2015年03月09日

苫小牧のカササギ、ロシア極東が起源 酪農学園大森准教授らがDNA解析【北海道新聞2015年3月9日】

 【苫小牧】九州北部以外では国内で唯一、苫小牧市とその周辺で繁殖する野鳥・カササギの個体群の起源はロシア極東地域であることが、酪農学園大の森さやか准教授(鳥類生態学)ら研究グループによるDNA解析で判明した。苫小牧の個体群は九州を含め東アジアの主な生息域から孤立しており、その起源が謎とされてきた。18日から鹿児島県で開催される日本生態学会で発表する。

 カササギはカラスの仲間で、体長45センチ前後。黒と白のツートンカラーと、「カシャカシャ」という鳴き声が特徴で、ユーラシア大陸や朝鮮半島などに広く分布する。九州には16世紀の豊臣秀吉による朝鮮出兵で朝鮮半島から持ち込まれたとされ、佐賀県などの生息地は国の天然記念物に指定されている。

 森准教授によると、道内では1993年に室蘭市で繁殖が確認された後、胆振管内の沿岸部で生息域を広げ、98年前後から苫小牧市内にも定着した。このうち苫小牧だけで数が増加し、現在は約200羽が生息。九州北部以外では、本州を飛び越え国内唯一のまとまった繁殖地となっている。

 森准教授らは2011年から、ルーツを解明するために調査を開始。苫小牧に加え、九州、ロシア極東地域、韓国の4地域のカササギ200羽強から羽毛や血液などを採取し、DNA解析を進めた。その結果、苫小牧の個体群のDNA型はロシア極東の個体群とほぼ一致。一方、九州や韓国のものとは違いが大きく、つながりが認められないことが分かった。(苫小牧報道部編集委員 渡辺創)<どうしん電子版に全文掲載>

苫小牧で生息するカササギ。黒と白のコントラストが美しい(ゆうふつ原野自然情報センター主宰・村井雅之さん提供)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/596957.html

ttps://archive.today/Nq6bm

タグ:カササギ
posted by BNJ at 19:32 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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