2017年12月07日

ハチドリ、餌より日陰探しに必死? 温暖化による猛暑で苦境に 研究【AFPBB News2017年12月7日】

【12月7日 AFP】極めて小型の鳥ハチドリが、猛暑が原因で、餌よりも日陰を探し求めることを余儀なくされる場合があるとの研究論文が6日、発表された。地球温暖化によってハチドリの適応力そのものが試される可能性があるとして、同論文は警鐘を鳴らしている。

 西半球全域に300種以上生息するハチドリは平均して毎日自分の体重の半分に相当する量の蜜を摂取する。英国王立協会(Royal Society)のオンライン科学誌「ロイヤルソサエティー・オープンサイエンス(Royal Society Open Science)」に掲載された論文によると、1分間に1000回以上鼓動する心臓を持つハチドリは絶えず食物を摂取し続ける必要があり、日差しを避けるのに時間を費やしている余裕などほとんどないのだという。

 論文の主執筆者で、米オレゴン州のジョージフォックス大学(George Fox University)のドナルド・パワーズ(Donald Powers)教授はAFPの取材に応じ、「気温が高くなると、ハチドリは身を守るため、直射日光に長時間さらされる場所から移動する」と説明。しかし、「気候変動によって、体温の維持がますます困難になるかもしれない」と語った。

 温暖化はハチドリの生殖活動にも悪影響をもたらす可能性がある。繁殖期の観察結果では、ハチドリの社会的交流能力が損なわれることが示唆され、「気温の上昇は、繁殖に影響を与える可能性がある」と、パワーズ教授は指摘した。

 地球温暖化のカスケード効果(連鎖的な影響)は、ハチドリが栄養と日陰の両方を依存する植物にまで及ぶ。

 ハチドリの大半は熱帯に生息しているが、気候変動に応じて、多くの生物種がすでに実行しているように、ハチドリが、より気温の低い高地や涼しい気候の地域に移動した場合、そうした地域には、ハチドリが蜜を吸う花々がそれほど豊富には存在していない可能性がある。

 分布の急速な変化に関する問題は、ハチドリの他地域への移動のペースに植物の移動が追い付かないことだと、パワーズ教授は指摘する。

 パワーズ教授と研究チームは今回、非常に小さな羽で1秒間に50〜200回羽ばたきするハチドリが、さまざまな温度下でどのようにして体から熱を逃がすかを調査するために、赤外線熱画像装置(サーモグラフィー)を使用。さらに、気温が上昇したときにハチドリの行動がどのように変化するかを、野生と実験室内の両方で観察した。

 パワーズ教授は、昨年、米アリゾナ州にあるチリカワ(Chiricahua)山の研究施設の一つで見た光景が思い出されるとして、「気温が44度を超える状態が長い間続いていると、ハチドリたちは明らかに苦しんでいた」と、話した。
http://www.afpbb.com/articles/-/3154539

http://archive.is/fPSlK

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憂楽帳 喜びと懸念【毎日新聞2017年12月7日】

 鹿児島県出水市に今年もツルがやって来た。11月に1万5360羽が確認され、過去最高の1万7005羽に迫る勢いだ。県ツル保護会の調査を取材するため片道1時間の出水通いが続いている。

 調査には市立高尾野中と義務教育学校鶴荘(かくしょう)学園のツルクラブが欠かせない。夜明けとともに部員約70人が保護区の要所に立ち、ねぐらの田から飛び立つツルと餌をついばむ羽数を計測する。

 集計後、部長が記者会見をするのが恒例だ。高尾野中部長の有馬甲曜(こうよう)さん(3年)は「記録が情報発信されることがうれしい」と誇らしげだ。一方、鶴荘学園部長の荒木乃於(なお)さん(9年)は「増加はうれしいが、集中すると感染症の危険も高まる。分散化を考えたい」と過去の鳥インフルエンザ発生を踏まえ、思慮深い。部員らは実際、2日にツルの「渡りルート」にある佐賀県伊万里市の小学校で越冬地分散化を考える交流授業をした。

 今季の調査は1月までにもう2回ある。出水のツルは若い頃、妻との婚約記念に見学し、私自身も思い出深い。集計と会見に思いを巡らせつつ、調査日は早起きに励んでいる。【降旗英峰】
https://mainichi.jp/articles/20171207/ddg/041/070/008000c

http://archive.is/OSVkr
鶴荘学園が環境大臣賞 全国野生生物保護発表 ツル調査高く評価【南日本新聞2017年12月7日】
出水平野で今季4回目 ツルの羽数調査(鹿児島県)【NNNニュース2017年12月2日】
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佐世保「森きらら」 シンボル施設 大鳥禽舎、解体撤去へ 開園から56年で老朽化 跡地は放牧場に /長崎【毎日新聞2017年12月7日】

撤去に向けた作業が始まったフライングケージ
 佐世保市船越町の九十九島動植物園「森きらら」で6日、1961年の開園以来56年にわたって親しまれてきたフライングケージ(大鳥禽舎(きんしゃ))の解体に向けた作業が始まった。老朽化から来年2月までに撤去される。週明けには防護幕で覆う作業が始まるため、大山高清園長(61)は「残したかったが、安全性を考慮した。見えるうちにお別れに来てほしい」と話している。【峰下喜之】

 ケージは円筒形に鉄骨で組まれており、高さ16メートル、直径30メートル。1961年5月に市亜熱帯動植物園(愛称・いしだけ動植物園)として開園して以来のシンボルだったが、鉄骨を止めるボルトが落下するなど老朽化が目立っていた。施設を所有する市は昨年4月の熊本地震を契機に撤去を決定し、今年度当初予算に事業費1100円を組んでいた。

11種35羽移す
 10月から11月22日までにフラミンゴやクジャク、クロトキなど11種35羽の園内移設を完了。この日から足場の資材搬入が始まり、今月中旬には防護幕で包まれ、解体が始まる。

 鳥が止まっていた高木も撤去し、別施設で飼育している対州馬(たいしゅうば)の放牧場として暫定的に整備する。

〔長崎版〕
https://mainichi.jp/articles/20171207/ddl/k42/040/289000c

http://archive.is/vP3wH

鳥舎に網を張り感染防止 市動物園、鳥インフル対策【両丹日日新聞2017年12月7日】

 本格的な鳥インフルエンザの流行期を前に、福知山市猪崎、三段池公園内にある市動物園(二本松俊邦園長)は、感染しやすいコールダックを屋外の飼育から鳥小屋での飼育に変えるなどの対策を取っている。
 園では現在、鳥類35種約150羽を飼育。大陸からの渡り鳥から鳥インフルに感染しないように毎年、万全の対策を講じている。

 今年も11月中ごろに、園内の車池広場周辺で放し飼いにしていたコールダック5羽とカルガモ1羽を広場内の鳥小屋に入れた。小屋の周りには金属製とナイロン製のネットを二重に張り、他の鳥との接触を防ぐ。鳥インフルの終息宣言が出される来年5月ごろから、再び放し飼いにする予定にしている。

 ダチョウの仲間のエミューは、屋根のないオープンゲージの飼育舎からネットに覆われた飼育舎に移した。

 フラミンゴやニワトリ、ペンギン、クジャク舎はすでに網を張るなどの対策を取っている。また園は野生鳥獣救護センターの役割も担うが、鳥類の持ち込みは来年5月ごろまで受け付けない。

 今後は園の出入り口に消毒マットを置くほか、飼育員の鳥舎への入舎も靴底を消毒液に浸してから入るようにする。

 二本松園長(72)は「大陸から野鳥が国内に飛来してくる時期になったので、これからもできる限りの対策を取って、感染を未然に防ぎたい」と話している。


写真=コールダックを入れた鳥小屋はネットを二重にして、野鳥との接触を防いでいる
http://www.ryoutan.co.jp/news/2017/12/07/012222.html

http://archive.is/qnyk4

池袋の水族館で夜間特別営業 屋外エリアイルミネーションやこたつ席など設置【池袋経済新聞2017年12月7日】(ケープペンギン)

イルミネーションが彩る屋外エリア「マリンガーデン」

 サンシャイン水族館(豊島区東池袋3)は現在、屋外エリア「マリンガーデン」の金曜・土曜限定夜間特別営業を行っている。

こたつ席

 通常は18時までの営業時間を延長し、今年7月にリニューアルオープンした屋外エリア「マリンガーデン」でイルミネーションやトークイベントを展開する同イベント

 「マリンガーデン」では、約6000球のイルミネーションのほか、「草原のペンギン」水槽や、夜空をバックに泳ぐケープペンギンの姿を見ることができる「天空のペンギン」水槽を見ることができる。

 カナロアカフェの屋外スペースには、イルミネーションが見られる8台のこたつ席を設置。「おでん」(660円)、「もつ煮」(500円)、「地酒(山口県の雁木、高知県の南、山形県の楯野川)」(各600円)、「サンシャイン水族館オリジナルペンギンまん」(410円)など提供する。

 期間中、研究者やその分野の著名人など、生き物のスペシャリストたちによるトークイベント「いきものキャンパス」(参加費3,500円)も開催する。

 「いきものキャンパス」のイベントは、動物ライター・フィールド研究者の里中遊歩さんによる「TOKYO WILDLIFE STORY〜東京都内に棲息する驚きの野生動物たちPart.1〜」(1月13日)、広島大学特別研究員・澤井悦郎さんの「ヒトとマンボウをつなぐ地上で唯一の場所〜マンボウの生態解明に貢献する水族館〜」(1月27日)。

 シャークジャーナリスト・沼口麻子さんによる「メガマウスザメのミステリー&サメQAコーナー」(2月10日)、イルカ研究者・村山司さんの「水族館で科学する〜イルカから見た世界をさぐる〜」(3月10日)なども予定する。

 開催時間は18時〜20時(12月22日・23日はクリスマス特別延長営業)。入場料は600円(カナロアカフェで使える400円の飲食券付き)。3月10日まで。
https://ikebukuro.keizai.biz/headline/1893/

http://archive.is/I0YJV

白鳥のような首、ペンギン似の前脚… 水陸両生の恐竜か【朝日新聞デジタル2017年12月7日】(他1ソース)

水陸両生とみられる新種の恐竜「ハルシュカラプトル・エスクイリエイ」の想像図(ルーカス・パンツァリン氏提供)

 モンゴル・ゴビ砂漠で、白鳥のような細長い首と、ペンギンの翼のような前脚を持つ新種の恐竜の化石が見つかった。陸では2本の後ろ脚で歩き、水中では前脚で泳ぐ水陸両生だったとみられる。イタリアなどの研究チームが6日付の英科学誌ネイチャーに論文を発表する。

 この恐竜は肉食の獣脚類で、体長は推定約80センチ。約7500万〜7100万年前の白亜紀に生息した。化石は盗掘されたが、フランスの化石商がヨーロッパで発見してモンゴルに戻した。こうした経緯から、モンゴルの恐竜研究に貢献したポーランドの古生物学者と化石商の名前にちなんで「ハルシュカラプトル・エスクイリエイ」と名付けられた。

 上あごに魚食に適した多数の細かい歯が確認できることや、前脚の骨がペンギンと水鳥の中間にあたる形をしていることなどから、前脚を泳ぎに使って魚を捕食していたとみられる。

 今回の発見について研究チームは「モンゴルのように恐竜研究の進んだ場所でさえ、恐竜の多様性がまだほとんど明らかになっていないことを物語るものだ」。国立科学博物館標本資料センターの真鍋真センター長は「水鳥のように水中を泳いでエサを捕るような生態が推定された恐竜は初めてで驚いた」と話している。(小堀龍之)
http://www.asahi.com/articles/ASKD46K14KD4ULBJ009.html

二足歩行・水中泳ぎ餌か…「水陸両用」の新恐竜【読売新聞2017年12月7日】
モンゴルの白亜紀後期の地層から化石が見つかった恐竜の想像図(ルーカス・パンザリン氏提供)

 モンゴルの白亜紀後期(約7500万〜7100万年前)の地層から、白鳥のような長い首や、ひれ状の前肢を持つ新種の恐竜の化石が見つかったと、欧州などの研究チームが明らかにした。

 この恐竜は陸上を二足歩行する一方で、水中を泳いで餌を捕っていたと考えられる。こうした水鳥のような生態を持つ恐竜が見つかるのは初めてとみられる。論文が7日、英科学誌ネイチャーに掲載される。

 研究チームによると、この化石は、長い首とひれ状の前肢があり、口には魚を食べるのに適した小さな歯がたくさん生えている。これまで、こうした特徴を併せ持つ恐竜は見つかっていなかったという。この恐竜は前肢で水をかき、長い首を大きく動かして水中で餌を探していたと推測されるという。

(ここまで317文字 / 残り132文字)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20171207-OYT1T50032.html

新種の「半水生」肉食恐竜を発見、ベロキラプトルの近縁種 研究【AFPBB News2017年12月7日】
【12月7日 AFP】陸上と水中を行き来して生活していた新種の「半水生」恐竜を発見したとの研究論文が6日、発表された。この恐竜は陸上と水中の両方で獲物を捕食していた可能性があるという。

 ハクチョウのような首を持ち、前肢がひれ状になっているこの恐竜は、映画『ジュラシック・パーク(Jurassic Park)』に登場して有名になった小型肉食恐竜ベロキラプトルの近縁種で、約7500万年前に現在のモンゴルにあたる地域に生息していた。

 論文の共同執筆者で、仏グルノーブル(Grenoble)にある欧州シンクロトロン放射光施設(ESRF)に所属する古生物学者のポール・タフォロ(Paul Tafforeau)氏は、この新種の恐竜について「ベロキラプトルとダチョウとハクチョウの組み合わせで、ワニの鼻とペンギンの翼を持つ姿を想像してほしい」と話し、「少々、この世のものとは思えない容姿をしていた」と付け加えた。

 ハルシュカラプトル・エスクイリエイ(学名:Halszkaraptor escuilliei)から取った「ハルシュカ(Halszka)」という愛称で呼ばれているこの化石は、恐竜化石発掘場所として有名なモンゴル南部ウハートルゴド(Ukhaa Tolgod)で発見された。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された論文によると、保存状態の良いこの化石が併せ持つ特徴の予想外の組み合わせは、陸上生活をしていた鳥に似た恐竜の一部が半水生生活に適応したことを示しているという。こうした発見は今回が初めてだと、論文は指摘している。

■「予想外の組み合わせ」

 新種恐竜は骨格の一部にベロキラプトルなどの肉食恐竜と同じ特徴がみられ、足には鋭いかぎ爪があった。体高は約1.2メートルで、ペンギンのように水中で巧みに移動するためのひれ状の前肢と、狩りに適した、ハクチョウに似た長い首を持っていた。

 イタリア・カペッリーニ地質学博物館(Capellini Geological Museum)のアンドレア・カウ(Andrea Cau)氏は「標本を初めて調査した時は、本物の化石なのかと疑ってしまった」と話す。「このような特徴の予想外の組み合わせは、ハルシュカを従来の分類に組み込むのを困難にしている」

 今回発見された新種は、恐竜の新たな亜科「ハルシュカラプトル科」に分類される見込みだ。

 ハルシュカラプトルの発見をめぐってタフォロ氏は、「これまでにも、スピノサウルス(Spinosaurus)などの魚を食べる恐竜がいたことは知られていたが、水中を泳ぐ能力があるとまでは考えられていなかった」と話した。映画『ジュラシック・パーク3(Jurassic Park III)』には、スピノサウルスがティラノサウルス・レックス(T・レックス、Tyrannosaurus rex)を襲うシーンがある。
http://www.afpbb.com/articles/-/3154490

http://archive.is/85MlE
http://archive.is/WFRr9
http://archive.is/NvLMi
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(世界発2017)地下水くみ上げ、消えた湖 中国「鳥の楽園」周辺で農地開発【朝日新聞デジタル2017年12月7日】

地割れして塩で白くなった大地と、わずかに残る水たまり=11月3日、チャガンノール国家湿地公園、益満雄一郎撮影

 ハクチョウやオオタカなど100種類超の鳥が飛来していた中国北部・内モンゴル高原の「チャガンノール国家湿地公園」。11月上旬、記者が高橋五郎・愛知大国際中国学研究センター所長(中国農業)の調査に同行して現地を訪れると、湖底は干上がり、鳥の姿は確認できなかった。「鳥の楽園」はなぜ消えたのか。(チャガンノール=益満雄一郎)

 公園は北京から北西へおよそ300キロ、内モンゴル自治区と河北省の境界にある。標高は約1300メートル。中心にあるのは、塩湖チャガンノールだ。

 北京でチャーターした四輪駆動車で現地に向かった高橋所長と記者は、GPS機能がついたスマートフォンの地図アプリを頼りに湖を捜したが、いっこうに見つからない。気がつくと、私たちは地図に表示されている湖の中を走っていた。

 「湖がなくなっている」

 高橋所長が声をあげる。湖底は乾燥で地割れし、地中から噴き出した塩で表土は真っ白。まるで雪国にいるようだった。

 一帯は2013年、中国政府によって「国家湿地公園」に指定された。園内の小さな湖も含めると、湖の公式の面積は36平方キロメートル。北海道の網走湖をやや上回る大きさだ。

 公園に立つ看板には、美しい水をたたえる湖の写真が掲げられていた。シベリアなどから越冬する鳥も含めて数万羽の鳥が飛来すると説明され、国の重要保護動物に指定されている鳥類も紹介されていた。地元の羊飼いの男性(54)は「10年ぐらい前は魚釣りもできた」と話す。

 しかし、「観海楼」と名付けられた展望台に上って見回したが、あるはずの湖の水面は見えない。鳥は1羽も確認できなかった。

 一帯の年間降水量は400ミリ前後で、日本の約4分の1と乾燥が激しい。夏は降水量が冬より多いが、15年8月に撮影されたデジタル地球儀「グーグルアース」の写真には、夏でも水面がほとんど写っていなかった。

 ■荒れ地が畑に…水枯れ放棄

 なぜチャガンノールの湖底は露出してしまったのか。13年の湿地公園指定にあたって地元政府などが作成した調査報告書が、その手がかりを示していた。

 「散水装置による地下水の過度なくみ上げなどによって湖の面積が減少している」

 高橋所長も、湖周辺の大規模な灌漑(かんがい)農業が水位低下の原因とみている。

 高橋所長と湖から10キロほど離れた広大な畑に足を運ぶと、巨大な可動式散水装置があちこちの灌漑農場で放置されていた。水を通すパイプは長いものだと全長500メートルほどもあり、向こう側の端はかすむよう。くみ上げた地下水をまきながら、十数時間かけて円状にぐるりと1回転する仕組みだ。しかし、タイヤがパンクしたり、電力設備が取り外されたりしているものが多かった。

 このあたりの村々はかつて多くの住民が出稼ぎに出て、「空っぽ村」とも呼ばれた。地元の農業、景忠さん(72)によると、5年ほど前に散水装置が導入されると荒れ地が畑に変わり、農民の暮らしは潤った。しかし、すぐに地下水が枯渇して畑は放棄された。景さんの農業収入は今、年1千元(約1万7千円)程度しかなく、低所得者向けの補助金をもらわないと生活できない。

 公園管理をしている男性は「農民は湖の水を売って、ほんのわずかな収入を得たようなものだ」と話す。

 高橋所長の調査によると、散水装置は2010年ごろから内モンゴル自治区や河北省などの中国北部の乾燥地帯に地元政府の主導で続々と導入され始めた。高橋所長がグーグルアースで数えただけでも約5千基に上り、約半分が使用不能になって放置されている可能性があるという。

 散水装置からまかれる水には、殺虫剤や除草剤も混じる。汚染された表土が乾燥し日本まで飛来している可能性もあり、高橋所長は「対岸の火事では済まされない」と指摘する。

 〈+d〉デジタル版に動画

 ■全土の雨量、日本の半分以下

 中国政府は、北部の乾燥地帯のような農業に向いていない「限界農地」に灌漑設備を導入して農業生産を増やそうとしている。習近平(シーチンピン)指導部が貧困対策に力を入れていることも追い風になっている。だが、散水装置を大量に導入した内モンゴル高原などでは、わずか数年で枯れる井戸が相次ぎ、青写真通りには進んでいないのが実情だ。

 中国はもともと水資源に恵まれているわけではない。16年の中国全土の平均降雨量は730ミリと日本の半分以下だが、経済成長で工業用水や都市の生活用水の需要は増え続けている。

 中国は砂漠化の進行に加え、高地も多く、世界4位の面積を誇る割には農業に適した土地は多くないと言われる。陳建耀・中山大教授は「中国は、巨大な人口を支える食糧の確保と、農業に向かない土地の開墾というジレンマに直面している」と話し、水問題は中国の将来を大きく左右する課題だと指摘する。
http://www.asahi.com/articles/DA3S13262542.html

http://archive.is/TQBuq
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PICKUP 「科学放送高柳賞」決まる【毎日新聞2017年12月7日】(オオジシギ)

 <ピックアップ>

 高柳健次郎財団(末松安晴理事長)は、優れた科学番組を表彰する2017年度の「科学放送高柳賞」の受賞作品を発表した。

 最優秀賞は北海道テレビの「カムイの鳥の軌跡〜オオジシギ2つの物語〜」(8月14日放送)。ハトよりも小さなオオジシギが、日本とオーストラリアの間約1万キロを渡るルートを、両国の研究者が発信器による追跡で解明する世界初の取り組みに密着した。アイヌの民話にも登場するこの鳥を通して、命の尊さや水辺の重要性を詩情豊かに描いた。

 優秀賞は、チューリップテレビの「ゴミノヒカリ〜未来を照らすアルミゴミ発電〜」と、NHKの「村山斉の宇宙をめぐる大冒険」に決まった。贈呈式は来年1月19日に開かれる。【元村有希子】
https://mainichi.jp/articles/20171207/ddm/016/040/027000c

http://archive.is/5VkKL
タグ:オオジシギ
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有馬富士公園にカモ飛来 5、6種60羽が羽休め【神戸新聞NEXT2017年12月7日】

越冬のため飛来し、優雅に泳ぐカモ=福島大池
 有馬富士公園(兵庫県三田市福島)の福島大池に、シベリア方面からカモが飛来し、羽を休めている。頭や首が赤茶色のヒドリガモを中心に5、6種が愛らしい鳴き声を響かせながら、気持ち良さそうに泳いでいる。来年3月ごろに飛び立つという。

 有馬富士自然学習センターによると、福島大池(約8万2千平方メートル)には、毎年9月中旬ごろから、越冬のためにカモがやって来る。現在はくちばしが幅広いハシビロガモ、金色の目のキンクロハジロなど約60羽が確認できる。

 三田野鳥の会の久後英世さん(56)によると、市内では昨シーズン、福島大池や千丈寺湖など37カ所に渡り鳥1752羽が飛来した。近年では、けやき台にある平谷池でオオハクチョウを確認するなど、ニュータウンでも珍しい鳥が見られるようになったという。

 福島大池には連日、望遠カメラを構えるアマチュアカメラマンが訪れる。一眼レフカメラを手に毎日来ているという近くの男性(67)は「ここは散歩しながら、いろいろな鳥が撮影できるので面白い。カモが飛んで来ると季節の変化を感じます」と話した。(山脇未菜美)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201712/0010795412.shtml

http://archive.is/aoHRT
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渦潮と夕日、絶景のコラボ人気 南あわじの観光船【神戸新聞NEXT2017年12月7日】

餌を求めてやって来るカモメ。夕日に羽根が透ける=鳴門海峡

青と赤のコントラストが船体に反射する=福良港

夕焼け空に浮かぶ大鳴門橋のシルエット=鳴門海峡

四国の山々に沈みゆく夕日。カモメが羽ばたく=鳴門海峡

 兵庫県南あわじ市・福良港を発着する渦潮観光船「うずしおクルーズ」で今月、鳴門海峡の渦潮と夕日のコラボレーションが人気を集めている。午後4時10分発の最終便でのみ楽しめる船上の大パノラマ。自然が織り成す二つの絶景を堪能してみては?(長江優咲)

 同便の運航は7〜10、14〜16、23〜25、30日。冬ならではの美景をPRしようと、観光船を運航する「ジョイポート南淡路」が2年前からキャンペーンを展開する。

 刻一刻と移りゆく夕焼けに海面がきらめく。餌を求めて並走するカモメを引き連れ、鳴門海峡へ。海流が豪快にうねり、渦となっては消える。オレンジに染まった冬空には大鳴門橋の雄大なシルエットが浮かび上がり、観光客らが熱心にカメラのシャッターを切る。

 同社の担当者は「海上で絶景のコラボが楽しめるのは今の時期だけ。淡路島の自然美に触れて」と話す。

 予約不要。大人2千円、小学生千円。ジョイポート南淡路TEL0799・52・0054
https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201712/0010794954.shtml

http://archive.is/oyK9C
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愛知 コフラミンゴ誕生 のんほいパーク【中日新聞2017年12月7日】

ふわふわの羽毛に包まれたコフラミンゴの赤ちゃん=豊橋総合動植物公園で(豊橋市提供)

 豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で、コフラミンゴの赤ちゃんが誕生した。国内での繁殖は珍しく、同園では三年ぶり。

 性別は不明で体高三〇センチ、体重四二〇グラムほど。白っぽい灰色のふわふわした羽毛に包まれている。

 半年かけて白い羽に生え替わり、二年ほどで特有のピンク色に変わっていく。

 飼育員が十月十三日、園内のフラミンゴの巣の外で雨に打たれて震えているひなを見つけて保護した。現在は人の手で育てているため人懐っこく、飼育員の顔を見るとピーピー鳴いて甘えるという。

 これから徐々に群れに慣れさせる必要があり、お披露目の予定は未定。本島雅昭主幹は「早くお見せしたい気持ちはやまやまだが、大切に育てたいのでもう少し待って」と話している。

 (高橋雪花)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20171207/CK2017120702000051.html

https://megalodon.jp/2017-1207-1056-08/www.chunichi.co.jp/article/aichi/20171207/CK2017120702000051.html