2015年02月07日

兵庫)韓国に渡った豊岡のコウノトリ、移動しながら滞在【朝日新聞デジタル2015年2月7日】

 昨年3月、韓国への飛来が確認された豊岡市生まれのコウノトリが、場所を移動しながらほぼ1年間、韓国内にとどまっていることが韓国の研究者らの調査で分かった。コウノトリが絶滅した韓国では今年、人工飼育した鳥の放鳥を予定しており、日韓の研究者らは豊岡から渡ったコウノトリが将来の繁殖などにつながることを期待している。

特集:どうぶつ新聞
 韓国に渡ったのは2012年4月に孵化(ふか)したメスで、「J0051」の個体番号が付けられている。J0051は、一昨年に鹿児島や岡山、山口の各県で確認された後、昨年3月に韓国・釜山市近くの金海(キメ)市の湿地公園に飛来しているのを、公園のクァク・スングク館長が撮影した。

 韓国教員大学コウノトリ生態研究院のユン・ジョンミン博士らによると、昨年10月には金海市から約100キロ西に離れた河東(ハドン)郡の湿地で、飼育中に逃げた韓国のコウノトリと一緒にいるところを地元の環境団体の関係者によって目撃されたという。

 その後、J0051の姿が確認されたのは今年1月中旬。金海市から北西に約260キロ離れた瑞山(ソサン)市の浅水(チョンス)湾近くの干拓地で、ロシアなどから越冬してきた数羽のコウノトリと一緒にいるのを写真家らが見つけた。ユン博士によると、干拓地には広大な農耕地が広がっており、鳥たちがエサを探すのに適した環境だという。また、放鳥が予定されている禮山(イェサン)コウノトリ公園と30キロほどしか離れていない。

 J0051がほぼ1年間にわたって韓国内の複数の場所で確認されたことについて、ユン博士は「長期的にいろんな地域で観察されたことは、繁殖の可能性や越冬期間の移動状況を見る上でも大変興味深い」とコメント。豊岡市にある県立大大学院地域資源マネジメント研究科の内藤和明・准教授(生態学)は「J0051はエサ場を求めて韓国内を移動してきたと考えられる。その動向は、放鳥を控えた韓国にとっても有益な情報になるのではないか」と話している。(藤本久格)
http://www.asahi.com/articles/ASH257FPQH25PIHB03P.html

ttps://archive.today/ghZlx

posted by BNJ at 10:14 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: