2015年02月21日

絶滅懸念ニホンライチョウ 大町で来年にも飼育再開【信濃毎日新聞2015年2月21日】(大町山岳博物館付属園)

北アルプスのニホンライチョウとひな=2009年7月、白馬乗鞍岳

新しいライチョウ舎の建設が進む大町山岳博物館付属園=20日
 大町市立大町山岳博物館が早ければ2016年にも、04年から中断している国特別天然記念物ニホンライチョウの飼育・繁殖を再開することが20日、分かった。同館は、公益社団法人「日本動物園水族館協会」(日動水)と環境省が進める保護増殖事業に加わり、約40年続けた国内唯一の低地飼育の実績を生かして、ライチョウ保護に向けた課題克服に再び挑む。

 同日、東京都内で開いた環境省の「ライチョウ保護増殖検討会」が採卵・飼育計画を了承した。計画によると、同省は今年6月、ライチョウの個体数が比較的安定している北アルプス乗鞍岳(長野・岐阜県境)周辺の巣から卵10個を採集。東京の上野動物園と富山市ファミリーパークで卵をふ化させ、育てる。

 順調に成鳥に育ち、複数のつがいができた場合は16年にも、大町山岳博物館でつがいを飼育する。将来は成鳥を野生に戻すことも検討する。

 ライチョウは絶滅が懸念されているが、生息域外で飼育・繁殖させる方法は確立されていない。同館は1963(昭和38)年にライチョウの飼育を開始。自然繁殖にも成功して5世代目まで誕生した。だが感染症などで個体数は減り、04年に最後の1羽が死んだ後は中断していた。

 その後、上野動物園が08年、ライチョウの飼育・繁殖を見据えて近縁種でノルウェーなどにすむスバールバルライチョウの飼育を開始。現在は長野市茶臼山動物園や富山市ファミリーパークなど全国の計6園で飼育・繁殖に取り組んでいる。昨年11月、保護増殖検討会がニホンライチョウの「生息域外保全実施計画」を決定し、具体化を進めていた。

 大町市は13年11月、14年の市制施行60周年記念事業の一環として、環境省などと調整の上でライチョウの飼育を再開する方針を発表。15年度からスバールバルライチョウを飼育する予定で、本年度は同館付属園にライチョウ舎を建設している。牛越徹市長は「ライチョウは山岳文化都市大町の大変重要なシンボル。飼育研究態勢の充実にしっかりと取り組みたい」としている。
http://www.shinmai.co.jp/news/20150221/KT150220ATI090015000.php

ttps://archive.today/dR7uv
ライチョウ人工飼育へ 富山市ファミリーパーク【北日本新聞ウェブ2015年2月21日】

タグ:ライチョウ
posted by BNJ at 23:59 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: