2015年02月21日

栃木)渡良瀬遊水地に新3種 ナベヅルなど飛来【朝日新聞デジタル2015年2月21日】(オオモズ/ツクシガモ)

 渡良瀬遊水地にこの冬、これまで未確認だった野鳥3種が現れ、野鳥愛好家やカメラマンを喜ばせている。絶滅危惧種のナベヅルとツクシガモ、現在もとどまるオオモズで、確認種は259種に。本来の越冬場所は南北に散らばり、中間地点の渡良瀬遊水地が「ちょっと降りて休む、いわば『駆け込み寺』なのでは」との見方も出ている。

 元日の昼、渡良瀬遊水地野鳥観察会の一色安義会長に会員から「ナベヅルです」と電話が入った。駆けつけると、第2調節池の湿地でエサをあさっていた。かつては各地に飛来したが、現在は鹿児島県出水市に集中する。「谷中村周辺にナベヅルが多数越冬した言い伝えはありますが、遊水地の風景にぴったりでした」。翌朝、飛び去った。

 昨年12月。遊水地がマイナス4度のある早朝、オオモズ発見の報。30人ほどのカメラマンらが集結した。北日本で冬を越す鳥だ。年を越して、今も居続ける。

 ツクシガモは第1調節池に現れた。九州の有明海などに渡来する。2月初めころまで居たと見られる。

 これで遊水地で確認された野鳥は259種。この数年で8種増えた。日本の野鳥633種の4割に及び、遊水地に飛来した絶滅危惧種は58種になる。

 「一年だけならば山の木の実の出来具合の影響では、などと考えられるが……続くのは気候の影響か」と地元の専門家も首をかしげる。

 一色さんは、越冬場所が北日本のオオモズと、九州のツクシガモが立ち寄ったことから、住宅がなく広大な平地が、休んでエサを捕るのに適しているとみる。日本野鳥の会栃木の高松健比古代表は「湿地の再生が進み、ちょっと降りてみようかという気持ちになるのだろう」と推測。「一定期間居る鳥もいることは、来年も来てくれるのではと期待がわく」と語る。

 定着には遊水地の湿地の再生や保全が不可欠で、両氏とも委員を務める国交省のモニタリング委員会を通じて、野鳥が居やすい環境作りを提言するという。

 アクリメーション振興財団のHP(http://watarase.or.jp/)で確認できる。(平井隆昭)
http://www.asahi.com/articles/ASH2K5KNMH2KUUHB00H.html

ttps://archive.today/WS4zr

posted by BNJ at 13:11 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: