2015年01月23日

講演会:小笠原の最新の研究成果を報告 海鳥再発見の裏話も【毎日新聞2015年1月23日】(オガサワラヒメミズナギドリ)

オガサワラヒメミズナギドリ=小笠原自然文化研究所提供

 ◇神奈川・小田原市の博物館で31日

 世界自然遺産の小笠原諸島(東京都小笠原村)の最新の研究成果を紹介する講演会「正しい世界遺産のまもり方 進化と新種と小笠原」が31日、神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市)で開かれる。絶滅したとみられていた海鳥オガサワラヒメミズナギドリを再発見した森林総合研究所(茨城県つくば市)の川上和人主任研究員が、当時の様子やその後の保全状況を報告する。

 オガサワラヒメミズナギドリは1990年代初頭に米国ハワイ近郊で観察されたのを最後に絶滅したとみられていたが、その後の調査で小笠原で再発見された。講演では当時の調査担当者が裏話もまじえて紹介する。このほか、小笠原の無人島・兄島で、2013年に初めて侵入が確認され、島固有の昆虫を捕食するトカゲ「グリーンアノール」の駆除の状況や、雄雌両方の性質を持っている珍しい進化の固有植物についての講演もある。

 小笠原諸島は、大陸と陸続きになったことのない「海洋島」で、植物の36%、陸の貝類の93%が小笠原でしか見られない。固有の動植物が多く生息していることから「東洋のガラパゴス」と呼ばれ、新種が毎年のように見つかっている。ただ、ヤギやネズミ、トカゲなどが貨物に紛れたり、ペットとして運ばれたりして、島固有の生物を食い荒らすことが問題となっている。

 講演と進行を行う川上主任研究員は「小笠原には希少な固有種が多く、進化の不思議を目の当たりにできる場所で人類の財産だ。生態を理解、保存する研究を多くの方に知ってほしい」と話している。

 講演会は午後1時から4時10分。予約不要で無料。【垂水友里香】
http://mainichi.jp/feature/news/20150122mog00m040003000c.html

ttps://archive.today/SkoKT

posted by BNJ at 23:00 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: