2018年06月10日

闘鶏、シリア北部クルド人自治区で人気を博す【AFPBB News2018年6月10日】

シリア北東部のクルド人地域カーミシュリーの養鶏場で闘鶏用のおんどりの世話をするオーナーのシャファン・マフムードさん(2018年4月28日撮影)

【6月10日 AFP】埃が舞い上がるシリア北東部の農場で、シュファン・マハムードさん(39)は闘鶏用の生後9か月のおんどり、「スナイパー」を抱きかかえた。

 動物虐待の懸念から世界各地の多くで禁止されている闘鶏が、紛争で荒廃したシリアの主にクルド人が居住するこの地域では人気を博している。

 養鶏を営むマハムードさんは8年前、自宅近くに闘鶏用の特別な会場を設けた。今ではここにシリア北部の住民が続々とやって来る。

 スナイパーの黒い羽根には白い斑点があり、頭の上の小さなとさかは真っ赤だ。マハムードさんは「他のおんどりはみんなスナイパーを恐れている。彼は最強だ」と誇らしげにスナイパーの首をなでる。

 マハムードさんの養鶏場はカーミシュリー(Qamishli)の郊外にある。クルド人住民が多数を占めるこの街は、北部シリアにあるクルド人自治区の中心地となっている。2012年にクルド人地域からシリア政府軍が退去して以降、地元自治当局が警察を含む独自の公共機関を設置した。

 マハムードさんによると、闘鶏の愛好家らは、クルド人が支配する北部の各地からやって来る。ただ観客として来る人もいれば、懸賞金目当ての人もいる。

 おんどりの出身地もさまざまで、スナイパーはドイツ生まれだ。「だが最も優れているおんどりはたいてい、トルコのアダナ(Adana)が産地だ」とマハムードさん。また、インドやパキスタン生まれのおんどりもいる。

羽ばたきで試合開始

「われわれはスピードに強いタイのめんどりや美しいレバノンのめんどりをを輸入し、掛け合わせて繁殖している」。縞のTシャツと半ズボンにサンダル履き姿のマハムードさんはこう話した。

 日が暮れると男たちが集まってきて闘鶏場の周りを囲む。えんじ色の低い壁には、過去の試合で戦ったおんどりたちの血しぶきが飛び散っている。

 リングの中に残されたおんどりたちがうずくまり、羽ばたきとともに試合開始となる。おんどりは互いに相手に向かって飛び上がり、円を描いて舞いながら突進してはくちばしでどう猛に相手を刺す。格闘は一方が座り込んだり逃げたりして、もう一方の勝利が宣言されるまで続く。

 13歳のときから闘鶏を育てているファイサルさんは「掛け金は1000〜5000シリアポンド(約200円超〜1000円超)までさまざま。50万シリアポンド(約11万円)のときもある」と語る。

 闘鶏はシリアのクルド人地域では比較的新しいと、マハムードさんは語る。「この競技はロマの人々によって数十年前にわれわれの地域に入ってきたんだ」

■「ブルース・リー」

 シリアのクルド人は2011年以降の内戦には概して巻き込まれることなく、その間に独自の文化の復活と半自治区の構築に注力した。

 だが彼らはトルコ軍とその同盟関係にあるシリア反体制派による攻撃対象となった。今年、親トルコの部隊がシリアのアフリン(Afrin)からクルド人戦闘組織を放逐したのだ。

 マハムードさんは「シリアは巨大な闘鶏場と化してしまい、そこに外国からの部隊も加わり、都市とその住民を攻撃している」と暗にトルコに言及して語った。

 闘鶏は明らかに人気があるにもかかわらず、賭け事を嫌うクルド社会では今でもタブー視されている。

 自称「闘鶏中毒」のアフマド・シャラビさん(25)は、金銭が目当てだと認めている。トルコと国境を接するシリアの町ダーバシヤ(Derbasiyah)からやってきたシャラビさんは、以前所有していた第一級のおんどり「ブルース・リー」のおかげで勝ちが続いたと語った。「たった10秒もあれば相手を負かしていたからね」と懐かしそうに振り返る。「最後は彼をイラクで売った」とシャラビさん。売り値は2000ドル(約22万円)までつり上がったと述べた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3177667
http://www.afpbb.com/articles/-/3177667?page=2

http://archive.is/M3wiF
http://archive.is/0UQv2

タグ:闘鶏 シリア
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【世界ミニナビ】ニワトリ400羽押収、鋭利なつけ爪も…闘鶏で米警察当局【産経ニュース2018年6月10日】

米東部マサチューセッツ州の農園から地元警察が押収した闘鶏用のニワトリ。計約400羽にのぼった。雄鶏は攻撃的に育てられているため、殺処分されてしまうという。米国で闘鶏は賭博の対象や動物虐待とみなされることから全面禁止されているが、違法な“ヤミ闘鶏”は後を絶たない(AP)

 米東部マサチューセッツ州のノーサンプトンという小さな町で、地元警察が農園からニワトリ約400羽を押収する事件があった。違法な闘鶏が行われていた疑いがあるという。米国では闘鶏が賭博を伴う上、死ぬまで闘わせることから動物愛護の精神に反するとして全面禁止されている。それでも“ヤミ闘鶏”は後を絶たない。

つけ爪や薬物も

 地元紙デイリー・ハンプシャー・ガゼット(電子版)によると、地元警察は5月24日に農園を捜索。敷地内から、ニワトリ約400羽に加えて「ボクシング・グローブ」と呼ばれるカミソリのように鋭利なつけ爪や、戦意を高めるための薬物などを押収した。

 農園のフェイスブック・ページからは、収穫された野菜や花、園芸用品などを販売している様子はうかがえるものの、ニワトリに関する投稿は見当たらない。

 所有者は「農園の運営には関与していない」、管理者は「ニワトリが飼育されていたのは貸していた区画だ」とそれぞれ主張。捜査は続いている。

 警察に協力したマサチューセッツ動物虐待防止協会の担当者が地元のWWLPテレビ(電子版)に語ったところでは、押収された約400羽はいずれも闘鶏を目的に交配され、飼育されていた。

 雄鶏は気性が荒く、ほかの鳥や動物を攻撃したり殺したりする恐れがあるため、大半が殺処分されることになる。一方で雌鶏やひよこが約150羽含まれており、保護を検討しているという。

元王女も逮捕

 闘鶏は、世界各地で行われてきた娯楽だった。

 英国では今でこそ禁止されているが、王室に闘鶏場が設けられていた時代があったとされる。日本でも平安時代には「鶏合わせ」として、貴族から庶民に至るまで広く流行したという。現在は主に東南アジアで盛んに行われている。

 米国では、10年ほど前まで合法とされていた州もあった。ロイター通信によると、西部ニューメキシコ州では禁止令が出された2007年当時、「闘鶏はスペイン系住民の伝統であり、禁止しても地下で行われるだけ」との意見もあったという。

 実際、米国の“ヤミ闘鶏”は社会問題の様相を呈している。

 CNNテレビ(電子版)によると、米司法省は13年、西部オレゴン州で摘発した闘鶏賭博に関与したとして、退位後に米国に亡命していたルーマニアの元国王、ミハイ1世の三女と夫を逮捕。

 AP通信などは今年3月、南部アーカンソー州で闘鶏場の一斉摘発があり、捜査当局が137人を逮捕、ニワトリ約200羽を押収したと報じた。

 殺し合いという極端な闘わせ方のためにニワトリを飼育し、武器や薬物まで与えるというやり方は、残虐だと非難されてしかるべきだろう。賭博として行われれば裏社会の資金源となることも容易に想像できる。

 ただ一方で、摘発が繰り返されている現状をみれば、古代から人々を興奮させてきた闘鶏が簡単になくならないことも分かる。人間の業は深い。
https://www.sankei.com/west/news/180610/wst1806100006-n1.html
https://www.sankei.com/west/news/180610/wst1806100006-n2.html

http://archive.is/1wiEK
http://archive.is/2yXFr
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【びっくりサイエンス】鳥に食べられ卵を運ばせる? 飛べない昆虫ナナフシ、命懸けの生息域拡大作戦【産経ニュース2018年6月10日】

ヒヨドリの糞から採取された卵から孵化したナナフシモドキの幼虫(末次健司・神戸大特命講師提供)

 昆虫なのに、まるで木の枝のように見えるナナフシは、多くは羽がなく移動能力も低いため鳥の餌になりやすい。だが実は、それを逆手に取って子孫の拡散に利用しているらしいことが、神戸大などの研究で分かってきた。卵は鳥に食べられても消化されず糞(ふん)とともに排泄(はいせつ)され、孵化(ふか)して幼虫になることが確認された。木の実を食べた鳥が種子を運ぶのと同じで、植物に似ているのは見かけだけではなかったらしい。

植物の種子のように遠くへ移動する条件

 多くの昆虫の卵は、植物の種子とは異なり硬い殻などに包まれていない。そのため鳥に捕食されたら簡単に消化され、糞が排泄されても孵化などできるはずがないと考えられてきた。

 だが、末次健司・神戸大特命講師(生態学)らは、この常識に疑問を抱いた。「昆虫が鳥に食べられた場合、昆虫の体内の卵が消化されず排泄される場合だってあるのではないか」。もしそうなら、昆虫も植物と同じように鳥を「乗り物」として利用し、遠くに卵を運べる。

 では、どんな場合にそれが可能になるだろう。まず鳥の消化管を無傷で通過できるほど卵が丈夫なことが求められる。また、糞の中から孵化した幼虫が、餓死しないように自力で餌場にたどりつける能力を持っていることも必要だ。

 さらに、卵は雌の体内にあるうちに食べられてしまうため、雄との交尾がなくても幼虫になれる「単為生殖」を行える昆虫でなくてはならない。一方、羽を持ち移動能力が高い昆虫は鳥を利用する必要性が低い。

覆った常識、鳥の糞から幼虫が孵化

 これらの条件を全て満たすのが、ナナフシの仲間だった。ナナフシの卵は、植物の種子に似た硬い殻を持っている。産卵は地面にばらまくように行われ、孵化した幼虫は自力で餌となる植物にたどり着く。また、多くの種類で単為生殖が可能な上、羽がない。移動能力は低く、うまく木の枝に擬態しているようでも頻繁に鳥に食べられる。

 そこで、硬い殻を持つトゲナナフシ、ナナフシモドキ、トビナナフシの卵を計約200個、ヒヨドリに食べさせて無傷で排泄されるかどうかを調べた。その結果、いずれの種も5〜20%の卵が無傷で排泄されていた。

 特に、ナナフシモドキでは食べさせた70個のうち14個が無傷で排泄され、そのうち2個が孵化して幼虫になったことも確認。鳥に捕食された昆虫の卵は全て死滅するという常識を覆した。

 ナナフシの卵が無傷のまま鳥の消化管を通過できるという知見は、ナナフシの成虫が頻繋にヒヨドリに食べられていること、ナナフシの雌の体内には単為生殖で孵化の準備ができ殻が硬くなった卵がたくさん入っていることなどを考え合わせると、植物の種子と同じように、ナナフシも鳥を子孫の分布拡大に利用している可能性が浮上してくる。

ダーウィンもびっくり? 渡りのルートとの関連調査

 もちろん、木の枝に擬態して目立たないようにしていることなどから分かるとおり、ナナフシは積極的に鳥に食べられようとしているわけではない。それでも、結果的に種の移動分散や分布拡大を促進する要因になっているとはいえそうだ。ナナフシの仲間には一度も他の陸地とつながったことがない海上の島に分布しているものも少なくないという。

 実際、オーストラリア東方沖のロードハウ島の固有種で、約100年前に絶滅したと思われていたロードハウナナフシが、同島から約20キロ離れた小島で生息していたことが昨年、確認されている。

 また、長野県安曇野市では、以前は生息の確認すら珍しかったナナフシモドキが数年前から突然増え始めた。昨夏には大発生し、山間部のケヤキの葉を食べ尽くすなどの被害が出た。同市の担当者は「ナナフシモドキをカラスが食べているのを見たことがある。なぜ急に増えたのか、どうやって運ばれてきたのか不思議だったが、鳥の捕食と何らかの関係があるのかもしれない」と話している。

 移動能力に乏しいと思われる生物が、どのように長距離移動を果たしたかは、古くはダーウィンをも悩ませた難題だ。末次特命講師は「今後、ナナフシの遺伝子を集団的に解明し、共通の遺伝子を持ったナナフシが、鳥の渡りのルートに一致して現れるかどうかや、鳥に種子の分散を託す植物とナナフシに、遺伝的に類似したパターンがみられるかなどを調べていきたい」と話している。
(科学部 伊藤壽一郎)
https://www.sankei.com/premium/news/180609/prm1806090013-n1.html
https://www.sankei.com/premium/news/180609/prm1806090013-n2.html
https://www.sankei.com/premium/news/180609/prm1806090013-n3.html
https://www.sankei.com/premium/news/180609/prm1806090013-n4.html

ナナフシ、鳥介し分布拡大か=食べられた卵ふ化−神戸大など【時事ドットコム2018年5月29日】
ヒヨドリのふんから回収した卵からふ化したナナフシモドキの幼虫(神戸大の末次健司特命講師提供)

 ナナフシの卵が鳥に食べられても消化されず、排せつ後にふ化したことを、神戸大の末次健司特命講師らの研究グループが突き止めた。鳥に捕食された昆虫は卵もろとも死ぬとの常識を覆す研究成果といい、論文は29日、米科学誌エコロジー電子版に掲載された。

【昆虫記者】マレーシア・ジャングル放浪記 天女の誘惑

 ナナフシは小枝に似た容姿で擬態する昆虫。羽がない種が多く移動能力は低いが、伊豆大島など陸続きでない場所にも生息する。研究グループによると、鳥による捕食でメスの体内にいた卵が運ばれ、分布域を拡大させた可能性があるという。


ヒヨドリに食べられるナナフシモドキ(アマチュア写真家の加藤百錬さん提供)

 同グループは、植物が果実を鳥に食べさせ、種子を遠くに運んでいることに着目。昆虫にも同様のケースがあるとの仮説を立てた。
 鳥に食べられても生き残るには、卵が丈夫で消化されず、ふ化した幼虫が自力で餌場にたどり着けるなどの条件が必要。植物の種子に似て硬い殻を持つ卵のナナフシが条件を満たすと考えた。
 研究では、3種のナナフシの卵をヒヨドリに食べさせた結果、5〜20%の卵が無傷で排せつされた。このうち、ナナフシモドキでふ化を確認した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052900003&g=soc

昆虫 したたかナナフシ、鳥に食べられても卵ふ化【毎日新聞2018年5月29日】
 鳥に見つからないよう木の枝に擬態した姿が特徴的なナナフシは、鳥に食べられてしまっても腹の中の卵が壊れないまま排せつされ、ふ化に至っている可能性があると、神戸大などの研究チームが28日付の米科学誌「エコロジー」に発表した。枝に似せるだけでは鳥の目を完全にはごまかせず、子孫を残す別の方法として、丈夫な卵を持つようになったと考えられるという。

 植物は鳥に実を食べられても中の種子はふんに混じって排せつされ、運ばれた先で芽を出すことが知られる。しかし、昆虫の場合は卵も一緒に消化され、死滅すると考えられていた。

 そこで研究チームは硬い殻を持つナナフシに着目。トゲナナフシ、ナナフシモドキ、トビナナフシの卵を、天敵であるヒヨドリに食べさせて調べた。

 その結果、5〜20%の卵が無傷のまま排出され、一部の卵はふ化も確認できたという。鳥の消化管内で押しつぶされたり、消化液に接触したりした度合いが少ない卵が生き延びたとみられる。

 一般に昆虫は受精と産卵を同時にする。しかしナナフシは雄がいなくても、雌のみで繁殖できる「単為生殖」という能力を持つため、鳥が排せつした卵でもふ化できるという。

鳥を「乗り物」に孤島にも分布例
 チームによると、ナナフシは移動能力が低いが、大陸と地続きになったことのない海洋の孤島にも分布例がある。神戸大の末次健司特命講師(生態学)は「鳥を『乗り物』にして分布を広げた可能性がある。共通の遺伝子を持つナナフシの分布と、鳥の飛行ルートを突き合わせて関係を解明したい」と話した。【渡辺諒】


https://mainichi.jp/articles/20180529/k00/00m/040/161000c

昆虫のナナフシ、鳥に食べられ卵を拡散か 神戸大など研究チーム【産経WEST2018年5月29日】
 昆虫のナナフシの卵は鳥に食べられても糞(ふん)に交じって排(はい)泄(せつ)され、その後孵(ふ)化(か)することを神戸大などの研究チームが発見した。飛べないナナフシは、体内に卵を持ったまま鳥に捕食されることで生息域を広げた可能性があるという。28日(日本時間29日)の米科学誌「エコロジー」電子版に掲載された。

 植物は、果実を食べるなどした鳥が種子を遠くまで運んで糞と一緒に排出し、生息域を拡大させてきたことが知られている。

 一方、昆虫では同様の事例が確認されておらず、捕食された昆虫は子孫を残すことができないと考えられてきた。

 チームでは、移動能力の低いナナフシが孤島などに生息域をどのように拡大させたかに注目。卵は硬い殻に覆われ受精しなくても孵化することから、天敵のヒヨドリに食べさせ、糞に混じった卵を観察した。この結果、5〜20%の卵が無傷で排泄され、一部が孵化することを確認した。

 チームは、ナナフシが個体ごと鳥に食べられても卵は消化されずに排泄され、離れた場所で繁殖する能力があると推定。ただ、ナナフシは捕食されないよう植物を擬態しており、鳥を“乗り物”として積極的に利用してきた可能性は低いとみている。

 研究チームの末次健司・神戸大特命講師は「今後は各地に生息するナナフシの遺伝子配列の特徴が、鳥の飛行ルートと一致するかも調べたい」としている。
https://www.sankei.com/west/news/180529/wst1805290011-n1.html
https://www.sankei.com/west/news/180529/wst1805290011-n2.html

http://archive.is/eWpZ8
http://archive.is/GE4qS
http://archive.is/4c4OQ
http://archive.is/wYogh
http://archive.is/Q3k8H
http://archive.is/ufgG4
http://archive.is/hOfGm
http://archive.is/Sxc1n
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<八木山動物公園>心ゆくまで動物と触れ合う 障害者と家族383人参加「ドリームナイト」【河北新報オンラインニュース2018年6月10日】

間近でアフリカゾウを見学する参加者

 障害のある人にも気兼ねなく動物との触れ合いを楽しんでもらおうと、仙台市太白区の市八木山動物公園は9日、「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」を開いた。障害者とその家族107組383人が参加し、園内を自由に散策した。
 イベントは一般開放が終わった午後3時半〜6時半に開かれ、来園者はフクロウを出迎えたり、ウサギやヘビに触れたりした。四肢まひの娘と車いすで訪れた東松島市の会社員渡辺克也さん(47)は「人が少なく、いつもより近くで見学できるのでありがたい」と喜んだ。
 「ドリームナイト」は1996年にオランダのロッテルダム動物園ががんの子どもと家族を招待したのが始まりで、八木山動物公園では今年で3回目。世界中で約280の動物園と水族館が実施している。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201806/20180610_13032.html

http://archive.is/QXcKb

くちばしにプラキャップ コウノトリ受難、インド【産経ニュース2018年6月9日】

 くちばしにプラスチックのキャップがはまったコウノトリ=7日、インド・ニューデリー郊外(MANOJ・NAIR氏提供・共同)
 インドの首都ニューデリー郊外グルガオンの湿地帯で、くちばしにプラスチックのキャップがはまり餌を食べたり水を飲んだりできなくなっているコウノトリが見つかった。地元当局や愛好家らが救出に向け行方を捜している。複数のインド紙が9日報じた。

 くちばしにキャップがはまった状態で見つかったコウノトリ=7日、インド・ニューデリー郊外(MANOJ・NAIR氏提供・共同)
 愛好家が7日に撮影した写真で確認した。首から頭部と羽の辺りが黒く、胴体の一部が白いコウノトリで、8日に同じ湿地帯で目撃されたが、飛び立ったという。
 ニューデリーでは気温が40度を超える日が続いている。写真を撮影した愛好家は「コウノトリはくちばしからキャップを外そうとしていた」と話し、別の愛好家は地元紙に「早く見つけないと乾きと飢えでコウノトリが死んでしまう。時間との闘いだ」と述べた。(共同)
https://www.sankei.com/photo/story/news/180609/sty1806090020-n1.html
https://this.kiji.is/378148600662099041?c=39546741839462401

http://archive.is/Mb5IC
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瑠璃色の精霊、ルリノドハチクイが姿を現す 福建省【AFPBB News2018年6月9日】

25日、福建省南平市延平区炉下鎮の山の斜面で、枝先に止まって休むルリノドハチクイ(2018年5月25日撮影)。
【新華社福建】夏を迎え、多くのルリノドハチクイが中国福建省に姿を見せるようになった。ルリノドハチクイは羽の色が鮮やかで、空高く飛んで昆虫を捕らえるのを得意としている。躍動感にあふれ、美しく飛ぶ姿はさながら「森の精霊」のようだ。
http://www.afpbb.com/articles/-/3176452

http://archive.is/CN8Cn
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鹿児島)徳之島の山クビリ線 貴重な生き物の宝庫【朝日新聞デジタル2018年6月10日】

【動画】夜の動植物観察の名所となっている徳之島の「林道山クビリ線」=外尾誠撮影

徳之島固有種のオビトカゲモドキ。種の保存法や条例で捕獲や取引が禁じられている=5月14日、いずれも徳之島町

 夜の森でトクノシマトゲネズミが跳ね、オビトカゲモドキがじっと息を潜めている。ともに徳之島だけにすむ固有種だ。国の特別天然記念物アマミノクロウサギや希少種のアマミヤマシギも次々と現れた。島北部を走る林道山クビリ線は「世界的に貴重な生き物が間近で見られる、すごい場所」。そう胸をはる県希少野生動植物保護推進員の池村茂さん(62)=徳之島町=の夜間パトロールに3〜5月、数回同行した。

 山クビリ線は天城岳(533メートル)や三方通(さそんつじ)岳(496メートル)の中腹を走り、全長約15キロの大半が、島が目指す世界自然遺産登録の候補地。ユネスコ諮問機関の国際自然保護連合(IUCN)の専門家も昨秋、現地調査で訪れた。

 車で入ると、まず出迎えたのがアマミノクロウサギ。以前は姿を見るのが難しかったが、クロウサギを襲う野生化した猫の捕獲が始まった2014年末以降、徐々に確認しやすくなり、今では20匹以上が現れる夜も。それでも猫による捕食被害は続いており、捕獲の継続が重要だという。

 「チー」という鳴き声をたどると、アマミヤマシギのヒナがよちよち歩きをしていた。種の保存法に基づく「国内希少野生動植物種」で、琉球列島の固有種。そばにいた親鳥が威嚇の声をあげ始めたところで、その場を離れた。「ストレスをできる限り与えないように、そーっと見守らないとね」と池村さん。

 ピョンと跳ねながら道路を横切ったのが、国の天然記念物トクノシマトゲネズミ。かつては奄美大島や沖縄本島にいるトゲネズミと同種とされたが、研究が進んで06年に徳之島の固有種に。体長15センチ前後でトゲ状の毛が生えているのが特徴で、天敵のハブから逃げる際などに数十センチの大ジャンプも披露する。ほとんどの哺乳類でオスになるのを決定づける「Y染色体」を持たないのにオスとメスがちゃんと存在するため、「謎のネズミ」とも呼ばれる。

 茂みにいたオビトカゲモドキも島固有種。トカゲに似ているがヤモリの仲間で、胴の長さ6〜8センチ。桃色の帯模様と猫のような目が特徴。生きた化石と呼ばれるイボイモリとともにペットとして人気があり、乱獲や森林開発で激減し、環境省レッドリストで絶滅危惧種になっている。池村さんは3月、生息地の壁に「オビトカゲ」の文字が刻まれたのを発見。すぐに消したが、その後、周辺で見つけにくくなったという。

 路上には県天然記念物のアマミハナサキガエルや琉球列島に生息するリュウキュウカジカガエルも多いが、車にひかれた個体も目に付く。クロウサギの輪禍も毎年のように発生しており、地元ガイドらは「10キロ以下でゆっくりと運転を」と呼びかけている。

 純白が美しいトカラアジサイや子育てのために渡ってきた夏鳥リュウキュウアカショウビンも楽しめ、やがて夏のランの季節を迎える。山クビリ線を走れば「刻々と変わる自然の表情を味わえる。本当に恵まれている分、守る責任がある」と池村さん。先月、遺産登録の「延期」を勧告したIUCNからは、観光客増加で自然が劣化する恐れが指摘された。入山にガイド同行を義務付けたり、観察マナーの向上に力を入れたり。国や県、地元が一体となった対策が求められているという。(外尾誠)
https://www.asahi.com/articles/ASL693JL3L69TLTB001.html

http://archive.is/FcbH7
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コウノトリ 「最多」4羽、巣立ち間近 島根・雲南【毎日新聞2018年6月10日】

コウノトリのひな4羽。翼を広げるようになったひなもいる=島根県雲南市で2018年5月31日、山田英之撮影
 島根県雲南市で今春生まれた国の特別天然記念物・コウノトリのひな4羽が、今月下旬から7月上旬に巣立つとみられ、専門家からも注目されている。国内の野生コウノトリが絶滅後、野外で4羽が巣立つのは最多。ハンターの誤射でペアを失った雄鳥が、別の雌鳥と繁殖したひなたちでもあり、地域住民は「無事に雲南から大空に羽ばたいて」と願う。

 ひなは雲南市大東町にある電柱の上の巣で今年4月17日までにふ化が確認された。いずれも雌。地元ハンターに昨年5月、雌鳥を誤射された雄鳥が新たなペアで誕生させた。4羽とも体重3キロを超え順調に成長している。

 島根県立三瓶自然館(大田市)によると、ひなが巣立つのは生後70日前後で、4羽がこの間に食べる餌はアマガエルなら約5万6000匹に相当。繁殖の先進地・兵庫県豊岡市にある研究機関「県立コウノトリの郷(さと)公園」の船越稔・主任飼育員は「雲南は餌が豊富で、良い環境がある証明」と話す。

 同園によると、1971年に国内の野生コウノトリが絶滅した後、野外で巣立ったのは3羽が最多という。個体識別のための足環(あしわ)は既に取り付けた。

 雲南市での繁殖は、コウノトリの種の保存にも重要な意味を持つ。野外繁殖は長く豊岡市とその周辺に限られていたが、雲南市と徳島県鳴門市で昨年、ひなが誕生。繁殖地の拡大で遺伝子の多様性が生じ、絶滅のリスクが低くなると期待されている。コウノトリを教材にした授業を全学年で実施する雲南市立西小の5年生、園村望乃(のの)さん(10)は「雲南の空を元気に飛んでほしい」と4羽を見守っている。【山田英之】
https://mainichi.jp/articles/20180609/ddf/041/040/011000c

追跡 雲南・コウノトリ 悲願の巣立ち近づく 昨年の誤射死乗り越え 1971年の絶滅後、県内初 /島根【毎日新聞2018年6月7日】
ひなに足環が付けられ、高所作業車で巣に戻された=島根県雲南市で、同市教委提供
 雲南市大東町で今春生まれた国の特別天然記念物・コウノトリのひな4羽が順調に育っている。昨年は巣立つ前に母鳥がハンターの誤射で死んだため、研究機関「兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園」にひなが保護され、人工飼育を経て放鳥された。1971年に国内の野生コウノトリが絶滅してから県内初となる悲願の巣立ちが近づいている。【山田英之】

 「昨年の悲しみを乗り越え、ここまでひなが育った。4羽とも巣立つことを住民みんなが願っている」。住民組織春殖(はるえ)地区振興協議会長、石川幸男さん(72)は5月25日、コウノトリに足環(あしわ)を付ける作業を見守った。

 巣は電柱の上にあるため、高所作業車を使って作業。観察を担当する市教委に、郷公園、中国電力、三瓶自然館サヒメル(大田市)、県獣医師会などが協力した。巣に近い春殖交流センター(雲南市大東町大東下分)では、報道関係者らがカメラを構えた。

 親鳥は福井県越前市で放鳥された雄の「げんきくん」と、豊岡市生まれの雌「ポンスニ」のペア。足環はコウノトリを見分けるためで、げんきくんには右足に黒と緑、左足に二つの青い足環がある。足環装着は生後40日が目安で、付けてから約1カ月で巣立つという。


双眼鏡で足環装着作業を見守った雲南市立西小の児童=島根県雲南市で、山田英之撮影
 雲南市立西小学校の児童も作業を見学した。6年生の永瀬智仁さん(11)は「ひなの成長が早い。長生きしてほしい」と願う。4年生の神田翼さん(9)は「大空を羽ばたけるように大きくなってほしい」、5年生の日室颯太さん(10)は「餌になる生き物を増やしたい」と語った。

 雲南市教委によると今年2月19日に巣作りを開始、4月17日までに計4羽のひなを確認した。郷公園によると、豊岡市とその周辺以外で、絶滅後にひなが野外で巣立つのは、徳島県鳴門市に次いで全国2カ所目。雲南市教委の景山明教育長は「雲南の環境を誇りとして子どもたちに伝えたい」と話す。郷公園総務課の西井喜久主任指導主事は「繁殖の拠点が豊岡以外に複数あるのが理想で、雲南は重要」とみる。
https://mainichi.jp/articles/20180607/ddl/k32/040/356000c

http://archive.is/Za0b1
http://archive.is/UxGym
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「のげやまくん」絵本に 動物園の動物も登場【神奈川新聞2018年6月10日】(カグー)

野毛山動物園の動物たちが描かれた絵本「のげやまくんとくま」
 横浜市中区と西区にまたがる野毛山周辺のご当地キャラクター「のげやまくん」が絵本になって登場した。2011年6月に市の公共掲示板に登場して一躍、地元の人気者となったが、最近は掲示板の撤去が進んだことから“生息地”が縮小。7歳になるのを機に“出没”の場を子ども部屋の本棚や枕元にも広げることになった。

 のげやまくんは、頭に「の」の字を載せている愛くるしい表情のキャラクター。友人の「あーあくん」とともに季節のあいさつや野毛をPRする張り紙が話題を呼んだ。会員制交流サイト(SNS)効果もあってファンが急増している。

 桜木町駅前を皮切りに、最大で約70カ所の公共掲示板「まちの広告板」に姿を見せていたが、市が老朽化を理由に撤去を進めたことで現在は約40カ所に減少。野毛山周辺の掲示板もなくなったため、のげやまくんを地元から応援しようと、周辺の文化施設や文化人らが動き始めた。

 絵本は、地域情報誌「はま太郎」を発行する地元出版社「星羊社」(同市中区)が提案。のげやまくんがはま太郎に登場した経緯があり、企画の立案から1年がかりで実現させた。

 絵本「のげやまくんとくま」は、迷子になったクマの縫いぐるみと横浜の街を巡って持ち主のえりちゃんを捜すストーリー。野毛山動物園の動物を参考にしたラクダやジャガー、ニューカレドニア固有の鳥カグーなどが描かれている。

 作者はキャラの世界観を守るため、著者名をあえて空欄にした。作者は神奈川新聞社の取材に「絵本には亡くなってしまった野毛山動物園の動物たちも登場する。親子で読んでもらい、野毛山に足を運んでほしい」と話す。売り上げの一部は同動物園に寄付する。

 A5変型判。1200円(税込み)で千冊限定。有隣堂伊勢佐木町本店などの書店で扱う。問い合わせは、星羊社電話045(315)6416。


https://www.kanaloco.jp/article/337677/

http://archive.is/gkyIc