2015年03月01日

京都)ウミウのシンポ、幼鳥の飼育談など報告 宇治【朝日新聞デジタル2015年3月1日】

鵜匠の澤木万理子さんが「ウッティー」の孵化の様子などを報告した=宇治市の京大宇治おうばくプラザ

 宇治市の京都大学宇治おうばくプラザで28日、シンポジウム「ウミウの誕生からみる鵜飼(うかい)の未来」が開かれた。昨年6月、国内初の人工孵化(ふか)で生まれた「宇治川の鵜飼」のウミウの幼鳥「ウッティー」の成長報告や、各地の鵜匠(うしょう)が鵜飼いの将来について語り合うパネルディスカッションがあり、ホールいっぱいの約300人が参加した。

 まず、鵜匠の澤木万理子さんが、ウッティーの成長までの出来事を話した。孵化直後、うまくえさを与えられず、「このまま死んでしまうのではないか」と焦ったこと、開いたままの脚を矯正するのに、与えるカルシウムの量を増やしたり、両足をテープで固定したりしたことなど……。最後に「日本で廃れてしまった放ち鵜飼いの漁法をもう一度復活させたい」との夢を語って締めくくった。

 続いて東京大東洋文化研究所特任講師の卯田宗平さんが講演。野生のウミウを人為的な環境に取り込んできた日本の鵜飼いの中で、逆に人為的な環境で生まれたウッティーが野生に送り出されることに、「伝統の逸脱ではないかという意見があるかもしれないが、伝統というものは、その都度社会や歴史の中で構築されていくもの」と述べた。

 パネルディスカッションでは、鵜匠の仕事だけでは生活できないこと、船頭の高齢化などが問題点にあげられ、「地域の協力が大切」(宇治の江崎洋子さん)、「社会保障の確立が私たちの使命」(広島・三次の鵜飼の日坂文吾さん)などの意見が出された。(小山琢)
http://www.asahi.com/articles/ASH2X42GLH2XPLZB005.html

ttps://archive.today/OmvJa
「放ち鵜飼い挑みたい」/シンポで人工孵化成長紹介【YOMIURI ONLINE2015年3月1日】
 昨年、人工孵化ふかで鵜う飼いの鵜が誕生した宇治市で28日、シンポジウム「ウミウの誕生からみる鵜飼うかいの未来」が開かれた。生まれた若鳥(愛称・うみうのウッティー)を育てる鵜匠・沢木万理子さん(40)が、ウッティーの成長過程を紹介。今年も繁殖を試み、綱でつながず自由に泳がせて魚を捕る「放ち鵜飼い」の実現を目指す構想について語った。

 沢木さんは昨年6月にヒナが誕生した瞬間や、9月にウッティーが「川デビュー」を果たした時の映像を見せながら、なかなか餌を食べず体重が減って心配したり、カルシウム不足でくちばしや脚が曲がったりして、各地の動物園などに助言を求めた苦労話を披露。

 さらに「ウッティーは人に非常によく慣れていて、全く逃げようとしないので、新たな観光資源として放ち鵜飼いを実現させたい」と意気込みを語った。

 パネル討論では、広島県三次市の無形文化財技術保持者・日坂文吾さん(41)や岐阜市・長良川で宮内庁式部職を務める杉山秀二さん(43)ら全国の鵜匠たちが、鵜飼いの現状や課題について発言。日坂さんは「別の仕事との兼業が必要で、船頭の確保も難しくなっている。伝統を守るため何ができるか、議論が必要だ」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20150228-OYTNT50261.html

ttps://archive.today/V054n
8年ぶり、新顔の鵜2羽デビュー 京都・宇治川の鵜飼【京都新聞2014年5月20日】
鵜匠びっくり、鵜が産卵 京都・宇治川【京都新聞2014年5月22日】
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人工孵化のウミウ幼鳥「弟子入り」 カワウと競う 京都【朝日新聞デジタル2015年2月7日】(動画)

posted by BNJ at 08:40 | Comment(0) | 鳥獣狩猟ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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