2015年03月17日

三重)野鳥通じて季節感じる(ぶんか部物語)【朝日新聞デジタル2015年3月17日】(四日市四郷高校自然科学部)

【動画】野鳥観察をする四日市四郷高校の自然科学部=坂本進撮影

学校の近くで、野鳥を探す部員の平岡徹さん(右)と丹下浩教諭=三重県四日市市八王子町
■四日市四郷高校(自然科学部)

 冷たい風が吹きつける3月上旬、学校の裏を流れる川で、自然科学部の1年生、平岡徹さん(16)と顧問の丹下浩教諭(44)が、それぞれ双眼鏡を使って川面をじっと眺めていた。その先にいたのは、清流の宝石と言われる色鮮やかなカワセミだ。

 「(カワセミが何かを)捕ったか?」と丹下教諭。

 双眼鏡から望遠鏡に変えた平岡さんの声のトーンが上がる。「あっ、捕まえてます。食べました! 魚を食べました」

 部の主な活動は、週2回の野鳥観察だ。学校周辺の雑木林や小川、田んぼを回る。この日は、普段より短めの約30分間で、カワセミのほか、アオジやツグミ、モズなど16種類を見つけた。

 工場や住宅が多い三重県四日市市。だが、丹下教諭は「カワセミはよくいますよ。気づいていないだけで街中にもいます」と話す。

 「1年を通して、いろんな鳥が来るのがおもしろい」と平岡さん。渡り鳥を含め、年間で40種近くを見ることができるという。

 秋になると、学校の上空がサシバやハチクマなど渡り鳥のルートになっていたことも観察を続けてきた結果、「発見」した。平岡さんは「海を越えて大移動していると知って、よう飛ぶな、鳥ってすごいな、と思った」。

 丹下教諭は「野鳥を通じて、自然のおもしろさを見つけてほしい。小さな鳥が一生懸命生きている姿を見れば、多くの学びを得られるはず」と期待する。普段の活動では、ただ鳥を探すだけではなく、観察後に毎回、その時の鳥の様子や部員が感じたことを発表させている。部員はノートにイラスト付きで結果をまとめている。

 1年を通じて観察した成果は、県内の小学生〜高校生による三重生物研究発表会で公表している。自然科学部は、これまで最高賞である知事賞などを受賞してきた。この数年は、環境絡みのイベントなどにも積極的にブースを出し、鳥の生態などを伝えている。

 今は3年生が卒業し、部員は平岡さんだけ。4月には新入生の勧誘を1人ですることになる。平岡さんは、「野鳥を通じて季節を感じられる。(3月上旬の)きょうも木の芽をついばんでいたメジロを見て、『あぁ春が近いんだな』と思った。新入生にはそういったおもしろさを伝えたいです」。(坂本進)

     ◇

 1983年創立の県立校。普通科の中に、スポーツ科学、芸術、情報など、五つのコースがある。毎朝、始業時に10分間の読書をする「朝読」を実施している。アーチェリー部やレスリング部、ハンドボール部、空手部は全国大会に出場する実力。吹奏楽部は昨年の東海吹奏楽コンクールに出場した。
http://www.asahi.com/articles/ASH3D3PJ0H3DONFB006.html

ttps://archive.today/WufpH

posted by BNJ at 11:25 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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