2015年02月21日

講演:「アホウドリ」守れ 東邦大・長谷川名誉教授、狭山・入間野小で /埼玉【毎日新聞2015年2月21日】

 絶滅の危機にひんしたアホウドリの救出に心血を注いだ同鳥研究の第一人者で「アホウドリ先生」とも呼ばれる長谷川博・東邦大学名誉教授(66)の講演会が狭山市立入間野小(加藤仁校長、児童数432人、同市北入曽)で開かれた。

 講演で長谷川さんは、アホウドリの特徴について、翼を広げると約2・4メートル、体重は7キロ前後もある▽寿命は長く60年くらいは生きる▽海面をグライダーのように高速で飛ぶが5メートルも助走しないと飛び立てない−−とスライドも使って分かりやすく解説。おっとりした性格で人間を恐れず、簡単に捕らえられるため「アホウドリ」の名が付いたというエピソードも披露した。

 また、絶滅に陥った経緯については「100年以上前、欧米で羽毛が高値で取引されたことから乱獲が進んだ」と分析。殺された数は500万羽以上ともいわれ、「鳥柱」ができる繁殖地の鳥島も一時は100羽を切ったと説明した。

 長谷川さんは、こうした危機にいかにして立ち向かったかについても紹介。調査と研究を重ね、鳥島の斜面に繁殖用のコロニーを作り地滑りで壊れると別の場所に移した苦労談も披露した。また、アホウドリの模型とスピーカーで繁殖期の鳴き声を流し、成鳥たちの営巣環境を整えた試みについても説明。努力が実り、昨年12月時点で鳥島全体で1148羽が確認できるまでになったという。

 長谷川さんは「『アホウドリ』というバカにした名前でなく、美しい姿にふさわしい『オキノタユウ(沖の大夫)』に改称されることを望んでいる」と語り、講演を終了。児童の質問にも答え「人間の身勝手で大量に殺し絶滅寸前に追い込んだ。人間が追い込んだのだから誰かが救わなくてはいけない」と救出に全力を挙げる理由を強調した。【海老名富夫】
http://mainichi.jp/edu/news/20150221ddlk11040253000c.html

ttps://archive.today/LRpli

タグ:アホウドリ
posted by BNJ at 19:43 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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