2015年04月24日

微小プラ汚染、外洋まで 環境省、日本周辺で調査 生態系への影響を懸念【朝日新聞デジタル2015年4月24日】(海鳥/他ソース多数)

マイクロプラスチック=九州大の磯辺篤彦教授提供

 海に漂流する微小なプラスチックごみによる汚染が、沿岸域だけでなく外洋にも及んでいるとする調査結果を、環境省が23日発表した。海洋生態系への影響が懸念されており、調査を続ける。

 プラスチックごみが海に流れ出ると、波や温度差、紫外線などで細かく砕かれて回収が難しくなる。大きさが5ミリ以下の「マイクロプラスチック」は、有害物質を吸着しやすく、間違えて海鳥や魚が取り込むと食物連鎖で濃縮される可能性もある。近年は世界的に問題視されている。

 調査は、昨年7〜10月に日本近海で陸から10キロ以上離れた外洋を中心に実施。東京海洋大の練習船2隻で網をひいて海面近くのごみを採取し、結果を九州大の磯辺篤彦教授(海洋物理学)が分析した。マイクロプラスチックは海水1立方メートルあたり2・4個だった。

 磯辺さんが同じ方法で2010〜12年に瀬戸内海沿岸で調査した際は、平均で同0・4個、河口近くでも同1個だった。これに比べると今回は非常に多く、磯辺さんは「人の生活圏に近い場所が多いと思っていたが、すでにその段階を超え、世界中の海に広がっているのでは」と話す。

 石油からできるプラスチックはポリ塩化ビフェニール(PCB)など有害物質を吸着しやすい上、自然界で分解されにくく、海を漂い続ける。(香取啓介)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11721266.html

微小なプラ片、日本周辺を漂流…生態系に影響も【YOMIURI ONLINE2015年4月23日】
日本近海で採取された微小なプラスチック。シャーレの大きな目盛りは1センチ・メートル(福岡県春日市の九州大学で)
 日本周辺の沖合100〜200キロ・メートルには、長さ5ミリ・メートル以下の微小なプラスチック片が海水1トンあたり2・4個の割合で漂流していることが、環境省による初の実態調査で分かった。

 特に、沿岸から遠く離れた沖合での量が多く、魚介類や海鳥など生態系への影響が懸念される。

 環境省によると、海面近くを漂うプラスチックのごみは、細かく砕けるなどして、プランクトン程度にまで小さくなることが分かっている。魚介類や海鳥などの体内からも見つかり、プラスチックそのものや、海中でプラスチックとくっつきやすいポリ塩化ビフェニール(PCB)などが生態系に悪影響を与える恐れも指摘されている。

 これまで、プラスチックがどのように外洋を漂い、どこに滞留しているかは未解明で、環境省は2014年度に日本周辺の実態把握に乗り出した。調査は、委託先の東京海洋大学と九州大学が昨夏に実施。津軽海峡から九州南端まで日本の周りの海域45か所で、海面付近の試料を採取して分析した。
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20150423-OYT1T50162.html

微小ごみ:沖合は6倍 日本海など沿岸に比べ 環境省【毎日新聞2015年4月24日】
 環境省は23日、日本の沖合に浮かぶ微小なプラスチック破片や、漂流ごみの分布実態を初めて調査した結果を発表した。破片は日本海や九州南部沖で多く、平均で沿岸付近の6倍に上った。また、漂流ごみの半数以上はペットボトルなどの人工物だった。

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【写真】死んだ海鳥の胃にあったプラスチック破片
<海のプラごみ>命の敵 汚染物質吸着、海鳥などが誤食
 微小破片は汚染物質を吸着しやすく、海鳥や魚が誤って食べることによる生態系汚染が懸念されている。同省は今年度から、生態系への影響調査を本格化させる方針だ。

 調査は東京海洋大などと協力し、2014年7〜11月に実施。100〜200キロの沖合で、水面に浮かぶ0・35〜5ミリの破片を網で回収、分析した。その結果、プラスチックなどの破片が、海水1立方メートル当たり平均2・4個含まれていた。研究機関が10〜12年に瀬戸内海沿岸で同様に調査した際の0・4個の6倍だった。

 また、目視で確認できる程度の大きさの漂流ごみは56%が人工物だった。特に対馬海峡で多く、1平方キロ当たり最多でレジ袋が137枚、発泡スチロールが60個見つかった。

 同省は今後、微小破片に含まれる汚染物質の成分や量の分析を進める。水環境課の担当者は「破片の発生抑制や回収策の検討も進めたい」と話している。【渡辺諒】
http://mainichi.jp/shimen/news/20150424ddm012040075000c.html

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