八代市の八代工業高3年生が卒業記念作品として同市黄金町のタイヤ販売店のシャッター(縦3メートル、横12メートル)に5カ月がかりで壁画を描いた。市鳥のカワセミが飛ぶ姿などが色鮮やかに描かれており、前を通る人の目を楽しませている。
壁画は元市長で「タイヤ館やつしろ」社長の福島和敏さんが、殺風景なシャッターの活用を同校に提案したのがきっかけ。塗料代などは店側で負担した。
生徒はインテリア科グラフィックデザイン班の9人。9月から授業の一部や放課後を使って仕上げた。同高の学科数と同じ7つのハートマークを隠し絵として盛り込んだ。
店は通行量の多い国道3号の交差点で、班長の山根孝介君(18)は「目立つ場所に大作を残せてうれしい。通る度に高校時代を思い出し、元気が出そう」と完成した壁画に目を細めていた。
営業中(午前9時〜午後7時)は作品が見えないため、店は閉店後の午後10時までライトアップする。(上田良志)
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