2015年02月23日

千葉の印旛沼に会場誘致=ボート、カヌー会場−東京五輪【時事ドットコム2015年2月23日】

 2020年東京五輪のボート、カヌー会場について、千葉県印西市の板倉正直市長は23日、同市内の印旛沼に誘致する方針を明らかにした。東京都と大会組織委員会に対し、3月中旬に要望書を提出する。
 現在の計画では、都心湾岸部に新設する海の森水上競技場(江東区)で実施される。しかし、整備費が当初見込み額を超える可能性や、ボート競技期間中にカヌー(スプリント)の練習場を十分に確保できないなどの問題点が指摘されていた。 
 板倉市長は23日、日本ボート協会と日本カヌー連盟を訪問して招致に乗り出した経緯を説明。印旛沼周辺には4万平方メートルの空き地があり、練習場や合宿地を含めた用地確保は問題ないとしたほか、東京都心から40キロに位置するため「選手村からは1時間。立地も悪くない」とし、「可能性があるので誘致に乗り出す」と述べた。
 水質汚染が深刻な印旛沼の浄化を含めた具体的な予算については今後調査し、千葉県などの協力も得て正式に要望する。(2015/02/23-13:09)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201502/2015022300360&g=spo

2020年への約束<5>野鳥の聖地 残せるか

2013年9月15日

2020年東京五輪のカヌー競技の会場予定地となっている葛西臨海公園の森。都心部(奥)に向かって海風が吹く「風の道」の入り口に当たる=東京都江戸川区で、本社ヘリ「おおづる」から
写真
 「春先にはアズマヒキガエルの卵で池の底が真っ黒になる」。日本野鳥の会東京の飯田陳也(のぶや)さん(66)が草むらに囲まれたくぼ地を指さす。
 夏場は水が枯れているが、ガマが生え、近くに柳の木が立つ。一帯では、トラツグミやコガネグモなど、二十三区で絶滅危惧(きぐ)種になっている生物二十六種も確認されている。「鳥、魚、虫が多く、海にも触れ合える最後の砦(とりで)」(飯田さん)。約八十ヘクタールある東京都立葛西臨海公園(江戸川区)の中でも、緑の最も豊かなエリアだ。
 公園は二〇二〇年五輪でカヌー会場になる。西側三分の一ほどで木々を伐採し、スラロームコースや観客席を整備する。「野鳥が集まる東側の池は残っても、えさ場の草むらがなくなれば、影響は大きい」と川沢祥三代表(65)も危惧する。
 「五輪には反対しないが、自然を壊す会場建設には反対する」。全国に五万人の会員がいる日本野鳥の会は都に計画変更を求める。会員有志は三月の国際オリンピック委員会(IOC)評価委員による視察の際には、公園で建設反対のボードを持ってアピール。評価委も問題を認識し、報告書には「開催地に決定後、詳細な環境影響評価が行われる」との一文が盛り込まれた。
 会場計画には、地元江戸川区の多田正見(まさみ)区長も反対する。長い時間をかけて、ようやく育った豊かな自然をつぶす計画を「受け入れがたい」と話す。招致前に騒ぐと五輪反対のように受け取られかねないからと黙ってきたが、開催が決まり、区として代替地での会場建設を提案する。
 東京の開催計画には「環境を優先する二〇二〇年東京大会」の文字が躍る。新たに皇居の四倍以上の五百三十七ヘクタールの緑地を創出し、東京臨海部を中心とする会場は「緑地と緑の回廊で東京の中心部と結ばれ、そこに息づく多様な生物に特別に配慮する」とうたう。
 臨海部の緑化を進めてきた都の担当者も「会場整備で緑が減るのは頭の痛いところ」と本音を漏らす。
 都心部の平均気温は過去百年間で三度も上昇。排熱やアスファルトの照り返しの熱が街にこもるヒートアイランド現象が一因とされ、都や国は臨海部から都心へ吹き込む海風で地表温度を下げる「風の道」を生かした都市づくりを模索する。
 風の道を研究する早大名誉教授の尾島俊雄さんは、港区汐留地区に林立する高層ビル群を「東京ウオール」と名付けた。九九年から〇七年に建てられた高さ百メートルを超える十数棟のビル群は壁のように風の流れを止め、内陸側の新橋方面の気温を上げたと指摘する。
 臨海部から都心へ向かう風の道には途中、五輪のメーンスタジアムになる新国立競技場が建つ神宮外苑地区がある。都市計画法で風致地区に指定され、建築物の高さが十五メートルに制限されているが、競技場予定地周辺は七十五メートルに緩和された。巨大スタジアムを建設するためだ。尾島さんは「ささやかでも緑を増やし、水路を造って、風の道を確保することが大事。五輪に掲げた環境優先の理念を少しでも実現してもらいたい」と願う。 =おわり
 (この連載は大杉はるか、中根政人、関口克己、木村留美、松村裕子、秦淳哉、上條憲也が担当しました)http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tokyo_olympic2020/list/CK2013091502000118.html

ttps://archive.today/G4oxn
ttps://archive.today/cbZBs

タグ:印旛沼
posted by BNJ at 22:50 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: