2018年07月31日

太古の鳥の頭蓋が明かす鳥類進化の道筋【Nature ダイジェスト2018年7月31日】

Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 8 | doi : 10.1038/ndigest.2018.180836

原文:Nature (2018-05-02) | doi: 10.1038/d41586-018-04780-3 | Evolutionary insights from an ancient bird

Kevin Padian

鳥類が、祖先である恐竜の特徴を捨てて現在の特徴を進化させていた時代の、歯を持つ絶滅鳥類イクチオルニス。今回、この象徴的な化石鳥類の頭蓋が三次元でほぼ完全に復元され、恐竜から鳥類への移行の状況が明らかになった。


ステム群有歯鳥類イクチオルニス(Ichthyornis dispar)の頭蓋の復元像と、これを基にして描いた頭部の想像図。 | 拡大する
Credit: Michael Hanson and Bhart-Anjan S. Bhullar.

現生鳥類には、くちばしから羽毛まで、他の動物群と明確に区別できるような独特な特徴が数多くある。そうした特徴はどのように進化してきたのだろう。今回、バース大学(英国)の古脊椎動物学者Daniel Fieldら1は、進化上極めて重要な意味を持つ初期鳥類「イクチオルニス(Ichthyornis dispar)」の頭蓋について、複数の新たな標本を用いてその三次元構造を復元し、Nature 2018年 5月3日号96ページに報告した。鳥類の象徴的な特徴の1つであるくちばしの進化についての手掛かりが得られたことで、鳥類の進化の道筋がより鮮明になってきた。
http://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v15/n8/%E5%A4%AA%E5%8F%A4%E3%81%AE%E9%B3%A5%E3%81%AE%E9%A0%AD%E8%93%8B%E3%81%8C%E6%98%8E%E3%81%8B%E3%81%99%E9%B3%A5%E9%A1%9E%E9%80%B2%E5%8C%96%E3%81%AE%E9%81%93%E7%AD%8B/93336

http://archive.is/UUGw3

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オウサマペンギン、世界最大のコロニーが90%縮小 研究【AFPBB News2018年7月31日】

アフリカの南端と南極のほぼ中間に位置する仏領クロゼ諸島ココン島に生息する200万羽以上のオウサマペンギン。フランス国立科学研究センター提供(1982年撮影、2018年7月30日提供)S
【7月31日 AFP】オウサマペンギンの世界最大の集団繁殖地(コロニー)が30年間で90%近く縮小したと警鐘を鳴らす研究結果が30日、発表された。

 アフリカの南端と南極のほぼ中間に位置する仏領クロゼ諸島(Crozet archipelago)ココン島(Ile aux Cochons)に科学者らが最後に足を踏み入れた当時は、200万羽に及ぶオウサマペンギンで島が覆い尽くされていた。飛べない鳥のオウサマペンギンは体高が約1メートルに達する。

 だが、科学誌「アンタークティック・サイエンス(Antarctic Science)」に掲載された論文によると、最新の人工衛星画像とヘリコプターから撮影された最近の写真により、オウサマペンギンの個体数が急減した結果、20万羽が辛うじて残っている状況にあることが明らかになったという。

 定住型の鳥であるオウサマペンギンは、餌探しの時に成鳥が数日間海に出るが、渡り(季節移動)はしない。

 ココン島のコロニーがこれほど大幅に縮小した理由は謎のままだ。

 論文の主執筆者で、仏シゼ生物学研究所(Centre for Biological Studies in Chize)の生態学者のアンリ・べイメルスキルシュ(Henri Weimerskirch)氏は「これはまったくの予想外で、特に深刻な出来事だ。なぜならこのコロニーは全世界のオウサマペンギンの3分の1近くを占めていたからだ」と指摘した。同氏がココン島のコロニーに初めて着目したのは1982年のことだった。

 気候変動が一因となっていることも考えられる。1997年に発生した特に強力なエルニーニョ(El Nino)現象では、インド洋(Indian Ocean)南海域の海水温を上昇させ、オウサマペンギンが依存している餌の魚やイカをペンギンの採餌範囲が及ばない南方へと一時的に押しやった。

 その結果として、この領域にあるオウサマペンギンのコロニーすべてに「個体数の減少と繁殖成功率の低下が生じた」と、べイメルスキルシュ氏は説明した。


■絶滅危機レベルの再評価も

 2〜7年ごとに発生する周期的な現象のエルニーニョは、地球温暖化によって増幅される可能性がある。また、地球温暖化自体も、より長期的な時間スケールではあるが、同様の結果を数多くもたらす。

 実際に、べイメルスキルシュ氏と共同研究者らは先行研究で、気候変動が現在のまま進行することにより、ココン島を含む仏領クロゼ諸島が今世紀半ばまでに、オウサマペンギンが生存不可能な環境に変わることが大いに考えられるとしていた。

 生息地の移動は、近くに他の適した島が存在しないため、選択肢にはならない。

 群れの過密化などのその他の要因もまた、ココン島コロニーの縮小の一因となっている可能性がある。

 この他にも、ココン島の近くにある南アフリカ領マリオン島(Marion Island)と仏領アムステルダム島(Amsterdam Island)でオウサマペンギンを含む海鳥が発症した鳥類コレラも、可能性のある原因の一つに挙げられている。

 だが、べイメルスキルシュ氏とその他の研究者らが再度ココン島に足を踏み入れるまで、確かなことは誰にも分からない。うまくいけば2019年初めには現地調査を実施できる見通しだと同氏は話した。

 ラット、ネズミ、ネコなどの侵略的外来種が島内に侵入した可能性も考えられる。

 オウサマペンギンは現在、国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト(Red List、絶滅危惧種リスト)」で「低懸念」に分類されているが、今回の最新データが絶滅危機レベルの再評価を促す可能性がある。
http://www.afpbb.com/articles/-/3184384
http://www.afpbb.com/articles/-/3184384?page=2

http://archive.is/bsMUw
http://archive.is/2OLKC
posted by BNJ at 22:35 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本よみうり堂 著者来店 『カラス先生のはじめてのいきもの観察』 松原始さん【読売新聞2018年7月31日】

松原始さん
 不思議な光景だった。撮影の際、お気に入りだという木製のカラスの人形を肩に乗せてもらった。指を添える何げないしぐさで、まるで生きているように見えてきたのだ。

 さすが、その生態を分かりやすく伝える『カラスの教科書』で知られる研究者だ。

 「でも、分からないことばかりです。今は枝の間など隠れた場所によく巣を作るハシブトガラスが、なぜ鉄塔のような広々とした場所に巣を作ることがあるのか考えています。カラスは空を飛ぶので、ドローンで空から巣を見れば何か分かるか……」

 その「カラス先生」の新刊は、生き物全般に対象を広げたエッセー風の一冊だ。子どもの頃、田んぼの近くの水たまりに、タイコウチやミズカマキリなど昆虫が多くいたこと。高校生のとき学校に迷い込んだコウモリをつかまえてかまれたのに、かわいい顔だなと思ったこと――。

 読みやすい文章で、生き物と身近に触れ合う暮らしはいいなと感じさせる。「子どもが藪やぶに突っ込んだり、身近に草むらで遊んだりする経験は減っています。昔はこんな環境があったなとか、自由に感じてもらえたら」と語る。

 1969年、奈良県生まれ。自然豊かな奈良公園の近くで育ち、動物が好きになった。京大進学後、生物学を学ぶため屋久島でサルを眺めていた時期もある。だが、「人間からは遠い生き物がいい」と、研究対象にカラスを選んだ。

 「普通の動物は、人間がいると逃げるし、物陰に隠れる。でも鳥は飛べるので、人前に堂々と出てくる。双眼鏡は必要でも、これほど観察できる面白い生き物はいません」

 取材はJR東京駅の近くにある建物で行った。帰り際に言った。「この近くにもシジュウカラが繁殖しています。都会に鳥がいないと思っているのは人間だけです」(太田出版、1500円)
https://www.yomiuri.co.jp/life/book/raiten/20180723-OYT8T50063.html

http://archive.is/Y5F7G

カラス先生のはじめてのいきもの観察
松原 始
太田出版
売り上げランキング: 96,936

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コウノトリ げんきくん縁結び 繁殖地と古里 雲南・西小校長ら訪問 福井・越前市で交流へ /島根【毎日新聞2018年7月31日】

コウノトリについて学ぶ児童ら=島根県雲南市の西小で、山田英之撮影
 国の特別天然記念物・コウノトリ4羽が今春生まれた繁殖地・雲南市大東町の市立西小学校の教諭らが8月2、3両日、父鳥「げんきくん」の古里・福井県越前市を訪れる。げんきくんが雲南市で営巣した縁で、繁殖地と誕生の地の交流が生まれる。【山田英之】

 げんきくんは2014年に越前市で生まれ、翌年放鳥。愛称の名付け親は福井市の小学1年生だ。雲南市に飛来し、ひな4羽を昨春も誕生させたが、ペアの雌鳥はハンターの誤射で死んでしまった。別の雌鳥「ポンスニ」と今春、新たにペアになって同じ電柱の上に巣…
https://mainichi.jp/articles/20180731/ddl/k32/100/398000c

http://archive.is/27QmP
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昼間に小瀬鵜飼「半分、うかい」 朝ドラロケ地でイベント【岐阜新聞2018年7月31日】

鵜を操ろうと奮闘する来場者ら=関市小瀬、小瀬鵜飼乗船場

 昼間に小瀬鵜飼の要素を楽しめるイベント「半分、うかい(鵜飼)」が岐阜県関市小瀬の小瀬鵜飼乗船場で行われ、家族連れなどが楽しんだ。

 同市などの主催。鵜飼は夜行われるが、明るい場所で鵜の動きなどを知ってもらおうと開いた。同所がNHKテレビ小説「半分、青い」のロケに使われており、鵜飼の一部を再現したことから「半分―」ともじった。2日間行われ計130人が来場した。

 会場には仮設プールが置かれ、鮎と3羽の鵜が放たれた。来場者は2人の鵜匠の説明を聞き、手縄で鵜をうまく操り鮎を捕まえるという鵜匠の技を体験した。鵜が羽ばたいて驚く子どももいて、会場は盛り上がった。
https://www.gifu-np.co.jp/news/20180731/20180731-61875.html

http://archive.is/SHefT
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