2014年12月17日

もうひとつの動物園:守り・伝える/62 ライチョウ/8 /東京【毎日新聞2014年12月17日】

長野県大町市の市立大町山岳博物館は1975年、ニホンライチョウ(以下ライチョウ)の飼育を再開した。以前の仮親ではなく、野生と同じように母鳥が産んだ卵を抱き、ひなを育てさせることにした。32・8平方メートルの狭い飼育舎で安心して産卵できるよう、巣材や餌になるアカマツを植えて環境を整えた。

 初めて母鳥がひなを孵(かえ)した夜、ひなが母鳥の腹から離れて「ピーピー」鳴き出した。そのままでは体温調節ができず、ひなは死んでしまう。宮野典夫館長(63)は暗闇の中、母子を刺激しないようデッキブラシでひなを少しずつ母鳥の腹の下に押し戻したという。

 同博物館では86年までに76%が繁殖に成功。25つがいの雌は平均7・16個産卵し、そのうち25羽が冬を越すまで育った。最長飼育記録は雄が8年8カ月、雌は5年4カ月。野生の場合、雄の寿命は7〜10年、雌は5〜8年といわれる。

 ライチョウは飼育下でも野生と同じ繁殖行動を見せた。雄は縄張りや雌を巡って争う。激しく突き合って、頭の骨が見えるほどなのに死ぬこともない。だが、原因不明で死ぬ例はあり、宮野館長は「なぜなのか、言葉が通じるなら原因を聞いてみたかった」という。【斉藤三奈子】
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20141217ddlk13040109000c.html

先日のニュースで、国内で飼育する飼育施設はないとお伝えしましたが、かつては飼育していました。
それがこちらです。
この経験を活かせば、現在の飼育技術なら問題なく繁殖させられるように思います。
期待しましょう。

ttps://archive.today/4SUKi
天然記念物「ライチョウ」飼育繁殖へ 環境省、来年にも開始 【産経ニュース2014年11月13日】

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