2015年03月14日

野鳥鳴き合わせ会の22人、書類送検へ 違法飼育の疑い【朝日新聞デジタル2015年3月14日】(メジロ/ウグイス/オオルリ/サイクルカウンター/密猟/詳細ニュース)

鳴き合わせ会で使われていた「サイクルカウンター」。回数と残り時間がデジタル表示される

 メジロなどの野鳥を違法に飼育していたとして、愛知県警は、同県豊川市や刈谷市に住む男22人を鳥獣保護法違反(違法飼養など)の疑いで書類送検する方針を固めた。一連の捜査で約350羽の野鳥が保護されたという。

 同法違反の疑いがもたれているのは、豊川市の建設会社で鳴き合わせ会を開いていた野鳥愛好家の会のメンバーら。それぞれ、飼育が禁止されているメジロやオオルリ、ウグイスなどの野鳥を自宅で飼っていた疑いがある。一部はすでに送検された。

 県警などによると、この会には県内各地の野鳥愛好家が集まり、月に2回ほど開催されていた。メンバーは野鳥を持ち寄り、3分間に何回鳴くかを競っていた。回数を計測する機械があり、「関脇」「小結」「前頭」などと順位を付けていた。一般的に優勝する野鳥は3分間で700回ほど鳴くといい、1羽300万〜400万円で取引されることもあったという。メンバーは密猟やインターネットを通じて手に入れていた。

 県警は2〜3月、情報提供を受けてメンバー宅を次々と家宅捜索し、メジロ344羽のほか、オオルリ、ヒバリなどを押収した。

     ◇

■参加料4000円、専用機器で競う

 「遊びの会だったのに、なんであかんのか」。鳴き合わせ会が開かれていた豊川市の建設会社の経営者(79)はぼやいた。

 経営者夫婦によると、会場として使われ始めたのは約3年前。月に2回、日曜日の午前10時ごろになると20〜30人の愛好家が集まり、持ち寄った野鳥の鳴き声を競わせた。

 ここが会場となった理由は、経営者が30年ほど前に購入した「サイクルカウンター」の存在がある。野鳥の鳴き声を計測する専用の機械だ。鳴き声をセンサーが感知し、計測時間と鳴いた回数がデジタル表示される。鳴き合わせ会では、4台のサイクルカウンターを並べ、野鳥をそれぞれカゴに入れ、3分間に何回鳴くかで勝負していたという。メンバーは参加料4千円を支払い、成績に合わせて景品も配られていた。

 日本野鳥の会愛知県支部によると、メジロは日照時間が長くなると春が来たと思って鳴くため、鳴き合わせ会の前には照明を当てるなどし、よく鳴くよう調整することがある。ストレスで腹の脇が黒ずんでくることもあり、押収されたメジロにもこの症状が出ていた鳥がいたという。

 県警は、鳴き合わせ会が2月15日に催されるという情報をつかみ、11日と12日、メンバーの自宅などに家宅捜索に入った。その後、会は開かれていない。経営者は「年寄りが楽しみで飼っていたのに」と不満を口にし、妻(65)は「みんな、『これから何をしようか』とぼやいている。朝起きてもメジロがいないから、『寂しいわ』って言っている」と話した。

 押収された野鳥の大半は自然に放されたが、死んでしまったり、保護が必要だったりしたものもあった。弥富野鳥園(同県弥富市)はメジロ十数羽を預かり、回復するまで保護している。同園の伊藤元季所長(47)は「小さなカゴで飼っていると飛べなくなり、放鳥しても多くは死んでしまう。飛べるようになるまで保護するつもりだ。愛好家は法律を守ってほしい」と話した。
http://www.asahi.com/articles/ASH3F5GW9H3FOIPE01S.html

ttps://archive.today/rZAbl
メジロを使った競技とは…愛好家を家宅捜索【読売テレビニュース&ウェザー2015年3月17日】(既報関連ニュースあり)
違法飼育のメジロなどの鳥350羽押収 愛好家を書類送検へ 愛知【産経ニュース2015年3月13日】(他2ソース)

posted by BNJ at 11:42 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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