2015年04月22日

県庁前年のエノキ:ピンチ シンボルツリーを救出せよ 寄生のヤドリギ、県が間引き対策 /島根【毎日新聞2015年4月22日】(レンジャク)

 県庁の正面にあるエノキがピンチだ。常緑低木のヤドリギがいつの頃からか寄生し、樹齢300年以上の老木を弱らせている。エノキは県庁の敷地内にある木々の中で最も古い「シンボルツリー」。古木の危機を救おうと、県は抜本的な対策に乗り出した。【藤田愛夏】

 県管財課によると、エノキ(ニレ科)は松江市殿町の松江城三の丸跡にあり、高さ約20メートル、幹の太さは最大4メートル。江戸時代後期の情景を記したとみられる絵図にも掲載され、樹齢は少なくとも300年以上という。

 一方、ヤドリギ(ヤドリギ科)は、エノキやケヤキなどの樹上に寄生する。枝は緑色で二股に分かれ、3〜7センチの葉がプロペラの形になって付く。成長すると30〜80センチほどの球状になり、鳥の巣のような見た目になる。秋から冬にかけ、半透明の直径7ミリほどの実が熟し、レンジャクなどの野鳥が好んでやってくる。ヨーロッパでは神聖な木とされる。

 エノキは長年、「出雲土建」(出雲市)の樹木医、槙野浩二朗さん(55)らが診てきた。槙野さんによると、ヤドリギが木を弱らせるケースは少ないが、県庁にある古木には負担が大きかった。ヤドリギがエノキの水分を吸っているとみられ、倒壊の危険性も出てきた。害虫の発生にも度々悩まされたという。

 このため県は2009年2月、根元に堆肥(たいひ)を入れる土壌改良を始め、枝を支える2本の柱を設置。14年3月にも土壌改良を行うとともにヤドリギを間引いた。今年3月には、初めての大がかりな手入れとして、長さ2〜5メートルの太い枝3本を伐採した。県の担当者は「エノキにとってヤドリギは全て取ってしまった方がいい。でも、県庁正面にあり、野鳥が集う貴重な場。景観面にも配慮した」として間引きは一部にとどめている。

 槙野さんは「安全対策をしながら、ヤドリギの間引きや害虫対策をしていく必要がある。エノキは子供の頃から見てきた。シンボルツリーとしてずっと残していきたい」と話している。
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20150422ddlk32040527000c.html

ttps://archive.is/6v8PE

posted by BNJ at 20:38 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: