2015年03月17日

メジロを使った競技とは…愛好家を家宅捜索【読売テレビニュース&ウェザー2015年3月17日】(既報関連ニュースあり)

 野鳥のメジロを違法に飼育していたとして、愛知県警は16日までに、メジロの愛好家の自宅などの家宅捜索を行った。愛好家らは、飼育していたメジロを使ってある「競技」を行っており、その実態を取材した。

 今年1月、愛知県豊川市の住宅街。日曜日で営業をしていないはずの建設会社の駐車場に次々と車が入ってきた。車から出てきたのは、中高年の男ら十数人。挨拶もそこそこに男らが手にしたのは、鳥の木箱だ。

 実は、この場所で野鳥のメジロを使った「鳴き合わせ会」と呼ばれる秘密の競技会が定期的に行われていたのだ。2週間後の日曜日にも同じように木箱を持った男らが現れた。男らが持っていた野鳥のメジロは、密猟され違法に飼育されているものだった。

 この情報を提供してくれたのは、環境保護団体「LIA」の担当者。

 LIA調査員「(男らは)国内の山から密猟してきて、育てて『鳴き合わせ会(共鳴会)』に連れてきている」

 鳴き合わせ会とは、飼育している野鳥を持ち寄り、鳥の鳴き声を使って行う競技会のこと。特に、メジロの鳴き声は愛好家に美しいと人気が高い。

 「鳴き合わせ会」の情報を入手した団体の男性は、鳥の愛好家と名乗り、競技会の関係者と接触を重ねた。そして去年の3月、男性は内部の見学が許された。私たちも実態を確かめるため、そこに同行した。

 中には見たことがない光景が広がっていた。

 参加者「あんたのところのはよく鳴くの」「体の細い方が鳴きやすい」

 男らが持っていたのは、目の周りが白いことが特徴のメジロだった。男らはメジロを使って何をするのだろうか。

 会場にあったのは、番号のついた5つの台。男らは、それぞれの台の上にメジロを入れた鳥かごを設置。一斉に笛を使って鳥を鳴かせ始めた。こうしてメジロが鳴く回数の多さを競っていたのだ。

 メジロが載った台には特殊なマイクが設置されていて、メジロの鳴いた回数を自動的に計測する。また、中央の電光掲示板に経過時間が表示され、競技時間3分ごとにブザーがなる仕組み。

 独特の盛り上がりを見せる競技会。男らはメジロをどうやって手に入れたのだろうか。

 参加者「(Q:メジロをどこで捕ってくるの?)そこら辺の山に行って捕ってくる」「5月半ばから6月の半ばに(メジロの)子どもがでる。その子どもを捕ってくる」

 会場には捕獲に使う鳥もちも売られていた。鳥もちは名前の通り、餅のように粘着性の強いもので、鳥が足をつけると逃げられなくなる密猟の道具。しかし、メジロをペットにする目的で捕獲することは、2012年から法律で原則禁止されている。違法に捕獲されたメジロを飼うことも違法になっている。絶滅危惧種かどうかにかかわらず、野生の生き物を捕獲することは自然のバランスを崩すことになりかねないためだ。

 違法と知りつつ密猟すると語る男がいた。

 参加者「危ないところに(捕獲に)行ったらいかん。捕まると罰金になる」

 男らは、成績に応じて大相撲のように横綱や大関といった番付表を作り、競技を楽しんでいた。

 月に2回ほど行われていたという競技会。去年11月、環境保護団体「LIA」が撮影した映像には、男らのあきれた主張が記録されていた。

 参加者「俺らのことなんで怒られなあかんの」「鵜(う)飼いが一番あかん」

 自治体から許可を得て捕獲している「鵜飼い」を批判し、自らの違法な飼育を正当化していた。

 去年12月、環境保護団体は内部の映像を違法飼育の証拠として愛知県警に告発した。告発を受けた愛知県警は捜査を進め、先月、男らの自宅を家宅捜索し、メジロ約340羽を押収。警察は、競技会に参加していた22人の男らのうち一部をすでに鳥獣保護法違反の疑いで書類送検しており、残りの男らについても今週中にも書類送検する予定だという。(03/16 23:11)
http://www.ytv.co.jp/press/society/TI20168262.html

ttps://archive.today/POBl5
野鳥鳴き合わせ会の22人、書類送検へ 違法飼育の疑い【朝日新聞デジタル2015年3月14日】(メジロ/ウグイス/オオルリ/サイクルカウンター/密猟/詳細ニュース)
違法飼育のメジロなどの鳥350羽押収 愛好家を書類送検へ 愛知【産経ニュース2015年3月13日】(他2ソース)

posted by BNJ at 21:55 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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