2018年10月28日

ワクチン代3千万円過大、農水省 鳥インフル、検査院試算【共同通信2018年10月28日】

 鳥インフルエンザの感染拡大を防止するため、農林水産省が備蓄するワクチンを会計検査院が調べた結果、実際に必要な数量より多いことが28日、関係者への取材で分かった。検査院は、2016〜17年度に支出されたワクチンの購入費計7200万円のうち、約3千万円を過大と試算。農水省は検査結果を受け、見直す方針を決めた。

 関係者によると、農水省は04年度から、鳥インフルH5型に備えてワクチンを用意。養鶏場が最も密集する宮崎県内の地域で発生した場合を想定し、必要な数量を410万羽分と算定した。ワクチンの有効期限は2年間で、16〜17年度にそれぞれ205万羽分を購入した。
https://this.kiji.is/429211696783967329?c=39546741839462401

http://archive.is/lGb2F

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<いのち育む海の森>志津川湾ラムサール登録(上)豊穣の藻場【河北新報オンラインニュース2018年10月28日】

志津川湾の海中に生育する海藻と魚の群れ(宮城県南三陸町提供)

 宮城県南三陸町の志津川湾が10月、ラムサール条約湿地に登録された。多様な海藻・海草が生育し、国の天然記念物の水鳥コクガンの重要な越冬地になっていることが評価された。いのちの揺り籠であり、人々に恵みをもたらしてきた海。条約登録を自然と共生した町づくりにどう生かしていくか。課題と方策を探る。(南三陸支局・佐々木智也)

◎調査積み重ね 生態系に光

 海中に海藻の森と海草の草原が広がる志津川湾。550種類以上の海洋生物が生息し、越冬のため北極圏から飛来するコクガンの重要な餌場になっている。

<研究の空白地帯>
 南三陸町は分水嶺(れい)に囲まれ、山に降った雨は川を伝って古里の海に注ぐ。「海と山は運命共同体。密接な結び付きが湾の多様性をもたらしている」。志津川湾の調査研究に当たる町ネイチャーセンター準備室の研究員阿部拓三さん(44)は強調する。
 志津川湾は北からの寒流と南からの暖流が緩やかに混ざり合い、寒海性と暖海性のコンブ目が共存する貴重な海域だ。町の沿岸5793ヘクタールが、海藻藻場として国内初めて登録湿地になった。
 研究の空白地帯だった志津川湾は研究者の間で注目のスポットだった。条約登録を後押ししたのが町自然環境活用センター(ネイチャーセンター)による20年近くの調査研究だ。任期付き研究員制度を導入し、若手研究者が藻場や生き物の科学的データを積み重ねてきた。

<漁業者も応援へ>
 海は漁業権が絡むため、当初は調査で海に潜る研究者を敬遠する漁師もいた。地元漁協の関係者は「密漁を警戒し、漁業者と学者の間に温度差があった」と振り返る。
 だが、未開の海の生態系が明らかになるたびに、研究者に対する不信感が感謝、そして応援に変わった。阿部さんは「漁業者の理解がなければ国際基準をクリアするデータを得られなかった。地域全体の取り組みが形になった」と話す。
 東日本大震災では海もダメージを受けた。津波で流入したがれきによって海藻が剥ぎ取られ、海草も減ったが、海はよみがえった。震災翌年に環境省が行った調査で藻場に大きな変化は見られず、登録に向けて前進する足掛かりになった。
 一方、震災後に深刻化しているのが、ウニが海藻を食べ尽くす「磯焼け」の問題だ。町と東北大、地元漁協が共同で海に潜り、対策の研究に励んでいる。阿部さんは「地域の宝である海を地道に守っていかなければならない」と力を込める。
 「世界の海」のお墨付きを得た志津川湾。町民がいつまでも誇れる海であり続けるため、町には保全の責務が求められる。


[ラムサール条約]特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地の保全を促す。1971年にイランのラムサールで採択され、75年に発効。自然を利用しながら交流や学習に生かすことを目的に掲げる。2018年10月の締約国会議で宮城県南三陸町の志津川湾と東京都江戸川区の葛西海浜公園が加わり、国内では52カ所が登録湿地となった。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201810/20181028_13039.html

http://archive.is/WlAHF
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シマフクロウ巣箱 試験的設置【NHKニュース2018年10月28日】

絶滅危惧種のシマフクロウの生息地を拡大するため、環境省と林野庁は、釧路地方の国有林のうちこれまで生息が確認されたことがない場所に初めて試験的に巣箱を設置しました。

国内では北海道だけに生息するシマフクロウは、およそ165羽が生息しているとされています。
繁殖には小魚をとるための川や卵を産み育てる穴があいた太い木が必要ですが、そうした環境は限られ生息地が広がりにくいということです。
このため環境省と林野庁は、釧路地方の国有林のうち、周辺にはつがいが確かめられているにもかかわらず、これまで生息が確認されたことがない3つの地点に、初めて試験的に巣箱を設置しました。
巣箱は、穴があいた高さおよそ1メートルの円筒形で、ミズナラの木のおよそ8メートルの高さに固定されました。
根釧西部森林管理署の長崎和久総括森林整備官は「シマフクロウは限られた地域でしか生息せず、数も少ないので生息地域の拡大や増殖につながってほしい」と話していました。
環境省などは定期的に巣箱の状態を確認しながら、シマフクロウの生息に適した環境を調べることにしています。
https://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20181028/0005191.html

http://archive.is/0zIcZ
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新・心のサプリ 都会の鳥たち=海原純子【毎日新聞2018年10月28日】

 秋になった、と感じたころから急にベランダからみえる景色がかわった。早朝運河沿いに並んでいる木々にやってくる鳥のなかに見慣れない姿が目につくようになった。目につく理由は、その鳥が集団行動をとらないで1羽でいつも決まった木の決まった枝にとまるからだ。とくに大きいわけでもなく色鮮やかということでもない。1羽で枝に舞いおりてじっとしばらく空を眺めそのうち鳴きはじめる。とくにいい声というわけではない。しかしとても特徴的で、ああ、またやってきたのだな、とわかる。とにかく個性的な鳥なのだ。しばらくするともう1羽が飛んできてちょっと離れた枝にとまる。そして鳴きはじめる。お互いに顔をみあわせることもなく別の方向をむいて鳴いている。

 集団行動をするのではないが単独行動ともいえないだろう。鳥に関しての知識はないのでどんな種類の鳥なの…
https://mainichi.jp/articles/20181028/ddv/010/070/009000c

http://archive.is/i8SP7
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オシドリ冬支度 設楽・寒狭川に飛来【中日新聞2018年10月28日】

越冬のため飛来し、寒狭川で羽を休めるオシドリ=設楽町田峯の「おしどりの里」で(鵜飼一徳撮影)

 設楽町田峯(だみね)の寒狭(かんさ)川(豊川)に今年もオシドリの群れが飛来した。来年三月ごろまで滞在し最盛期には六百羽前後が川面を埋める。

 近くで製材所を営んでいた伊藤仙二さんが四十年ほど前、保護活動を始め、今では日本有数の越冬地に。仙二さんは今年一月、九十五歳で亡くなり、息子の徹(てつ)さん(68)が後を継ぐ。

 「多くの方が、餌のドングリや古米、大豆を届けてくださる。皆さんに支えられ、鳥たちを迎えることができました」。二度にわたった今秋の台風で観察小屋も被害を受けたが、愛鳥家たちの協力で復旧した。

 上流では、設楽ダムの建設工事が進んでいる。川に餌をまきながら、徹さんは「鳥たちが来てくれる間は頑張って保護を続けます」と話した。

 (鈴木泰彦)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20181028/CK2018102802000055.html

日本有数のオシドリ越冬地 守り続ける親子の思い 愛知・設楽町【中京テレビ2018年11月5日】
オシドリのオス
 冬を越すためやってくる、オシドリ。愛知県設楽町のある場所では、最盛期には500羽ほどが飛来するといいます。地道な保護活動に取り組む、親子の思いとは?

日本有数のオシドリ越冬地 守り続ける親子の思い 愛知・設楽町
ひっそりと観察
 冬を越すために飛来したオシドリたちを、真剣な表情でカメラを覗き込み見つめる人たち。オシドリは敏感で警戒心が強いため、撮影する人たちは小さな隙間などからできるだけ気配を消して、観察しています。

日本有数のオシドリ越冬地 守り続ける親子の思い 愛知・設楽町
日本有数のオシドリの越冬地「おしどりの里」
 愛知県設楽町にある、寒狭川沿いにある「おしどりの里」、日本有数のオシドリの越冬地です。

「きれいですね、いつ来ても」
「オシドリ自体がどこにでもいる鳥ではないので、こういう場所を作ってもらっているのは、鳥を撮影している人からしたらうれしい限り」(訪れた人)

日本有数のオシドリ越冬地 守り続ける親子の思い 愛知・設楽町
故・伊藤仙二さん
 この場所で、オシドリの保護活動をしている伊藤徹さん(69)。

「(Q.この季節が来るとどう?)また始まるなと、運動不足が解消される」(伊藤徹さん)

 オシドリの保護活動を始めたのは、今年1月に亡くなった伊藤さんの父親・仙二さんでした。

 オシドリは高度成長期にハンターの標的となり、激減。“オシドリがいなければ設楽町の自然も荒れ果ててしまうかもしれない・・・”そう不安を感じた仙二さんが、50年ほど前に活動を始めたといいます。しかし、仙二さんが足腰を悪くしたことから、7年前に息子の徹さんへと引き継がれました。

「(父親にとって)一番は鳥です。“オシドリは来てるか、みんな喜んでくれてるか”そういう話が多かった。おやじ何やってるんだ、物好きだなって思う時期もありました」(伊藤徹さん)

日本有数のオシドリ越冬地 守り続ける親子の思い 愛知・設楽町
ドングリを頬張るオシドリ
 そして、仙二さんが長年守ってきたオシドリは、今では最盛期に500羽ほどが川面で群れて遊ぶまでになりました。

日本有数のオシドリ越冬地 守り続ける親子の思い 愛知・設楽町
全国から寄せられたドングリ
 仙二さんが亡くなって初めてやってくる冬。オシドリを守っているのは、伊藤さん親子2人だけではありませんでした。

「(Q.この場所は?)ここは、みなさんが協力してくれるオシドリのエサ置き場です」(伊藤徹さん)

 伊藤さん親子の活動を支援しようと、全国各地のファンからエサのドングリや大豆などが届くようになったといいます。

伊藤徹さん
 しかし一方で、心配事もあるといいます。それは、8年後には完成する予定の設楽ダムの影響。

「極端な渇水とか極端な増水があれば、鳥も魚も全てすみにくくなる。この山の中で自慢のきれいな水がなくなるのはさみしい」(伊藤徹さん)

 ダムの建設によって川の流れが変わるなどして、オシドリが来なくなってしまうことを懸念しています。

「自然を守るなんて簡単にいえることではないし、自分が出来るわけでもないが、ただ鳥がかわいくて、それを見に来てくださる人が感動してくれる、それが嬉しくてやっている、身体が元気なうちはやれるだけのことはやろうと思って」(伊藤徹さん)

 間もなく訪れる冬。今年も伊藤さんは、オシドリと冬を迎えます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00010003-sp_ctv-l23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00010003-sp_ctv-l23&p=2

https://megalodon.jp/2018-1028-1116-29/www.chunichi.co.jp/article/aichi/20181028/CK2018102802000055.html
http://archive.is/MbRKe
http://archive.is/ApRyf
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【かながわ美の手帖】岡田美術館開館5周年記念展「美のスターたち」【産経ニュース2018年10月28日】

 □「美のスターたち−光琳・若冲・北斎・汝窯など名品勢ぞろい−」

 ■東洋の絵画・焼き物 収蔵名作を一挙紹介

 箱根町の岡田美術館が開館5周年記念展「美のスターたち−光琳・若冲・北斎・汝窯(じょよう)など名品勢ぞろい−」を開いている。同館が過去5年間に開催した計14回の企画展で、目玉となった作品を一度に紹介する、いわば“ベスト盤”の展覧会だ。通常、常設展示コーナーとしている場所も活用し、収蔵作品の中から約450点を展示。同館が誇る名画や名陶の数々を鑑賞することができる。


 ◆室町から江戸まで

 同館が本展で最も力を入れている展示の一つが、いずれも大正15年に、3人の画家が描いた3作品を紹介しているコーナーだ。そのうちの1作、速水御舟(ぎょしゅう)「木蓮(もくれん)(春園麗華)」は、天に向かって伸びる木蓮を写実的に描いた作品。墨の濃淡だけで表現するモノクロ作品だが、長く見つめていると、葉は緑色に、花は赤く色づいているように見えてくる不思議な絵だ。

 早春の冷たい空気感まで伝わってきそうな作品で、同館学芸課長の小林優子は「日本の水墨画の歴史の中で最高傑作の一つに挙げられる。気高く、背筋が伸ばされるような気持ちになる」と評している。

 ほか2作は、ライバルだった小林古径の墨画「麦」、横幅約9メートルに及ぶ横山大観の大型作品「霊峰一文字」。同時代を生き、影響を与え合った巨匠らの関係に、思いをめぐらせてみるのも面白そうだ。

 数ある屏風(びょうぶ)の中で目を引くのは、室町時代の絵師、狩野元信の「四季花鳥図屏風」。初期狩野派の傑作だ。六曲一双(6面屏風が1対)の縦約1・5メートルの大きな屏風で、左隻と右隻を並べると、横幅は約7メートルにも及ぶ。


 左隻は、鶴の頭とツバキの花の赤が、水墨の落ち着いた色調の中でワンポイントとなって絵を引き立てている。右隻には異国の動物・ジャコウネコ。滝の音に振り返る様子だといい、口をポカンと開けている。毛並みの質感まで伝わってきそうな精細な筆致だ。

 江戸時代中期の絵師、伊藤若冲の「孔(く)雀(じゃく)鳳(ほう)凰(おう)図」は「孔雀図」と「鳳凰図」の2作で1組の作品。並べると、松の木に止まる鳳凰と孔雀が向かい合う構図になる。鳳凰は赤、孔雀は白を基調として描き、色の対比が美しい。鳳凰が政治の安定、孔雀が富み栄える経済を示し、繁栄する世を表現するめでたい絵だという。

 ◆日本や中国に軸足

 江戸時代前期の尾形光琳「雪松群禽図(せっしょうぎんきんず)屏風」もきらびやかだ。水辺でカモやガンなど13羽がたわむれている。松や草には雪が積もり、金色の背景が雪晴れのまばゆさを表しているという。目を丸く見開いて飛んでいたり、羽を休めていたりなど、それぞれの鳥が生き生きとしており、いまにも羽音や鳴き声が聞こえてきそうだ。


 この作品は同館のコレクションの契機となったものだという。名誉館長の岡田和生が、同作の入手によって東洋美術作品を収集することの意義を確信。以後、西洋美術中心から、日本や中国の焼き物や絵画などに軸足を移したという。

 同館は平成25年に開館し、累計来場者数は40万人を突破している。館長の小林忠は「ささやかな数字だが、ようやく積み上げた」と振り返り、「作品はなるべく詳しく解説し、タッチパネルでは子供向けにもやさしく説明している。家族で来ていただけたら、うれしい」と笑顔を見せた。 =敬称略(外崎晃彦)

                   ◇

 開館5周年記念展「美のスターたち−光琳・若冲・北斎・汝窯など名品勢ぞろい−」は岡田美術館(箱根町小涌谷493の1)で31年3月30日まで。開館は午前9時から午後5時(入館は午後4時半まで)。12月31日と1月1日は休館。入館料は一般2800円ほか。問い合わせは同館((電)0460・87・3931)。
https://www.sankei.com/region/news/181028/rgn1810280024-n1.html

http://archive.is/TYwLQ
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宮城)渡り鳥育む「ふゆみずたんぼ」ラムサール条約湿地【朝日新聞デジタル2018年10月28日】

地図

 日が暮れるとともに、マガンの群れが次々と蕪栗沼の方へと飛んでいく。夕暮れの茜(あかね)空に浮かび上がる月に重なるその姿は、万葉集で詠まれた和歌の情景を思わせる。

 10月下旬、大崎市中心部から車を30分ほど走らせ、蕪栗沼の近くでマガンの群れを見つけた。周辺の伊豆沼・内沼、化女(けじょ)沼とともに、県北にある三つの沼は、いずれもラムサール条約に登録された湿地だ。県によると、国内に飛来するマガンの約8割が県北部域に集中している。

 日本雁(ガン)を保護する会の呉地正行会長によると、定期的にガン類が飛来する場所は国内に50〜60カ所で、その大多数が県内で越冬するという。「越冬するには、ねぐらとする沼、餌を取る広い田んぼが必要。ガンは警戒心が強いため、道路から100メートルぐらい離れた田んぼを選ぶ。ガンはかつて全国にいたが、沼が次々と干拓されて生息環境がどんどん消えている」と指摘する。

    ◇

 国土地理院が2000年にまとめた調査では、地図で明治・大正時代と湿地面積を比較すると、61%に当たる約1290平方キロ(琵琶湖の約2倍の広さに相当)が消失していた。

 越冬地が集中すると、感染症で一夜にして全滅したり、周囲の農作物への食害も出てきたりする。「鳥の数が地域の環境に見合うことで人との共存ができる。そのためには、分散化が欠かせない」(呉地さん)。

 その切り札が「ふゆみずたんぼ」。冬の間、稲刈りを終えた田んぼに水を張って、渡り鳥のねぐらやエサ場にする取り組みだ。

 環境保護団体や農業者が話し合いを重ね、蕪栗沼に接する大崎市の伸萠(しんぽう)地区で03年に「ふゆみずたんぼプロジェクト」が始まった。20ヘクタールの田んぼに、ハクチョウやガン、カモが頻繁に姿を見せるようになり、05年には蕪栗沼とともに、周辺の水田もラムサール条約湿地として登録された。

     ◇

 水田の生物多様性に詳しい、NPO法人田んぼの岩渕成紀理事長は、ふゆみずたんぼを「農業の生産性を上げて、生物多様性をもたらす効果もある」と評価する。

 水を張ると微生物が増えて、田んぼの表面にトロトロ層と呼ばれる肥沃(ひよく)な層ができる。そのために一部の雑草が生えにくくなり、農薬の使用を抑えることにつながるという。

 「田んぼは本来湿地。浅い水があることで生物多様性を育んできたが、大型機械を使うために必要以上に水を引いて超乾田となり、田んぼの生物多様性が失われた」と岩渕さん。

 いま、伸萠地区から発展した取り組みは、北海道から九州まで広がっている。

 5ヘクタールで農薬や化学肥料を使わずに、ふゆみずたんぼに取り組む蕪栗グリーンファーム代表の斎藤肇さん(44)は言う。「冬でも鳥のエサとなるドジョウやザリガニがたくさんいる。人の営みの中に鳥が入ってきて、互いに寄り添う生活文化が生まれているんです」(角津栄一)
https://www.asahi.com/articles/ASLBT77CJLBTUNHB01J.html

http://archive.is/8ri7V
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