2018年09月26日

トキ放鳥10年「復帰順調」 新潟知事、関係者に敬意【共同通信2018年9月26日】

放鳥され大空を舞うトキ=2017年9月、新潟県佐渡市(環境省提供)
 国の特別天然記念物のトキ放鳥事業が新潟県佐渡市で開始されてから25日で10年を迎え、同県の花角英世知事は「順調に野生復帰が進んでいる。関わった方々に敬意を表したい」と述べ、今後の課題に「人間との共生」を挙げた。

 環境省によると、放鳥されたトキは2008年9月の事業開始から10年間で308羽。野生下で繁殖や世代交代を繰り返しながら、市内では25日現在で351羽が生息している。

 日本由来のトキは日本で羽が工芸品に利用されるなどして狩猟の対象となり、03年に絶滅。環境省は中国産の子孫を繁殖させ、08年から佐渡市で放鳥事業を開始した。
https://this.kiji.is/417257175359587425?c=39546741839462401

トキ放鳥10年、保護と振興の両立へ転換 取り組み維持に課題【新潟日報モア2018年9月26日】
 新潟県佐渡市でトキの放鳥が始まり、25日で10周年を迎えた。これまで18回で計308羽を放鳥。野生下の繁殖も進み、生息数は約350羽まで増えた。生き物を育む農法が普及した水田が、...
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/toki/habatake/20180926421665.html

トキ放鳥10年「いつか全国の空に」 共生問われるとき【朝日新聞デジタル2018年9月25日】
【動画】放鳥が始まってから10年。新潟県佐渡島に生息するトキ=角野貴之撮影

トキの中にはGPS(全地球測位システム)をつけられ、居場所を追跡されているものがいる=2018年7月3日午後4時54分、新潟県佐渡市、角野貴之撮影

 国の特別天然記念物トキの放鳥が新潟県佐渡島で始まり、25日で10年が過ぎた。国内の野生下には佐渡を中心に、推定353羽が生息する。「いつか全国の空に」。保護に励む人たちはそう願う。

【写真特集】トキ放鳥10年

 国内最後の5羽を捕らえたのは1981年。繁殖を試みるもうまくいかず、2007年までに中国から来た別の5羽で成功した。人工繁殖と放鳥を重ね、12年から野生下でもひなが生まれている。環境省は今年6月、「220羽のトキが自然界で1年以上定着」という目標を2年前倒しで達成、と発表した。島民総出で保護に励んだ成果だった。

 農家は「生きものを育む農法」と銘打ち、減農薬、減化学肥料に取り組む。田んぼに「江」という深みを作り、年中、えさになる昆虫や魚が生きられるようにする。地元の子どもは「生きもの調査」に出かけ、トキの生態などを学ぶ。

 島民はトキを見たら専用電話へ連絡する。その情報で、住民有志、新潟大学、環境省のチームが観察に行く。共存のルールもある。巣に近づかない、観察は車の中から……。島民はトキを思いつつ距離を保つ。

 取り組みは世界からの評価につながった。島は国連食糧農業機関から「世界農業遺産」に認定されている。トキを通じ、生態系を壊さず農業をする体制をつくったからだ。

 環境省の若松徹首席自然保護官は保護の意義を「目指すのは自然と人との共生」と話す。トキが空を舞うような共生社会は日本中に広まるだろうか。数が増え生息域が拡大する未来をどう迎えるのか。問われるときがやって来る。(写真・文 角野貴之)
https://www.asahi.com/articles/ASL9N0BZCL9MUQIP04B.html

放鳥から10年…野生トキ約350羽に 新潟・佐渡【読売新聞2018年9月25日】
新潟県佐渡市で、国の天然記念物トキを野生にかえす放鳥が始まって、25日で10年を迎えた。日本生まれの野生のトキは15年前に絶滅したが、中国からトキのペアを譲り受け人工繁殖に成功。2008年9月25日に放鳥が始まり、放鳥はこれまでに18回行われた。今では自然の中で生まれたヒナも確認され、佐渡市の野生下では約350羽が生息している。来月には佐渡市で放鳥10年を記念する式典が開かれる=(C)NNN 2018年9月25日公開
https://www.yomiuri.co.jp/stream/?id=09654
http://www.news24.jp/articles/2018/09/25/07404883.html

「放鳥10年 あなたの街にもトキが飛ぶ?」(くらし☆解説)【NHK解説委員室2018年9月27日】
◆特別天然記念物のトキは、ひとたび日本の空から姿を消したが、今再び自然の中で見られるようになってきた。

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 トキは、環境省が新潟県に運営を委託する「佐渡トキ保護センター」が中心になって人工繁殖が進められ、2008年9月にトキを再び野に放つ「放鳥」が始まりました。そして、放鳥に頼らず野生で繁殖が続く目安として国が定めた「2020年頃に220羽のトキを定着させる」という目標をこの夏2年前倒しで達成しました。まだ野生で繁殖しているのは佐渡だけですが、そこから飛来したトキは秋田県から福井県まで確認されていますから、そのうち皆さんの暮らす街でもトキが見られるかもしれません。

◆トキはどんな鳥?

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 トキはサギなどに比較的近い種類の鳥で全長75cm程とやや大きめです。成鳥は顔が赤く、くちばしが長く反っており、水田や里山でドジョウや昆虫などを食べる肉食の鳥です。
 かつては東アジアに広く分布していましたが、日本では明治以降羽毛目当ての乱獲で激減し、戦後も開発や農薬の使用などで追い詰められ野生のトキは絶滅しました。現在のトキは中国に残っていたトキを元に人工繁殖が行われてきたものです。“中国のトキ”と言っても遺伝子の解析で日本のトキと同一の種だとわかっています。
 佐渡トキ保護センターでは1999年に人工繁殖でのヒナが生まれ、2008年から放鳥されていますが、長い間試行錯誤を続けてようやく2年前から野生下で生まれたトキ同士がさらに子供を作る、言わば“純野生”のトキも次々誕生するようになりました。

◆どうして最近は順調に増えている?

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 ひとつには飼育繁殖のノウハウが蓄積され、特に「人工育雛」から「自然育雛」に変わってきたことが大きいと専門家は指摘します。トキは産んだ卵を取り除くとまた新たに生む性質があるので、初期は数を増やすために卵を取り上げて孵卵器に入れて孵して、そのヒナは人がエサをやって育てる「人工育雛」が、よく行われてきました。ところが人工育雛で育ったトキは、巣作りや子育ての仕方を親から学んでいないためか、野生に戻した後、繁殖の成功率が低いとわかってきました。それから施設でもなるべく親にヒナを育てさせる「自然育雛」を進めるようになり、こうした言わば“子育て上手”な世代が増えてきたのが大きいそうです。
 野外でトキが暮らせる環境が増えてきたことも見逃せません。まず、トキのエサ場になるような水田の増加です。放鳥開始に先立って、佐渡市は農家と協力して「朱鷺と暮らす郷」というお米の認証制度を作りました。これは、農薬や化学肥料を半分以下に減らし、田んぼの水を抜く時期もドジョウやカエルなどが生きられるような水路を設けるなど、条件を満たす農法で育てたお米に認証マークをつけて、ブランド化をはかったのです。普通よりは高値で取引されるようになったこともあって佐渡の主食用の水田の4分の1にまで広がりました。
 また、ボランティア団体や環境学習として子供たちも大勢参加して「ビオトープ」と呼ばれる湿地の整備が進んでいます。これもトキのエサ場になっています。

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 こうした取り組みの成果はどうでしょうか?こちらは先週、私が撮ってきた映像ですが、佐渡市の新穂地区のたんぼでトキを見かけました。稲刈り後の田んぼで昆虫かミミズを捕っていたようです。この田では4羽、また夕方、街外れの森の木の上には10羽ほどの群れがいるのをみかけました。野生のトキが普通に見られるようになりつつあるのです。
 農薬を控えるなどした米作りをブランド化して希少動物の暮らす環境を広げていく取り組みは、兵庫県豊岡市でコウノトリを野生復帰させる際に行われたのを参考にしたそうです。トキと共生する農業を営む佐渡の里山は、2011年、国連機関から日本初の「世界農業遺産」にも認定されました。

◆私たちがトキを見かけたらどうしたらいい?

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 トキは警戒心が強い鳥なので、見かけたら驚かせないようになるべく100m以上離れた所から静かに見守って下さい。自動車から見かけたら車を止めそのまま車内から、がよいそうです。佐渡以外でトキを目撃した方は、環境省の佐渡自然保護官事務所に連絡するか、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションのHPからも情報を寄せられます。

◆こうしてトキが増えてきたことによって新たな課題も指摘されている

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 昔トキは農家にとって稲の苗を踏んでダメにしてしまう害鳥と見られてきました。それが再び田んぼに現れるようになったことで、農家の一部から「被害を受けた」との声もあがり始めました。現在、新潟大学が実態の研究を進めたり、地域の協議会で対応を話し合っています。
 また、数の上では順調に増えてきたトキですが、元々は中国のわずか5羽のトキを繁殖させたものなので、ほとんどが言わば親戚のような遺伝的な多様性が乏しい集団です。これがなぜ問題かと言うと、遺伝的に似た集団は病気がはやったりすると一気に全滅するようなリスクも高いとされます。こうした中、中国から新たに2羽を譲り受けることになりました。

◆今後はどうなる?

 佐渡市ではトキが野生で見られるほど増えてきた今、観光資源としての期待も高まっています。来月には野生復帰10周年を記念する式典と放鳥式が佐渡で行われます。来年には野生のトキがよく見られる場所に見学施設も出来る予定です。
 トキは特別天然記念物で、国も力を入れて取り組んでいるという特別な事例ではありますが、トキが暮らせる環境を整備することは、トキだけでなく他の多くの生き物もそして人間も安心して暮らせる豊かな自然を保全することだとも言えます。認証米制度のように地域の人たち自身がこうした自然豊かな環境に価値を見いだして守っていく取り組みは、他の地域でも参考になるのではないでしょうか。

(土屋 敏之 解説委員)
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/306031.html

http://archive.is/DDCbH
http://archive.is/JTAfR
http://archive.is/LQE4b
http://archive.is/xRNva


タグ:トキ 佐渡島
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2018年09月25日

道内のオオジシギは推定3万5千羽 日本野鳥の会が初調査【北海道新聞2018年9月25日】

主に北海道で繁殖する渡り鳥のオオジシギ=2017年6月、釧路管内鶴居村(日本野鳥の会撮影)
 日本野鳥の会(東京)は25日、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている渡り鳥オオジシギについて、今年の道内生息数は推計3万5千羽と発表した。今春に初めて全道で個体数調査を行い、生息地域は道東に集中していた。

 オオジシギは体長30センチほどで北海道を主な繁殖地とし、秋冬はオーストラリアなどの南半球で過ごす。自然環境の豊かさを計る指標とされるが、近年は減少傾向にある。苫小牧市の勇払原野では2001年に107羽が観察されたが、昨年は3割少ない77羽だった。

 調査は今年5月に道内14エリアで行い、求愛のため尾羽で音を立てながら急降下する雄を観察して数え、生息数を推計した。

残り:162文字/全文:453文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/231650

http://archive.is/03nmB
タグ:オオジシギ
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バンコクでハトへのエサやり禁止 罰金最大2万バーツ【newsclip2018年9月25日】

【タイ】タイ軍事政権は公共の場所でハトなどの野鳥にエサを与えることを原則禁止する。バンコクの一部地区などで人がエサを与えたためハトの数が増えすぎ、衛生面の懸念が生じた。

 バンコク都庁は軍政の方針を受け、公衆衛生法に基づき、公共の場所で野鳥のエサを販売した場合、禁錮3年以下、罰金2万5000バーツ以下、公共の場所で野鳥にエサを与えた場合、禁錮3カ月以下、罰金2万バーツ以下の罰則を科す方針を打ち出した。

 都庁はまた、21日に都内トンブリ区のチャオプラヤ川沿いにあるブッカロー寺でハトを捕獲し、伝染病に感染していないかどうか調べるため血液検査を実施した。
http://www.newsclip.be/article/2018/09/24/37633.html

http://archive.is/T7gCG
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高病原性鳥インフルエンザの防疫対策の強化で通知 農水省【鶏鳴新聞2018年9月25日】

農林水産省は9月12日、各都道府県に対し、消費・安全局長名で「平成30年度における高病原性鳥インフルエンザ等の防疫対策の強化について」を通知し、渡り鳥の本格的な飛来シーズンを迎えることから、発生予防対策と、万が一の発生に備えたまん延防止対策に万全を期すことを求めた。

通知では、発生予防対策として「飼養衛生管理基準の順守状況の確認と指導」と「人や車両、野鳥を含む野生動物を介したウイルスの農場内と家きん舎への侵入防止」、まん延防止対策として「早期発見・早期通報」と「的確な初動対応の徹底と連携体制の確認」「発生に対する必要な人員と防疫資材などの確保」「埋却地などの確保」、このほかの対策として「異常家きんの届出を受けた場合の対応」と「環境省の野鳥のサーベイランスへの協力」などの実施を求めている。

この中で、家きん飼養農場での飼養衛生管理基準の順守状況の確認と報告については、家畜伝染病予防法第51条の規定に基づく立ち入り検査で順守状況を確認して適切な指導を行ない、特に長期にわたって立ち入り検査に応じない所有者に対しては、罰則の適用を含めて厳格に対処することと、立ち入り検査の結果を11月30日までに農水省に報告することを求めている。
http://keimei.ne.jp/article/%E9%AB%98%E7%97%85%E5%8E%9F%E6%80%A7%E9%B3%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%81%AE%E9%98%B2%E7%96%AB%E5%AF%BE%E7%AD%96%E3%81%AE%E5%BC%B7%E5%8C%96%E3%81%A7%E9%80%9A.html

http://archive.is/0YGPy
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鹿児島)平川動物公園で慰霊祭「感動をありがとう」【朝日新聞デジタル2018年9月25日】

トカラヤギとウサギも飼育員とともに献花をした平川動物公園の慰霊祭=2018年9月24日、鹿児島市

 動物愛護週間(20〜26日)にあわせて、鹿児島市の平川動物公園で24日、園内で永遠の眠りについた動物の慰霊祭があった。職員約30人や「動物代表」のウサギとトカラヤギが参列した。

 同園ではこの1年で、アカカンガルーやマゲシカ、ヨーロッパフラミンゴなど36種・61頭羽の動物たちが病気や老衰などで息を引き取った。

 慰霊祭では、一日園長に任命された同市立谷山小6年の吉村瑳琉(さりゅう)君(11)が「僕たちに感動や楽しみを与えてくれた動物たちに感謝の気持ちを伝えたい。安らかに眠ってください」と弔辞。全員で慰霊碑に向けて白い菊を捧げ、入園客も献花の列に加わった。(ライター・知覧哲郎)
https://www.asahi.com/articles/ASL9S5HP0L9STLTB00P.html

http://archive.is/y7yBb