2018年06月15日

【地域特集】埼玉県特集(1)注目のエリア 動き出した鶴ヶ島プロジェクト【日刊工業新聞2018年5月31日】(オオタカ/チョウゲンボウ)

農大跡地の航空写真(中央上部が跡地)

県西部地域の産業・経済活性化に貢献
AI活用、スマート社会の近未来像を志向
埼玉県・西部地域の産業・経済活性化を促進する「鶴ヶ島プロジェクト」が動きだした。約40ヘクタールの埼玉県立農業大学跡地に企業を誘致するための手続きが始まったほか、鶴ヶ島ジャンクションの周辺地域を対象とするIoT(モノのインターネット)インフラづくりとなる通信網整備事業も具体化した。2009年に農大移転話が持ち上がってから10年弱。紆余曲折を経て、いよいよプロジェクト元年を迎えた格好だ。


オープンイノベーションによる超スマート社会の実現と経済の好循環
鶴ヶ島プロジェクト=埼玉県鶴ヶ島ジャンクション周辺地域基本計画では、目指す方向性として「オープンイノベーションによる超スマート社会の実現と経済の好循環」を掲げている。オープンイノベーションを実践する上で人工知能(AI)が大きな役割を果たすとして、県民、企業、自治体、大学、研究機関など、さまざまな主体がAIを活用したイノベーションにチャレンジできる社会の構築を目指すと宣言。図のようなAIを中核とする超スマート社会の近未来像を描いている。

今年4月下旬、埼玉県は農大跡地の北側産業用地について立地事業者募集要項を公表した。5月中に東京、埼玉県、大阪で説明会を開き、今夏には進出事業者を決定する運びにある。これまでに、大手重工メーカーが航空機エンジン部門の拠点を設けるといった報道も出ている。

同じく4月下旬、県は「LPWA通信整備網整備・利用促進」に関する業務委託先の公募にも乗り出した。LPWA(Law Power Wide Area)とは、低消費電力で広域をカバーする通信方式で、IoTの普及促進に直結する。

鶴ヶ島ジャンクションから半径10キロメートルの鶴ヶ島市、川越市をはじめとする13市町をまたぐ広域エリアを対象とする。5月22日、川越市で、LPWAのPRも兼ねたオープン・コンペが、一般の人も集めて実施され、応募事業者がそれぞれの事業アイデアを披露した。

県ではプロジェクトを大きく前進させるべく、この4月に新組織として、8人のスタッフからなる次世代産業拠点整備担当を設置したばかり。農大移転先の熊谷市で、天然記念物のオオタカが発見されたことなどから、移転が15年4月までずれ込んだりして、長く停滞したプロジェクトが、いよいよ始動する。

県企業局 継続整備地区・新規整備地区
累計1千件目標
埼玉県企業局は圏央道沿いなどで六つの産業団地を整備し、これまでにYKKAP、卸売業のPALTACなど41社が立地した。推計の雇用は約6000人、経済効果は3760億円と弾く。

2018年度の新規造成用地は(1)松伏・田島地区(松伏町)(2)川越増形地区(川越市)(3)行田富士見工業団地拡張地区(行田市)(4)嵐山花見台工業団地拡張地区(嵐山町)―の4カ所だ。

松伏・田島地区は県東部に位置し、市街地に近く、職住近接が特徴。事業面積は約18・3ヘクタール。川越増形地区は圏央道と関越自動車道が近く、「地域未来投資促進法」に基づく基本計画が国の同意を得たエリア内にある。事業面積は約16・8ヘクタール。

いずれもエントリー&オーダーメード方式で整備するため、進出を希望する企業との間で用地取得や実施設計、開発などを協議しながら進められる。企業局トップである県公営企業管理者の立川吉朗氏は「従来より2年程度早く操業できるため、早期操業を希望する企業ニーズに応えることができる」と、“スピード感のある開発”を強調する。

行田富士見地区(事業面積約75ヘクタール)と嵐山花見台地区(約52ヘクタール)はいずれも、現在各45社程度立地する従来の工業団地を約6ヘクタール拡張する。道路などの既存インフラを活用できるコンパクトな造成案件となる。

5ヘクタールでも整備
県企業局は圏央道以北の企業誘致を強化するため、事業面積10ヘクタール以上の用地を整備する従来方針を転換し、5ヘクタール程度以上で対応することにした。「大きさにこだわらず幅広く適地を選び、期待に応えたい。さらに既存インフラを活用できれば、北関東エリアの産業用地と比べて優位にたてる」(立川公営企業管理者)とし、1平方メートル当たり2万円台での分譲も検討している。

継続事業としては草加柿木地区産業団地(草加市)、加須インターチェンジ東地区産業団地(加須市)、寄居スマートIC美里産業団地(美里町)がある。草加柿木地区には初めてエントリー&オーダーメード方式を適用。食品系10社がエントリーし、18年度に造成に着手。20年度の入居を目指している。

県内には産業団地の整備に意欲と熱意が強い自治体があり、地元と進出企業の期待に応えられるよう「さらにフレキシブルな対応を進めていきたい」(立川公営企業管理者)としている。

270件のニーズに応える産業立地
埼玉県は六つの新幹線が走り、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)延伸などで交通インフラが充実し、企業誘致が活気づいている。県が誘致を本格化した2005年1月から18年3月末までの立地件数は983件。19年3月までに累計1000件を目標に掲げる。目下、約270件、約470ヘクタールの進出ニーズがあるとされ、新たな整備案件もある。企業の要望に迅速できめ細かく対応するため、県企業局は“埼玉流”の「エントリー&オーダーメード方式」の整備を開始。大栄不動産(東京都中央区)など民間も、開発プロジェクトを着実に進めている。



自然と調和した産業団地を 「内陸」の強みアピール
大栄不動産、数多くの誘致実績
大栄不動産 社長 石村 等 氏


坂戸の産業用地イメージ図。広大なビオトープを計画
手ごたえ十分

図A 企業誘致の取り組み実績
企業を誘致し、県内の産業振興や地域活性化を図るには行政と歩調を合わせた民間の取り組みが欠かせない。産業用地の開発、土地の斡旋・仲介などで、民間が大きな役割を担うケースが少なくないのだ。りそな銀行系の不動産会社、大栄不動産(東京都中央区)は、長年、埼玉県をはじめとする関東圏を地盤に不動産関連事業を手掛け、工場や倉庫の誘致で数多くの実績を誇っている。現在は県西部の坂戸市産業団地の開発に力を注いでおり、積み上げた誘致実績をさらに伸ばそうとしている。

圏央道・坂戸インターチェンジ近くの約50ヘクタールの土地で、今、産業団地構想が着々と進行している。オオタカ、チョウゲンボウなど野鳥のための広大なビオトープ(生物生息空間)を併設し、バードウオッチも楽しめる、自然と調和したモノづくり空間を創出する−それが同構想のメーンテーマとなっており、コージェネ(熱電併給)によるエネルギー供給も具体化している。

開発を進める大栄不動産では「減速機メーカーや中部地区の自動車関連メーカーなどが関心を示している」(石村等社長)といい、誘致に向け手ごたえ十分といったところのようだ。

人気ぶり一目瞭然

図B 主な県内進出企業と進出先
埼玉県における企業誘致の実績推移をみると、過去14年間(2004―17年)で合計965件に達する。圏央道周辺地域の人気ぶりが一目瞭然。こうしたデータからも坂戸市産業団地に対する関係者の期待は大きい。

ところで大栄不動産では図Aで表した14年間と同期間における、同社仲介による工場・倉庫の誘致件数をまとめている。同期間の総件数は256件、そのうち埼玉県外からの誘致は90件に上る。

埼玉県と大栄不動産では、誘致実績の数え方や定義が異なるため、両者のデータを単純には比較できないが、埼玉県の企業誘致において大栄不動産が極めて大きな存在感を持っているのは間違いない。

石村社長は「工場が海外に移転し空洞化が進んだのは確かだが、安い労働力を動機とする移転の一方で、ハイスペックなモノづくりはやはり日本がいいとの峻別が生まれた」と“国内回帰”の近況を解説する。

その上で「東日本大震災から、物流も生産拠点も湾岸型より内陸型がベターだとの認識が広まった。7年余り経ち、記憶が薄れて湾岸型を見直す機運も出ているが、複数の案件を検討する企業は、安全な内陸を選んでくれるのでは」と見ており、海のない埼玉県への企業誘致の取り組みにさらに拍車をかけていく。
https://estate.nikkan.co.jp/feature/vnaqnvnqgtnxvqv5
https://estate.nikkan.co.jp/feature/gqaqlkmohiolcjfk
https://estate.nikkan.co.jp/feature/zw2lrrd2tshipktf

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英語版の上高地ガイド本発行 動植物や登山情報 【日本経済新聞2018年6月14日】

 自然公園財団の上高地支部(長野県松本市)は長野県の山岳景勝地、上高地を紹介する英語版ガイドブックを発行した。手軽に持ち運べるA5サイズの「パークナビ」シリーズの第1弾として制作した。年々増える外国人の観光客・登山客の需要に対応し、上高地の散策ルートを地図などでわかりやすくまとめた。

上高地を紹介する英語版ガイドブック

 発行した冊子は32ページ。上高地支部のスタッフが制作にかかった。上高地で観察できるチョウや動物、野鳥、植物をカラー写真で紹介している。上高地の歴史や日帰り登山情報も掲載している。

 発行部数は2000部。1部500円で上高地インフォメーションセンターや松本駅観光案内所などで販売する。

 パークナビシリーズの英語版は今回の上高地を皮切りに、全国各地の国立公園でも同様の冊子を発行する計画。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31787570U8A610C1L31000/

http://archive.is/3Ac8K
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雑記帳 12日に1歳の誕生日を迎える…【毎日新聞2018年6月12日】(コウノトリ育むお米)

12日に1歳の誕生日を迎える東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン(香香)」を祝い、兵庫県豊岡市のJAたじまが「コウノトリ育むお米」の米粉140キロをプレゼントした。
コウノトリが暮らせるよう農薬に頼らない農法で育てた自慢の米。上野動物園はパンダに与えるだんごの材料として、2年前から、この米の粉を購入している。
最近は離乳食のリンゴをよく食べているというシャンシャン。関係者は「コウノトリが運んでくれたシャンシャンが、だんごをたくさん食べて大きくなりますように」。【高田房二郎】
http://mainichi.jp/articles/20180612/ddn/041/040/015000c

http://archive.is/UuY6R

湘南地域県政総合センター所長表彰 「こまたん」が受賞 長年の海岸清掃活動が評価【タウンニュース2018年6月15日】

表彰状を手にする「こまたん」の牧野田さん(左)と安部さん
 環境保全活動などに積極的に取り組む人や団体を表彰する「神奈川県環境保全功労者・工業保安功労者 湘南地域県政総合センター所長表彰」が6月12日に平塚合同庁舎で開かれ、大磯町の野鳥観察グループ「こまたん」が美化運動功労で受賞した。

 県内全体で4人と8団体が表彰された今年度。こまたんは照ヶ崎海岸でアオバトの観察会を開く際に海岸清掃を実施しており、2006年からの長年にわたる清掃活動が海岸の環境保全に寄与しているとして、公益財団法人かながわ海岸美化財団から推薦を受けた。

 表彰式には海岸清掃の責任者を務める牧野田節子さんと安部久美子さんが出席し、丸山尚子所長から賞状を受け取った。牧野田さんは「どうせならきれいな海岸でアオバトを観察したいという思いで続けて来た活動。まずはこれまで参加してくれた皆さんに受賞を報告したい。いつまでもみんなと自然を楽しむため、今後も続けていきます」と思いを語った。

野鳥観察から広がる人の輪

 こまたんは、高麗の住人が花水川で探鳥会を開いたことをきっかけに1983年に発足。定期的に開催する高麗山や花水川での探鳥会、夏のアオバト観察会のほか、野鳥の数や種類を調べるカウント調査、地元の幼稚園や小学校、高校、公民館などで講演や野鳥観察会のガイドも引き受ける。

 会費や会則がなく代表者もいないことが特徴で、鳥を愛する人なら誰でも参加できる。探鳥会には大磯や平塚、茅ヶ崎を中心に毎回30〜50人が参加。5月から9月に開くアオバト観察会の際には、多い時で80人を超す参加者があるという。登録者数は約1700人、延べ9000人が参加している(2017年12月時点)。

 発足から35年を迎え、活動を通じて県外の野鳥観察グループとの交流も増えた。牧野田さんは「地元にいながら全国につながりができた。この輪をより一層広げていければ」と話している。
https://www.townnews.co.jp/0606/2018/06/15/436082.html

http://archive.is/ilIzb
タグ:アオバト
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アオバトを知ろう 観察会と講演会【タウンニュース2018年6月15日】

海水を飲むアオバト(写真提供/金子典芳さん)
 大磯町で町の鳥「アオバト」の観察会と講演会が、6月24日(日)に開催される。NPO法人大きなおうちの主催。参加無料。

 「アオバト 出会いと学びの一日」と題して催されるこのイベント。「出会い」の観察会は、午前6時から9時まで照ヶ崎海岸で開催。参加自由。「学び」の講演会は、午前9時40分から11時40分まで大磯町立図書館で開かれる。こちらは当日先着60人。長年アオバトの研究を続ける野鳥観察グループ「こまたん」の金子典芳さんと斎藤常實さんが講師を務める。

 問い合わせは同法人の高橋さん【携帯電話】090・5305・3404へ。

海水を飲みに飛来

 アオバトは海水を飲むために5月から11月にかけて丹沢山地から照ヶ崎海岸に集団で飛来することで知られる。これは繁殖期の栄養分や水分の吸収に必要なナトリウムを海水から摂取しているためとされている。

アオバト観察会&講演会
2018年6月24日

6:00開始 〜 11:40終了

神奈川県大磯町照ヶ崎海岸

費用:無料

問い合わせ先:NPO法人大きなおうち

TEL:090-5305-3404
https://www.townnews.co.jp/0606/2018/06/15/436158.html

http://archive.is/NNOaI
タグ:アオバト
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花と空き缶、素敵に変身 末広町の技ありご近所さん【タウンニュース2018年6月15日】

サボテンの花を押し花作品にした大島さん
 末広町に器用な技ありのご近所さんがいると情報が入った。

 大島レイ子さん(71)は、夫の両親から引き継ぎ50年大事に育てているサボテンの花を押し花にして、作品を作っている。5、6年前から咲き始めたサボテンの花を「すてきだから」と押し花にした=写真上。「全部植物で作ってるの」と細部まで丁寧に作られた作品が自宅に多く飾ってある。

 花が好きで「母の日に子どもたちから花をもらうのよ」と笑顔で話した。

 カランカランと風に揺られて涼しげな音が鳴るのは山岸清さん(67)の自宅。廃棄物の減量になればと、定年退職を機に5年ほど前から空き缶で風車を作り始めた。これまでに作った風車の数は、1500個以上。季節に合った工夫がされ、梅雨の時期にぴったりな傘の形の風車もある=写真下。

 風車は野鳥やモグラよけになるといい「メジロやシジュウカラが来なくなってさみしい」と残念そうだ。「2年ぐらい持つよ」と自宅には約500個の風車が飾られている。

空き缶で風車を作っている山岸さん
https://www.townnews.co.jp/0610/2018/06/15/436141.html

http://archive.is/CDf7r
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