2017年07月30日

マングースは減ったが… 希少種保護策、ヤンバルクイナの新たな脅威は【沖縄タイムスプラス2017年7月30日】

 国の天然記念物ヤンバルクイナなど多くの固有種が生息するやんばるの森。外来種の駆除対策の効果が表れ、マングースの捕獲数は年々減少し、ヤンバルクイナの個体数は回復傾向にある。一方、飼い主に捨てられ野生化した犬やネコがヤンバルクイナなど希少生物を捕食する新たな問題も起きている。(北部報道部・山田優介)

山道のわなを一つずつ点検する賀数清治さん=11日、国頭村奥間
 環境省やんばる野生生物保護センターによると、本島北部に生息するヤンバルクイナの推定個体数は約1370羽(2016年度)。県は06年から大宜味村塩屋−東村福地ダムまで東西に横切る形でマングース北上防止柵を設置し、防止柵以北での捕獲や探索犬による駆除に取り組んできた。

 やんばるの森には、マングースを捕獲するわなを約2万個設置。筒状の中に豚の脂身を焼いたエサを仕掛け、マングースがくわえるとひもで縛られる仕組みだ。

昨年度64匹捕獲

 同センターは08年、マングースの駆除をする「やんばるマングースバスターズ」を結成した。作業員20人が日曜日を除く週6日、わなの点検やエサを取り換えるため森の中を歩いて回る。

 賀数清治さん(56)は、駆除歴10年のベテラン。予備のわなや無線機などの道具が入った重さ5キロのかばんを持って、50メートル間隔で置かれたわなを一つ一つ点検する。

 同センターによると、00年度からの17年間で5624匹のマングースを捕獲。最も多かった07年度は619匹だったが、昨年度は12月末までの集計で64匹に減った。

 賀数さんがことし捕獲したマングースは1匹。駆除が進むにつれ、マングースの個体数が減り、捕獲が難しくなっているという。賀数さんは「捕まらないのは駆除効果の表れ。次世代の子どもたちのために、やんばるの貴重な生物たちを保護したい」と話す。

 同センターの中田勝士・希少種保護増殖等専門員によると「マングースは生後半年で繁殖が可能。根絶しないとすぐに繁殖する」という。環境省は09年からマングースやふんを探す探索犬を導入。犬をマングースの臭いだけに反応するよう訓練し、痕跡を見つけた場所に定点カメラやわなを集中的に仕掛けて、27年度までに完全駆除を目指している。

捕食の目撃情報

 一方、飼い主に捨てられた犬やネコが野生化し、やんばるの希少生物を捕食する問題が起きている。野犬がヤンバルクイナを捕食する目撃情報が寄せられ、けがを負ったヤンバルクイナからは犬のDNAが見つかっている。同センターがやんばるの森で昨年捕まえた野ネコは4匹。国頭村と県動物愛護管理センターは国頭村で野犬3匹を捕獲した。

 県がことし、12年ぶりに改定した「レッドデータおきなわ」では、ヤンバルクイナの個体数は回復傾向にあるが野犬や野ネコなど「生存に関わる脅威」が取り除かれていないため、絶滅危惧IのB類から最も絶滅の恐れが高いA類にランクが上がった。野生生物保護センターの山本以智人自然保護官は「希少生物を守るため、関係機関と連携しながら野犬、野ネコの対策も強化していく必要がある」と話した。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119069

http://archive.is/mpKXw
ヤンバルクイナ襲う野犬、観光客も被害 沖縄北部「ペット捨てないで」【沖縄タイムスプラス2017年6月3日】
ヤンバルクイナ保護へ野犬駆除 国頭村申請、年度末まで【琉球新報2017年4月12日】

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ムクドリ 四日市駅周辺に大群 駆除作戦、タカ起用 市「山に帰って」 /三重【毎日新聞2017年7月30日】

 近鉄四日市駅近くのクスノキ並木にムクドリの大群が飛来し、フンや騒音の苦情が絶えないため、四日市市は8月からタカを使った駆除作戦に乗り出す。滋賀県近江八幡市や堺市が既に実践し、効果を上げているという。

 駅東側のメインストリート「中央通り」沿いに約500メートルにわたってクスノキ約80本が立ち並ぶ。市市街地整備・公園課によると、ここ数年、夏場になると毎夕、数千羽のムクドリが舞い降り、ねぐらにしているという。「ギャーギャー」という鳴き声に加え、通行人にフンを落とすため、苦情が相次いでいる。

 市街地には天敵の猛禽(もうきん)類が少ないことが飛来の要因とみられることから、鷹匠(たかじょう)の手を借り、2羽のタカを一定期間放して追い払う方法を試すことにした。

 専門業者(大阪市)に委託し、8月初旬から10月末まで週2、3回のペースで計30回ほどタカを放す予定だ。近くの「鵜の森公園」などにも放してムクドリの移動を食い止め、市街地から追い出したい考えだ。

 同課の担当者は「ムクドリたちが中央通りの周辺にはタカがすんでいると学習して山へ帰ってくれれば」と期待している。【松本宣良】

〔三重版〕
https://mainichi.jp/articles/20170730/ddl/k24/040/147000c

http://archive.is/sev9H
鷹によるムクドリ追い払い作戦が失敗【OBS大分放送ニュース2017年1月25日】(既報関連ソースあり)
大分)ムクドリ再び、大分市お手上げ? タカ効果消え…【朝日新聞デジタル2016年12月19日】(既報関連ソースまとめ)
ムクドリ退散 しかし別の鳥が…(大分県)【NNNニュース2016年9月15日】
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ベニコンゴウインコ51歳大往生 小諸市動物園【信濃毎日新聞2017年7月30日】

 小諸市動物園は29日、同園で47年余り飼育してきた雄のベニコンゴウインコの「ベニ」が26日に老衰で死んだ、と発表した。51歳で、日本動物園水族館協会(JAZA)に加盟する施設で飼育しているベニコンゴウインコとして国内最高齢だったという。

 ベニは1966(昭和41)年5月10日生まれで、同園での飼育は69年9月26日から。入り口近くの止まり木を居場所に、園の「顔」として、来園者の目を引いた。真っ赤な頭と青と緑が交じった鮮やかな羽が特徴で、毎年5月の写生大会では、子どもたちの輪ができるほど人気を集めた。

 ベニコンゴウインコは南米の森林にすむ大型のインコで、寿命は40〜50歳とされる。ベニは昨年末ごろから、視力の低下や、餌を足でつかめなくなるなどの衰えが見え始めた。飼育員の広田香菜さん(22)は「別れが近いのはみんな覚悟していた。よくここまで生きた」と寂しそうに話した。動物園は、ベニがいた止まり木付近に献花台を設置している。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170730/KT170729FTI090008000.php

http://archive.is/omBbh

猛禽類作戦!カラス退散 花笠まつり間近、きょうも実施【山形新聞2017年7月30日】

放たれたタカに気付き鉄塔から逃げ出すカラス=29日午後7時2分、山形市本町1丁目
 集団化したカラスを追い払うため山形市は29日夕、中心市街地で猛禽(もうきん)類を飛ばした。天敵の存在を示し、寄り付かなくしようという実証実験。ふん害などの苦情が寄せられており、山形花笠まつり(8月5〜7日)に向けて街の景観を守っていく。

 七日町地域のビルからビルへと猛禽類を放つ作戦。福島県から鷹匠(たかじょう)の菊地誠一さん(56)と一ノ瀬宏幸さん(33)を招き、タカの仲間・ハリスホーク2羽を飛ばした。

 午後6時すぎ。カラスは既に屋上や電波塔の上で群れを成している。「ピー」。笛の音に合わせてタカが飛び立つと、群れは鳴き声を上げて散らばり、飛び去った。戻ってくるカラスもいたが「定期的に続ければ効果は高まる」と菊地さんは話す。

 昨年から続く試みで、JR山形駅周辺で行った前回(昨年12月)は大群を追い払うことに成功。苦情・相談は今年4月まで0件だった。夏季は例年中心部に集まる傾向があり、タカの他に、フクロウの仲間を市役所のベランダに係留して効果を探った。タカによる追い払いは30日も行う予定。
http://yamagata-np.jp/news/201707/30/kj_2017073000680.php

http://archive.is/aNZ2g
posted by BNJ at 21:56 | Comment(0) | 鳥獣狩猟ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする