m/040/003000c

天空のペンギン、都会の空≠ノ翼ひろげ【産経フォト2017年7月17日】
多くの客でにぎわっている、サンシャイン水族館の新展示「天空のペンギン」=16日、東京都豊島区(松本健吾撮影)
多くの客でにぎわっている、サンシャイン水族館の新展示「天空のペンギン」=16日、東京都豊島区(松本健吾撮影)
 東京・池袋のサンシャイン水族館で新展示「天空のペンギン」がオープンし、3連休の中日となった16日、多くの観光客でにぎわった。屋上エリアに、外の景色と空が望めるよう正面から頭上に覆い被さるように幅約12メートルの水槽を設置。そのなかを約40匹のペンギンが、まるで空を飛ぶように泳ぐ姿を楽しめる。
 水族館によると、12日のオープン後、入場者数は平日で約2倍に増えたという。東京都練馬区の女性は「ペンギンが都会の空を飛んでいるようできれいだった。写真も一杯撮りました」と笑顔で話していた。
http://www.sankei.com/photo/story/news/170717/sty1707170003-n1.html

http://archive.is/Qjwgj
http://archive.is/LP4BH
http://archive.is/pkMH4
http://archive.is/974pE
http://archive.is/t2oxg
http://archive.is/dqs9o
http://archive.is/EcXQP
http://archive.is/eIhcs
http://archive.is/12jHZ
都心に空飛ぶペンギン 東京・池袋の水族館【共同通信2017年6月14日】

私だけのタイムカプセル おたる水族館前館長・小田誠さん 海の生き物へ愛、40年 /北海道【毎日新聞2017年7月9日】(ペンギン/カモメ他)

夢のジンベイザメ、初展示
 トドの豪快なダイビングに、ペンギンの海まで遠足−−。生き生きとした海獣ショーで知られる「おたる水族館」(小樽市祝津3)。道内で初めてイルカショーを始めるなど、さまざまな展示を手掛けてきたのが前館長の小田誠さん(67)だ。大学の海洋学部を卒業し、飼育係として入社以来40年。「野生に限りなく近い姿で」を展示のモットーに、北のネズミイルカから南のジンベイザメまで、幅広く海の生き物たちへの愛情をそそいできた。【構成・阿部義正】

 <水族館は、当時戦前戦後通じて国内最大の博覧会といわれた1958年北海道大博覧会の「海の会場」として誕生。運営が第三セクターの小樽水族館公社に移され、現本館の新館が開業した74年に公社2期生として入社した>

 地元の映画館の支配人などを務めた父が動物好きで、よく連れて帰ってきて。犬、猫、鳥、それにリス。それらを育てるのが幼い頃の私の役目でした。動物に親しんでいたこともあり、大学は水産学科、就職は水族館に。父が望んでいたことでもありました。父は大学卒業前に亡くなりましたが、「水族館に入ったら魚を釣らせてくれ」と冗談を言っていました。

 入社当初は魚類担当。それとは別にウニの種苗生産の技術開発を任されました。エゾバフンウニの生産向上のため、まずは幼生期のウニの餌に最適なプランクトンを見つけ出すのが課題。大学時代にプランクトンの研究に取り組んでおり、思わぬところで役立つことになりました。

 種苗生産には餌となるプランクトンの増殖技術も確立しなければなりません。約10年を費やしましたが、わずか1%程度に過ぎなかった種苗生産率は80〜90%に飛躍的に伸ばすことができ、道内各地の漁協から指導を求められました。

 <飼育係として海獣ショーを部下とともに手がけ、83年にイルカのショーを道内で初めて公開。オタリア(アシカの仲間)のショーとともに、イルカスタジアムのオープンを飾った>

 81年にバンドウイルカを水槽で展示することになり、イルカ漁が盛んだった和歌山県太地町の漁協を訪れました。専門家からアドバイスを受け、100頭の中から若めの3頭を購入。1頭はオス、2頭はメスで、来館者にロシアからの人も多かったので、イワン、アンナ、モーレと、それぞれ名付けました。

 バンドウイルカは頭が良い。「いつかショーができれば」と思っていましたが、当時の社長の決断でスタジアムのオープンに合わせて披露することになりました。調教期間は当時閉館中だった5カ月だけで、部下2人とともに正月休み返上で取り組みました。

 この3頭はこれまで水槽で飼われてきた「半野生」。ある意味、人間に慣れっこになっていて、しつけるのは苦労しました。それでも調教の基本は「思いやり」です。信頼関係を築こうと、必死に呼びかけました。そのかいあって、こけら落としでは本州の水族館関係者から「ジャンプが高い」などと評価を得ることができました。手探りでしたが、逆に「こんなものだろう」と決めつけなかったのが良かったのかもしれません。

 しかし、シーズン終了後、イワンが体調を崩して死んでしまいました。解剖すると、中から20センチほどのドライバーが出てきました。スタジアム建設中に作業員が落としたものでした。当時見つけられず、「まさか」と3人で大泣きしました。何事もなかったかのようにシーズン終了まで務めを果たしてくれたイワンに感謝しました。

 <2006年に館長に就任。退社まで1年半前となって、ビッグプレゼントが舞い込んだ。長年の夢だったジンベイザメを飼育することになった>

 魚類の中で最も大きいジンベイザメ。南の海を回遊していて、国内では沖縄美(ちゅ)ら海水族館などで展示されていますが、北では捕獲例が少なく、展示もされていませんでした。ところが、12年9月、余市町の漁師さんから「サケの定置網に掛かった」と連絡が入りました。半信半疑で船で見に行くと、紛れもなくジンベイザメ。3メートル50センチほどありました。急いでトラックを手配して水族館に運び、ネズミイルカを展示していた直径11メートルの水槽を空にして放ちましたが。しかし、環境が変わったからでしょうか、サメが餌を食べてくれません。職員が水の中に入り、口元に浮かすなどしてもダメ。結局、体力のあるうちにと、10日目に海に帰しました。

 「一度でいいから、ジンベイザメを飼育してみたい」というのが長年の夢でした。飼育係だったら、誰もが願うことではないでしょうか。わずかな期間だったけれど、願いをかなえることができました。あのザラザラしたジンベイザメの肌は忘れられません。

 水族館では「自然の再現」をテーマに掲げて展示してきました。自然界では動物同士の食う、食われるの関係が存在し、生き物たちは皆、必死で生きています。海に潜れば、水槽の中のような安全地帯ではないことが分かるのですが、これまでの展示ではそれをあまり見せてこなかった。だから、イトウとワカサギを同じ水槽に入れるなど、生き生きした姿を見せるよう心掛けてきました。来館者にはその姿から生命の大切さを知り、幸せを感じてもらいたいですね。

おたる水族館の沿革
1958年 北海道大博覧会「海の会場」として誕生

  59年 小樽市立水族館としてオープン

  63年 トド初ダイビング

  65年 カモメの餌付け初公開

  74年 小樽水族館新館オープン<小田さん入社>

  78年 国内初のアザラシショーに成功

  83年 道内初のイルカショー

  85年 ラッコ公開

  92年 セイウチ館オープン

  98年 サメ・エイの「海のパノラマ水槽」<飼育部長>

2000年 ネズミイルカの「ふれあい水槽」

  02年 セイウチの「セイタ」誕生<副館長>

  06年 ネズミイルカとゴマフアザラシの同居展示「ほのぼのプール」<館長>

  07年 モモイロペリカン舎オープン

  08年 飼育日数の世界記録を更新していたネズミイルカ「次郎吉」(24歳)が死ぬ

  12年 ジンベイザメ、カピバラの期間展示

 <2014年退社>

 ■人物略歴

おだ・まこと
 1949年小樽市生まれ。東海大海洋学部水産学科卒。卒業研究のテーマは「プランクトンと気象の関係」。74年に小樽水族館公社に入社。飼育部長、副館長などを経て、2006年に館長に就任。4期8年務め、14年に退社。趣味はサボテン科など多肉植物の栽培。
https://mainichi.jp/articles/20170709/ddl/k01/040/029000c

http://archive.is/NugiA