2017年09月01日

山里だより 工悦邑から 小鳥の森の危機=白石孝子 /岡山【毎日新聞2017年9月1日】(三徳園)

 <工悦邑(こうえつむら)から>

 30度以上の残暑が続く8月21日、「小鳥の森・三徳園を愛する会」の集会に参加しました。7月に山陽放送の番組で岡山県立樹木園の木が伐採される映像を見ていた私は、いたたまれず、全く事情を知らないままの参加でした。この集会の時には「郷土樹木園」の800本の木が既に伐採され、中央庭園に山積みされていました。桃とブドウと野菜の研修農場を作り、来年4月にリニューアルオープンする県立青少年農林文化センター三徳園(岡山市東区)の改修工事です。

 私たちは県庁に向かいました。県庁では、担当者3人が出席してくださいました。三徳園シンボルの農業展示館も取り壊しの予定です。この建物は明治35(1902)年に建てられた県立高松農業高校を、移築復元したもので、当時の木造建築に典型的な下見板張りの2階建て、三徳園の文化遺産として貴重なものです。「何とか残せないか」という質問に「デジタル化して残します」との返答。「小鳥が来なくなるのでは」という問いにも「伐採するのは全部ではなく、樹木園の一部は残します」という答えでした。

 日本野鳥の会岡山県支部の方が6月、「小鳥の森」の立ち入り禁止の看板を見てこの計画に気づき、三徳園の近くの住民たちと行動を起こしました。何度も県の担当者に質問状を出し、抗議のメールを送ったそうです。

 三徳園は岡山市竹原出身の第一生命保険相互会社の創設者、矢野恒太氏が農業の担い手を育成するために作った三徳塾がはじまりです。昭和14(1939)年に県に寄贈され、青年農業者の育成の場として引き継がれました。

 昭和43(1968)年、三徳塾は三徳園に改名され、「小鳥の森」の名で親しまれている郷土樹木園が作られました。4年掛けで植物の専門家を中心に、岡山県内に自生する500種の樹木のうち、200種を自生地域ごとに、備前、備中、美作の三つの地域に分けて植え、自然に近い形の「ふるさとの森」になっていました。

 県立青少年農林文化センター三徳園という名称で、50年たった樹木は生物多様性の宝庫と言われるほどになり、探鳥の要所、家族の憩いの場としても素晴らしい環境でした。しかし、桜展示園の50種の桜300本と、備中、美作の郷土樹木がもうありません。

 この日の集会に参加された京都大学名誉教授(昆虫生態学)の藤崎憲治氏は「100年たった東京の明治神宮の森にも劣らない郷土樹木園である。それをあっけなく伐採するなんて考えられない。胸が痛む」と述べられました。岡山大学教授(森林生態学)の坂本圭児氏も「岡山県の樹木が集まっている三徳園は、教育効果が高い」とおっしゃっています。

 三徳園のリニューアル工事は今のところ、見直される予定はないようです。農業の担い手を育成する拠点を再整備するということですが、貴重な森などが失われるのであれば失策だと思います。多くの人にこの問題に関心を持ってもらい、今後の経過を注視してほしいと思います。(画家、イラストも)
https://mainichi.jp/articles/20170901/ddl/k33/070/556000c

県立三徳園を農業経営学ぶ拠点に 岡山県議会で知事が方針示す【山陽新聞デジタル2017年3月8日】
 2月定例岡山県議会は8日、一般質問を続行。加藤浩久(自民、玉野市)、波多洋治(同、岡山市北区・加賀郡)、青野高陽(同、久米郡)、渡辺吉幸(同、津山市・苫田郡・勝田郡)の4氏が登壇した。伊原木隆太知事は、県立青少年農林文化センター・三徳園(岡山市東区竹原)について、就農や農業経営に関する相談窓口や講座を開設し、実践的経営を学ぶ拠点とする方針を示した。一般質問はこの日で終了、10日から委員会審議に入る。

 青野氏が農業経営者の育成強化を求めたのに対し、知事は「多様な担い手育成の拠点として再整備する三徳園に、就農や経営の相談などに応じる総合的な窓口を設置するとともに、先進的な農業経営者らからノウハウを学ぶ実践的な講座や、民間企業と協働した経営者育成研修を実施したい」と答弁した。

 三徳園は1934年に岡山市出身で第一生命創立者の故矢野恒太氏が設立した。39年に県が譲渡を受け、現在は農機具の展示館や樹木園を備えた農業公園として活用している。県は国の地方創生拠点整備交付金を充て、2017年度に研修交流館や農場を整備。講座や研修は18年度から順次実施していく。

 加藤氏は、健康被害が懸念される微小粒子状物質「PM2・5」に関し、測定値などを電話による自動応答で提供するシステムの導入を提案。大本裕志環境文化部長は「17年度に大気汚染常時監視システムの更新を行う際に導入を検討したい」と応じた。

 波多氏は、県が15年に開設した「おかやま出会い・結婚サポートセンター」(同市北区田町)について、17年度から年30組とする成婚目標の達成見通しを聞いた。知事は「(コンピューターで希望に合う相手を検索する)マッチングシステムの導入(17年度)で出会いの機会を拡大するなどして、達成に全力で取り組む」と述べた。

 渡辺氏は中山間地の人口減少を受け、余力のあるうちに山間地からふもとの集落に移る「自主再建型移転」に対する知事の考えを尋ねた。知事は「集落全員の選択でふもとに下りることは、将来に向けた集落の在り方の一つの選択肢」との認識を示し、集落の将来像を探るための市町村と地域住民による議論を支援するとした。
http://www.sanyonews.jp/article/498762

http://archive.is/1aVUE

タグ:開発
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富田川にカワウ200羽 他の地域から飛来か【AGARA紀伊民報2017年9月1日】

 和歌山県の富田川に200羽ほどのカワウの群れが飛来している。

 日本野鳥の会県支部副会長の津村真由美さん=田辺市秋津町=によると、幼鳥が4割ほど交ざっていることから、紀北や県外から来た可能性が高いという。

 田辺市とその周辺ではここ数年、同市目良の元島がカワウ最大の繁殖地になっていて多い時で100ペア以上が子育てをしてきた。昨年は3月に約40ペアが営巣していたが約400羽のカラスが飛来してほとんど子育てできずに終わった。今年も2月に約30巣が確認されたが、昨年より多いカラスの群れに邪魔されて巣を放棄して子育てはできていないという。

 周辺の小さな営巣地を合わせても、今回飛来した幼鳥の数には達していないことから、津村さんは「今春に元島を追われた群れがどこかで繁殖して帰ってきた可能性もある」と話している。


【富田川に飛来した200羽ほどのカワウの群れ(和歌山県白浜町内ノ川で)】
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=339110

http://archive.is/mWllA
タグ:カワウ
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いばらき魅力見つけ隊 守谷・小さな鳥の資料館 里山の貴重な自然伝え /茨城【毎日新聞2017年9月1日】

 つくばエクスプレス開通後、宅地開発が進む守谷駅からわずか数キロの場所に広がる里山の散策路の近くに「小さな鳥の資料館」がある。館長の池田昇さん(68)が所有する約80種類の鳥の剥製や、周辺の鳥を撮影した写真パネルなどを展示している。

 池田さんは水海道市(現常総市)出身。小学6年の時、鷹(たか)匠を取り上げたテレビのドキュメンタリー番組を見て、野生のタカやフクロウに興味を抱いた。小中学校の教員をしながら、守谷の里山に集う野鳥の生態を調べ、写真を撮影して記録する地道な作業を積み重ねてきた。

 撮り続けてきた膨大な写真や野鳥の剥製は自宅に保管してきたが、点数が増えて次第に手狭になった。「野鳥の保護の大切さを知っていただくため、皆さんに見てほしい」と、2000年に自宅隣に資料館を建設した。

 木造2階建ての建物の中に入ると、クマタカ、オオタカ、フクロウ、カワセミなどの剥製が出迎えてくれた。ほとんどが守谷で生息していた野鳥だというから驚きだ。

 屋外に並ぶケージでは、リハビリ中の野鳥が羽根を休めていた。負傷や衰弱のため保護された野鳥を一時的に預かり、世話をしている。現在はオオコノハズク、ノスリ、サシバがいた。この他に、池田さんが「ペット」として飼育しているオオタカとラナーハヤブサも大型ケージで暮らしている。

 池田さんによると、散策路周辺は40種もの野鳥が集う貴重な場所だという。池田さんは自ら制作したパネル「キャベツからサシバまで」を手に里山の生態系を説明してくれた。

 「畑のキャベツを虫が食べる。虫はシジュウカラの餌になる。シジュウカラが巣穴で休んでいるとはい上がってきた蛇に食べられてしまう。サシバは上空から蛇に襲いかかり、鋭い爪とくちばしで捕まえる」

 池田さんは「現代の生活は自然と離れすぎてしまった。もっと自然に関心を持って本物の自然の素晴らしさに触れてもらう手助けになれば」と話す。

 資料館は守谷駅から徒歩約20分(守谷市本町4533の5)。入館無料。不定休。毎月第4日曜午前9時から野鳥観察会を開いている。次回は9月24日の予定。連絡先は池田さん(090・1465・8177)。【安味伸一】

 ◆ひとくちメモ

生活排水なく、守られた環境
 7月の野鳥観察会に参加した。ウグイス、ヒヨドリなど十数種の鳴き声と姿を確認できた。池田さんは「この辺の湿地帯は昭和30年代まで田んぼで生活排水が流入しなかったため環境が守られた」と言う。良好な環境だからこそ野鳥の姿を楽しめる。

https://mainichi.jp/articles/20170901/ddl/k08/040/103000c

http://archive.is/0JI2F
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楽天本拠襲来した白い鳥の名はアカエリヒレアシシギ【日刊スポーツ2017年9月1日】

8月30日、楽天対西武戦の試合中に飛来した鳥
 鳥の名は? 前日8月30日の楽天−西武戦。8回裏、Koboパークに襲来した白い鳥の大群は、財団法人・日本野鳥の会によるとシギ科の「アカエリヒレアシシギ」だったという。

 同会の職員は「北極海で繁殖して、寒い冬を越すために南下します。海を渡る鳥で、通常は数万の大群で行動します。風の影響で群れから外れた一部が、迷い込んできたのかもしれません」と見解を語った。球団は再発防止策として、爆発音が鳴る「動物駆除用雷」を用意した。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/1880854.html

プロ野球 試合中断「鳥の名は。」アカエリヒレアシシギ【毎日新聞2017年9月1日】
飛び回る鳥の群れを去らせようと球場内の照明灯が消され、真っ暗になったグラウンド=仙台市のkoboパーク宮城で2017年8月30日午後9時54分、谷口拓未撮影
30日の楽天−西武戦 まるでヒチコック「鳥」状態の声

鳥の大群がグラウンドを低空で旋回する中、キャッチボールをする西武の中堅手秋山=共同
 8月30日に仙台市・Koboパーク宮城で行われたプロ野球の、楽天−西武戦で、雨による試合中断の間に鳥の群れがグラウンドへ飛来し、雨が弱まった後もさらに約40分間、試合が再開できない事態が起きた。プロ野球では「渡り鳥の襲来」による試合中断が過去に3回あるが、1976年6月4日の南海−太平洋戦(大阪球場)で8分間中断したのが最後で、極めて珍しい出来事だった。

 試合は八回表終了時に雨で試合は中断。20分ほどで雨脚が弱まり再開に向けて西武の選手たちが守備に就いたが、100羽を超える鳥の群れがグラウンドの低い位置で旋回するように激しく飛び回り、選手がしゃがみ込んでよけるなど、プレーに支障が出る状況となった。球場職員たちがホイッスルを鳴らしながら追い回したり、バックスクリーン後方から花火を打ち上げたりしても収拾がつかず、ついには照明灯や電光掲示板を消す策を取った。消灯後、ようやく鳥たちは姿を消したが、再点灯に時間を要し、それまで試合再開を待つことに。最終的に、雨と鳥による中断は計58分間に及んだ。


鳥の大群がグラウンドを低空で旋回し、身をかがめて避ける西武の投手シュリッター=共同

鳥の大群がグラウンドを低空で旋回し、身をかがめて避ける西武の二塁手浅村=共同
 日本野鳥の会によると、写真に写った鳥の模様などから、球場を訪れたのは渡り鳥の一種、アカエリヒレアシシギとみられるという。アカエリヒレアシシギは夜行性で全長20センチほど。繁殖地から越冬地の南方へ渡るため日本を通過する道中だったようだ。同会関係者は「移動中に光に誘引されたり、荒れた天候の影響で内陸部の球場に飛来した可能性はゼロではない。安全な場所と判断すれば餌を探したり休んだりするために下りてくることもあるが、要因は明確ではない」と話した。

 試合は再開後の八回裏に、楽天が4点差から追い上げて同点に追いつき、八回終了後に再び雨脚が強まり降雨コールドとなって8−8の引き分けで終わった。楽天の選手や監督も「こんなことは初めて」と口をそろえた。試合終了後、鳥たちは選手のいないグラウンドで羽を休めていた。

 日本野球規則委員会は「このような事態は予測不可能。毎回続くようなら対策を考えないといけないが珍しいこと」。楽天球団は「自然現象のようなものだが臨機応変に対応したい。照明を落とすのが最も効果的だったので今後も起きれば優先的に実施するだろう」としている。【谷口拓未】
https://mainichi.jp/articles/20170902/k00/00m/050/041000c

http://archive.is/9DXet
http://archive.is/LZDxt
楽天コボパークに爆発音 選手もびっくり 実は鳥対策【朝日新聞デジタル2017年8月31日】
<楽天>鳥の大群 チーム救う?中断、再開 4点差追い付いた!【河北新報オンラインニュース2017年8月31日】
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家畜防疫 向上へ県主催の研修会 宮崎 /宮崎【毎日新聞2017年8月31日】(鳥インフルエンザ)

 口蹄疫(こうていえき)や鳥インフルエンザに関する知識を学び防疫体制を高めようと30日、宮崎市の市民プラザで家畜防疫研修会(県主催)があった。県や市町村職員、畜産関係者ら約200人が熱心に話を聞いた。

 会場では、県農政水産部の大坪篤史部長が「口蹄疫を決して忘れず、経験を伝えて対策をしよう」とあいさつ。その後、宮崎大産業動物防疫リサーチセンターの末吉益雄教授が「海外の家畜伝染病の発生状況と侵入防止対策」をテーマに講演した。

 末吉教授は「韓国やロシア、中国で家畜伝染病が絶えず発生している」と説明。「国際クルーズ船の入港などで日本に病気が侵入する可能性もある」として「消毒の方法や農場に車が入る動線を改めて確認してほしい」と話した。【宮原健太】
https://mainichi.jp/articles/20170831/ddl/k45/040/301000c

http://archive.is/tH37F
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福岡)ニワトリまつる鶏石神社 初「たまご市」2、3日【朝日新聞デジタル2017年9月1日】(他1ソース)

ニワトリをまつる鶏石神社。香椎宮の境内にある=福岡市東区

 ニワトリをまつる福岡市東区の鶏石(けいせき)神社。全国的に珍しく、酉(とり)年の今年は特に人気が高まっている。香椎宮の末社で、例祭の「鶏魂祭(けいこんさい)」にあわせて今年初めて、卵料理を中心にした出店などがある「たまご市」を9月2、3日に開く。

 鶏魂祭では例年、養鶏業者や卵を扱う事業者らが参拝に訪れる。ニワトリは夜鳴かないことから、子どもの夜泣きや育児に御利益があるともいわれる。子どもの守り神として、かつては年末に餅をお供えしたり、甘茶で参拝者を接待したりして感謝する風習があったが途絶えていた。今回の企画では形を変えて、それらを復活させる。

 イベントのタイトルは「香椎の杜(もり) あおぞらたまご市」。持参したり、主催者側が用意したりしたお菓子を子どもたちが鶏石神社にお供えしてお参りする。そのお菓子は午後3時から、「直会(なおらい)」として子どもたちに振る舞う。特製マップを手に散策しながら、香椎宮境内の謎解きをするウォークラリーもある。

 「たまごマルシェ」に7店舗が…

残り:402文字/全文:829文字
http://www.asahi.com/articles/ASK8X4GMZK8XTIPE012.html

【今こそしりたい幕末明治】鶏食文化は博多にルーツ 竹川克幸氏【産経ニュース2017年9月1日】
香椎宮の境内にある鶏石神社=福岡市東区
 今年は酉(鶏)年。土佐藩出身の坂本龍馬の大好物が軍鶏(シャモ)鍋であったことは、彼の最後の晩餐(ばんさん)として小説などの逸話で、よく知られている。幕末の日本では鶏肉食が広まっていたようであるが、そのルーツの1つが九州、福岡にあることはご存じであろうか。

 江戸時代、福岡藩では鶏卵の生産が盛んだった。これは、享保や天明の飢饉(ききん)などの不況を打開する藩の財政改革を契機として、芦屋や黒崎、博多などの鶏卵会所・鶏卵問屋を通じて、大坂方面に藩の専売品として出荷していた。

 さらに、朝鮮通信使やオランダ人使節ら海外からの賓客のもてなし用の鶏卵・鶏肉の需要もあった。

 また闘鶏も盛んだった。江戸期に闘鶏用の軍鶏が、東南アジアの暹羅(シャム)(タイ)から導入され、品種改良された。

 卵を産まなくなった廃鶏(親鶏)を食べることから、福岡藩での鶏食文化は始まったと考えられている。

 特に宗像地域は、周辺の糟屋郡や鞍手郡なども含め、「筑前卵」(宗像卵)の産地、養鶏業が盛んな地域としてよく知られている。宗像大社の境内・拝殿の横には、赤間や神湊、芦屋など筑前国内の「鶏卵荷主中」や大坂の「鶏卵問屋中」など、江戸期から鶏卵の取引・流通に関わっていたと考えられる商人が明治12(1879)年に寄進した灯籠が残っている。

 また、由緒ある香椎宮(福岡市東区)には、全国でも珍しい鶏(鶏の化石)をご神体にした、養鶏や子供の夜泣きに御利益があるという鶏石神社が境内にある。これも福岡藩領では養鶏が盛んであったことを物語っている。

 江戸時代、宗像郡陵厳寺村(現在の宗像市陵厳寺)の庄屋を務めた吉田家の嘉永4〜6(1851〜53)年の日記(『吉田家家事日記帳』)には、食材としての鶏肉や鶏卵、また鶏料理・卵料理の記述が頻出する。

 例えば、鶏料理は「いり鳥」「鶏の煮しめ」「鍋焼」「鶏皮と大葱のすまし汁」「鶏飯」などが、卵料理は「卵ふわふわ」「あわ雪玉子」「玉子吸物」「茶(ちゃ)碗(わん)・玉子すり(茶碗蒸し)」「玉子厚焼」「丼・猪口醤油・生玉子(卵かけご飯)」などが日記に見える。そして「鶏壱羽(一羽)を歳暮で贈答」などの記述があって、幕末の福岡藩領では鶏肉が広く流通していたようである。

 四国に亡命した高杉晋作を庇護(ひご)したことでも知られる讃岐国(香川)の勤王の志士、日柳燕石(くさなぎ・えんせき)が弘化元(1844)年の九州遊覧の際に記した紀行文「旅の恥のかきすて」には、次のようにある。4月11日に香椎宮や筥崎宮、千代の松原など名所旧跡を見物しながら翌日博多に着いて、交流のあった筒井村(現在の福岡県大野城市)の医師、是松良斎の家に投宿し、翌13日に太宰府天満宮への参拝や岩屋城などを訪れ、物見遊山を楽しみ、その晩、良斎から鶏肉料理のもてなしを受けた−。

 日記には「此夜、良斎ぬし、鶏を煮て〔筑前にては、にわとりを多く食す。俗に「野菜鶏」といふ〕酒をすゝめ、琵琶法師をよびて興を催す」とある。

 鶏はその身近さ、栄養や滋養の効果から「野菜鶏・庭野菜」と言われた所以(ゆえん)も記されている。幕末期の筑前福岡藩領では、大切なお客さまをもてなす料理として鶏料理が定番だったようだ。現代でもかしわの水炊きや焼き鳥、かしわめし、かしわうどんなど鶏料理に舌鼓をうつ観光客が、福岡博多で多いのも、うなずける。

                   ◇

【プロフィル】たけがわ・かつゆき

 昭和48年、福岡県飯塚市生まれ。鹿児島大、同大学院修士課程、九州大大学院博士課程などを経て、日本経済大学経済学科准教授。専門は日本近世史と九州の郷土史。特に幕末の太宰府と五卿の西遷、志士の国事周旋の旅などを調査研究。著書(共編著)に「アクロス福岡文化誌9福岡県の幕末維新」(海鳥社)など。
http://www.sankei.com/region/news/170901/rgn1709010028-n1.html

http://archive.is/9TuUu
http://archive.is/f9sYE
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コウノトリブランド認証・・・第1弾レンコン農家21戸【読売新聞2017年9月1日】

ブランド認証されたレンコンを手にする美崎組合長(右)と泉市長(鳴門市役所で)
 コウノトリのペアが飛来し、3羽のヒナが巣立ちしたことを受け、鳴門市は31日、市内の農家が減農薬など環境に配慮して生産した農作物、加工品を「コウノトリブランド」として認証する制度を始めたと発表した。第1弾は、JA徳島北のレンコン農家21戸を認証、1日から出荷する。

 「コウノトリが選んだ豊かな自然」をPRしようと企画。営巣した同市大麻町周辺は、市特産のレンコン畑が広がっており、手始めとして、レンコン農家を認証する要件を定めた。

 条件は、農薬や化学肥料を減らした農作物を生産した農家に与えられる県の「エコファーマー」認定を取得▽用水路の清掃といったコウノトリのエサ場確保のための活動――など。加工品の場合は、市内で生産されたレンコンを使っていることや、環境保護の取り組みをしていることなどが求められる。

 ブランド名は「コウノトリおもてなし」で、ロゴマークを付けて売り出す。JA徳島北の美崎健二組合長(62)は「認知度が低い関東圏への販路拡大の足がかりにしたい」と意気込む。

 今後はコメやサツマイモ、ナシなど市特産品にも認証基準を設け、制度を拡大する方針で、泉理彦市長は「ブランドを食の『安心・安全』の象徴となるような制度に育てていく」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/news/20170831-OYTNT50271.html

コウノトリブランド認証レンコン JA徳島北、初出荷【徳島新聞2017年9月1日】
 コウノトリが居着く鳴門市大麻町のJA徳島北は1日から、同市の「コウノトリおもてなし」ブランドの認証を受けた農作物の第1弾として、レンコンを初めて関東市場に出荷する。コウノトリの餌場を確保するため、農薬の使用を減らすなど自然に配慮した農法で栽培しており、安全安心をアピールして販路の拡大を目指す。

 出荷するのは、同JA板東支所に所属する11戸。農薬と化学肥料を減らした農業に取り組む県の「エコファーマー」に認定された農家で、魚道の設置や用排水路の除草・清掃などの要件を満たして8月、市からブランド認証を受けた。1日に100キロを出すのを皮切りに、2戸1組で原則来年3月末まで、毎日50〜100キロを東京都と神奈川県の卸業者各1社に出荷する。

 同JAによると、県産のレンコンは関西で評価が高く、1箱(5キロ)約4500円で取引されている。関東は茨城県産が多く流通しており、輸送費がかかることもあって出荷していなかった。関西よりやや高い価格での出荷を予定している。

 コウノトリの巣の南側にある畑で収穫作業を行った藤井優希さん(30)夏実さん(30)夫妻は「コウノトリに優しい環境で育ったレンコンは甘みが強く、歯ごたえがいい。関東への出荷は楽しみ」と話した。

 鳴門市はコウノトリが飛来した2015年2月以来、「コウノトリが選んだ町」として農産物などをPRするため、独自のブランド制度の創設を検討。全国公募でブランド名とロゴマークを決め、特許庁の登録査定を経て8月10日から認証を始めた。
【写真説明】[上]鳴門市の農作物ブランド「コウノトリおもてなし」のロゴマーク [下]鳴門市のブランド認証を受けたレンコンを収穫する藤井さん夫妻=同市大麻町
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/09/2017_15042321319651.html

http://archive.is/ZsSNy
http://archive.is/A7Oyy
徳島・大麻町のコウノトリ、巣立ち2カ月 親離れ進む【徳島新聞2017年8月3日】
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ウッティー誕生秘話も 京都、宇治川の女性鵜匠講演【京都新聞2017年9月1日】

人工飼育下で初めてウミウの卵が産まれた時の状況を話す江アさん(京都府宇治市宇治・ゆめりあうじ)
 「宇治川の鵜飼」の江ア洋子鵜匠(39)による講演会が31日、京都府宇治市宇治のゆめりあうじであった。人工ふ化で生まれた「うみうのウッティー」の誕生秘話に、参加者80人が熱心に耳を傾けた。

 宇治市図書館友の会が主催した。

 卵を産まないと思われていた人工飼育下のウミウの卵が2014年5月、鵜小屋で見つかった。江アさんは、ウミウの繁殖日数や産卵日数のデータがない中、ニワトリを参考にふ卵器で温めてふ化させたエピソードを紹介した。「手探り状態。不安なことがいっぱいあった」と振り返った。

 今年ふ化したウッティーを含め、これまで9羽が育っている。今後は「人間を親だと思って育ったウッティーの個性を生かし、追い綱を使わない放ち鵜飼の復活に取り組みたい」と話した。
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20170901000052

http://archive.is/mgXfb
人気者の鵜のウッティー%V国へ…【産経WEST2017年8月23日】
京都・宇治川で鵜飼始まる 人工孵化の3羽も参加【朝日新聞デジタル2017年7月2日】
ひな5羽順調に育つ 「宇治川の鵜飼」のウミウ【京都新聞2017年6月10日】
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名張駅 タイル画に1年間目隠し なぜ?【毎日新聞2017年9月1日】(市の鳥/ウグイス)

灰色のテープで隠されたタイル=三重県名張市で2017年8月22日、広瀬晃子撮影
 近鉄名張駅の通路に描かれたタイル画の一部が長い間、修復されずに放置されている。三重県名張市の木「モミジ」や花「キキョウ」の絵が存在感を示すのに対し、市の鳥「ウグイス」は灰色テープで隠されたまま。通路を利用する市民からは「名張の玄関口なのに、ずっとテープを貼った状態では違和感がある」との意見も出ている。【広瀬晃子】

 通路は駅の東西出入り口をつなぐ歩行者専用の「東西連絡線」。市によると、通路は名張駅東駅舎の完成に伴い、1992年3月に開通した。壁や床はタイル張りなどとなっており、市の木、花、鳥が描かれている。まさに玄関口を意識したモチーフの選択と思われる。

タイルに描かれた緑色のウグイス=三重県名張市提供
 テープで隠された理由を調べると、鮮やかな緑色のウグイスの絵を見た市民から「実物とは違う」と指摘を受け、市が応急処置をしたらしい。市をPRしようと設置したデザインタイルは信楽焼の特注品ということも分かった。

 関係者に詳しい話を聞くと、数年前にも市民から「ウグイスとは色や柄が違い、まるで架空の鳥。子どもに間違った知識を与えてしまう」と苦情が寄せられた。市は間違いを認めたが、壁面にはめ込んだタイルを交換することは難しく、忠実に描いた絵をタイルの上に貼り付けた。その絵も何らかの原因でなくなり、別の市民から同様の苦情を受け、昨年8月に灰色のテープを貼って目隠ししたという。

 図鑑「日本の野鳥」(日本野鳥の会が出版)によると、ウグイスの体は茶褐色。うす緑がウグイス色と認識されていることもあり、市は「イメージをデザインして描いたと思う」と話す。通路を利用する市民から「玄関口なのに、ずっとテープを貼ったままでは恥ずかしい」との意見もあり、市は「1日でも早く対処したい」と、修復を検討している。
https://mainichi.jp/articles/20170901/k00/00e/040/216000c

http://archive.is/NyoNW
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ドローンと音で迷惑カラス誘導 山形市、仙台市との連携生かす【河北新報オンラインニュース2017年9月1日】(既報関連ソースあり)

 山形市は今月、ふん害への市民の苦情が絶えないカラス対策として、音声とドローンによってカラスを誘導する初の実証実験に取り組む。ドローン活用は昨年11月に仙台市と締結した連携協定に基づく事業の一環。これまで鷹匠(たかじょう)による追い払いや箱わなでの捕獲などを試みたが、いずれも決定力に欠け、効果は限定的だった。今回は動物行動学の知見も活用し、カラスの反応をうかがう。
 実証実験は今月中旬、カラスがねぐらとしている市中心部と、郊外の農村部の2カ所で実施。全国各地で音などによるカラス対策に取り組んでいる総合研究大学院大学(神奈川県葉山町)の塚原直樹助教(動物行動学)らが協力する。
 市中心部では、山形市役所周辺のスピーカーからカラスが嫌がると思われる音声を、約100メートル離れた県郷土館「文翔館」敷地のスピーカーからは好むと思われる音をそれぞれ流し、カラスがどう移動するか調べる。
 郊外ではスピーカー搭載のドローンを飛ばし、カラスの集団にさまざまな音声を聞かせ、反応を観察するという。
 塚原助教はカラスの声のサンプルを、2000以上集めてきた。今回はその中からカラスが嫌がる音声として猛禽(もうきん)類を警戒したり、争ったりする際に発する鳴き声、カラスが好む音声としてねぐらに帰る際に発する鳴き声などを使う。
 市によると、カラスのふん害は、特に市中心部で住民から多く苦情が寄せられている。
 市は箱わなによる捕獲に加え、花笠まつりの前など年に数回、郡山市から鷹匠を招いて、タカなどの猛禽類による追い払いをしてきたが、効果はいずれも長続きせず、新たな対策を模索してきた。
 市は仙台市との連携協定に基づき、ドローン活用によるビジネス創出を目指している。今回は、塚原助教の紹介にも仙台市が関わった。山形市の担当者は「今回の実験で効果が確認されれば、仙台市ともぜひ成果を共有したい」と話す。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170901_73009.html

http://archive.is/gVan5

ドローン 迷惑サル撃退、参っタカ 大分・高崎山で試験運用 くちばし・目・悲鳴で脅かす【毎日新聞2017年8月15日】
九州沖縄なう タカで野生ザル追い払い 大分市、農作物被害【佐賀新聞LiVE2016年9月20日】
ムクドリの次は「離れザル」鷹匠が現地調査【OBS大分放送ニュース2016年8月29日】

鷹によるムクドリ追い払い作戦が失敗【OBS大分放送ニュース2017年1月25日】(既報関連ソースあり)
大分)ムクドリ再び、大分市お手上げ? タカ効果消え…【朝日新聞デジタル2016年12月19日】(既報関連ソースまとめ)
ムクドリ退散 しかし別の鳥が…(大分県)【NNNニュース2016年9月15日】

冬の陣、黒い大群“散り散り” 山形・カラス追い払い実験【山形新聞2016年12月25日】
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豊橋総合動植物公園(愛称:のんほいパーク)が「けものフレンズ」の声優イベントを開催【プレスリリース2017年8月31日】(ペンギン)

「けものフレンズ」の声優陣によるトークショーを実施。愛知県出身の松井恵理子さん(ヒグマ役)をはじめ、3名の声優が登場。

豊橋市 2017年8月31日 17時00分

豊橋総合動植物公園(愛称:のんほいパーク)では、「けものフレンズ」の声優によるイベントを9月3日(日)に開催します。愛知県出身の松井恵理子さん(ヒグマ役)のほか、フェネック役の本宮佳奈さんとコウテイペンギン役の根本流風さんが来園し、アニメの収録秘話や動物クイズなどのトークショーを実施します。
【声優イベントについて】
日時 平成29年9月3日(日)午後3時から
場所 豊橋総合動植物公園 野外コロシアム(愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238)
内容 松井恵理子さん(愛知県出身・ヒグマ役)、本宮佳奈さん(フェネック役)、根本流風さん(コウテイペンギン役)によるトークショー
定員 1,000人
「けものフレンズ」ヒグマ役の松井恵理子さん(愛知県出身)

【「けものフレンズ」の動物ガイドも実施】
のんほいパークの飼育員が、「けものフレンズ」に登場する12種類の動物を楽しくガイドします。けものフレンズの内容をふまえた動物の特徴や生態など、とっておきの話が聞けるかも。
昼間開園時:アミメキリン(10:00〜)、ワシミミズク(10:30〜)、コツメカワウソ(11:00〜)、インドゾウ(11:30〜)、ライオン(13:00〜)、ヒグマ(13:30〜)
夜間開園時:サーバル・フェネック(18:30〜)、イワトビペンギン・ジェンツーペンギン・フンボルトペンギン(19:00〜)、カバ(19:30〜)
のんほいパークのサーバルキャット(メス・生後9か月)

【「けものフレンズ」コラボグッズを販売中】
「けものフレンズ」のキャラクターがデザインされた缶バッジやキーホルダー、Tシャツなどコラボグッズを園内の売店で販売しています。
販売商品 キャラクター缶バッジ(5種) 各400円
     アクリルキーホルダー(5種) 各700円
     Tシャツ 3,000円
販売期間 9月24日(日)まで
アクリルキーホルダー(5種) 各700円

【豊橋総合動植物公園について】
豊橋総合動植物公園(愛称:のんほいパーク)は、約40ヘクタールの広大な敷地に、動物園ゾーン、植物園ゾーン、遊園地ゾーン、そして自然史博物館が整備されたレクリエーションと学びの施設です。動植物公園と自然史博物館が一体化した国公立の施設は、国内で「のんほいパーク」だけ。非常に個性ある総合公園です。

■豊橋総合動植物公園(愛称:のんほいパーク)
 https://www.nonhoi.jp/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000025583.html

http://archive.is/2jUen