盛岡市向中野の藤原喜一郎さん(74)は、鳴き声を重点的に改良した「ローラーカナリア」のさえずりを競う第64回全国大会(国際ローラーカナリア連盟主催)のアマチュアの部親鳥部門で最高賞に当たる首席と2位に当たる次席を獲得した。約40年カナリアの飼育をしているが、大会出場は初めて。手塩にかけたカナリアが栄誉を獲得し「本当にうれしい」と喜んでいる。
大会は11日に京都府長岡京市で開かれ、16部門に全国の愛好家延べ177人が422羽を持ち寄った。藤原さんが首席と次席を獲得したアマチュアの親鳥部門には10人が19羽を出品した。ローラーカナリアは口を閉じて静かに鳴くのが特徴で、愛好者は決まった鳴き方を訓練し、音調や音階の美しさなどを競う。
藤原さんは1976年から約40年間、ローラーカナリアを飼育。色を楽しむ目的で改良されたレモンカナリアや赤カナリアなども含め、約200羽を自宅の小屋で育てている。「美しい鳴き声や色が出るよう育てるのが楽しい」と魅力を語る。
【写真=ローラーカナリアの全国大会で首席と次席を獲得し喜ぶ藤原喜一郎さん】
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