2018年06月12日

(教えて)生き物が違法取引されているの?【朝日新聞デジタル2018年6月12日】

ワシントン条約で、輸出国の許可がなければペットとして取引できないコガネオオトカゲ

 ■犯罪組織やテロが絡む闇市場がある。密輸が後を絶たず、国は監視を強めているよ。

 Q ペットショップに珍しい生物がたくさんいたよ。

 A 熱帯魚や鳥、哺乳類、植物など、日本には海外からたくさんの生物が輸入されている。特にヘビやトカゲ、カメなどの爬虫(はちゅう)類の輸入量は世界有数だ。剥製(はくせい)や毛皮などとしても取引される。多くは合法的に輸入されたものだが、絶滅の恐れのある種は「ワシントン条約」で取引が規制されている。不用意に買わないよう注意が必要だ。

 Q 買うとどうなる?

 A 法令に違反するだけでなく、違法取引された生物やその製品などを買えば、密猟や乱獲、生息地の環境破壊などに加担する恐れがある。野生生物の違法取引には、犯罪組織やテロ組織が関わっている場合もある。英政府は、人身売買や違法薬物と並ぶ犯罪組織の収入源と指摘し、その市場規模は年間約2兆5千億円と見積もった。米国際開発局も「世界で最も巨大な闇市場の一つ」とみている。アフリカのテロ組織による象牙の密猟はよく知られている。

 Q 日本は大丈夫だよね。

 A 海外から持ち込もうとした生物や製品が、税関でワシントン条約違反などと発覚する例が年間数百件ある。カワウソやカメをスーツケースに押し込んだり、小型のサルの仲間スローロリスをポケットに入れたりして持ち込もうとするなど悪質な例も後を絶たない。

 故意ではなくても、規制されている生物や関連品の持ち込みは許されない。海外旅行で買ったお土産などに象牙や希少動物の皮革などが使われていないか注意しないといけない。

 Q 気を付けたいね。

 A 国内から海外に持ち出す方も問題だ。最近も、日本から中国などへ象牙を密輸出しようとした例があったという。象牙は国内では合法的に買えても、国外への持ち出しは禁止だ。輸出した象牙が海外の闇市場に出回れば、犯罪を助長しかねない。

 Q 取り締まりや規制はどうなっているの?

 A 国内では、希少な野生生物を保護する「種の保存法」に基づいて、警察が違反者を取り締まっている。環境省もこの春から、関東、中部、近畿、九州の4事務所に専門職員を配置して監視を強化し始めた。オンラインで野生生物の違法取引撲滅を目指す国際的な企業連合の取り組みも始まっている。日本企業の参加も期待されている。(小坪遊)
https://www.asahi.com/articles/DA3S13537196.html

http://archive.is/CMpWW

タグ:違法飼育
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手書き新聞 夏鳥、旅鳥を紙面で紹介 「季節感じてもらいたい」 豊前市の下田信広さん、特別号を作成 /福岡【毎日新聞2018年6月12日】

下田信広(71)さん
 豊前市で野鳥を紹介する手書き新聞「鳥遊庭(ちょうゆうてい)」を毎月1回出している日本野鳥の会筑豊支部のメンバー、下田信広さん(71)が、特別号「旅鳥・夏鳥 誌上写真展」を作成した。夏鳥、旅鳥の違いを分かりやすく解説し、友人の協力も得て珍しい鳥たちの姿を多くの写真で伝えている。【津島史人】

 下田さんによると、春先に来て夏場に日本で繁殖する鳥を夏鳥といい、春と秋に日本を通過するだけの種を旅鳥という。こうした多くの種類の鳥が身近に行き交う季節になり、多くの写真が集まったことから、鳥遊庭の特別号として発行した。

 夏鳥ではオオヨシキリや亜麻色の首が特徴のアマサギ、旅鳥では白さが際立つアオアシサギ、カニを食べる姿がユーモラスなチュウシャクサギなどの姿が豊富な写真で掲載される。下田さんは「身近な鳥たちの姿で季節を感じてもらいたい」と話す。

〔京築版〕
https://mainichi.jp/articles/20180612/ddl/k40/040/448000c

http://archive.is/VpQlN
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アイガモ 水田に初出勤 地元の園児ら70人が放鳥 橋本 /和歌山【毎日新聞2018年6月12日】

水田に放したアイガモに歓声を上げる子供たち=和歌山県橋本市恋野で、松野和生撮影

 アイガモを活用した稲作に取り組んでいる橋本市恋野の農業、辻本賢三さん(82)の水田で11日、ひな45羽を地元の子供たちが放した。田の害虫を食べたり、泥水をかき回して雑草が生えないようにしたりし、穂が出始める8月中ごろまで稲作を手助けする。

 辻本さんは25年前から農薬を使わないアイガモ農法を実践し、収穫した米は「合鴨(あいがも)米」の名称で流通させている。生き物とふれ合い、無農薬の稲作について知ってもらおうと毎年、子供たちを招いて放鳥している。

 この日は市立恋野小学校1〜2年生と、すみだこども園の5歳児計約70人が、ふ化後約2週間のひなを4カ所計45アールの水田に放した。ひなが一斉に泳ぎ始めると「頑張ってね、バイバイ」などと歓声を上げていた。

 1年生の赤坂大輔さん(6)は「体がふわふわで、元気に脚を動かしているのが面白かった」と話した。【松野和生】
https://mainichi.jp/articles/20180612/ddl/k30/040/359000c

http://archive.is/bFdEU
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道東では比較的珍しいアマサギ飛来 牛もじっと観察? 浦幌町【十勝毎日新聞2018年6月11日】

浦幌町の放牧地に飛来したアマサギ。牛のすぐそばで羽を休める(4日)
 浦幌町の南部で6月に入り、小型のサギの一種であるアマサギが飛来している。道内では「夏鳥」「旅鳥」とされ、道南では夏に普通に見られるが、道東では珍しい。

 4日早朝、放牧地に現れたアマサギは、頭部や首などがだいだい色の夏羽が2羽と、全身白色の冬羽とみられる1羽の計3羽。牛の近くで、地面や草から出る虫をついばんでいた。

 アマサギの名前の由来は、夏羽の色をあめ色(赤褐色の水あめの色)と表現したことによる。

 夏羽のだいだい色から、別名「猩猩鷺(しょうじょうさぎ)」。猩猩とは「酒好きな想像上の動物」のことで、能の演目「猩猩」では、真っ赤な能装束で飾った猩猩が酒に浮かれながら舞い謡う。

 浦幌野鳥倶楽部の武藤満雄会長は「5月下旬に湧洞沼付近で確認していた。十勝では年に1度ほど観察されている。夏羽がきれいで魅力的。観察の機会があれば楽しんで」と話す。(円子紳一通信員)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180611-00010000-kachimai-hok

http://archive.is/0bWxh
タグ:アマサギ
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ようこそ今年も大分へ 夏の渡り鳥「ブッポウソウ」 【四重奏】【大分合同新聞2018年6月12日】

しい羽根を広げて飛ぶブッポウソウ=8日午後、由布市内

 ようこそ今年も大分へ―。夏の渡り鳥「ブッポウソウ」が由布市庄内町に飛来している。青緑色の体に、赤いくちばしと脚。絶滅危惧種として県や環境省のレッドデータブックに記載されている。7月末まで見ることができそう。
 日本野鳥の会県支部によると5月中旬ごろ、子育てのためユーラシア大陸やオーストラリア大陸から日本に渡ってくる。高い場所に巣を作り、トンボやセミなどの昆虫を餌にする。
 県内は佐伯市宇目でも目撃されている。望遠レンズを構え、撮影チャンスをうかがっていた別府市朝見の無職岡崎光夫さん(75)は「今の時季にしか見ることができない美しさにひかれる」。ミラーレス一眼レフカメラの中に、幸せの青い鳥を捕まえた。
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/06/12/JD0056995671

http://archive.is/TRhV4
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インスタグラム 下関市「海響館」が今月から開始【毎日新聞2018年6月12日】(海響館)

熟睡中のアシカ=山口県下関市の海響館提供
 山口県下関市の水族館「海響館」が今月から写真共有アプリ「インスタグラム」を始めた。親鳥の足元にくるまれて育つジェンツーペンギンの赤ちゃんや、気持ち良さそうに眠るアシカ、怒って丸く膨らむフグなど、飼育スタッフだからこそ撮れる生物たちの貴重な一瞬を切り取った写真や動画が満載だ。【上村里花】

 投稿は今月3日から始め、魚類▽海獣▽ペンギン−−の各担当ごとに飼育の合間にスタッフが撮影した写真や動画をアップしている。来年の1月までをキャンペーン期間とし、この間「いいね」が多かった写真や動画をテレビCMなどに活用するという。

 魚類展示課の園山はるかさん(28)は「開館前や閉館後など人が居ない時やバックヤードでしか見られない生き物たちの様子を紹介したい」と話す。正面から見た魚の愛らしい表情や、飼育スタッフが通りかかると餌をねだって口から水を出して寄って来るフグ、餌を探してバケツの底をのぞきこむペンギンたちなど、飼育スタッフ目線の生き物の姿が楽しめる。

 園山さんは「スタッフになった気分で見てもらったら楽しいと思う。写真や動画を通じて生き物たちのかわいさを感じてもらい、ぜひ、実際に会いにきてほしい」と呼び掛けている。

 海響館インスタグラムキャンペーンhttp://campaign-kaikyokan.com/
https://mainichi.jp/articles/20180612/k00/00e/040/169000c

http://archive.is/71ldN

コメの無農薬栽培広がる 新栽培法が後押し 但馬【神戸新聞NEXT2018年6月21日】

専用の田植機を操り、ポット苗(手前)を植える本田忠寛さん=豊岡市但東町赤花

ポット苗は根も含めて育苗した状態のまま植えるため、根付きが早い(豊岡市提供)

 コウノトリとの共生を目指し、農薬の使用を極力抑える「コウノトリ育む農法」に取り組む兵庫県の但馬3市2町で、無農薬栽培が急速に広がっている。豊岡市の肝いりで始まった新たな栽培方法に取り組む農家が増えているためで、2017年の作付面積は約173ヘクタールと12年の約2・6倍。従来法よりも雑草を抑え、収穫量も食味も優れているといい、市も補助制度を整備して導入を後押ししている。(山路 進)

 新しい栽培方法は、苗を通常の倍の約15センチまで育ててから田植えをすることで、数日後には雑草の繁茂しにくい深さの水を張れる。使う苗は「ポット苗」と呼ばれ、専用トレーで育苗。専用の田植え機と除草機も必要になる。

 豊岡市は、栃木県の農家が取り組むこの手法に着目。専用農機具を製造する「みのる産業」(岡山県赤磐市)と13年に協定を締結し、14〜16年に市内の農家5戸で実証試験を行った。結果、雑草は少なく、10アール当たりの収穫量は従来の約1・2倍で味の指標「食味値」も高かった。

 同市は導入拡大に向けて15〜17年、ポット苗を育てて農家に供給する同市内の農業法人の栽培施設整備を支援。同時に希望農家16戸に専用農具を貸し出し、新栽培法に取り組むチャレンジ事業を実施した。

 同事業に手を挙げた同市但東町赤花の本田重美さん(74)は「収穫量も味も問題ないことを実感できた」と振り返り、今年も長男の忠寛さん(49)とポット苗での田植えに汗を流した。数年前まで従来の農機具で無農薬に取り組んでいたが、多くの雑草に悩まされていたという。3輪の専用田植え機での作業は「通常の1・5倍のスピード。作業も楽になった」と喜ぶ。

 17年には同地区の農家16戸で「赤花そばの郷農事組合法人」を組織。市から3分の2の補助を受け、1台約150万円する専用の田植え機と除草機を購入した。今年から全組合員の水田計約3・7ヘクタールで、無農薬での育む農法に切り替えた。

 法人代表も務める本田さんは「雑草対策がうまくいけば、販売単価が高い無農薬は魅力。農地を次の世代に引き継ぐためにも、より効率よく、誰もが続けられる農業の形に育てていきたい」と力を込めた。

 育む農法は、05年のコウノトリ試験放鳥開始の2年前に始まった。田に張る水の深さを調節して微生物や益虫の働きで雑草の繁茂や稲の病気を抑え、コウノトリの餌となる生物が集まるようにする。付加価値が高く、減農薬米は市場価格の約1・3倍、無農薬米は約1・5倍で売れる。だが無農薬は収穫量が少なく除草に手間がかかるため、作付面積が伸び悩んでいた。

 同市は昨年度に専用農機具の購入補助制度を開始。昨年度は5戸、今年度も8戸前後が導入する予定という。同市農林水産課の山本大紀係長(44)は「無農薬は当初からの目指すべき姿。ブランドとして生き残るためにもさらなる拡大を期待したい」と話した。
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201806/0011344884.shtml
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201806/0011344884.shtml

http://archive.is/8j4h9
http://archive.is/PY3Vk
需要高い「コウノトリ育むお米」 価格抑制が課題【神戸新聞NEXT2018年6月12日】
タグ:コウノトリ
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需要高い「コウノトリ育むお米」 価格抑制が課題【神戸新聞NEXT2018年6月12日】

 育む農法で栽培された「コウノトリ育むお米」の販売は、JAたじま(兵庫県豊岡市)が担っている。顧客は兵庫県内を中心に全国に広がり、海外での販売にも挑戦している。絶滅したコウノトリを復活させた但馬産の米という物語性とともに、安心安全な食材へのニーズから国内外で需要が高まっているという。
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201806/0011344883.shtml

http://archive.is/aH7nT
タグ:コウノトリ
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釣果上がる?“神の使い”が船内に巣作り 淡路【神戸新聞NEXT2018年6月12日】

操舵室に陣取ったセキレイの巣(右奥)。川上さんは「釣りがしたいので、早く巣立ちを」とメッセージ=江井港

口を開けて餌をねだる4羽のひな=江井港

餌をくわえ、船の周りで様子をうかがうセキレイの親鳥=江井港

 江井港(兵庫県淡路市江井)に係留中の船の操舵室に“神の使い”と呼ばれる鳥セキレイが巣を作り、地元の釣り好きの間で話題となっている。(内田世紀)

 近くの川上昌平さん(73)が所有する長さ約6メートルのプレジャーボート。5月下旬、操船中に巣に気付いたという。「驚いたけど、中に卵が見えたので様子を見ることにした」

 その後、友人と釣りに出た際に1羽のひなを確認。「親鳥が餌を与えられなくてはかわいそう」と、以後は出港を見合わせた。現在は4羽のひながかえり、人が近づくと大きな口を開けて餌をねだる。

 セキレイは、古事記や日本書紀の「国生み」に登場する鳥。イザナギ、イザナミに子づくりを指導したとされ、地元の伊弉諾神宮にも縁がある。人の暮らしの近くに巣を作ることで知られるが、釣り仲間らは「船の中は聞いたことがない」と話しているという。

 川上さんは「タイやアジの季節だが仕方がない。神様の力で釣果が上がればうれしいけど」と笑う。
https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201806/0011344232.shtml

http://archive.is/zBvQU
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フンボルトペンギンのひな2羽が巣立ち【東愛知新聞2018年6月12日】

 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で飼育中のフンボルトペンギンのひな2羽=写真(ひなは中と右)=が、巣から出てくるようになった。悠々と泳ぐ姿は大人顔負け。同パークは「ぜひ、かわいい子どもたちに会いに来てください」と来園を呼び掛けている。
 ひなは3月21人日と23日に誕生。2羽の体長は50〜60aほど。性別はまだ分かっていない。胸の模様がなく、大人と比べると全体的に灰色で、白黒のコントラストはまだはっきりしていない。1年ほどはひなならではの姿が見られる。
 フンボルトペンギンは南米チリ、ペルーに生息。二つ卵を産み、約40日間、パパとママが交代で卵を温める。誕生したひなは70〜90日で巣立つという。国内では多く飼育されるが、野生では1万羽近くまで減少し、絶滅の危機にひんしている。
(飯塚雪)
http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/3047

http://archive.is/gPBEq

出会いの季語 鳰、ただ今子育て中=高田正子【毎日新聞2018年6月12日】

 井の頭恩賜公園へ鳰(にお)の浮巣を見に行こうという案内をいただいた。鳰はかいつぶりのこと。水に浮いて見える巣を作る。あいにくその日は用がありご無礼したが、帰りに公園へ寄ってみることにした。

 東京都三鷹市と武蔵野市にまたがる広大な公園である。目ざす「井の頭池」だけで東京ドームくらいの広さらしい。まずはボート乗り場付近へ向かう。

五月雨に鳰の浮巣を見に行(ゆか)む 芭蕉

 雲がちではあったが差すなら日傘という天気だ。向こう岸へ掛かる橋の上は風が心地よい。が、渡りきる手前で視野の片隅に何かひらひらするものが−−蛇だ! 見事な泳ぎぶりに思わず立ち尽くして見送ったが、鳰の子の身の上が心配にもなる。

 浮巣を求めてしばらくうろうろしていると、鳰の笛と称されもする鳴き声が二つ、呼び交わしながら近づいてきた。二羽は池畔の桜の枝先が水に浸(つ)いて、もやもやしている辺りに向かっている。もしや! 遠目ではっきりしないなあと欄干から乗り出していたら、カートを引いたご婦人が「何かありますか」と話しかけてこられた。

 「巣なら向こうのボートが来ない辺りに一つありますよ」

 なにしろ東京ドーム一つ分の池である。思わず駆け足になった。

 そして、それはあった。声をひそめてしまいそうな場所に、夕方の木洩日(こもれび)に瞬きながら。

雨にすぐ輪を生む池の浮巣かな 鷹羽狩行

 私が初めて浮巣を見たのは、梅雨時のこの句のような日だった。鈍い光の水面にさざ波の引っかかるところがあって、それが浮巣だった。

 それに比べると立派な巣だ。絶好の観察ポイントにカメラを持った先客が一人。ややあって自転車でもう一人。「もうすぐ卵を抱くのを交替しますよ。ほら、一羽帰って来たでしょ」。あと一週間で孵化(ふか)するだろう、とその人はおっしゃった。

濡(ぬ)れてゐる卵小さき浮巣かな 山口青邨

 (たかだ・まさこ=俳人)
https://mainichi.jp/articles/20180612/ddm/014/070/051000c

http://archive.is/bCiAX
タグ:カイツブリ
posted by BNJ at 09:32 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする