2015年04月30日

佐渡 トキ目撃情報が減少 14年度 最少の550件【新潟新聞モア2015年4月30日】

 環境省佐渡自然保護官事務所(佐渡市)に、市民から寄せられるトキの目撃情報が減少している。自然放鳥した2008年度から情報提供を受け付け、千件を超した年度もあったが、14年度はこれまでで最少の550件。野生復帰が進み市民がトキを見慣れたためという見方もある。環境省は提供情報がトキのモニタリングに役立つこともあるとして、積極的な情報提供を呼び掛けている。

    ◇    ◇

<野生増え、珍しくない?>

 環境省と市によると、初めて自然放鳥した08年度は9月以降だけで928件、放鳥トキが初めて繁殖に成功した12年度は1080件の情報提供があった。14年度は前年度よりもほぼ半減した=グラフ参照=。11年度以前は電話とファクス、12年度以降はインターネットの専用フォームも合わせた統計だ。

 野生のトキは08年末の9羽から、14年末は139羽に増えた。環境省の遠矢駿一郎自然保護官は「個体数が増え、市民にとって珍しくなくなったのではないか。野生下に定着した証しでもある」と考える。

<環境省「断片的な情報でも提供を」>

 野生のトキのモニタリングは、環境省や研究機関、市民ボランティアら約20人でつくるチームが担う。春先から6月ごろまでは繁殖期間で、現在はペアの営巣や抱卵の状況を追跡している最中。市民の情報がモニタリングに役立つことも多いという。

 3月下旬に今季の初抱卵ペアを確認した際は、市民から「トキが巣で卵を温めているようだ」と自然保護官事務所に電話があり、発見につながった。モニタリングチームの柴田直之さん(46)は「モニタリングも広く浅くというやり方に変わってきた。われわれだけでは盲点があるので、断片的な情報でもありがたい」と話す。

 例えば「普段は姿を見ない場所にいた」という情報は行動範囲の拡大を示し、「つがいで枝を運んでいた」というのは巣作りやペア行動の兆候でもある。

 環境省も情報収集に力を入れている。2月には市と協力し、トキ交流会館につながる専用のフリーダイヤルを記したチラシを島内に全戸配布。4月からは、リアルタイムのトキの状況をまとめたかわら版をホームページに掲示し始めた。

 遠矢自然保護官は「トキは人と自然の共生の象徴。なるべく幅広い世代に関心を持ってもらい、情報を寄せてもらいたい」と話している。

 専用フリーダイヤルは、0120(980)551。

【羽ばたけトキ】 2015/04/30 09:38
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/toki/habatake/20150430178172.html

ttps://archive.is/zZold

タグ:佐渡島 トキ
posted by BNJ at 21:41 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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